僕のカードアカデミア 強欲の島のカードと念能力でヒーローと金持ちを目指す    作:デュランダルv2

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超絶亀更新及び見切り発車です
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個性の説明といきなりラスボス遭遇&ロックオン

「ブック」

 

俺がそう言ったのは家での英語の発音を言っていた時だった。5歳にもなるのに個性が発現出来ず無個性とイジメとは言えないものそれを弄られたりハブられたりしていた。子供ながらいや今もか何とも思っていなかった。自分自身のことながらマセていたというか結構精神的に大人だったというかこずるいというか無垢な子供のフリをして女性保育士の胸や太ももを触ったり、お昼寝の時間には女性保育士に抱きついて寝ていた。お金にも執着していて金のためなら色々していた。お手伝いに友達の家に行くと捨てる物をもらってネットで売ったりしていた。その性格のせいか個性もなかなか欲深くなっていた。

 

グリードアイランド

ブックと唱えると表紙にGREED ISLAND書かれた本が空中に出現する。本を開くと全てのページに窪みが存在し、指定ポケット100種の枠と初期フリーポケット40枠が存在した。最後のページにパックが付いていて最初にそれを取って開いてみるとビギナーズラックだったのか滅茶苦茶運が良かった。1パック3枚入りだったみたいです。ランクSSが1枚、ランクSが1枚、ランクAが1枚が入っていた。この個性を使い、カードを見た瞬間理解できてしまった。まさに俺に見合った個性だった

 

No.000 支配者の祝福 ランクSS

 

No.009 豊作の樹 ランクS

 

No.068 長老の精力増強剤 ランクA

 

性欲と食欲と支配欲が満たせそうなカードだった内容もまさに強欲に相応しい内容だった。まぁ、それからはランクD以下のカードが殆ど(使い捨てばかりだが滅茶苦茶有能)でたまにそれ以上が出るくらいだ。個性の特徴なのか諭吉先生か渋沢先生を裏表紙に入れると新たにパックが出現する(泣く泣くタンス貯金から全財産叩いて捧げた結果全て同じカードでダフリ過ぎた結果消滅して発狂したのはいい思い出)

さらに一定のカードを捧げればフリーポケットの枠が増えていくのもなかなか良かった。他にも色々機能があるがそれを踏まえて幼稚園児の俺は悟った。

 

「無個性と勘違いされていた方が都合がいいと」

 

この能力が知られれば利用される。他人に使うのは(物によるが)いいがそれは自分が決めた場合で他人に無理矢理使われるぐらいなら死んでやる位の意志がある。まぁ、基本は美人と積み上げられた諭吉or渋沢先生次第アイテムを売ったりするか。その結果、

 

「やぁ、はじめまして。アンノウン」

 

中学3年の時にとあるアイテムの取引現場に紳士的にありながらまるで悪を権化のような雰囲気を醸し出したダブルスーツの顔をいくつのパイプで繋がれたマスクがやって来た。俺はこの瞬間に取引をやめたくなった。小物のヴィラン相手なら売ってもいいかと思っていたが桁が違う。こいつに能力を知られたら骨の髄まで搾り取られる。

 

「ああ、そうだがあんたが取引相手か?」

 

「そうだよ、闇のヒスイを受け取りに来たのさ」

 

「その取引だがやめさせてもらっても構わないか?とてもじゃないがあんたにこれを渡したくない。正直、あんたの正体が指名手配されてるレベルでのヴィランだったとしても売るつもりだったがそんなレベルじゃない。これを渡したら何か最高の運命が捻じ曲げられそうでならないんだ」

 

俺はそう不安を口にしながら臨戦態勢に入った。すぐにでも逃げれる準備だけでもしないと

 

「こんなマスクをしているから誤解させてしまったかな?数年前にとある男に重傷を負わされてからこんな姿をしなければ外にも出れなくなってしまったんだ。博士から君が運営しているサイトのことを知って高額ながら確かな効果のあるアイテムを売っているようで顧客もいるみたいだから買ってみようと思ったんだがどうしたものか・・・」

 

「なら、条件がある。取引自体は行おう。事前に交渉していた通り闇のヒスイ1つ1000万円。ただし、あなた以外の人間が所有する事が条件だ。この契約書に名前を書いてくれたらいい。勿論、そちらもこちらが飲める範囲での条件を言って貰えれば書き加えさせて貰おう」

 

「構わないさ。そうだね、君の個性を知りたい」

 

俺は懐から契約書として使う物を取り出し警戒をしながら契約内容を書いた。正直、個性割れは厳しいがはっきり言ってヒーローやるならどうせある程度割れる。必要経費として割り切る

 

「契約書に内容はしるした。それでいいなら名前を書いてくれ。嫌なら別に構わないが」

 

「内容は話していた通りのようだね。さぁ、書いたよ。一千万受け取ってくれたまえ」

 

「闇のヒスイだ。実演込みで個性を説明させてもらうよ。ブック」

 

俺の目の前に本が出現しその現象にマスク男は興味深そうに眺めていた。嫌な間だな。こちらを観察しているというかなんというか

 

「君の個性はその本を呼び出すだけかい?」

 

「いいや、この本に入っているカードを取り出して能力を使用するんだ。再来(リターン)オン〇〇へ」

 

欲しい物も手に入りやばい奴に闇のヒスイが所持されないだけマシだろうと考えていた。後日、頭を抱える自体に陥る羽目になるのだが

 

 

 

 

「逃げられたようだね。彼の言葉を信用するなら瞬間移動の能力というより複数の能力が納められた本からカードを取り出し使用する個性みたいだ。欲しい」


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