魔術も呪術も一緒でしょ! 仲良くしてえええ(吐血) 作:かりん2022
呼び出された五条先生は、早速夏油さん……もうスー君でいいや。
スー君にお説教をした。
「幼児に仕事任せて放置はダメでしょ」
「??? でもカタナもいるよ?」
「ゴブリンな」
そう、ゴブリン! 俺ゴブリン初めてみた。
「ゴブリンではないよ。僕妖精っていうんだ」
妖精かぁ。妖精ってイメージじゃないな。
はぁ、とため息をつく五条先生。
「とにかく、美々子と奈々子はちゃんと傑が面倒を見ること。悠仁。恵。野薔薇。お願いね」
つまり、俺たち3人がミミナナの面倒を見る傑の面倒を見るということだ。
「おう!」
「依頼手伝ってもらってるしね」
「幼児が二人増えるくらい問題ありません」
「それって私も幼児ってことかい!?」
「マグル一年生でしょ」
「それはそうだね」
納得するスー君が可愛い。
スー君は、緩やかに呪術界で受け入れられているようだ。
こっちの世界の夏油さんとは全然違うらしい。
なんでも、すげー呪詛師だったとか。見る影もねぇな。
魔法使いとしては優秀なのかもしれねーけど。ゆう……しゅう……?
ピッカピカのマグル一年生3人を引率して依頼を片付ける事、二ヶ月。
美々子と奈々子そっくりの高校生くらいの子が現れた。
「夏油様!!」
「もしかして、こっちの世界の美々子と菜々子かい?」
「そうです、夏油様。夏油様、夏油様、夏油様!!」
ぎゅううっとスー君が抱きしめられる。
「こっちの美々子と奈々子は少し年下くらいなんだね。恥ずかしいから、女の子が抱きついちゃダメだよ」
「夏油様、夏油様のお話聞かせてください」
優しくいうスー君に、高校生が擦り寄る。
「待って下さい、夏油さん。こっちの世界の二人は呪詛師の夏油さんに従って呪詛師になってます」
「呪詛師……こっちの世界での、闇の魔術師?」
「そんな感じです。多分」
その言葉に、スー君は何か決意した表情になった。
「美々子、奈々子……。オブビリエイト!!」
「「「何した!?」」」
「記憶を消して赤ちゃんからやり直せば、呪術師になれると思って。彼女達の罪は私が被るよ」
「思ってじゃねーよ! スー君、めっ」
「五条先生呼ぶ! スー君はお座りしてろ!」
「オブビリエイト禁止! 縛りよ縛り!!」
可愛いけどほんっとう油断もすきもねぇな、この力のある幼児!!
いくら悪いことしてても、記憶を消しとばしちゃダメだろ!
記憶を消したからってやったことが消えるわけでもねぇし!
またしても五条先生が呼ばれた。
五条先生にコンコンと説教をされ、スー君はギチギチに縛りをした。
というか忘却呪文て記憶を元に戻せねぇのかよ。こわ……。
許されざる呪文が拷問と服従と死だけってザルすぎんだろ。
そんなこんなで、面倒を見る幼児が5人になった。戦隊モノが結成できるじゃん。
それにしても、五条先生って先生なんだな。
スー君に対して一生懸命対処して言い聞かせてるの、先生って感じがすげーする。
スー君は反省して。いや、スー君なりに頑張ってはいるんだよな。ただ常識が違うだけで。
いや、眠ってる時に周りのもんぷかぷか浮かせちゃったりとか、絶対魔法使いとしても劣等生だと思うわ。
あれがお漏らしならダダ漏れじゃん。
そりゃ強いけどさ。魔法力? のゴリ押しの強さって感じだし。
今日も五条先生はそんなスー君の教育を頑張る。
「傑。じゃあ、今日こそは魔力のコントロールをしてもらうよ。僕が驚かすから、傑は魔法をコントロールしよう。抑え込まなくてもいいんだよ。ただ、意図した効果を発動できるようにしよう」
「う、うん」
そして、五条先生が殺気を出した。遠くで見てるだけの俺でもゾクっとした。
「ピッ」
そして、スー君の悲鳴と共にボフッと先生が猫に変わった。
「わあああああああ五条先生っ!!!」
「スー君戻せっ」
「ぜんっぜんダメじゃない!!」
3人で怒ってしまって、ミミナナ達が泣き出して、スー君がオロオロして。慌ててスー君を宥める。
ただでさえ魔法が下手くそなのに、焦った状態で魔法を使われて戻せなくなってしまったら大変だ。
五条先生は無事戻った。あんな事があったのにコントロールの授業を続行する五条先生凄いと思う。
そして、来てしまった交流会。
スー君は、普段みんなに迷惑を掛けているから応援をするのだと張り切っていた。
「皆。今日は大会なんだろう。私、頑張ってお弁当作るよ」
「「美々子も作る!」」
「「奈々子も作る!」」
うわあ。面白そうだけど、食べるとなると地獄かも。
「傑。じゃあマグルの料理頑張って作ろうね。出来る?」
「マグルの料理かい? 魔法界の料理なら得意なのだけれど……」
「そりゃ魔法界の料理なら得意だろうね。でも、マグルのことを勉強するんだろう?」
「うん」
「傑なら出来るよ」
「悟がいうなら、頑張ってみる」
「あら。でも私、魔法界のお弁当も見てみたいな」
釘崎! なんで!? 先生がせっかく安全な食事に誘導してたのに!
「そうかい? じゃあ、両方作るよ!」
「ええ、お願いね」
にっこりと笑う釘崎。
「な、なんでだよ、釘崎」
「真依に食わす」
「ひっ」
釘崎が怖い顔をして笑っていた。俺が単独任務に出てた間に何があったんだよ。
そして、交流会が始まった。
「異世界の魔法使いって貴方!? いろいろ教えて!」
「う、うん。わかった」
西宮って子がスー君にワクワクした顔で近づく。魔女っぽいから興味深々なんだろうな。
「お昼はみんなで一緒に食べようね♡ これはあくまで交流会だし」
「そうよ♡ っていうことで負けた奴は傑の手料理(魔法界Ver)な」
釘崎……。
「げっ」
「なんだと!?」
「ふふ。変なのはないから安心してよ」
「ちなみに何作ったの?」
優しく微笑むスー君に、釘崎がニヤニヤしながら問う。
「えっとね。鼻血ぬるぬるヌガーと、」
好きだな鼻血ぬるぬるヌガー。
「ちなみにカメラも用意してまーす」
「鬼! 悪魔!」
流石に京都校から抗議が出る。あの、負けたら俺たちが食べるんですけど……?
負ける気はないけどさあ!
「蛙チョコ」
「生きた蛙のチョコな」
また釘崎の補足。あのかじった時の感触が蘇ってきてちょっとオエっとなる。
伏黒が黙って背を撫でてくれた。
「踊り食いはちょっと」
京都校もドン引きじゃんか。
「百味ビーンズもどきも用意してみたよ。ゲロ味とかりんご味とかいろいろ作ったよ」
「ゲロとりんごを並べないで」
だよな、なんで並べたし。
「血の味のペロペロキャンディと、舌が溶けるぺろぺろ酸飴」
「吸血鬼じゃないし」
シンプルに毒じゃん。
「傑、さすがに舌が溶ける飴は没収ね」
五条先生が救いの神のようにみられる。京都校の学長が「こやつがまともなことを言っている……!?」って顔してた。そーだよ、スー君のはガチで舌溶けるって言ったら舌溶けるから。
呪詛師を生捕にしようとしてついうっかりで四肢の骨を無くしちゃう奴だから。
「後はね、愛の妙薬のカップケーキとバタービール! 終わり!」
「終わり!?」
「ビール!?」
ここまで主食も副菜もなしかよ! 流石に俺もびっくりした。おにぎりくらい作ろうぜ?
マグルの料理の方も心配になる。お菓子ばっかり作ってたりして。そしてビールって俺らまだ学生!
「子供も飲めるビールだよー」
「愛の妙薬とはなんだ」
「食べた時目の前にいる人が30分好きになるお菓子だよ」
アウトォォォ!!!
「お菓子ばかりじゃないか!」
「突ッ込ム所ソコナノカ?」
「負ければ愛の妙薬のカップケーキ……加茂……この試合、負けるぞ!!」
堂々と宣言する東堂。そして釘崎も悔しそうにしてる。
いや、まだ負けるの京都校って決まってねーからな?
「はいはいはいはい。愛の妙薬のカップケーキも没収!! 傑のお菓子はお土産で欲しい人にあげるから心配しないで。罰ゲームはなし、出前もとるからさ。ちゃんと真面目に試合して」
「ええー! 私は真依の口に蛙チョコを突っ込むのよ!」
「野薔薇。意地悪しない」
「何よ、珍しくちゃんと先生してるじゃない」
歌姫先生が五条先生に言う。五条先生はいつでも先生してるぞ。
開始前からゴタゴタしたが、とにかく交流会が始まった。
pixivで出したら読まれてるのに反応がなくて悲しい……悲しい……。
そんなにつまらなかったかなぁ!? ちょっと加筆してみました。
もしよろしければマシュマロもください
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