魔術も呪術も一緒でしょ! 仲良くしてえええ(吐血) 作:かりん2022
交流会の最中に、悪い人達が現れたので一掃した。
そんな事より昼食である。
「恋の妙薬のカップケーキ!」
興味を持ってカップケーキに群がる生徒から、ケーキの入った籠を取り上げる教師。残念だけど順当である。
「没収に決まってるでしょ。禁止されてないのこれ?」
「え? なんで? バレンタインとか、マグルはしないの?」
「魔法使いってさぁ……」
「心を魔法で操るとか、普通に問題だろ」
「そうかな。服従の呪文ではないんだし」
「傑は例えば、自分に使われたらどうなわけ?」
「え? どうって言われても。どうもしないよ? こんなの30分で解けるお遊びじゃないか」
「30分でもやる事はやれるんだよなぁ」
「???」
「魔法使いって邪悪なの、能天気なの、どっち?」
「その2択は嫌だなぁ」
そこで、加茂先輩がふと聞いた。
「これ、貧血にならない?」
「魔法で血を複製してるからならないよ」
「こういうのは出来るかな。飴タイプで」
「できるよ」
京都校の人達とも仲良くできそうで良かった。
そこで、伊地知さんが飛び込んできた。
「五条さん!! 並行世界の五条さんが!!」
「悟!??」
スー君が走る。
テレビでは、暴れるドラゴンに乗った金のローブの五条先生とそれを追いかけるドラゴンに乗った黒いローブの魔法使いが大捕物をしていた。魔法由来はテレビに映るのか。大騒ぎじゃん。先生、怪我してるし。
「悟!!」
それから、スー君は消えてしまった。
と思ったら、テレビに映った。
三つ巴で大変なことになっている状態で、さらに五条先生が加わって事態収集した。
テレビにガッツリ映ってるじゃん。やば。
とにかく、五条先生はスー君と五条さんを無事(?)保護した。
家入さんが治療してくれて、五条さんはすぐに目を覚ました。
でも、いろいろ辛いことがあったみたいで、蹲ってしまった。
そこにスー君がバタービールとカップケーキを渡した。あれ愛の妙薬入ってるよね?
「傑。傑……! ほんっと馬鹿ばっか。全然解ってくれないんだ……! 魔法使いはもう詰んでんだよ!」
「よくわからないけど、悟が頑張ってたのはわかるよ」
ギュウウ、と抱きしめられ、優しく抱きしめ返すスー君。でも今食べさせたケーキ、愛の妙薬入ってるよね?
「傑……!」
「悟。私がいるよ。だからもう、頑張るのやめちゃおうよ」
「そういうわけにもいかねーんだよ!!」
「悟。私のこと、キライ……?」
「好きだよ。傑。好き。好き。好きだ」
いいムードだな。でも、愛の妙薬……。
結局、五条さんも呪専で保護する事となった。
そうだろうなと思っていたが、五条さんはなんというか、マグルの常識も大体知ってた。
流石に完璧ってわけじゃないけど、だいぶ倫理観はマグルに近い。
でも魔法使いのスタンダードはスー君らしい。それで大分苦労したようだ。
あれがスタンダードな中にマグル基準の頭だったらおかしくなると思う。
五条さんにはいっぱい優しくしてあげよう。