とある鎮守府の戦争~灰核事件編~   作:秋月雪風

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第一章(反撃準備)

それから響は雪原と吹雪のなか、匍匐前進で秘密基地まで行った。

 

秘密基地には防衛要員の妖精達がいて、ボロボロの響を引っ張って基地に入れ治療した。

 

そして、時系列は今に戻る。

 

響「・・・そろそろ昼でも食べるか・・・」

 

響は椅子から立ち、松葉杖をつきながら部屋をでて食堂に向かった。

 

この響島秘密基地は山の中をくりぬいたり、地下を掘ったりして作られた基地で航空機の偵察でも見つけずらい。

 

また、防衛用には格納式の対空砲や要塞砲、さらには水上ジェット戦闘機が8機配備されていた。

 

基地内は鎮守府より狭いが、医療設備や電探といった一通りの設備が配置されており、本来なら鎮守府から撤退して、ここに避難する予定であった。

 

食堂に着いた響は出された料理を机に運び、食べ始めた。

 

響「・・・(・・・皆、どうしてるのかな・・・、早く、作戦を起こさないと・・・)」

 

響は、第二次防衛戦争時に使った彩夏を改良した戦闘攻撃機をのせて、秋雪鎮守府へ攻撃、奪還を考えていた。

 

そして、響は食べ終えて、部屋に戻ろうとした。

 

すると食堂の入り口から名前が呼ばれた。

 

戦闘妖精「響さん、ちょっといいですか?」

 

響「・・・なんだい?」

 

響は妖精の案内で医務室に行った。

 

そこには傷だらけの三日月が眠っていた。

 

響「っ!三日月!」

 

戦闘妖精「今日の早朝に基地前で倒れてるのを発見しました。かなりの傷と熱があります」

 

響「・・・そうか」

 

三日月「ハアハア・・・ゲホゲホ・・・」

 

響「・・・かなり苦しそうだな・・・」

 

戦闘妖精「・・・はい・・・」

 

響「しばらく、三日月と二人だけにしてもらえる?」

 

戦闘妖精「分かりました。では、失礼しました」

 

妖精が部屋を出ていくと、響は椅子を三日月のそばに移動させて座り三日月の手を握った。

 

三日月「ハーハー・・・、響、さん?」

 

響「気がついたか・・・、大丈夫?」

 

三日月「・・・は、はい・・・なんとか・・・」

 

響「・・・」

 

三日月「どう、しましたか?」

 

響「・・・いや、もう少し休め」

 

三日月「・・・はい・・・」

 

三日月は再び眠った。

 

数時間後

 

響「三日月、もう大丈夫なの?」

 

三日月「は、はい」

 

響「しかし、よくあそこから逃げれたね」

 

三日月「響さんが海に落ちたあと、提督から響さんを救出して逃げろと命令されて・・・だけど、響さん見つからないし、敵に追撃されて諸島内で迷うしで時間がかかって・・・」

 

響「そうか・・・」

 

三日月「あ、響さんに渡さないと」

 

三日月は近くにあった自分のバッグを漁り始めた。

 

そして取り出したのはメモリだった。

 

響「・・・何が入ってるの?」

 

三日月「私も分かりませんが、出発する前に提督から響さんにって、渡されました」

 

響「・・・なるほど、ちょっと待ってて」

 

響は一度部屋からでてこの基地で使っていたパソコンを持ってきた。

 

響「今はこれしかないからね」

 

そして、持ってきたパソコンにメモリをさした。

 

響「・・・これか・・・」

 

三日月「・・・何かありました?」

 

響「・・・これはすごい・・・」

 

三日月もベッドからおりてパソコンを見た。

 

三日月「これは・・・設計図?」

 

響「うん。私と三日月の、新しい装備だね」

 

三日月「でも、これ、機銃がありませんが・・・」

 

響「・・・いや、これにここで作った機銃を付ければ・・・」

 

響はパソコンを打ち始めた。

 

響「・・・よし、これでできた。早速試そう。三日月、動ける?」

 

三日月「はい!」

 

響「じゃあ付いてきて」

 

響と三日月は出撃港に向かった。

 

響「これを入力して」

 

妖精「分かりました!・・・準備できました!」

 

響「三日月、準備はできてる?」

 

三日月「はい!大丈夫です!」

 

響「わかった。じゃあ・・・」

 

響は手を上げて妖精に合図をした。

 

それを見た妖精はスイッチを押した。

 

アナウンス「改造開始」

 

ドッグが閉まり改造が始まった。。

 

・・・しばらくして

 

アナウンス「改造終了」

 

ドッグが開き2人が出てきた。

 

響「・・・すごいな・・・艦載機もだいぶ強化してある・・・三日月はどう?」

 

三日月「・・・こ、これ、なにに、なったのですか?」

 

響「・・・戦艦?いや巡洋戦艦か・・・」

 

三日月「・・・巡洋、戦艦・・・」

 

響「・・・どうしたの?」

 

三日月「・・・いえ、役にたてるのかなって・・・」

 

響「役にたたなかったら、改造はしてないよ」

 

響はそういうと三日月の頭を撫でた。

 

響「さて、これで反撃ができるな」

 

三日月「はい!必ず助けましょう!・・・それで、作戦はどうします?」

 

響「・・・とりあえず、まず私の航空機で偵察をする。その後艦隊が出てきたら迎え撃てばいいし、来なければそのまま上陸するって感じかな」

 

三日月「分かりました!」

 

響「少ししたら出撃するよ」

 

三日月「はい!分かりました」

 

2人は準備のため戻っていった。

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