とある鎮守府の戦争~灰核事件編~   作:秋月雪風

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第二章(奪還作戦開始)

響「三日月、準備はいい?」

 

三日月「はい!響さんこそ、航空機はできましたか?」

 

響「うん。名前も決まってる」

 

三日月「そ、そうなんですか・・・」

 

響「名前は・・・って、今はこんなこと言ってられないね」

 

三日月「そ、そうですね。・・・巡洋戦艦三日月、準備よし」

 

響「戦闘空母響、出撃準備完了」

 

妖精「了解。ご武運を」

 

そして響と三日月は勢いよく出撃港から飛び出した。

 

三日月「それで、上陸しても、市民と戦闘になりませんか?」

 

響「問題ない。諜報妖精のおかげもあって上陸したら私達に協力するって」

 

三日月「そ、それならよかったです!」

 

響「・・・っと、傍受できた。・・・この感じ、もうばれてるね」

 

三日月「電探、優秀でしたもんね。迎撃が来るのでしょうか?」

 

響「来るね。というか、来てる。・・・艦載機を出すか」

 

三日月「大丈夫なんですか?たしかそれって攻撃機では・・・」

 

響「ただの攻撃機ではないよ。戦闘攻撃機、奏音だよ」

 

三日月「・・・ということは機動力を?」

 

響「うん、ちょっとね。・・・第一、第二攻撃隊発艦開始」

 

戦闘妖精「了解!発艦します!」

 

響から次々と発艦していった。

 

戦闘妖精「敵発見!・・・あれは・・・ひ、響さん!敵は、艦娘を盾にして向かってます!」

 

響「・・・は?」

 

三日月「・・・え?そ、そんな・・・」

 

戦闘妖精「敵から通信!降伏せよ、です!」

 

響「・・・」

 

三日月「ひ、響、さん?・・・っ(響さん、なの?)」

 

三日月が響を見た。

 

しかしそこにいたのは、響ではなかった。

 

響?「・・・返信。殺すと」

 

戦闘妖精「ひ、響さん?それだと・・・」

 

響?「あ?」

 

戦闘妖精「・・・了解」

 

三日月「響さん。それだと、味方にも当たってしまいます」

 

響?「・・・だから?」

 

三日月「ひ、響さん・・・、どうしたんですか!」

 

三日月は響の近くに行くと頬を叩いた。

 

響?「っ!・・・三日月・・・」

 

三日月「・・・あなたがそんなこと考えてるなんて・・・信じられません」

 

響?「・・・わかった。味方には当てない。だから、私に任せろ」

 

三日月「・・・分かりました」

 

三日月は響から離れた。

 

響?「標準よし、コース入力よし、ミサイル発射」

 

響から大量のミサイルが発射された。

 

深海棲艦はこの攻撃を察知すると艦娘を前方に出し肉壁にした。

 

しかし、ミサイルは深海棲艦の真上から降ってきた。

 

戦闘妖精「命中!艦娘に被害なし!」

 

響?「・・・了解。これより上陸する」

 

三日月「わ、分かりました・・・」

 

響?「三日月は艦娘を救助して」

 

三日月「えっ?じゃ、じゃあ、一人で?」

 

響「うん。それに味方はいるし」

 

気付けば響は元に戻っていた。

 

三日月「ひ、響、さん?」

 

響「なんだい?」

 

三日月「さ、さっきのは?」

 

響「・・・ああ、あれか。あとで話すよ」

 

三日月「は、はい。分かりました・・・」

 

そして二人は別々に動いた。

 

三日月「大丈夫ですか?」

 

時雨「っ、み、三日月。無事だったの!」

 

三日月「はい!なんとか、響さん無事です!」

 

時雨「そっか・・・」

 

古鷹「三日月さん。無事だったんですね!」

 

三日月「はい!今響さんが上陸して奪還しようとしています!」

 

電「一人なのですか!?」

 

三日月「は、はい!」

 

古鷹「じゃあ、早くいかないと」

 

三日月「そ、そうですね。早く行きましょう!」

 

三日月達は響の支援に向かった。

 

一方、無事に上陸した響は約束通り、先に上陸していた海兵隊に合流していた。

 

大野「まさかまた会えるとは・・・よくぞ無事で」

 

響「そっちも、それより、私の装備は?」

 

大野「はっ、おい、ちゃんとあるか?」

 

海兵隊員「はい、こちらです」

 

響「ありがとう。しかしよく持ち出せたね」

 

大野「こいつ、元は本土で盗みをしていたやつで・・・」

 

響「そうなのか。名前は?」

 

海兵隊員「はっ、海原一等兵です」

 

響「もう盗みはしてないよね?」

 

海原「もちろんです」

 

響「ならよし、それじゃあ、始めるか。敵の戦力は?」

 

大野「たいしていない。基本、防衛連隊の連中を使い回してる。主力も響さんがやったから、いて1個中隊ぐらいだろう。残りは街にいる。反乱した奴らだ」

 

響「了解。中隊を二手に別け、陽動攻撃をして。その隙に宿舎に突入する」

 

大野「了解。すでに連隊には反抗の準備を整えてるぞ。よし、お前ら行くぞ」

 

大野達は二手に別れ配置についた。

 

大野「反撃開始だ!かかれ!」

 

海兵隊は一斉に撃ち始めた。

 

さらには防衛連隊も敵部隊に撃ち始めた。

 

駐屯していた敵は海兵隊より多かったが、この奇襲に混乱してまともに防衛ができていなかった。

 

響はその隙に提督室がある宿舎に入った。

 

響「(ここに敵を指揮してるやつがいるはず・・・)」

 

敵提督「おい!なんで防衛ができてないんだよ!防衛隊は俺に忠誠を誓ってるんじゃないのか!?」

 

響「なわけないでしょ」

 

敵提督「なっ!」

 

響「勝手に攻めてきた奴らに誰が従うの?」

 

響は銃口を向けた。

 

敵提督「ま、待て・・・」

 

響「あなたの頭に30㎜弾でも撃ち込もうか?」

 

敵提督「た、頼む、な?」

 

響「さよなら」

 

響は持っていた愛銃で頭を撃った。

 

響「さてと、提督を探しにいかないと」

 

そういって響は部屋を出た。

 

外ではすでに制圧が終わっており提督もそこにいた。

 

秋雨「っ!響、無事でよかったよ」

 

響「提督も無事でよかった・・・」

 

三日月「ひ、響さん!お姉ちゃん見ませんでした?」

 

響「いや、見てないけど・・・」

 

秋雨「確か、あの日はいたんだけどな・・・どこにいったんだ・・・」

 

弥生「皆さん、大丈夫ですか?」

 

後ろから弥生が近づいてきた。

 

三日月「お姉ちゃん!」

 

三日月は弥生に抱きついた。

 

秋雨「弥生。無事だったか。文月達は知らないか?」

 

弥生「文月と初霜さんは花島にいます」

 

秋雨「よかった・・・、しかしどうやって花島までいったんだ?」

 

弥生「敵が来たとき私達は工廠にいて、それで工廠内の妖精と設計図とかを私の船に積み込んで脱出しました」

 

秋雨「それであいつら設計図探していたのか。よくやった」

 

通信妖精「提督、第一海兵隊が到着しました」

 

秋雨「・・・じゃあ、秋風市を奪還するか。よし、今夜動く。海兵隊は一般人に成りすまして民間人を地下壕に避難させろ」

 

大野「了解」

 

秋雨「響は秋風市長に基地を奪還したのと今夜街を奪還する報告をしてきて」

 

響「わかった」

 

秋雨「三日月は負傷者の手当て、他も三日月を手伝って」

 

三日月「了解!」

 

秋雨「今回の作戦は奇襲だ。よって戦車と装甲車は海上から、対空戦車と補給車は今回は使わない。歩兵の奇襲を合図に上陸しろ。弥生は熱探知で敵を索敵しろ」

 

弥生「了解です」

 

秋雨「作戦開始は0100だ。準備にはいれ」

 

全員「了解!」

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