ウマ娘 ワールドダービー RTA 称号「沈黙も栄光も超えた先」取得 DLC使用チャート   作:星ノ瀬 竜牙

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先駆者兄貴のレースが熱すぎて
あれを超えるものを書ける気がしないので)初投稿です


拙作のレース描写は史実を元にしつつも
多少の改変などがあります事をご了承いただけると幸いです。
ところでこれ(拙作のレース描写)いる?


札幌に滾る蒼き焔 その2

『エアグルーヴ、ジェニュイン、まずまずのスタートです!

やはり予想通り、メジロスズマルがペースを作るように前へ……

おっと!外からウインドフィールズが一気に前に出た!?

メジロスズマルが2番手になりました!

それを見るようにジェニュインが前、エアグルーヴは後方についています!』

 

開幕の展開は想定通りだな。1人女帝はそう認識する。

『先行』で行く事も考えたが、女帝はそれを敢えてやめた。

 

メジロ家のウマ娘の1人、メジロスズマルがペースを作ろうとするだろう。

だが、それに待ったをかけるウマ娘は出てくるはずだ。

 

その予想通り、ウインドフィールズが先頭に躍り出る。

 

先行で駆け抜ければ、彼女達のペースに無意識に引っ張られる。

だからこそ『差し』で確実に。そして大胆に攻める。

女帝は王道、そして単純明快な走りで攻める事を考えた。

 

 

「エアグルーヴ先輩、後ろの方ですけど大丈夫ですか?」

 

「うん、あれで良い」

 

観客席の前を過ぎるターフを駆けるウマ娘達。

それを見ながら、スペシャルウィークは不安そうに見つめる。

そんな彼女の不安を拭うように、トレーナーは大丈夫だ。と言い切る。

 

「エアグルーヴは、差しで行く気なんですね」

 

「だね……それに、もうエアグルーヴの策に……溺れたウマ娘はいるんじゃないかな」

 

「え!?もうですか!?」

 

女帝の意図が見えたトレーナーは

なるほど、大胆に……しかも、豪快に嵌めたな。と頷く。

 

「このレース、1番マークされるのはエアグルーヴだ」

 

ほとんどのウマ娘が彼女に目をつけている。そうトレーナーは確信していた。

事実、今ターフを駆けるウマ娘のほとんどがエアグルーヴの様子を気にしている。

 

「それを彼女は逆手にとった。対戦相手の視線がエアグルーヴに集まる。という事は

自分の存在をレース場で最もアピールできる。つまり、存在感を常に出すんだ。

お前達が恐れているウマ娘はここに居るぞ。ってね」

 

そう、既に女帝の策は始まっている。

彼女より前にいるウマ娘達は彼女を視認できない。だが、その威圧感と存在感は認識できる。

なぜ視認できないのか、後ろを確認する事は当然不思議なことではない。

だが、彼女の前ではそれができない。させてくれないのだ。

そんな隙を晒せば、噛みつかれる事を知っている。

彼女に隙を晒したら最後、差し切られる事を理解している。

 

彼女達は多くのレースを走ってきているし、女帝の走りは研究している。

だからこそ、女帝の脅威を理解し恐れている。

 

後ろが怖い。確認したい。けど、確認したら確実にその隙をつかれて差し切られる。

だから、見る訳には行かない。

そんな思考がぐるぐると頭の中でも渦巻き、集中に欠けている。

故にそのまま掛かっていく。ペースを乱されるのだ。

 

女帝の後ろにいるウマ娘達も同様だった。

常に彼女の場所を把握出来る。視認できる。

だが、それはいつ彼女が攻めるのか、差しに来るのか。

彼女より先に攻めなければ、彼女を差し切るタイミングを図らねば。

女帝の様子を見ながらそれを判断しなければならない。

故に、こちらも余計な思考に集中を割いてしまい本来の実力を発揮できなくさせられている。

 

早い話、その場にいる威圧感だけで女帝エアグルーヴは

ほかのウマ娘のペースを乱させていた。

 

「トレーナーさんは、そこまで把握して……?」

 

「いや、注目が集まるとは思ってたけど。それを逆手にとったのは

エアグルーヴ自身の策略だよ」

 

そう、彼は特に何も指示していない。

エアグルーヴが独自で判断して、行動に移した。それだけの話である。

女帝らしい走りを魅せてくれ。彼はそう言った。

故に彼女は女帝らしく、おのれが得意とする場を支配するようなレースを仕掛けたのだ。

だが、そんな彼女の策略に引っ掛かりながらも、抗うウマ娘もいる。

 

 

──ジェニュインは舌を打ちつつも走る。

てっきり自分と同じで、エアグルーヴは先行で来ると思っていた。

故に差しで来る事は舐められたようで、腹が立つ。

自分など眼中に無い。そう言われているように思えていた。

 

目の前を走るナリタキングオーをマークするように

ジェニュインは駆ける。女帝がいつ来るか、どう来るか。

分かりなどしない。理解できない。

 

知るものか、己は己の走りをする。圧は感じる。故に、脚が重く感じる。

そんな自分を見て苛立つ。

ここのところ調子が良いとは言えない。2着が多く、入着を外すことも増えてきた。

シルバーコレクターと言われることがウマ娘である自分にとっては悔しい。

勝ちたい。1着を取りたい。そういうものだ。

ウマ娘は産まれた時からそういうものだ。

 

ゆえに、ここでジェニュインは女帝を打ち倒す。

そうしてここで勢いをつけて、秋のG1を制すのだ。と

その為に走る。駆ける。

トリプルティアラ、三冠のウマ娘を倒し勝ち上がると。

皐月賞ウマ娘、マイルCS制覇。

それだけで満足などできない。勝つのだ。その為にここに居る。

だから、負けられない。お前には。G1を勝った者として、先陣を行く者として。

 

勝負だ。そうエアグルーヴに吼えるように、彼女は走った──

 

 

エアグルーヴは、そんなジェニュインを見て、それでも冷静に好機を狙う。

仕掛けるタイミングはレースの半ばではない。まだだ、まだ。牙を隠せ。

闘争心を引っ込めろ。そのときでは無いと。強靭な理性をもって、本能を隠す。

 

『第3コーナーに差し掛かり、ここからウマ娘達が仕掛けるのか!?

最初に動いたのはエリモシックだ!!エリモシックが駆ける!これに追従するウマ娘はいるのか!!!』

 

エリモシックが勝負を仕掛けた。

ヤケクソではない、ここで仕掛けねばエアグルーヴを攻めきれない。

そう認識して動き始めた。他のウマ娘達も同様だった。

ここしかない。ここで攻めてメジロスズマルをウインドフィールズを抜き去り

先頭に立つ。女帝に勝つならば、ここで攻める他にない。

 

エリモシックのその行動に、他のウマ娘達も追走する。

ここだ。ここしかない。と、エアグルーヴを、ジェニュインを突き放す、と。

 

ジェニュインは再び舌を打つ。ペースを乱された。

確実にエリモシックの攻めは掛かりだ。誰に言われるまでもなく理解した。

確かに、この場において最適解だったのだろう。普通であればだが。

 

だが、彼女が相手取るウマ娘は普通ではない。三冠をとったウマ娘だ。

秋華賞を、脚を痛めながらも1着を取ったウマ娘だ。

そんなウマ娘にエリモシックの考えが通じるとは思えない。

 

だが、ここで攻めなければ、彼女自身差を詰められなくなる。そう認識していた

少なくともエリモシックを抜かせなくなる。

 

だからこそやむを得ず、仕掛けなければならなくなった。

女帝を無視して、女帝を意識から外して。それがどれほど恐ろしい事か

彼女はなんとなく、予想しながらも。仕掛けた。

 

──仕掛けてしまった。

 

 

……ここだ。エアグルーヴはそう理解した。

エリモシックやジェニュインは仕掛けた。と多くの人が言うだろう、

確かに傍から見ればその通りだ。

だが、それは女帝への焦りからくるもの、掛かった動きである。

 

故に、少し切っ掛けを与えれば確実にペースが崩れてバ群が崩れる。

全員が掛かる。エアグルーヴはそれを把握した。

 

感心した、賞賛しよう。私を相手取る上でここで仕掛けるのは

まさしく正解だった。普段であれば。

だが、今の私を相手にするには、愚策だったな。とエアグルーヴは笑う。

 

(なにせ、今の私は……とてつもなく絶好調だ)

 

ヤツが……トレーナーが、女帝の走りを魅せろと。勝て。と言ったのだ。

そしてスズカが見ている、後輩のスペシャルウィークが見ている。

情けない姿など見せられない。

 

だから。そう、だからこそ──

 

 

退()け、そこは女帝()が、征く道だ──

 

 

脚に力を込めた直後、蒼い炎がターフを包み込んだ。

 

 

 

「───は?」

 

それは、誰が口に出したか。

といえば、それはきっとこの会場にいるほとんどの人だっただろう

 

『は……?じょ、女帝エアグルーヴ!?なんということでしょう!!

いつの間にか、エアグルーヴが先頭を駆けています!?

1バ身、2バ身、3バ……どんどん差をつけて他のウマ娘を引き離す!?』

 

なんだ。何が起きた。いつ、いつ彼女は仕掛けた?

レースを走るウマ娘達は困惑した、一瞬。蒼い炎を幻視したその時。

既に女帝は抜け出していた。ほとんどのウマ娘が困惑する中

1人、ジェニュインは理解してしまった。いや、見てしまった。

蒼い炎が見えた直後、バ群となって仕掛けていたウマ娘達が一瞬だけ拓けたのを。

 

──ふざけるな。その、そのたった一瞬を狙ってたのか?

隙を作って、道を拓いて。我が物顔で突っ切ったのか?

 

なんて、無謀。無茶。確かに、その一瞬を狙う度胸は必要だろう。

だが……それを実践するウマ娘はそう居ない。

それこそシンボリルドルフのようなひと握りの天才にしか許されないやり方だ。

 

ああ、畜生。勝てない。

 

ジェニュインは気付いてしまった。追い付けない。喰らいつけない。

自分はとんでもないバケモノを相手取ったのだ。

女帝なんて生易しいものではない、もっと恐ろしい何かを相手していたのだと。

 

『え、エアグルーヴ!!今、1着でゴール!

圧勝!圧勝です!!これが女帝!これが三冠ウマ娘!!

他のウマ娘を突き放し、最後の直線を独走して1着でゴールしました!!

秋のG1前哨戦、この札幌記念を制したのは!女帝、エアグルーヴだあああ!!!』

 

わあああぁぁ──!と歓声が湧き上がる。

まさに圧勝だった。6バ身以上の差をつけ、エアグルーヴは1着でゴールしたのだ。

 

「え!?え!?何が起きたんですか!?エアグルーヴ先輩が気付いたら前にいて……あれ!?」

 

「今の……は……?」

 

「凄いな……」

 

観客席にいた「ポールスター」の面々の反応は三者三様だった。

スペシャルウィークは気付けば、先頭に躍り出て勝っていたエアグルーヴの姿に困惑し、

サイレンススズカは何かが見えたのか、戸惑うように考え込み

トレーナーである彼は絶賛していた。

 

エアグルーヴは、彼の予想を遥かに超えていた。

無論、勝つと確信していたし。その事実は予想通りだった。

だが6バ身。その差は彼の想定を遥かに上回っていたのだ。

 

「僕が見てた秋より、当然だけど遥かにパワーアップしている。

…これが今の女帝。エアグルーヴか……はは、凄いな……」

 

本当に、それしか感想が出てこない。

彼女がチームに来てくれて良かった。そう心底思った。

これがもしシリウスに居たままなら……スズカとスペは勝てたか?

無理だ。それが彼の結論だった。

 

「……ふぅ……さて、と……スペ、スズカ。行こうか」

 

興奮が冷めないままではあるものの、ウイニングライブが終わったら

勝ったお祝いに行かないとね。と

未だ困惑するスペシャルウィークとサイレンススズカを連れていくのだった。

 

 

──

 

 

ウイニングライブも盛況で終わり

控え室に戻ったエアグルーヴを讃える為にやってきた三人。

 

「うん、それじゃあ改めて、1着おめでとう。エアグルーヴ」

 

「……貴様の言う通り、女帝として、当然の走りを見せただけだ」

 

彼の賞賛に誇らしげにしつつも、当然だと言い切る。

後輩や同期が見ているのだ。情けない姿など見せられない。

 

「凄かったです、エアグルーヴ先輩!」

 

「そうね……本当に……」

 

「?スズカさん、どうしました?」

 

「何か、今回のレースで気になることでもあったのかい?」

 

少し考えこんでいるサイレンススズカに疑問を浮かべるスペシャルウィーク。

彼も何か掴んだ事があるのだろうか。と気になることはどんどん言って欲しい。とサイレンススズカに告げる。

 

「いえ……その疲れてるだけだと思います……

エアグルーヴが走っている所を見ていたら、

なんだか不思議な……蒼い炎が見えた気がして……」

 

スズカの言葉に、心当たりがあるのだろう。

トレーナーとエアグルーヴは少し驚いたように目を丸くする。

 

「蒼い炎……ですか?私は何も見えなかったですけど……」

 

「ええ……だから疲れて幻覚が見えたんじゃないかな……って」

 

「そうか、視えてはいる……って事かな」

 

「……なるほどな。おい、トレーナー」

 

スペシャルウィークは首を傾げるものの、

その幻覚に心当たりがあるトレーナーとエアグルーヴは頷いて、目配せしていた。

 

「次に走るレース、天皇賞・秋にする」

 

「え!?」

 

「いいのかい、エアグルーヴ」

 

困惑するスペシャルウィークとサイレンススズカを見つつも、

トレーナーはわざとらしくエアグルーヴへと聞く。

それはある意味劇毒だからだ。切っ掛けを掴めなければ沈み堕ちる。

その咎を背負える覚悟はあるか。そういう意味での確認だった。

 

「構わん」

 

「……分かった。ならそうしよう」

 

「エアグルーヴ……?」

 

「スズカ、お前の見た景色。それがどういうものか

……天皇賞・秋で私が見せる。だから、全力で私にぶつかってこい」

 

「……!挑戦状ってことね……?」

 

「ああ、そうだ」

 

「……分かったわ。トレーナーさん、帰ったらトレーニングお願いしますね」

 

エアグルーヴの言葉に、スズカは覚悟を決めた様子で

トレーナーに調整を頼み込む。女帝に勝つ。その為に。

 

「あわわ、二人がバチバチしてますトレーナーさん!?」

 

「うん、分かった。秋天に向けて二人のトレーニング、再調整しておくよ」

 

アワアワと慌てるスペシャルウィークの隣で、平然と二人の言葉を承諾する。

え、もしかして今何も理解出来てないの私だけじゃ?とスペシャルウィークはそう思った。

 

「……さて、と。じゃあエアグルーヴの1着おめでとうの祝勝会でもしに行こうか。

せっかく札幌にいるんだし」

 

「いいですね!トレーナーさん!

私、ジンギスカン食べたいです!」

 

「おっけー、良いよ。今日は僕の奢りにしてしんぜよう」

 

「やったー!スズカさん、早く行きましょう!

トレーナーさん!先に外で待ってますね!!」

 

「え、スペちゃん……!?あ、嘘でしょ……スペちゃんいつもより力が強い……!?」

 

ぐいぐいとスペシャルウィークに引っ張られ、あーれー。と連れていかれるサイレンススズカ。

トレーナーとエアグルーヴは顔を見合せて、苦笑いを浮かべるのであった。

 

「やれやれ、スペは花より団子……ってやつかなぁ。現金というか、食に目がないというか……」

 

頭を掻いて、肩をすくめる。

彼女の美徳であり長所なのだが、同時にレースに置いては割と致命的な短所だなー。とオグリと重ねながら考えていた。

 

「……ふ、そうだな」

 

「それじゃあ、先にスペ達と出口で待ってるから。後で……」

 

「……トレーナー」

 

会おう。と言おうとした直後。エアグルーヴが真剣な表情で引き止める。

……何かを考えて、決めたことがあるな。と足を止めて振り返る

 

「その先のレースも伝えておきたい。

私が、外したくないレースが1つある」

 

なるほど。とトレーナーは直ぐに気付いた。

おそらく彼女自身外せないレースは複数あるだろう。

ジャパンカップ。特にこのレースはあの皇帝シンボリルドルフの制したレース。

彼女としては、外せないはずだ。

だが、あえてこうして口に出したという事はジャパンカップではないはずだ。

そして直近で、彼女が外せないレースとなれば自ずと答えは出ていた。

 

「……エリザベス女王杯か?」

 

「そうだ。ティアラ路線における最後の冠。

……四冠目だ。私はこれを獲る。去年は……あの後色々あって不可能だったからな」

 

「ああ……そうだったね」

 

あの時のことは鮮明に覚えてるし、彼にとっては未熟さを痛感させられた出来事だった。

秋華賞。その時の記者によるインタビュー。

……あの時、彼女が急に光るものが苦手だと知らなかったのだ。

ほぼ担当の様なことをしていたにも関わらずだ。

結果として、彼女が戸惑って脚を痛めてしまった。

……正直あの秋華賞の1着は奇跡だと思っている。

万全であれば確実に、それでいて余裕で獲れたであろう1着だ。

彼女が最後の直線を全霊をもって粘り勝った。

彼女の想いを執念を女神が聞き届けたのだ。とそう思う他になかった。

 

「貴様が気に病むことはない。余計なプライドが邪魔をして

苦手なモノを貴様に言えなかった未熟だった私自身の過ちだ。

だからこそお前には……寧ろ、私を責める権利すらあったはずだ」

 

「まさか……そんな事はしないさ。一蓮托生。連帯責任ってね。

担当ウマ娘のミスはトレーナーのミスだ。責めるわけないだろ

まあ当時はサブトレーナーだったんだけども」

 

「それを言うな戯け」

 

たはー、と笑うトレーナーにエアグルーヴは仕方ないやつだ。と微笑む。

それが彼なりの励ましで、慰めなのだ。それを理解している彼女は表にこそ出すのは恥ずかしいが、心の中で感謝する。

 

「……本当に良いんだね、エアグルーヴ。

秋天、女王杯、ジャパンカップ。この3連続はかなりのハードスケジュールだ。

正直調整もだいぶ必要だし……君の最初の願いである

生徒会での仕事とか、学業に集中できる時間が減る事になるけど」

 

「問題はない。私が望んだ事だからな。

……そこで咎めるほど傲慢なつもりはないぞ」

 

「分かってるって。それじゃあ、うん。

秋天、エリザベス女王杯、ジャパンカップと申請して調整しないとね。

これから忙しくなるぞぉ」

 

「……すまないな。トレーナー。いつも助けられてばかりだ」

 

「気にしないの。それを言うなら僕だって助けられてるよ」

 

申し訳なさそうにするエアグルーヴにぽんぽんと頭を撫でてトレーナーは苦笑する。

こういう風に自分を責める所は治して欲しいなぁ。と彼は思っている。

 

「き、気安く女の頭を撫でるな……戯け……!」

 

「嫌だった?」

 

「む………べ…別に、悪くは無い……もう少し続けてくれ……」

 

あとこういう素直じゃないところとか。だからタイキシャトルにジャパニーズツンデレ!とか弄られるんじゃないかなーって余計な事を考えるトレーナーであった。

 

 

そんな余計な、失礼な事を考えていたのがバレたのか。

 

この後、ジンギスカンを食べに行き

トレーナーの財布から福沢諭吉が沢山旅立ったのは余談である。

 

スペはもちろんだけどスズカもエアグルーヴも食べ過ぎじゃない???なんて困惑した後に

スペシャルウィークをオグリキャップ級の要警戒対象に引き上げたのも仕方ないことであった。




龍輝兄貴、ダウンタエン兄貴
がしま兄貴

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