仮面ライダーACT [アクト]   作:ヨッツ

8 / 40
前回までのあらすじ
謎の失踪事件を追う中
現れた新たな仮面ライダー:サウンド
彼は怪人の撃破後、仮面ライダーアクトが
仮面ライダーだということを知ると
突如襲い掛かってくるのであった


第8章~仮面ライダーと40人の逃亡者達~

「悪い!あんた敵みたいだわ!!!」

 

目の前の男、

仮面ライダーサウンドが手に持った

ギター型のランスを振りかぶる

雄飛-仮面ライダーは咄嗟にアクトブレイガンで

振り下ろされた刃を受け止めた

剣と槍が火花を上げて鍔迫り合う

体重を乗った重い槍が自分の剣を押し込んでくる

 

「え?は?はぁっ!?」

 

背後から杏奈さんの

驚愕と困惑の入り混じった声が聞こえてくる

 

「杏奈さん、下がっといて!!」

 

──冗談などではない、

この男は本気で自分に切り掛かってきている!

 

「待て!私は怪人などでは・・・」

「言い繕ったって無駄だぜ!!」

 

サウンドがさらにランスを押し込む

このままでは押し切られてしまう

 

なんとか滑らせるようにしてその穂先を受け流す

滑らせた刃が音を立てて地面に激突する

地面には大きな傷が残り、

彼の本気さを物語っていた

 

「こちとら博士から言われてんだ!

仮面ライダーに会ったら、

迷わず敵と思えってな!」

 

「「何で!?」」

 

つい素が出てしまう、

なぜ仮面ライダーと名乗っただけで

敵判定されなきゃならんのだ

だがどうも向こうは聞く耳持ってはくれないらしい

 

「いくぜ!」

 

炎を巻き上げるランスを手にサウンドが迫ってくる

 

──話すためにもまずは、

サウンドを落ち着かせなければ

剣を持つ手に力を込め、

仮面ライダーもまた向かい来る男に向け走り出した

 

交錯の瞬間、剣と槍が轟音を立てぶつかり合う

そのまま2度、3度と切り結ぶ

パワーなどは互角のようだが──

 

サムライを演じていたことが功を奏したのか

こと切り結びにおいては、

こちらがテクニックで優っていた

 

「ハァッ!!」

 

先程のように槍を上手く受け流し

隙を見せたサウンドに対し攻撃を放つ

突然のことに居を突かれたサウンドは

その攻撃を避けれず吹き飛んだ

 

「ッ!・・・いってて・・やるな!」

 

しかし、その攻撃は致命傷には至らず

吹き飛んだサウンドは体制を立て直すと

そんな軽口を言ってのけた

そして──

 

「・・・だったらっ!」

 

サウンドがまた何かを取り出す、

それは、先ほど取り出したのとはまた違う

青色のディスク

 

『COOL SO RAP!!!』

 

起動したそれをサウンドはドライバーに差し込んだ

 

『刻む Groove(グルーブ)!!』

COOL SO RAP(クール ソー ラップ)!!!』

 

炎の意匠が施された右腕がもとに戻り

今度はサウンドの左腕の意匠が、

青を基調とした物に切り替わった

 

「COOLにキメるぜ!!」

 

姿が変わったサウンドは、

突然ギターをいくつかのパーツに分解し始めた

そして、分解されたパーツをまた組み上げていく

 

「!?・・・武器が!?」

 

やがて、ギターの形をしていたそれは

全く別の形状に切り替わる

それは、引き金を備えたグリップに

弓なりのパーツを組み合わせたような──

そう、クロスボウへと姿を変えていた

 

そして、その武器をこちらに向けるサウンド

 

──撃たれる!

 

そして、サウンドが引き金を引いた

武器から放たれる弾丸

やはり、あの武器は遠距離攻撃用の物!!

 

咄嗟に剣を体を庇うように防御態勢を取る

しかし──

 

「・・・?」

 

放たれた弾丸はこちらの予想を外れ、

体には届かず足元に激突する

外した・・・?あの距離で?

外すことへの違和感があったがとにかくチャンスだ、

次弾が放たれる前に距離を詰め・・・

 

走ろうとした瞬間、仮面ライダーが異変に気付く

──足が動かない

 

「!?──氷!?」

 

そう、氷だ

足元に着弾した地点が大きく凍り付き

仮面ライダーの足をその場に繋ぎとめていた

 

「なんでラップで氷が・・・」

 

COOL(冷たい/カッコイイ)だろ?」

 

律儀に答えてくれるサウンド

洒落かよ!と突っ込みそうになるが

 

『RAP』

 

サウンドが、ディスクをクロスボウへと装填する

クロスボウには、先ほどの一発とは

比べ物にならないほどの

エネルギーが収束されようとしていた

つまりは──

 

「!──不味いっ」

 

「止めだ!」

BEST HIT(ベスト ヒット)!!!』

 

極寒の冷気を纏った弾丸が放たれる

回避しようにも、足が凍らされていては──

 

そして、弾丸の着弾点が巨大な爆発を起こす

 

「やったか!?」

 

やがて立ち上った砂煙が晴れていく

後に残った場所には、何も残っていなかった

 

「・・よっしゃー!」

 

サウンドが喜びの声を上げる

 

 

喫茶「テアトロ」──

 

「何なのよ!!あいつ!!」

 

杏奈さんの怒号が店内を響き渡る

 

「仮面ライダーサウンド・・・

 確かに仮面ライダーと名乗ったのかい?」

 

浩司さんが報告を聞いて、

新しい仮面ライダーの登場について

驚きながらも冷静に聞き返す

そんな風景を見ながら

 

「はい、確かにそう言ってました」

 

彩羽雄飛は、仮面ライダーに変身した状態で(・・・・・・・・・・・・・)

足に付着した氷を自慢の拳で

割り砕きながらそう答えていた

 

なぜ、彩羽雄飛が無事なのか?

それは──

 

BEST HIT(ベスト ヒット)!!!』

 

『MASKED REIDER!!!』

 

サウンドの必殺技が放たれた瞬間、

雄飛はライダーフォームへと姿を変えた

そして、

強力な脚力を備えたライダーフォームを使って

強引に地面を蹴り上げたのだ

そうすることで自身を縛り付けてた

氷と地面の接合部分を引きちぎるように割り砕いた

 

もちろん無傷とはいかない、

無理やりなその跳躍は仮面ライダーの足を傷つける

しかし、

何とか自由を手に入れた仮面ライダーは

地面から跳ねるように攻撃を回避していたのだ

 

そして、爆発に乗じ、杏奈さんを抱えたまま離脱

テアトロに何とか戻って現状に至るというわけである

 

「いや、驚きましたよ

 テラーと戦う人がほかにもいたなんて」

 

氷を砕き終わり、

ようやく変身を解除した雄飛は

呑気にそんなことを言っていた

 

「あなたねぇ、襲われておいてそんな呑気な・・」

 

確かに、いきなり襲われたことには恐怖がある

だが、うれしいこともまた事実だ

 

「でも、俺には敵対の理由なんてないんだから、

 向こうの理由さえ解消しちゃえばいいんだろ?

 そうなれば、ダブルライダー揃い踏み!!」

 

そう、彼はこちらの味方になってくれる

可能性があるのだ。

このテラーとの戦い、

自分一人で孤軍奮闘だって覚悟していた

けれどそんな中に現れた、音楽を操って戦う戦士

それは、とても心強い存在だった

 

「・・・・」

 

浩司さんが難しい顔をしながら考え事をしている

そして

 

「すまない、少し確認したいことがあるから奥に引っ込むよ」

 

そういって、店の奥に入っていった

何か、あのライダーのことで

思うところがあるのだろうか

 

「じゃあ俺は、もう一回外走り回ってみる。

 あの人に会って話を聞かなきゃ」

「はぁ!?あんた、さっきの今でよく・・・

 ・・・あーもう!私も行く!!」

 

杏奈さんが荷物をまとめだす

怒りっぽいのにどこか付き合いがいい人だ

 

 

探せば、どこかでまた路上ライブでも

やっているのではないのだろうか

そう思って町を散策していったが、

どうも見当たらない

まぁ、

今日はもう一度ライブをし終わった後だから

可能性は低いのかもしれない

 

──まぁ、

今日がだめでも明日以降また散策していけば

きっとどこかで

あの路上ライブを見つけられるだろう

 

そんなことを考えながら歩いていると

 

『・・・グヒッ』

 

「・・・?」

 

ふと、今何かが視線の通り過ぎてかなかったか?

何というか・・・・

こうアラビアンな盗賊風というか・・・

でもコスプレというよりは異形っぽくて・・・

 

「雄飛!!テラー!テラーがいま通ったわよ!!」

「えぇ!?」

 

サウンドの探索に思考を取られすぎたのか、

反応が遅れてしまった

本日二回目のテラーとの遭遇である

 

「ま、待て!変身!!」

 

『MASKED REIDER!!』

 

仮面ライダーが走っていったテラーを追いかける

幸い敵はすぐに見つかった

 

『グヒヒ・・・ここでいいか・・・』

「待てぃ!!!」

『グヒ!?』

 

突然の声に驚愕しながらこちらを向く

盗賊怪人=シーフテラー

──先手必勝!

 

「ライダー!パンチ!」

『グギャア!?』

 

飛び掛かり、パンチを食らわす

それだけで、

シーフテラーは大きく吹き飛び、爆発した

 

「・・・え?弱い?」

 

さすがに拍子抜けである

もしかして、個性がある

エキストラだったりしたのだろうか

そんなことを考えていると

 

『隙あり!!』

「ぐぁ!?」

 

背後から謎の斬撃

見ると、そこには

 

『よくもオレ(・・)をやりやがったなぁ!』

 

先程倒したものと瓜二つな怪人が立っていた

 

「ふ、双子?」

 

驚愕する、テラーに兄弟とかいるの!?

 

『いや、違うぜぇ』

 

背後からさらに声、見れば

 

「三つ子かぁ!?」

 

同じ顔がもう一人、つい聞き覚えがあるセリフを言ってしまった

しかし、現れたのは一人どころではなかった

 

『オレ様たちは、複数で1体なんだよ!一人倒したところでむだだぜぇ』

『その数、40!!』

 

現れたのは最初の一帯を除いた39体の同じ顔した怪人たち

40体!?なんて数だ・・・でも

 

「一体一体はそこまでの脅威じゃないなら、

 何も恐れることはない!」

 

どれだけ多くても、この弱さなら・・・・

 

『どうかなぁ?』

 

そういってテラーがヒラヒラと何かを見せてくる

 

『この爆弾を持った俺たちが

 あちこちに散らばってたら

 起爆までに倒すのが間に合うかなぁ?

 仮面ライダー?』

「何だと!?」

 

爆弾、爆弾だと!?

つまり、40体のテラーがそれぞれ

爆弾を抱えているってことか?

 

『起爆は今日の日暮れだぜ?』

『総員、散れぇ!!』

 

そういって各々が逃走しようとする

日暮れ!?現在が午後3時程度のことを考えて

あと3時間程度しかないじゃないか

 

「ま、待t」『おっと』

 

一体のシーフテラーが立ちはだかる

 

「邪魔だ!」

 

攻撃を叩き込む

地面に倒れ、シーフテラーが爆発した

逃げた奴らは・・・爆発に乗じて逃げきられた

 

「クソ!・・・杏奈さん避難指示頼む!!」

「わ、わかった!!」

 

あと38体の怪人を見つけて倒す

──間に合うか?

 

「・・・間に合わせる!!」

 

仮面ライダーはバイクに跨り敵の探索を開始した

 

 

──1時間後

「らぁ!!」

『ギャア!』

 

また一体を殴り倒す

・・・これで14体

時間がない、このままでは

そんなことを考えていると

 

BEST HIT(ベスト ヒット)!!!』

『ギャア!!!』

 

突然シーフテラーが吹き飛んで来た

そして、それに続いて現れたのは

 

「よし!楽勝!・・・いや、マジでこれで終わり?」

 

自分を敵といって襲い掛かってきた

仮面ライダーサウンドである

 

「・・・あ!あんた!やっぱり逃げてやがったんだな!!」

 

補足され、そしてこちらに向かってくる

──不味い

再開を望んでいた相手だが、今はまずい

おそらくだが

・・・彼はこの怪人について把握していない

・・・説得できるか?

 

「待て、いまは不味い!」

「問答無用!!」

 

振り下ろされたランスを腕で受け止める

鈍い痛みが走る腕に耐えながら、必死に説得を試みる

 

「待ってくれ!あの怪人はまだ生きてる!

 急いで倒さないと不味いんだ!!協力してくれ!」

「そんな方便!」

 

聞く耳がない

こっちは急いでいるのに

 

「クッ!!」

 

ブレイガンを取り出し応戦──

・・・いや。

彼に信頼してもらわなければ、もはや間に合わない

なら──

 

ダラリと仮面ライダーが防御を解く

サウンドの一撃は、

何にも阻まれず仮面ライダーに叩き込まれた

 

「グッ・・・信じてくれ!」

「!?・・・騙そうったって!」

 

サウンドがさらに追撃を行ってくる

その攻撃を避けることなく仮面ライダーは受け入れた

 

「・・・なんのつもりだよ!」

 

サウンドが疑問をぶつけてくる

──自分ができるのは誠意を見せることだ

彼に信頼してもらうには、争ってはいけない

元より、自分には彼と戦う理由などないのだ

 

「・・・俺は、人を助けたい!本当だ!!」

「時間が足りないんだ!頼む!協力してくれ!!」

 

もはや演技も忘れて懇願する

時間が刻一刻と迫る中

 

「・・・。」

『POP!』『BEST HIT(ベスト ヒット)!!!』

 

サウンドは、必殺技を構え、そして──

 

 

『あと1時間で残り25体・・・勝ったな』

 

高層タワービルの屋上で、シーフテラー、

その主人格の一体がほくそ笑んでいた

1人では時間的にバラバラに散った

自分の分身達全てを倒すのは不可能だろう

やがて、日が落ちれば

自分達の体に仕込まれた爆弾が起動し

付近一帯を大きく吹き飛ばしていくだろう

多くの人間に危険が及ぶ

その瞬間を今か今かと待ち望んでいた

しかし──

 

『・・・!?』

 

今、一体が消滅した

──まぁいい、まだ23体・・

さらにもう一体が先程の一体とは

遠い別の場所(・・・・・・)で倒された

 

『何ィ!?』

 

ありえない、あの時間的に、

この距離の2体が連続で倒されていくなど不可能だ

そんな驚愕をしていると、

さらに2体、今度は別の場所で同時に消滅した

バカな!?なんで同時に倒される!

 

その後も、シーフテラーが混乱している間に

また2体・・・4体と倒されていく

 

やがて──

 

日暮れまであと5分を切ろうとしていた

『バカな・・・あと2体・・・?』

 

シーフテラーはおっかなびっくり残った

もう二体を屋上から確認する

そこには

 

「ライダーパンチ!!」

『ギャアッ!?!』

 

 

「うらぁ!!」

『グェ!!?』

 

二人の仮面ライダー(・・・・・・・・・)

打倒される自分の分身が映っていた

 

『なんだ?・・・あの仮面ライダー!?』

 

2人ずつ削られていった理由がようやくわかった

二人の仮面ライダーが別々に自分を打倒していた

 

そして、片方の仮面ライダーが自分の方を見た

──居場所がバレた

・・・だが

 

『あと1分だ、間に合わない!』

 

ここで自分の勝ちを確信する

自分が知っている仮面ライダーアクトの

バイクの速度と跳躍高度のデータを知っている

どうあがいても、ここまでバイクを走らせ、

跳躍で上ってきたとしても間に合わない

 

二人の仮面ライダーが合流する

 

そして、自分が知らない方(仮面ライダーサウンド)

クロスボウをこちらに向けてきた

 

『狙撃か!?』

 

その場を離れる

次の瞬間、

自分が立っていた場所に氷の弾丸が飛んでくる

ものすごい冷気だ、

|弾が通った場所の大気が凍り、氷の道ができている

 

しかしそれは、自分を貫けなかった

 

『俺たちの勝ちだ!!グヒヒヒ!!』

 

勝利を確信したテラーは、ほくそ笑み、

気づくことができなかった

けたたましく唸るエンジンの音を

 

次の瞬間

 

『え!?』

 

現れたのはバイクに跨った一人の男

驚くことに、サウンドが作った氷の道を

仮面ライダーは最高速で砕け散る前に渡り切っていた

 

『 RIDER 』『 BEST ACTION!』

 

「ライダァアアアアア・・・・キィイイイイイック!!!」

 

断末魔を上げる暇もなく、シーフテラー、

その最後の一体は仮面ライダーに貫かれていた

巻き起こる爆発、その直後、夕日が沈み夜が訪れる

間一髪、2人の仮面ライダーのおかげで、

爆破事件は未然に防がれたのだった

 

 

「いやー!よかったよかった!やるなーあんた!」

 

ビルから飛び降りるとサウンドが合流する

 

「ああ、協力ありがとう。

 君のおかげで守り抜くことができた」

「いいってことよ!」

 

にこやかに礼を返してくれるサウンド

やはり、さわやかな青年なのでは?

 

「雄飛!・・・ってさっきの仮面ライダー!?」

 

そこに杏奈さんが合流する

 

「よ、こんにちは!」

「あ、どうも・・・じゃなくって!

 何!?まだ雄飛と戦うつもり!?」

 

杏奈さんが威嚇するように突っかかる

しかし──

 

「うーん。それなぁ・・・」

「悪い人じゃないっぽいってのは

 わかったんだけどなぁ・・・

 でも博士が言ってたしなぁ」

 

それを聞いて少しホッとする

少なくとも、自分が悪人でない

という部分に関しては信用してくれたようだ

しかし、

その博士からのお達しはどういうことなのだろうか

 

「その博士、名前なんだけど

 "音石幹也"って名前じゃないかい?」

 

突然の第3者の言葉に一様に声の方へ視線が向く

そこには、

我らが喫茶店の店長、三浦浩司さんが立っていた

 

「そうそう!・・・えっ博士の知り合い?」

「「えっ!?」」

 

俺と杏奈さんが驚愕する

件の博士の名前を浩司さんはなぜ知っている?

 

「知り合い・・・うん、知り合いなんだ。

 悪いけど博士と連絡とれるかい?

 君が敵と思えって言われた仮面ライダー、

 ほんとに雄飛君であってるのかってこと」

「OK!」

 

そんな軽いノリでサウンドは

スマホ片手に電話をし始める

 

「あ、もしもし博士?

 オレオレ・・・詐欺じゃないって翔ですって」

 

「それでさー、仮面ライダーとあったんだけどさー

 ほんとに敵なの?

 俺、・・・えーと、名前何だっけ?」

 

「えっ・・・彩羽雄飛です。」

 

「雄飛がさー悪いやつとは思えないんだけど

 ・・・えっ?誰だそれ(・・・・・)?」

 

「「え?」」

 

会話内容はわからないが、

突然聞き逃せない単語が出てきたぞ

 

「いやいや!博士が言ったんじゃん

 仮面ライダーは敵って!」

「・・・うん・・・うん、・・・分かった。」

 

サウンドが電話を切る

そしてこちらに向かって一言

 

「悪い!人違いだったらしい」

 

「「はぁ!?」」

 

こうして、俺、彩羽雄飛は

サウンドと和解と相成ったのだった

 

 

翌日

喫茶「テアトロ」──

 

「全く、人騒がせなこともあったもんね!」

「まぁまぁ・・・解決したことだし」

「そうそう!悪かったって!」

 

杏奈さんが、

恨み節を吐くのをなだめながら掃除をしていく

いろいろとあったがこれで

仮面ライダーアクトとサウンドは

無事共闘関係を築くことができた

一件落着といったところだ

 

・・・ところで

 

「サウンド君?なんでいるの?」

「俺、新田翔ね。翔でいいぞ!」

 

ここで、名前が発覚、

仮面ライダーサウンド:新田翔が仲間に加わった

──いやそうじゃなくって

 

「いやー!この町に来たのはいいけど宿なしでさー

 で、聞いたら住み込みで

 雇ってくれるって店長さんが!」

 

「まぁ、住居が同じ方が連携取りやすいからね」

 

頭を掻きながらそんな風に言う浩司さん

なるほど、客もいないのに

バイト増やして大丈夫なのだろうか

主に給料的な意味で

 

「な、なるほどー・・・」

「そうそう!・・・そんじゃあ!

 俺の歓迎に一曲歌でも・・・」

 

そういってギターを取り出す翔

自分で歌うのか

歌か、この店にあったジャジーなのを一曲

・・・・歌?

 

「待ちなさい!!あんた歌はやめなさい歌は!!」

「そ、そうそう!!この店クラシカルだから!

 演奏のみの方がいいと思うな!」

 

必死に止める、あの歌はまずい

このままではより一層客が寄り付かなくなる!

 

「いいじゃないか、歌!僕聞いてみたいよ」

「叔父さんだまって!」

 

「店長もああいってるし・・・一曲!」

「待って!早まらないで!」

 

こうして、

我らがベースキャンプは新たな仲間を加え

より一層賑やかになったのでした。

 

続く

 




次回 仮面ライダーアクト

現れたのは、人の人格を持った怪人
『目が覚めたら、こんな姿になっていたのさ!』
そのまま倒すと危険!?
『そのまま倒して、
 その人格が無事な保証はないよ?』
元に戻せるのか
「絶対もとに戻して見せます!」

第9章[怪人になった男]
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。