どうぞ、暖かい目で見てください。
━━━━2043年━━━━
そこには三人の少年がいた。
???「・・・・・・」
服を血で染め、その長い銀髪もまた血で彩られていた。手にはアサルトライフル AK‐47が握られており、腰には日本の侍の魂とも呼べる刀が刺されている。
???「・・・ここまでか・・・」
同じく血まみれの姿で膝を地面についている赤髪の少年が口を開く。
???「敵の数は数百人・・・こっちの兵力は40人と来た・・・もう勝ち目はねえよ・・・」
???『敵の攻撃は強くなる一方・・・これじゃあ、援軍が来る前に僕らは・・・』
銃弾により穴だらけの砦からスナイパーライフルを持った青髪の少年が無線越しに話をかけてくる。
二人の声はもう諦めかけている声だ。もう目の前には絶望しかない。希望の光さえ見ていない声だった。
???「・・・で?それがどうした」
砦の中で銃の銃弾をマガジンに詰める作業をしている長い銀髪の少年が口を開いた。
その声色には絶望という文字は存在していない。ただ希望を見ているような声だった。
???「『えっ?』」
???「俺たちは生きてるじゃねえか・・・まだ生きてる。希望は捨てちゃいけねえんだ。それが俺たちの戦い方だろ?」
???「そうは言っても佑介。お前は何か策を考えているのか?」
佑介「そうだな・・・逃げることしか考えてねえが?」
???「ダメじゃねえか!」
佑介「じゃあ、お前は何か考えてんのか?」
???「そ、それは・・・空翔ぁ~助けてくれよぉ~」
空翔『全く、普段使ってない頭を使おうとするからだよ。正志』
正志「う、うるせえ!俺は体で覚えるのが得意なんだよ!」
佑介「全く、弱音吐くくせに元気だけは有り余ってんだな・・・」
佑介は、さっきまで弾を詰め込んでいた弾倉を防弾チョッキのポケットに詰め込んでいく。
佑介「ほら」
と言い、作ったマガジンを正志に投げて渡す。
佑介「装備は整えておかねえと、後が怖いぜ」
正志「そうだがよぉ・・・こんな状況じゃ・・・」
周りは恐怖で怯え切った兵士たちばかり。足を抱え、ブルブルと震えていた。
完全に戦意喪失している。
佑介「だからって俺たちまで戦いを放棄する気か?どんなに相手が巨大だろうが戦い抜く。それが俺たち『自由の傭兵』じゃねえのか?」
正志「・・・そうだ・・・な。済まない。弱音を履きっぱなしで」
佑介「気にすんな。人間誰も死ぬのは怖いもんだ。問題は、死ぬことを恐れず戦うことだ」
二人はガシッと手を取り合い、硬い決意と共に銃を握る。
空翔『正面から敵接近してきてるよ!みんな、位置に付いて!!』
耳元から空翔の声が聞こえると佑介は砦の高台から顔を出して双眼鏡で辺りを見る。
前方からは馬で走ってくる兵士の姿が見えてくる。
佑介「アレは仕掛けたか!?」
正志「おう!数日前にしてあるぜ!」
佑介「よしっ!成功したら叩きのめすぞ!」
二人「『応!!』」
なんとか兵士たちを説得をして位置につかせる。
全員隠れて様子を見る。
佑介は壁に空いた除き穴から外を見る。
佑介「・・・いいぞ・・・来い・・・」
敵は少しずつだが、近づいている。馬が走ることにより、砂煙が大きく待ってくる。
佑介「よし・・・そのまま・・・そのままだ・・・」
そして、あるところに馬が足を踏み入れた瞬間、何かに反応したように馬の足元が大爆発した。
ズガァァーーン!!!!!
佑介「撃てェェェー!!」
大爆発により馬は取り乱し、敵は陣形を崩していく。
その隙を突くように佑介たちは銃を乱射させる。
混乱しきった敵に銃弾を浴びせるのは容易い。しかも相手には壁になるものがない。
正志「迫撃砲、撃てぇ!!」
迫撃砲兵が迫撃弾を入れるための筒の中に爆弾を投入すると、ポンという音を立てて爆弾が空高く飛んでいく。ドカン!ドカン!と敵に向かって爆弾が爆発していく。
撃ち込む銃弾の薬莢が足元に落ちる。
佑介「攻撃を続けろォォォ!!!」
正志「これこそ、まさに数撃ちゃ当たるって奴だな!!」
佑介「いいから撃て!!」
その後の戦いは早かった。なんとかその場の敵を退けることが出来、佑介たちは傭兵期間が切れて日本に帰還することになった。
なんとか生き残ることはできた・・・しかし、これはまだ始まりに過ぎない。
これは、物語の序章いや、登場人物紹介のページに過ぎない。
というわけで、プロローグですね。
世界観は世界各地にテロ組織が旗揚げをして、それを沈めようと国は各自戦いますが、数に押されてしまいまさに混沌状態で、まさに冷戦のような状態が続いてしまう。各国は自己防衛をしてもらうために武器許可証というものを持っていれば武器を所有して良いという法律ができた。というところです。
世界の戦闘は・・・一昔前の冷戦のようなものです。
銃を使い、弾が尽きたらマチェットなりナイフなり使って白兵戦みたいな感じです。
詳しいことは一話で書きます。ですから今日はここで終わります。
次をお楽しみに。