偽マフティーとなってしまった。   作:連邦士官

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第42話

 場所はルウム近郊の宙域、一年戦争やグリプス戦役のデブリの山が漂っている。

 

『ギャプランMk-XIV発進せよ!』

 何だそのMk数は。是が非でもスピッドファイアに固執していた頭イギリスかよ。トーレスの通信により発進する。そういえばサエグサもブリッジにいたな。

 

 金色に塗装されたギャプランは劣化版ではあるが、俺の発想を受けてラミネート装甲とビームコートを多重にしたヤタノカガミ的なものと、ガンダリウムの内側の装甲に電圧をかけるフェイズシフト装甲みたいなものが組み込まれている。しかし、こっちがこれを出来るなら向こうだって出来る筈だ。

 

 フレーム強度と加熱の問題をその2つで解決し、このあと追加される巨大なフレームにより、Iフィールドとアルテミスの傘を装備した巨大なフレームを支えるためにフェイズシフト装甲を使ったGP03とディープストライカーを混ぜたような機体だ。気が狂っている。何を考えたらそんな機体を作る必要があるんだよ。

 

「しかし、この機体運動性と加速度が桁違いだな。いや、通常の三倍以上か?」

 スペースデブリを見つけるたびに変形をして、足場に残骸を蹴り飛ばし変形をして加速して進むと他の機体が見えなくなるほど先に進んでしまった。背中に悪寒が走る。

 

「そこか!?」

 メガ粒子砲を撃つと吹き飛ぶデブリの中にそれは居た。

 

 そのシルエット、青く燃える炎、吹き出るミノフスキー粒子の光、機体の継ぎ目から赤い光が出ている。背中のフィンファンネルとインコム。第5世代特有の巨体。

 

「やってくれたな!アナハイム!」

 フル・サイコフレームのクスィーにn_i_t_r_oを載せているのは外見からだってわかる。しかし、動きからして幼い。ニュータイプの子供をコアにした生体CPUか!メガ粒子砲が突き刺さる寸前に赤いようなオレンジの粒子のバリアが張られ弾かれた。

 

「擬似太陽炉を持っているのか!あの背中のがそうなら擬似太陽炉の‥‥。」

 ツインドライブシステムだ。それにクスィー本体のエンジンもある。化け物すぎる。

 

「は?」

 危ないと感じて避けると、向こうは背中から腰に伸びるレールガンを撃ってきた。背中から肩へと伸びる巨大なビーム砲は避けずにビームサーベルを最大出力にして叩き、その反動で機体を反転させ変形して加速して逃げる。

 

 ストライクフリーダム染みてやがる!あんなものの相手をしてられるか!緑の光の世界に声が広がる。「助けて」と言われた気がしたが俺にはどうしょうもない。

 

『マフティー、なんだあれは!』

 リディ!いいとこに来た!お前なんとかしてくれ!うん?バナージも後ろにいる!待てよ、状況がリタ召喚条件揃えているのでは?あのリ・ガズィ・カスタムにサイコフレームをポン付けしてる機体はヨナ!

 

「少女を生体コアにしたフルサイコフレームの機体のようだ。倒すわけにもいかない。あの炎はナイトロと言われるもので搭乗者の精神を燃やし強化人間化すると言われる代物だ。」

 改めて言うと頭おかしいわジャック、お前。今、少女に「ジャックは父親だ」と言われた気がするがオールドタイプのオレは疲れたから聞こえた幻聴なのだろう。そうであってほしいという感情が聞こえさせた幻想だろう。

 

『それじゃあ、あのときと同じ‥‥。』

 ヨナがそう言うけれど、俺にはどうすることも出来ない。何か出来るのはユニコーンとハサウェイのペーネロペーぐらいだろ。出力が違いすぎる。

 

「他の機体も合流する。今から反撃に移るぞ!手足を壊してしまえばなんとでもなる。」

 バナージが最速で突撃し、ビームマグナムを撃つ。が、弾かれる。そして、ある程度近付くと両方が光る。

 

「サイコフレームの共振か!?バナージよせ、戻ってこい。サイコフレームに取り込まれるかもしれないぞ!」

 俺の言葉に合わせて、リディも叫んでいる。

 

『神にでもなるつもりかバゥナァージィィィィ!』

 いや、神にはならないでしょ。いきなり何言ってんだリディ。天然の強化人間みたいな奴だものな。クワトロの情けなさとカミーユのキレ方とコウ・ウラキの生真面目さを融合したような芸人だもんなリディ。ノルンじゃないのにマシーンに飲まれかけてるぞ。やっぱり、君、ハサウェイみたいな激ヤバ人間じゃないのか?

 

「落ち着けば確保できる。バナージは離れろ!」 

 リタ呼び出すわけにはいかないんだよ。オカルトにはオカルトをぶつければいいとは言えど、オカルトがさらなるオカルトを‥‥∀を呼ぶかも知れないから嫌なんだ。∀が来たら勝てるわけ無いだろ。フェネクスですら怪しいのに。

 

『だけど!泣いているんですよ!』

 知らん!泣いて助かるなら俺なんかずっと泣いてるわ!天涯孤独の身にされて、マフティーマフティーマフティー言われて、知能指数がニュータイプみたいな奴らと付き合わされて、変な機体に乗せられて走らされてるんだぞ!フルサイコフレームの共振が何をしてくれるんだよ?問題を解決なんかしてくれないだろ。結局は人と人がちゃんと向き合わなければならないんだよ。ニュータイプの前に人と人がちゃんと話さなければ意味はない。

 

「泣いていても!時には退くのも大切だ!NT-Dが積まれているのならば反応しあってより苦しめることになる!」

 今、名前がディー・トリエルである気がする予感が走った。だとすればあの機体ごと葬ったほうがノーマ・レギオたちが生まれなくて良いのでは?プルシリーズの果てがレギオたちならば、更にヴェーダ的な何かに接続されたイノベイド的なものであり、なおかつミサカネットワークみたいなものを作るとするのならばここで引導を渡さねばならない。しかし、そんなことが許されるのだろうか?

 

 俺が変えてしまった今をまた、俺が変えてしまえばそれは傲慢な転生者みたいなものではないだろうか?いや、よくよく考えなくてもマフティーダンスに意味を持たせた宇宙世紀人のナイーヴさが悪いのだから関係ないか。

 

「だから!」

 一気に間合いを詰めてユニコーンを殴り飛ばして引き剥がすと、とどめを刺そうとしたところでメガ粒子砲の熱さを感じ、避けるとそこにメガ粒子砲を撃ち込むヨナのリ・ガズィ・カスタムが居た。

 

『撃ってしまっては!!人は撃ったら後悔する!今もこうして!死者に縛り付けて彼女が盾になる事をさせてしまった俺だから!リタも!』

 ヨナ!お前なんだよ!邪魔をするなよ。そりゃあ、あのまま討ったら確かに夢見は悪いが許してくれ!じゃないともっと人類は血を流す羽目になるぞ。しかし、A.G.E.は何を目指しているんだ?何を見て、何を聞いている?いったいなんなんだよ。

 

「奇跡の子ならば!奇跡の子であるならば‥‥コロニーで焼け落ちた故郷を見て、あの地にあったのならば!ティターンズの悪行をも知っているなら、その奇跡を今、起こしてみろ!ヨナ!何も掴めなかった男だろうに!ならば、その手で可能性を掴め!あの時にリタとミシェルの手を掴んだんだろ!!」

 ヨナの機体がクスィーを掴もうと掠る。そして、クスィーが光る。輝きが強くなる前に巨大な緑の炎が機体から吹き出る。

 

 これは‥‥なんだこれは!

 

「離れろ!ヨナ!」

 巨大なメガ粒子砲がクスィーに突き刺さるが、緑と青の色がメガ粒子砲を散らす。巨体のスピードを出した赤が目に入る。あれは!?

 

「ビグ・ラング!?ならば、オリヴァー・マイか!」

 巨大なクローが目に入る。その瞬間にクスィーがとんでもないスピードで離脱していく。なんだよこれ!いや、今だ!フルドドから繋がるメガ粒子砲にエネルギーを過度に溜めて撃つが粒子が放出され防がれる。

 

 粒子を一気に放出したせいか、クスィーの動きが遅くなる。しめた!変形をしてぶつけてやる!

 

「走れ!ギャプラン!」

 リミッターを解除し、アラートが鳴り、表面が赤くなるような気がする。各種のアラートが鳴り響くが無視をして加速する。変形したヨナが追いかけてくるが突き放し、更なる加速をする。

 

『もう、誰も奪わないでくれ!』

 リ・ガズィ・カスタムが緑の光を放ち、こちらよりも加速する。絶対にリ・ガズィ・カスタムでは出ない速度を出している。そして、ユニコーンも光っている赤から緑に、クスィーも緑に輝く。なんで!?ビグ・ラングも緑の光が出始める。ビグ・ラングにもサイコフレームを搭載している!?アナハイムか!急いで変形をして急旋回をする。ありえないほどにGがかかり吐血してしまうが、問題はない。死にはしなければ死ぬほど痛いだけだ。

 

「そのリ・ガズィ!まさかチェーンの機体を!?」

 待て、その光はなんだよ!なんでみんな光っている!?ドラゴンボールじゃないぞお前!だから、サイコフレームは怖いんだよ!光が反発して押し返され、こちらも押される。クスィーも押し返されて退いていく。

 

 横を高速のMSが横切った。

 

『こういう時のために、このペーネロペーはサイコフレームを積んでいなかったのだな!だが、俺のはサイコフレームを積んでいる。クスィー、逃しはしない!サイコフレームの光が人々に希望と未来を見せるのならば、フルサイコフレームのお前は希望の証では無くてはならない!そう、マフティーも言っていた!俺もそう思う!人の叡智が作ったものなら!今すぐお前は人を救ってみせろ!逃すかァァァァァァァ!』

 そんなこと言ってないよ!一度だって言ってないわ!脳内補完で有りもしない記憶を追加するなよ!マフティーにどんだけ意味を持たせるつもりだ!ペーネロペーのファンネルミサイルがクスィーのファンネルミサイルに相殺されるが、ハサウェイはサイコフレームの共振により反発される力場を使い一気に近づくと機体を蹴り飛ばした。

 

『こういう戦い方もある!まだ、わからないのか!ニュータイプは争いの為にいるわけじゃない!刻が見えないというのか!許すわけにはいかない!』

 思いっきり、ハサウェイはクスィーの胸部と頭部を殴り、そのままビームライフルについたビームジュッテと追加されたビームトンファーを出すと斬りつけるが、クスィーがビームサーベルを振り回し、謎の力でビームサーベルを巨大化させる。

 

『な、泣いている!まさか!そんな、俺は!いや、出てこなければ叩かれなかった筈だ!』

 ハサウェイの動きが鈍くなり、ビームサーベルを避けるのでやっとのようだ。

 

「あれは!」

 赤色のオーラが機体から迸る。圧倒的な威圧感、汗が流れ出て背中を伝うのを感じる。

 

 結局、その後はクスィーに逃げられてしまった。なんで、こうなったんだ?俺のノートのせいか?いや、違うな。これは宇宙世紀が何十年も何百年もかけて熟成させた蠱毒だ。

 

 当初の予定通り、ルウムを囮にして月面へと向かう中で、UCでノルンにいた時のリディみたいな顔をしたヨナが下をずっと見ていた。いや、俺はかける言葉を思いつかない。

 

 と言うか、サイコフレームとは一体?あんな理科の実験の豆電球並みにピカピカされたら困るんだけど。何なんだよ、怖いな。

 

「ハサウェイ。どうした?」

 ハサウェイが急に前に出てくる。お前怖いから近寄らないでくれよ。

 

「大尉、あの子は期待に添えないようで、でも若さ特有のプライドもあって、まるで昔の僕でした。いや、今だけは大尉じゃなくて大佐として聞いてくれませんか?僕、いや、俺には機体がなんだか泣いているように見えて、でも助けれなくて!それで!」

 お前!まだリディもヨナも居るんだからその話をやめろ!まじで玉突き事故になるよ!会話の玉突き事故とか遊戯王のアニメじゃないんだぞ!

 

「俺もだよ。ハサウェイ・ノア。」

 ほら見ろ、リディも入ってきた。ニュータイプ特有の共感覚かなにかか?

 

「ハサウェイ‥‥ノア‥‥。」

 ヨナも立ち上がって入ってきたじゃないか!無理だよ。なんで一気にニュータイプ3人と話さないといけないんだよ。怖いんだよな。

 

「あの状況では助けられなかった。マシーンに飲まれかけている子が居たなら撃ってやるのも優しさだ。アレがフルサイコフレームの怖さだよ。あぁいう風になれば命を吸い機体に吸い込まれ魂を機体に奪われる前に引導を渡すのも、この力を持つものの定めだろう。しかし、助けられるというのならあのクスィーは確保するべきだったかもしれない。」

 とりあえず、三人を落ち着かせねばいけない。

 

「が、そうもいかないだろう。あそこはあれで良かった。1人を殺して100人を生かすのが英雄なら、101人を助けるというのがヒーローだろう。しかし、俺はヒーローではなく、政治すらわからない単なるパイロットさ。」

 3人は渋い顔をする。いや、なんで俺なら何でも出来るとか思ってるんだよ。なんでも解決してくれるのは少女漫画のスパダリぐらいだろ。シンデレラの魔法使いじゃないからかぼちゃを馬車にだって出来やしないぞ。

 

「では、次会ったときには大尉は彼女を救ってくれますか?俺と一緒に。」

 ヨナに握手を求められる。リディとハサウェイが見ている。握手するしかない。RPGの「いいえ」が選択できない選択肢やめろ!これは‥‥バナージも来る!

 

「可能な限りな。しかし、可能性に殺されそうになったらヨナを助ける。なぜかはわからないが地球連邦大統領だからな。また、あの彼女も地球連邦市民だろ?本来ならジオンだって地球連邦市民だよ。」

 周りで見ていたジオン系のパイロットたちが目を丸くし、扉を開けて俺のセリフを聞いたバナージは微笑んでいた。

 

 このあと、バナージにもクスィーの少女を助けるのを誓わされた。ケルト神話のゲッシュかよ。アムロやシャアだとか俺を思ってる割には雑な扱いしてないか?ブライト、ちゃんとニュータイプの管理が出来てないよ!なにやってんの!

 

 




 サイコフレームはおかしい。最初からレジェンドレア鉄平と沙都子編とかブラックラグーンに現れた青白いランタンを持つ男、ヨルムンガンドで紛争に反省を促すソリッド・スネークみたいな見た目をしたおっさんとか

 うぽってでどう考えてもカタギじゃない雰囲気をしてるカタギの教師の話とか、かまいたちの夜に美樹本じゃなくて富竹がいたらとか、Fateでアーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー的な人物を追加とか、三国志か恋姫†夢想で資本主義経済により皇帝を倒そうとする自由主義の戦士とか、ヒーローアカデミアで迷惑系生主になってしまって仕方なく原作知識で正論やりまくっていたら国家に指名手配される思想犯になったとか、やりたい話が溜まっていく。



 月面から、舞台はサイド7に飛ぶ、サイド7で紅茶をすする男性はアナハイムから届いたデータに笑っていた。

「パーツは揃ったな。」
 ガラス越しに映るまるでバーミンガムのような白亜の機体はグロムリンを現代風にした機体である。グラナダを襲おうとした機体のスクラップからレストアされ、アナハイムや地球連邦政府が隠していた機体にティターンズが死蔵していたパーツなどで急ピッチで出来上がっていく。

 そして、この技術を持ってすれば“奴”が言うように私が勝っても“ヤツ”が勝っても“奴”が勝っても、人類は輝けるだろう。

 私は“ヤツ”を信じているし、“奴”だって信じている。三者が誰が勝っても人類は再び輝き、人々は正しい方に向かうはずだ。何故なら、誰よりも私は人類に絶望していたが、今は希望を持っている。

 例えば、愚民どもに叡智を授けても愚民どもは愚民のままであるが、“ヤツ”は愚民どもに叡智の使い方を教えたプロメテウスのような男なのだ。元来、私はギリシャ神話と英雄譚を読み耽るそんな内気な少年であった。

 がしかし、あの戦争で一人、また一人と死に加速度的に昇進し、色んな所を渡り歩き、ニュータイプ研究所などの汚いところを見て絶望をしていた。

 だが、あの艦隊の中でパイロットが食あたりになり予備パイロット登録していた私が、ジェガンの中で見た温かな光、そして、行こうにもあの虹に私は阻まれた。そこから人類への絶望を加速させてしまった。

「わからないものだな。」
 帰りのジェガンで機体に何かが付いているのを見つけて、ひっそりと持ち帰った。それがサイコフレームとの出会いだった。

 アナハイムの秘密研究所に潜り込むために月面の人気のない講座の教授にまでなって、あの獣たちを完成させて、ネオ・ジオン残党にもサイコフレームの機体を作った。

 それが今、実るのだ!この機体によって、あの日見てしまった虹とコロニーの姿によって、今、首から下げているサイコフレームの破片によって変わってしまったあの時に、決めてしまったあのときに!

「殺すのなら早く、殺しにこい。マフティー・エリン。私は待っているよ。アッサムを飲みながらな。」
 私ほど、“ヤツ”とこんなにも充実した人類を輝かせるためのチェス盤を動かしているものもいないだろう。

 私の人類への愛と“ヤツ”の人類への愛が交差するときに、世界はどうなってしまうのかと体が熱くなり、フフフと笑いが溢れた。初陣じゃないのに武者震いをする。まるでティーンのウブな少年のようだと思った。

 小さい頃の宝物箱だったクッキーの缶から、読まれてボロボロになったイーリアスやアムロ・レイの資料にシャア・アズナブルの資料、そしてニュータイプ論と天才である“ヤツ”が書いた予想演算が書かれたコピー本を見てから蓋を閉めて、胸にクッキー缶を抱く。

「待ち遠しくなってきたよ、君はガンダムに乗ってきてくれるか?」
 そう、反対側の宇宙空間が見える窓に呟き、自分の体を強化するように命じた医者たちがいる手術室に向かった。精神は強化する必要ない。むしろ、素のままで“ヤツ”との闘争を楽しみ、人類を輝かせたいのだ。


 青い光を放つMSは宇宙を進み、ひた走る。人々の巨大な揺りかごへと近付いていく。

 その歩みを何者かが見ているような予感を残して。


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