個性【超人化】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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雄英体育祭3

「八雲さん組んでくれないかな?」

 

「ごめん緑谷君、こっちでもう組んじゃった」

 

「そ、そうだね。ごめん」

 

「いやいや、お互い頑張ろうね」

 

 

 

 

「さぁ角取さん目にもの見せるよ」

 

「OK八雲サンガンバリマショウ!!」

 

『さぁ15分でチーム決め、作戦タイムは修了だ!! フィールドに12組の騎馬が並び立ったぞ!!』

 

『さぁ上げてけ鬨の声!! 血で血を洗う雄英の合戦が今狼煙を上げる!!』

 

「25倍肉体強化」

 

『スタ──ト!!』

 

「即効かけるよ」

 

「イエーイ♪」

 

「おぉ角取!?」

 

「sorry鉄哲くん! 勝たせてモラウヨ!」

 

「骨抜!!」

 

「あいよ」

 

 ドロッと足場が沈む

 

「八雲さん骨抜くんの柔化デス」

 

「大丈夫一回飛ぶよ角取さん」

 

「二重の極みジャンプ!!」

 

『角取チーム飛んだ!!』

 

「角取さん」

 

「アイよ!!」

 

『角を飛ばして空中戦だ角取チーム!!』

 

『即席チームのようだが連携が上手いな』

 

「急降下ドロップキック!!」

 

「鉄哲ガード!!」

 

「おう」

 

「角取さん」

 

「一回分離シマース」

 

『角取と八雲が分離した!! 八雲が勢いのまま鉄哲チームからハチマキを奪取!!』

 

「フワッと着地ネ」

 

「角取さんナイス」

 

 角取さんは角を飛ばして自身を浮かし一時私から離れて空を飛びつつ、私が高速で落下しながら鉄哲チームからハチマキを奪った

 

 そのまま落下してきた角取さんを回収し距離を取る

 

『角取チーム飛んだり跳ねたりして他チームを錯乱する!!』

 

「轟君見っけ!!」

 

「八雲さん行きますヨ!!」

 

「八雲!」

 

「轟君!! 宣戦布告を私からもするよ!!」

 

「八百万!」

 

「お任せください!」

 

 角取さんが飛ばして奪おうとした攻撃は八百万さんが個性で出した鉄板でガードされる

 

「くっ!!」

 

 轟君がすかさず私達を凍らせてくるが

 

「角取さんジャンプ!!」

 

「わかりマシタ!」

 

「30倍!! インパクト!!」

 

 ドゴーンと地面を思いっきり殴り付け地面に巨大なクレーターを作る衝撃波で轟君が出した氷をガードする

 

「角取さん一旦距離取るよ」

 

「任せてくだサイ!」

 

 私はジャンプして角取さんの足を掴むとそのまま空中を移動しながら轟君から距離を取った

 

「どうする? 守りに入る?」

 

「ガンガン行きまショウ!」

 

「OK!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「単純なんだよA組」

 

 上空から次の獲物を探していると物間君が爆豪君のハチマキを奪っているのに目がいった

 

「んだとテめぇ返せゴラ!! 殺すぞ」

 

「ミッドナイト先生が第一種目と言った「二重の極み」ん?」

 

 バスんと今度は地面が砂状に破壊する

 

「君はA組の八雲君だっけ? 人が話しているのに攻撃だなんてやっぱり野蛮だ」

 

「角取さん」

 

「OK物間くん覚悟!」

 

「角取裏切ったな」

 

「NONO勝負事に裏切ったなはナイヨ」

 

『フィールドが陥没したり粉々になったりと八雲が大技連発!! すかさず角取が物間チームにアタックを仕掛ける』

 

「雑魚がドケや!!」

 

『ああっと!! 爆豪が更に上空から角取に襲いかかる』

 

「角取さん今行く!!」

 

「八雲てめえ!! 殺すぞ!」

 

「爆撃と超人どっちが上かな」

 

『八雲がジャンプして角取を庇って爆撃を諸に受けたぁ!! でもピンピンしてる!!』

 

「角取さん逃げるよ」

 

「逃がすか!!」

 

 私が振り向いた瞬間に爆豪君がガシッと角取さんのハチマキを1本奪っていった

 

「角取さん!!」

 

「大丈夫まだ705点のはアルよ」

 

「OKOKまだ巻き返せる天辺狙うよ」

 

「緑谷くんのカナ!」

 

「そう! 目指せ1000万点!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっと」

 

 着地をした瞬間に遠方で上鳴君の放電が見えた

 

 見ると轟君チームが上鳴君の放電で足止めをした後すかさず凍らせて緑谷君チーム以外を凍らせていた

 

「角取さんまだ角飛ばせる?」

 

「そろそろ限界デス」

 

「了解! 勝負は最後の最後で決めるよ! 30倍ハイジャンプ!!」

 

『また角取チーム飛んだ!! 今度は自由落下していくぞ!! 残り1分上空で逃げ切る気か!!』

 

「トルクブースト!! レシプロオーバー!!」

 

「轟君チームが取った!! よし私を切り離して」

 

「頼みましたよ八雲さん!!」

 

「任せて!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急降下爆撃!! 20倍メガトンキック!!」

 

 残り17秒緑谷君がハチマキを取った……どっちだ

 

「ええい!! 轟君が近い」

 

「八雲か!! 上鳴!!」

 

「おう!! 130万ボルト!! 無差別放電!!」

 

「くっ!!」

 

『タイムアップ!!』

 

 一瞬動きを止められ痺れる体を無理に動かそうとしたところで試合終了だった

 

『結果発表!! 早速上位4チームの発表だ!! 1位轟チーム!! 2位爆豪チーム』

 

「ヨッとっと」

 

「キャッチっとごめん最後取れなかった」

 

「ううん!! 大丈夫ありがと八雲さん」

 

『3位心操チーム!? 4位緑谷チーム!!』

 

「……あちゃーダメだったか」

 

「デモ楽しかったヨ!! 今度はA組とB組で別れるカモ知れないケドお互いに頑張ろうネ!!」

 

「うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!! そ悔しい!!」

 

 私は選手控え室に戻ろうとしているとたまたま緑谷君と轟君が話し合っている姿を目撃した

 

「あれ! 2人ともモゴモゴ」

 

「静かにしろ筋肉女聞こえねーだろ」

 

 爆豪君に口を塞がれた

 

「オールマイトを身近で経験した俺だけ最後の場面で気圧された」

 

「……それってつまりどういう……?」

 

 緑谷君が轟君に問う

 

「お前に同様の何かを感じたってことだ」

 

「なぁ……緑谷……オールマイトの隠し子か何かか?」

 

「ち、違うよそれは……って隠し子だったとしても違うって言うから納得しないと思うけど……そんなんじゃなくて……なんで僕なんかにその……」

 

「……確かに増強の個性単体で見れば八雲の方が近ぇ、だがあいつは八雲家っていう強烈なバックがある。それにそんなんじゃなくてって言い方は少なくとも何かしら言えない繋がりがあるって事だな」

 

「なぁ緑谷俺の親父エンデヴァー知ってるだろ……万年No.2のヒーローだ。お前がNo.1の何かを持ってるなら俺は……尚更お前に勝たなきゃならねー」

 

「親父は極めて上昇思考の強い奴だ。ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが……それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい。自分ではオールマイトを超えられねぇ親父は次の策に出た」

 

「緑谷、個性婚知ってるよな」

 

「超常が起きてから第二~第三世代間で問題になったやつ」

 

 それから轟君は個性婚の問題点を上げる

 

 自身の個性をより強化して継がせる倫理観の欠落した前時代的発想と……

 

 それに母親の実家を買収し、母親の個性を手に入れた

 

「俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった。そんな屑の道具なんかにはならねー」

 

「俺はくそ親父の個性なんざ無くたって……いや、使わず一番になることで奴を完全否定する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「爆豪君、どう思う?」

 

「あ!? 筋肉女どうもこうもねぇ奴の全力を使わせた上で勝つ」

 

「そっか……いや、まぁ私は個性婚で産まれたけどな~んもそんなこと考えたこと無かったな」

 

「……」

 

「個性婚ってそんなにいけないことかね? 私の母親は水商売でできちゃった婚で産まれた子でさ、ひもじい思いで幼少期を過ごしてきたらしいんだわ。そんで自身の子は絶対にひもじい思いをさせたくないってさ……家庭がそんなんだから高校にも上がれなかったから恨んでいた水商売になってでも金を使わずに貯めて貯めて……強個性の客に又を開いてさ、最後は愛人になって一定の地位を手に入れて私達姉妹を育て上げた」

 

「個性婚の何が悪いんだい? 個性婚を理由にハラスメントを誤魔化して本気を出さない? ちゃんちゃら可笑しいね。爆豪、あんたは本選出るんでしょ。全力で戦ってる全員に喧嘩売った轟を殴ってきてよ」

 

「……ちっ、言われなくてもそうするわ!!」

 

 

 

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