昼休みまぁさっきの轟君の話を聞いて本当に不思議に思う
なんで個性婚をあんなに否定するのかと……
そんなに否定されると個性婚じゃないけどそういうのも計算して産まれてきた私達も否定されてるようで何だかなぁ
「あ、いましたわ八雲さん!」
「ん? どうしたの八百万さん?」
「相澤先生から午後のレクリエーション参加を言われたので探していたのですよ」
「午後のレクリエーション? チアガールの奴かな?」
「そうです! ささ、着替えて参加しますわよ」
「お、おう……」
レクリエーションだが、峰田君と上鳴君が相澤先生の名前を騙って本来やらなくて良い事だった
つまり騙された
「あいつら恥かかせやがって……潰す」
今まで実害が無かったから放置していたが、実害を被ったため、いつか必ず仕返しをしてやると誓うのだった
レクリエーションが終わると本選の1対1のガチバトルになる
トーナメント表が電光掲示板に映し出され、今からくじ引きで決めると言う時に辞退者が出た
尾白君とB組の庄田君の2名が何らかの理由で辞退、繰り上がりで次にポイントを取っていた私と角取さんチームが決勝ステージに出ることになった
「イヤー、まだまだ運は尽きてなかったかな?」
「八雲さん! ガンバリマショウ!」
「角取さんももし当たったら手加減しないからね」
「望むトコロデス!」
紆余曲折あって私は初戦切島君と戦うことになった
「切島君よろしくね」
「おう!! 八雲頑張ろうな」
『ヘイガイズ!! アーユーレディ!! 色々やってきましたが結局これだぜガチンコ勝負!! 頼れるのは己のみ!! ヒーローでなくてもそんな場面ばっかだよな!!』
『心・技・体に知恵知識!! 全てを駆使して駆け上がれ!!』
『決勝ステージスタートだ!!』
ステージのルールは相手を場外に出す、行動不能にさせる、参ったと言わせるの怪我上等の本当のガチンコバトル
最初は緑谷君対普通科C組の心操君の対決だったが、緑谷君が心操君の催眠を突破し勝利
次は瀬呂君対轟君の対決は速攻を仕掛けた瀬呂君に轟君がカウンターで氷漬けに瀬呂君をして瞬殺だった
会場からドンマイコールが鳴り響く中、次の試合へ
次は角取さん対上鳴君の試合だったが、角取さんが角を発射して上鳴君がなにもできないまま場外に押し出し決着
続いて飯田君対サポート科発目さん
なぜかサポートアイテム満載の飯田君と発目さんのアイテム解説付きの鬼ごっことなり、10分後なぜか満足気な発目さんが自ら場外に出て試合終了
芦戸さんと青山君の試合はさっきの試合のインパクトが凄すぎて地味な感じとなり、芦戸さんが青山君の隙を付きアゴを一発失禁KO負け
芦戸さんが次の駒に進め、次の常闇君と八百万さんの試合は常闇君が先手必勝
八百万さんが準備が間に合わず敗北した
「さて……行きますか」
ワァァァァ
『さぁ第一回戦も残すところ2つ!! さぁ場を暖めていこーぜ!! 切島鋭児朗対八雲率の対決だ!!』
『切島の硬化を八雲の筋力が上回らないとダメージすら与えられないだろうな』
『サンキューイレイザーヘッド!! さぁ両者対峙したぞ!!』
「矛盾対決だね」
「おう!! 女だからって手加減はしねーからな八雲!!」
「こっちだって全力でいくよ」
『START!!』
「25倍!! 陽岩割り」
私はまず拳を地面に叩きつけステージの一部を割る
その衝撃波で切島君を飛ばそうとしたがびくともしてない
「こっちからも行くぜ!!」
衝撃波を防ぎきった切島君は距離を詰め私に殴りかかってくる
「30倍!!」
「おらぁ!!」
ごすっとパンチが私のみぞおちにもろに入るが
「かてぇ」
「30倍の鍛え上げられた筋力は鋼よりも硬いよ」
「どらららら!!」
「25倍インファイト!!」
『強烈な殴り合いになったぞ!!』
『こうなると切島がいつまで硬化し続けられるかが勝負を分けるな』
「ちっ!!」
私は一旦インファイトを辞め、距離を取る
『ああっと!! ここで八雲距離を取ったインファイトは切島有利か?』
「やるねぇ切島君」
「そっちこそ熱いじゃねぇか八雲!!」
「25倍!!」
「守りきってやるよ」
「マシンガン!!」
拡散弾が蹴り上げることで面をコンクリート片や小石などで攻撃するとすれはマシンガンは砕けた破片を指弾で弾いて連射する
25倍以上になると破片が耐えられなくなり粉砕してしまうので25倍のに止めてる
「八雲!! そんなんじゃ俺は効かないぞ!!」
「効かなくて良い。目眩ましにはなったから!! 30倍!! 竜撃砲!!」
一気に距離を詰め両手を思いっきり付き出す
いわゆる突っ張りを両手で行いながら二重の極みを同時に行う私が2週間で編み出した新必殺技だ(形はかめはめ波を横にした形)
衝撃が100%相手に伝わり相手にダメージを与えながら吹き飛ばす
「かはっ!?」
矛盾は矛の勝ちだ
切島君はラインを大きく超えたところで何とか踏みとどまったが、体を突き抜けた衝撃がそのまま壁にぶつかると壁を陥没させた
切島君は立ってはいるが白目を向いて意識は飛んでいた
『矛盾対決を制したのは八雲率!! 熱い試合に観客から大きな拍手が送られる!!』
「切島君!! 切島君!! 大丈夫?」
「お、おう八雲か。スゲー一撃だった」
「歩ける? 肩貸すよ」
「すまねぇ助かる」
『素晴らしい試合に観客のボルテージは最高潮!! 続いての試合は爆豪VS麗日!!』
ワァァァァ
「イヤー切島君硬すぎ、奥の手使っちゃったよ」
切島君を医務室に連れていき、私は一旦クラスの皆がいる観客席に戻る
皆から最後の技について質問されたが、まだ試合で使うかもしれないから秘密で乗り切った
あの技使うと手が痺れて二重の極みが数分打てなくなる弱点もある
でも威力は絶大だから必殺技に相応しい
これなら馬鹿げた装甲をしていた那智野郎にもダメージを与えられるだろう
「爆豪君と麗日さんは下馬評通り爆豪君有利か」
「でも麗日さんが瓦礫を浮かせて!!」
瓦礫を一斉に落として距離を詰めに麗日さんは行ったが、爆豪君が瓦礫を全て爆破して防ぎきった
キャパオーバーをした麗日さんは立つことができず試合終了
私と2回戦でぶつかるのは爆豪君となった
続いて2回戦第一試合
緑谷君対轟君だ
轟君が氷漬けにしようとするのを緑谷君は超パワーで防ぐ
指を弾くことによる衝撃波で防いでいるが、指を弾く毎に指が変色するほど腫れているのが観客席からでも見えた
「爆豪も轟も強烈な範囲攻撃をポンポン出すよな」
切島君がそう言うが爆豪君が否定する
「個性だって身体機能だ。
「恐らく体温調整は下限が浅い」
「あ!? どういうこった筋肉女!」
「轟君が熱を使ってる姿見たことがないから何とも言えないけど、冷却する時周囲の温度が下がれば轟君震えてる事が有るんだ。だから冷気に体が耐えきれないんじゃないかと予想してる」
「全力で!! かかってこい!!」
ステージから緑谷君が轟君に対して何かを言った
全力でかかってこいしか聞こえなかったが緑谷君が轟君を挑発したことはわかった
轟君は距離を取ろうとするが緑谷君の拳がもろに入る
ふらくつきながらも轟君は氷で牽制する
「君の力じゃないか!!」
また聞こえた
次の瞬間轟君熱を放ち始めた
熱風がこっちまで来るほど燃え盛っている
そして
ゴオオオオ
『さんざん冷やされた空気が瞬間的に熱せられて膨張したんだ』
大爆発
緑谷君と轟君が接触したようにも見えたが、飛ばされたのは緑谷君だけだった
緑谷君が場外で轟君が3回戦に駒を進めた
角取さんと飯田君は飯田君が勝ち、芦戸さんと常闇君は常闇君が勝った
「さて、爆豪君。さっきの話……殴るの私になっても良いよね」
「ほざけ筋肉女!! 俺が一位を取る!!」
『レディーSTART!!』
爆豪君はスロースターターだ
理由としては爆豪君の爆破に使用する発火性の汗……この場合手汗だけど、滲み出るのに時間がかかる
体が暖まってくれば爆破の威力も上がってくると緑谷君が数日前たまたま開いたまま置いていたノートに書かれていた
つまり
「勝つためなら速攻!!」
『ああっと!! 八雲速攻!! 爆豪に突っ込んでいった!!』
「てめぇなめ腐りやがって!!」
手を擦り合わせるようにして爆豪君は爆破させてきた
私は踏み込んで蹴りを入れようとしたら空を切った
「な!!」
「爆破式カタパルト」
爆破で体全体を隠し、思いっきりしゃがみこんで私の蹴りを回避し、そのまま足を掴んで投げ飛ばした
回転する時に爆破を加えることで高速回転しそのまま外に飛ばそうって分けか
「30倍インパクト!!」
振りかぶりながら上から拳を振り下ろす
拳圧で飛ばされた勢いを殺し、何とか場外にならなかった
「ちっ!! 素直に出とけや!」
「まだまだ!!」
BOOOOOM
爆豪君はとにかく爆破をしてくる
こうなってくると拡散弾で遠距離から攻撃をしたくとも瓦礫がすぐに粉々にされるし、近づけばまた投げ技が飛んでくるのではないかと警戒する
「シャァ! 暖まってきたぞオラァ!!」
何か来る!!
「榴弾砲着弾!!」
手を交差させ、体を回転しながらさながら榴弾が着弾したかのような大爆発
『決まったか!! 特大の爆破が炸裂!!』
「ガード貫通は……チートだよ」
いくら体が無事でも三半規管にダメージをおってしまうと立っているのがやっとだし、意識も飛びそう
私はギブアップを選択し私の体育祭は幕を卸した