「えー、そろそろ夏休みも近いが勿論君らが30日間1ヶ月休める道理は無い」
「夏休み林間合宿やるぞ」
夏休みも近くなってきた夏のクラスに相澤先生がこう発言し、皆めっちゃ盛り上がった
まぁこの前に期末試験があるのだけど……
「ただしその前の期末試験で合格できなかった奴は学校で補習地獄だ」
学科は私は特に問題なし
問題は実技だ
ロボットを使った試験ならまだしも他のだと予測ができない
「全く勉強してねー」
「アハハハハ」
上鳴君と芦戸さんがやけっぱちに若干なっているがまぁ何とかなるだろう
その後八百万さんが助け船を出し、私も教師役で八百万さんの勉強会に参加することが決まった
めっちゃ八百万さんが盛り上がってるのが気になるけど……大丈夫か勉強会?
八百万さんの家は豪邸でした
柵の端と端が見えないほど広く、中に入ると立派な屋敷があった
「場違い間やべー」
「ただ者じゃないと思ってたけどこれほどとは」
集まったメンバーは上鳴君、芦戸さん、耳郎さん、瀬呂君と、尾白君に私だ
駅で集合して歩いて八百万の家に来たが中も滅茶苦茶広く、調度品も見ただけで高いだろうって分かる
「皆さんようこそお越しくださいました! 講堂で早速勉強しましょう!」
(自宅に講堂があるのかぁ……ファミールも稼いでこんな家に住みたいわぁ……)
その後出される菓子や紅茶もみんな高そうで味わいながら食べたり飲んだ
周りの皆もチビチビ飲んだりしながら勉強会が進んでいく
テスト当日
皆目をギラつかせながら試験に挑み
3日間の学科事件が終わる
出来は皆に教えたりして覚えた所が多く出た為自己採点では高得点を連発
たぶんクラス上位に食い込めたと思う
問題は実技の演習試験
相澤先生は一学期で習った事の総合的内容としか言われなかったが、レザー先輩や旅程先輩の言われた事も考慮しながら訓練を行ってきた
さぁどうなる
「それじゃあ演習訓練を始めていく。この試験は勿論赤点がある。林間合宿に行きたきゃもっともねえ真似はするなよ」
(先生多いな……校長先生も入れたら10名?)
「諸君なら事前に情報を仕入れて何をするか薄々わかってると思うが……」
「入試みてぇにロボ無双だろ!!」
「花火! カレー! 肝試しー!!」
上鳴君と芦戸さんもう受かった気でいるよ
「残念!! 諸事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ!!」
校長先生が相澤先生の首に巻き付いてる紐の中からヒョコっと現れた
「変更ってなんですか」
「それはね……これからは対人戦闘、活動を見据えたより実戦的な教えを重視するのさ!」
「というわけで諸君らにはこれから二人一組でここにいる教師一人と戦闘を行って貰う」
「尚ペアの組と対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績、新密度……諸々を考慮して独断で組ませて貰ったから今から発表するよ!」
校長先生がどんどん発表していく
私とペアになったのは切島君とで、対戦する先生はセメントス先生だ
オールマイトじゃなくて良かったぁと思う反面、セメントス先生の物量攻撃をどういなすかが鍵になりそう
「……何個か策はあるか」
「八雲何か言ったか?」
「作戦があるって言ったよ切島君」
「おお! やるじゃん! 作戦バシッと決めて林間合宿行こうぜ!」
「勿論だよ!」
「それぞれステージを用意してある10組一斉にスタートだ。試験の概要については各々対戦相手から説明される。移動は学内バスだ。時間がもったいない速やかに乗れ」
相澤先生の言葉で全体の説明は終わった
「制限時間は30分、君たちはこの手錠を私に掛けるかどちらか一人がステージから脱出すれば合格となる」
「ただ、それだと経験の差があまりにも多いためサポート科に頼み体重の半分の重りを教師側は着けることになっている」
「勿論我々教師陣は諸君らを本気で叩き潰す気でいる」
「覚悟すると良い」
セメントス先生の説明が終わり私達は時間まで待機するがもう作戦は決めてある
「では30分間……よーい……ゴー」
「55倍! ハイスピード!!」
切島君を抱えて私は全速力でゴールを目指す
「させるか」
セメントス先生が進路を塞ぐが
「60倍!! メガトンパンチ!!」
今の最高出力で壁を破壊
衝撃波で壁が生成されるのを防ぎつつ
「切島君!」
「まかせろ!」
「60倍!! ロングキャスト(遠投)!!」
切島君を思いっきりゴールに向かって投げた
「不味い!」
セメントス先生が慌てて壁を生成するが私の投げるスピードの方が早く、壁が作られる前に切島君がゴールに接近する
壁が生成されたとしても切島君の硬化とあの速度での移動なら壁を突き破って進むことが可能性!
「55倍!! マシンガン!」
レザー先輩が作ってくれたコインを使って指弾でコインを飛ばしセメントス先生を妨害するのも忘れない
「くう! 手数が追い付かない!」
「60倍!! 竜撃砲!!」
トドメに近くのビルに竜撃砲を行いビルをセメントス先生めがけて倒壊させ
『ゴ────ル』
切島君がゴールに到着し見事1分ジャストで試験をクリアした
「まさか自分の得意をいかに相手に押し付けるか教えるつもりが常に後手後手に回されるとは」
「いやいや、セメントス先生の物量攻撃を警戒したらその物量でも対処不能なくらい盤面をいじくるしかないかなって思いまして」
「見事だ。お互いの個性を理解して役割を分担したのも点数高いぞ」
「ありがとうございます!!」
「おーい八雲クリアだクリア! 助かったぜ!」
「切島君! これで林間合宿に行けるね」
「おう! 早く終わったし他の組をモニターで観ようぜ」
「うん!」
こうして期末試験は無事クリアした