個性【超人化】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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神野区決戦3

『ただ今緊急生中継でお送りして参ります! 悪夢のような光景! 突如として神野区が半壊滅状態になってしまいました。現在オールマイト氏とチームファミール、誘拐されていたの子の一人がヴィランと交戦中です!』

 

「300倍二重の極み!!」

 

 無理してトリガー3本いっき打ちで無理やり別次元の攻撃力を手にしているが効力も短いだろう

 

 だが超人はもう倒れない

 

「素晴らしい技術だ。トリガーを打っても揺るがない精神力も素晴らしい」

 

「腕力4、装甲、槍骨、筋骨バネ化、衝撃反転」

 

「あら? 私も忘れては困るわ英雄よ!」

 

 英雄の剣とオール・フォー・ワンが接触した瞬間バチバチと火花がちる

 

「英雄×13、装着」

 

「愛冠姉!?」

 

「ファミールは1人じゃない英雄を着ろ率!!」

 

 英雄が武器や装具に変化する

 

 それを私は装着する

 

 力が溢れる

 

 燃える剣に凍らせる槍、稲妻のごとき速さで矢を打ち出すボウガン、巨大な盾、ぶっとい太刀に鎧を着込む

 

「足りないのなら腕は増やせば良い」

 

 脇から新たな腕がはえてくる

 

「植物で足場を作る」

 

「緑姉!!」

 

「重力を操り速さを上げる!」

 

「星姉!!」

 

「美しき姉妹愛だだが無力だ無力だ」

 

「増やせ増やせ増やせ増やせ!! 腕よ」

 

 背中からも腕をはやす

 

 手には武器を持ち振るったり投げたりする

 

「ニューフォルム……千手観音」

 

「仏になったつもりかね」

 

「回転を回転を回転を回転を」

 

 植物で作った道を300倍の速さで駆け抜ける

 

 一歩歩くごとに体の筋繊維がちぎれるがすぐに修復する

 

「グラビティポイント500倍!」

 

 星姉の重力操作でオール・フォー・ワンを足止めする

 

「ローテイド・ザ・フルアクション!!」

 

 空中で回転しながら全ての武器をオール・フォー・ワン突き立てた

 

「ぐううううう!!」

 

「いっけえええええ!!」

 

 ピシリと亀裂が武器に入る

 

 気にせず回転を続ける

 

 武器が壊れる

 

 回転を続ける

 

 武器がなければ拳を突き立てる

 

「調子に乗るなぁ!」

 

 私はオール・フォー・ワンの拳を一振で吹き飛ばされた

 

 植物で受け止められ無事だが初めてダメージが入った

 

「弔がせっせと壊してきたヒーローへの信頼……決定打を僕が打ってしまってよいものか……でもねオールマイト、君が僕を憎むように僕も君が憎いんだ。僕は君の師を殺したが君も僕の築き上げてきた物を奪っただろう……だから君には可能な限り醜く酷たらしい死を向かえてほしいんだ。そして次世代の継承者の八雲と一緒に」

 

「でけえの来るぞ! 避けて反撃を」

 

「避けて良いのか?」

 

 ガラ

 

 オールマイトの真後ろには瓦礫で下敷きになった人がいた

 

「マズ! オールマイト!!避けてぇ!!」

 

「君が守ってきた物を奪う……まずは怪我をおして通し続けたその矜持……惨めな姿を世間に晒せ」

 

「平和の象徴」

 

「オールマイト!?」

 

 骸骨のような姿のオールマイトがいた

 

 オール・フォー・ワンの一撃を後の人を守るために受けてしまった

 

 オールマイトは……もう限界だ

 

「頬はこけ、目は窪み!! 貧相なトップヒーローだ。恥じるなよ……それがトゥルーフォームなんだろ!?」

 

「……そっか」

 

「体が朽ち衰えようとも……この姿が晒されようとも!! 私の心は依然平和の象徴!! 一欠片も奪えるもんじゃない!!」

 

「オールマイト駄目だこれ以上は……死んでしまう!!」

 

 オール・フォー・ワンは何かを呟いた

 

 この距離からは聞こえなかった

 

 しかし、それを聞いたオールマイトは見るからに動揺してる

 

「君が嫌がることをずぅっとかんがえてた……あれ? おかしなオールマイト……笑顔はどうした? No.1ヒーロー」

 

「き……さまぁ!!」

 

「やはり楽しいなぁ! 一欠片でも奪えただろうか」

 

「……オールマイト……助けて」

 

「今助ける」

 

 緑姉が植物を操り瓦礫をどかしながら救助する

 

 私は縮んでしまったオールマイトを斜め後から見ているしかなかった

 

「……オールマイト……先生」

 

「オールマイトの次は君の番だ八雲率。楽しいなぁオールマイト君らを壊すのは」

 

「大丈夫だ八雲君……ヒーローは守る物が多いんだよオール・フォー・ワン!! だから負けないんだよ!!」

 

 もしかしたらオールマイトの最後の授業かもしれない

 

 彼の全部を……一挙手一投足吸収しろ私!! 

 

 増やした腕を右腕に集めろ……一撃だ……一撃で全てを終わらせるんだ

 

 オールマイトは最後の力を振り絞って右腕に力を込める

 

「渾身……それが最後の一振りだねオールマイト……手負いのヒーローが一番恐ろしい」

 

「腸を撒き散らしながら迫ってくる君の顔を今でもたまに夢に見る」

 

「二、三振りは見といた方がいいな……つ!?」

 

 エンデヴァー到着、シンリンカムイやエッジショットも加勢する

 

「なんだ貴様……なんだその姿はオールマイト!!」

 

「なんだその情けない背中は!!」

 

 エンデヴァー魂の叫びだった

 

 永遠のNo.2

 

 オールマイトの栄光を一番間近で感じながら彼自身は超えようともがき、苦しみ、轟君等の家族を巻き込んでまで追っていた背中が……その姿だった

 

 轟君の話を聞いていたから余計にわかってしまう

 

 エンデヴァーの叫びが

 

「応援に来たのなら観客席で大人しく観ていてくれ」

 

 すかさずエッジショットがオール・フォー・ワンに急襲する

 

「抜かせ破壊者!! 俺達は助けに来たんだ」

 

 虎が怪我を推して瓦礫から別の救助者を助けならが語る

 

「……我々にはこれぐらいしか出来ぬ……あなたの背負うものが少しでも……」

 

「虎……」

 

「あの邪悪な輩を止めてくれオールマイト!! 皆あなたの勝利を願っている!!」

 

「どんな姿でもあなたはNo.1ヒーローなのだ!!」

 

「皆あなたの勝利を願っている!!」

 

「オールマイト!! 私もいる」

 

「八雲君……」

 

「最高の一撃を食らわせてやれ!! 私がその障害を全て破壊する」

 

 増えた腕が右腕に集まり、腕は数十倍の大きさに膨れ上がっていた

 

「煩わしい」

 

「精神の話はよしてくれ。現実の話をしよう。筋骨バネ化、瞬発力4、膂力増強3、増殖、肥大化、鋲、エアウォーク、槍骨……今までのような衝撃波だけでは体力は削れても決定力にかける」

 

「確実に君らを殺すために今の僕が掛け合わせられる最高、最適の個性で……君らを殴る」

 

「させるかぁぁぁぁ!!」

 

 私がオールマイトの前に立ちオール・フォー・ワンの凶悪な右腕を私の肥大化した右腕で殴る!! 

 

 接触した瞬間に破裂音と爆風が周囲を襲う

 

「私は先生だ……叱なにゃならんのだよ」

 

「私が叱らなきゃならんのだよ!!」

 

「教え子の後に隠れて脅える今の貴様がか?」

 

「私も彼らを育てるまではそれまでまだ!!」

 

「死ねんのだ!!」

 

 オールマイトの右の拳がオール・フォー・ワンの顔面に突き刺さる

 

「浅い!!」

 

「そりゃ腰が入ってないからな!!」

 

「合わせるよ先生」

 

「ユナイテッド」

 

「ラストエンペラー」

 

「ステイツオブ」

 

「ザ」

 

「「スマ────ッシュ!!」」

 

ドガアアアン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁやりきった」

 

 私はオールマイトを真似し勝利のスタンディングを行う

 

 オールマイトに寄り添い、支えるように

 

「ありがとう。オールマイト」

 

 

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