個性【超人化】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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オールマイトの後継者

『ヴィランは……動かす!! 勝利!! オールマイト!! 勝利のスタンディング!! 寄り添うようにもう一人の健闘者人質として浚われていた雄英生が今血だらけの拳を上げました!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『オールマイトの交戦中にもヒーローによる救助活動が続けられておりましたが死傷者はかなりの数になると予想されます……元凶となったヴィランは……今!! 移動牢に入れられております! オールマイトらによる厳戒態勢の中今……』

 

 オールマイトはカメラに指を指し

 

『次は君だ』

 

 と短いメッセージを送った

 

 私は警察に連行されていた過剰防衛だと

 

 相澤先生の戦闘許可が解けていない事や愛冠姉が新たに戦闘許可を出していたことで資格未取得者による個性違法使用の適用は避けられたが逃げるべき場面で立ち向かいましてやオールマイトと共闘して倒してしまった

 

 警察は保護の面も有るだろうがそこはどうなんだろう。

 

 私はそれよりもトリガーを使用したのがバレないかヒヤヒヤしてるよ

 

 腕ももう萎み普通の腕に戻ってしまった

 

 さぁどうなる? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕は刑務所に入れられたようだ

 

 目が見えないもので正確な情報はわからないのだがね

 

 特例も特例らしい

 

 ……実に醜い負けだった

 

 しかし、最後の一撃で確信した

 

 後継者は彼女ではない

 

 恥ずかしいなあんなに堂々と九代目と連呼していたのに違うとは

 

「トリガー込みとは言えオールマイトに匹敵する強さか」

 

 成長次第ではオールマイトに並ぶ存在が2人に増えるか……看過できないな

 

 しかし、オールマイト

 

 君は教育者としては負けだ

 

 継承者が誰かわからないが離れ時を見失った

 

 先生と言うのは弟子を一人立ちさせるためにいる……便りにしてきた師が手の届かぬ所へ行き、弔は増悪を募らせる

 

 彼は真に先導を歩いていく

 

 仲間もいる

 

 仲間の増やし方も知っている

 

 大丈夫だ死柄木弔

 

 経験も増悪も悔恨も……全て糧にしろ

 

 しかしオールマイトでないなら八雲率は素晴らしい師に習ったのだろう(ほぼ独学です)

 

 必ず彼女はもう一度インパクトとぶつかるだろう

 

 そういう運命だ

 

 その時に勝てるかなインパクトは? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一夜明け世間は騒然とした

 

【神野区半壊】

 

【オールマイトの正体】

 

【第二のオールマイト現れる】

 

【人質の少女の健闘】

 

『本田さん大変な事になりましたね』

 

『ええ、オールマイトが神野区半壊の主犯を捕らえて一夜明け、ようやく交通網の麻痺が収まり始めましたからね』

 

『今回の事件の焦点はやはりヴィラン連合でしょうか』

 

『ええ、それも勿論有りますがオールマイトの容態も気になります』

 

『オールマイトが見せたあの姿……平和の象徴の次の行動がどうなるのか気になります』

 

『捕まっていた少女についての続報が入ってきました……警察は薬物反応が出たとして少女を一時保護する方針だと明かしました』

 

『これはどうなのでしょうか専門家の八木さん』

 

『おそらくヴィラン連合によるものと思われますな。彼女は何か情報を吐かせるために捕まえられていたと考えるのが妥当かと』

 

『警察による情報によりますと被害者の少女は容態は安定しているとの事、早く元気な姿が見たいところです』

 

『オールマイトと共闘したといえ巨悪を打ち倒した姿は次世代の英雄に相応しい活躍でした。続報をお待ちください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「捕らえた脳無はいずれにしてもこれまでと同様人間的な反応が無く、新たな情報は得られそうにありません。保管されていたという倉庫は消し飛ばされており、彼らの製造法方についても追って調査を進めるしかありません」

 

「八雲率から出たトリガーの反応ですが、アメリカ産の純正に酷似しており、ヴィラン連合に無理やり使用させられたと証言しています」

 

「また個性が進化するという極めて希な現象が起こっており元から有ったに肉体の強化倍率を弄ることで超人的なパワーを得られる、治癒能力を向上できる他に腕を何本も生やすことができる、知能指数の大幅な向上、臓器の複数所持も見られました」

 

「臓器の複数所持とはなんだね」

 

「人間の枠組みを超えているということです。レントゲンで検査して判明したのですが、肩と尻に脳味噌が形成され、たの臓器も倍に増えています。大腸と小腸は増えていませんが活動が活発になっており、筋肉の量も中学時代に取った記録と比べると10倍近くになっております」

 

「骨も以上発達しており、鉄骨と同等のようで、体重が事件前と比べると5倍に増加し、300キロになっているようです」

 

「……んー」

 

「大物は捕らえたものの死柄木を始め実行犯は丸々取り逃がした……とびきり甘く採点して痛み分けと言ったところか」

 

「馬鹿野郎、平和の象徴と引き換えだぞ……オールマイトの弱体化が世間に晒された。もう今までの絶対に倒れない平和の象徴はもういない」

 

「国民にとってもヴィランにとってもな」

 

「たった一人にもたれ掛かってきたツケだなぁ」

 

「次世代の平和の象徴……八雲率か」

 

「ファミールも今回の活躍でヒーロービルボードチャート上位に食い込むだろう」

 

「明るい話題はそれだけか……気になるのは未来連合という政治団体がやけに八雲率とファミールを推していることだ」

 

「あの警察内部に個性使用可の特殊部隊を作るべし、ヒーローにも逮捕権をと煩い団体か」

 

「ヒーローと警察の合体を目論む輩だろう。要注意団体でもないはずだが?」

 

「……今回の件でもしかすると内閣が瓦解する可能性もある。勢力を伸ばすのはオールマイトが居ない世界でも治安を維持できるかどうか」

 

「求心党も気になる。一般市民の個性関連の法律の撤廃を吟っているからな」

 

「……話を戻すぞ、ヴィラン連合についてだ。主犯格の死柄木だが最初期は子供の癇癪とまで言われていた。だが反抗計画は回数を重ねるごとに回りくどく……世間への影響を見据えた物になっている」

 

「死柄木は考え成長している……そしてオールマイトが崩れ以前にもまして抑圧が無くなろうとしている現状……連合は失敗する度に力をつけていく。こうも都合よく勢力拡大の余地が残っているもんかね?」

 

「……やはり警察内部の改革は必要だ。現在のヴィラン受け取り係と揶揄されるような弱い警察ではなく強い警察にしなくては」

 

 

 

 

 

 

 

 

「オールマイト!!」

 

「緑谷少年……やって来たか」

 

 緑谷少年と秘密の訓練を行っていた海岸沿いに私は彼を呼んだ

 

「オールマイト話って」

 

「まぁ座れ少年」

 

 腰を下ろし緑谷少年はじっと私を見る

 

「全く君が無茶する場面じゃなかったんだぞ……全てが無に帰る所だったんだぞ」

 

 爆豪少年救出を独断で行ったことをまずは怒った

 

「緑谷少年、私はね……事実上の引退だよ。もう戦える体じゃなくなってしまった」

 

「マッスルフォームもろくに維持できなくなってしまった」

 

「ワン・フォー・オールの残り火も完全に消えてしまった」

 

「だと言うのに君は毎度毎度飛び出して行ってしまう。何度体を壊した事か」

 

「……だけど今回は体を壊さず窮地を脱したことは凄く嬉しかった。これからは君の育成に専念していく、この調子で頑張ろう」

 

「でもオールマイト……世間じゃ八雲さんが後継者だと……」

 

「世間は世間。私達は私達だ。確かに八雲君の成長は素晴らしい。でも君だって負けてない。私はワン・フォー・オールを君に託して良かったと思ってるんだ。自身を持て!!」

 

「うぅ……オールマイト……」

 

「遠回りをしてもいい、立ち止まって空を見てもいい……だけど君こそが私の後継者なんだ……まずはその泣き虫からなおさないとな」

 

 これで私の時代は終わった……だが確実に次世代は育っている……緑谷少年頼んだぞ

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