個性【超人化】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ヒーロー本免試験1

 ヒーロー本免試験……合格率はこちらも例年は5割を下回る難関試験

 

 今年は仮免の傾向から更に合格率を絞ってくるのではと予想される

 

 そんな試験に私は単身で乗り込む

 

 会場は伊豆諸島にある有人島の花火島が舞台となる

 

 緯度が低いためか9月だが夏のように蒸し暑い

 

「何で島なんかに……都会の会場でいいじゃん」

 

 電車にフェリーを乗り継いで3時間半

 

 周りの人を見ると恐らく3年生や浪人の方が多そうだ

 

 経験値だと圧倒的に劣る

 

 そんなこんなで会場に着くと約100名程が今回の参加者っぽい

 

『えぇ、お集まりいただきありがとうございます。ヒーロー公安委員会の吉良です。本日から4日間ヒーロー本免試験を行っていこうと思います。初めに皆さんの戦闘能力を確認するため4人1組のグループを作ってもらいます。その中から5回適当なグループと個性を使った20分間の試合をしてもらいます。グループの誰が出てもらっても構いません』

 

『試合ですが、対戦相手が戦闘不能、気絶、歩行不能、参ったの4つか時間切れにて勝敗を決定します』

 

『この試合や会場での様子を見て一次試験の合否を決めさせてもらいますこれが1日目の予定となります。質問は会場に居る黒服にご確認ください。まず1時間チーム決めの時間とさせていただきます。それでは各自チームを組むように』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずこの一次試験5回全部一人が戦ってもよい

 

 急なチームアップでどれだけ問題に対処できるかを測る試験だ

 

 私は戦闘要員としよう

 

 そしたら欲しいのは回復担当、バフ等のサポート系、情報を相手の個性を判別できる人、私と相性が悪いのをカバーできる人が欲しい

 

 学校が同じ人とまず組むだろうからそうじゃないような人から声をかけていく

 

「すみませんちょっとよろしいでしょうか」

 

「雄英の八雲じゃん! 知ってるよ君の個性! 増強系だろ! 私も増強系なんだ組むか!!」

 

 ポージングを決め出した女性だった

 

「せっかくなのでよろしくお願いします」

 

「よろしく! 私は東宝学園三年の今筋乱! 個性は筋肉増強! マッスルヒーローMs.ホールドよろしく!」

 

「よろしくお願いします……今筋? どこかで聞いたような」

 

「あぁ、たぶんうちの叔父さんの今筋強斗の事だと思う。通称マスキュラー……雄英の林間合宿の時に襲撃した奴だよ」

 

「あぁ、あの……でも個性も一緒なんですね」

 

「そそ、ま、一族の恥の叔父さんとは絶縁してるし! 私はヒーローになって捕まえるつもりだったからそこら辺は気にしなーい気にしない!」

 

「あ、はい」

 

「私も適当に声かけてみるわ! そっちももう一人頼むね」

 

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

「ホールドさん勢い凄くて個性似たようなのになっちゃったけど戦闘要員増えたと考えると有りか?」

 

「あ、あの!」

 

「はい!」

 

 私は後ろを振り向くと小さい子が居た

 

「あの……雄英の八雲しゃんですよね! 私と組ましぇんか?」

 

「ええっと貴方は……」

 

「し、失礼しぃましぃた私治癒ミチル! リカバリーヒーローミチルでしゅ! 雄英体育祭と神野での活躍みしゃせてもらいましぃた!」

 

「ミチルさん個性と年齢聞いても良いですか失礼が有ると不味いので……」

 

「あ、しゅみましぇん22歳の秋葉川女子大学で個性は治癒でしゅ! 対象を舐める事でその部位を治癒する事ができましゅ」

 

「是非組みましょう! というか6つ上でしたか失礼しました」

 

「いぇ、この容姿てしゅし舌足らずなのでよく勘違いされましゅから気にしないでくだしゃい」

 

「えっと今今筋乱さん……Ms.ホールドさんと言う方も組んでるんですが良いですか」

 

「はい! 後で挨拶しぃましゅね」

 

「そうこう言ってたらあっちから来ましたねオーイ! ホールドさん!」

 

「早速見付けたかうちは空振りだった! ごめんね!」

 

「いえいえ……こちらミチルさんです。個性は治癒だそうで」

 

「ミチルでしゅ! よろしくお願いしましゅ!」

 

「よろしく! ミチル! さて最後はどうするかね!」

 

「ラッキーラッキーアンラッキー? 皆に幸福を分けてあ・げ・る! 幸福ヒーローラッキーライラック!」

 

「うわ!」

 

「いきなりなんでしゅか!?」

 

「チーム組みましょう! 私は幸福譲! 個性は幸福譲渡です! 一時的に運気を上げれます! バフ系です! お願いします組んでください! 役立ちますから」

 

(なんか凄い人来たなぁ)

 

 美人のお姉さんなんだけどどことなく残念臭がする女性が目の前で土下座してきたので熱意に折れチームを組むことに

 

 ちなみにラッキーライラックさんは短大生の20歳らしい

 

 こうして私達のチームは決まったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えー、吉良です。1時間が経過しましたので試合を開始したいと思います』

 

 吉良さんがスイッチを押すと5ヵ所の試合会場が現れる

 

 裏路地、鉄橋、市街地、下水道、ビル内

 

『今回の一次試験では市街地における戦闘を前提といたします。いかに市街への被害を最小限に行えるかも点数に入ります。戦闘内容や試合前後の様子は黒服のスタッフが加点していき、基準点を超えた者を一次試験合格者といたします』

 

『それでは各自指定された会場に移動してください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一試合は裏路地

 

「さてどっちがいきますか」

 

「ミチルさんがどれくらい回復できるか次第ですが」

 

「舐めれるのであれば数百人でも治癒できます」

 

「なら外傷は問題有りませんね……ラッキーライラックさんはどのくらい運気を上げれるのですか?」

 

「フルパワーだと3回とてつもないラッキーを与えられるよ。反動で1時間クールタイム必要だけど」

 

「20分の試合と移動等の待機時間も20分間なので1間隔40分、それが4回で最後の試合は除くため160分……2時間40分今やれば3試合いけますね」

 

「初戦と3戦目、最終戦私出ます。ホールドさんは次戦と4戦目お願いします」

 

「わかった」

 

「ラッキーライラックさん私にラッキーをお願いします」

 

「OK! 開運ラッキーパワー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一試合……相手はゼリー状の人だ

 

「物理攻撃は効きづらそうだ。どうするか」

 

「ゲルゲル……よろしく」

 

「よろしくお願いします」

 

『ではスタートしてください』

 

 こういう液体型の異形の人を倒すには何らかの容器を使い詰め込んで封じ込めるのが必勝の型だが、パッと見そんな容器は何処にもない

 

 強いて言えるのは青い蓋付きのゴミ箱だが容器が大きすぎる

 

「ゲルゲル」

 

 ニヤリと相手が笑う

 

 すると高速で何かを発射した

 

「ゲルゲル、ゲル鉄砲」

 

 自身の体の一部を高速で撃ち出していた

 

「空気砲!」

 

 私は空気砲でその液体を弾き返す

 

 近接戦闘に持ち込もうとも考えたが、私を包み込むほど膨張されると捕まってしまう

 

 体内にもし侵入されれば戦闘継続は不可能だろう

 

「あ、そっかそうだあれがあったじゃん」

 

 私は指パッチンをする

 

 高速で擦り合わせれて火花が散る

 

 それを数回繰り返すと私の腕に火が着いた

 

「ゲル!?」

 

 初めて相手が動揺した

 

 どうやら火が弱点らしい

 

「ファイヤーフォルム」

 

「ゲル!? 全身を燃やしてだと!」

 

「火災旋風!!」

 

 私は体を回転させ上昇気流を発生させると小さな竜巻を作りそれが火を纏う

 

「あついー!! ウギャー」

 

 熱さで相手が怯んだ……さて次の手は……ん? 

 

 竜巻の中にさっきのゴミ箱の中から2Lペットボトルが出てくるのが見えた

 

「これがラッキーさんの力か」

 

 ペットボトルを掴むとハイスピードで加速してゼリーの人を至近距離で空気砲を当てる

 

 炎の熱で弱っていた為かビチャっと弾け飛び、本体と思われるコアをペットボトルに詰め込んで試合終了

 

 裏路地の被害は地面と壁が少し焦げただけだった

 

 でも対戦相手だった液体の人は市街地ではほぼ被害を出さない手単体を制圧できる強個性だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リカバリーフォルム併用前提のファイヤーフォルムだから軽い火傷しか無かったが、それもミチルさんに治してもらい第二試合を観る

 

 狼男対筋肉の鉄橋での戦いだったが、ホールドさんが皮下に収まらない筋繊維剥き出しで圧倒

 

 狼男も必死に噛みついたり殴る蹴るを行うが筋繊維がそれらを絡めたり、弾力で無効化する

 

 結局ダメージらしいダメージも無く第二試合を突破

 

 ここで時間短縮のため試合が終わった組み同士第三試合が行われることになりラッキーを控えて試合をすることに

 

 第三試合市街地のフィールドで対戦相手はパッと見普通の優男だ

 

「今すぐ辞退することを進める! 雄英の八雲! 貴様の個性は私と相性最悪なり」

 

「誰が辞退するもんですか」

 

 いきなり挑発してきた……自身の個性に絶対の自身があるのか? 

 

『ではスタートしてください』

 

「とにかく殴ってから考える!」

 

「無駄なり」

 

 相手と触れ合う瞬間私は吹き飛ばされた

 

「反射系か」

 

「ほぉ、一瞬で見抜くか」

 

 どんな反射かはわからない

 

 対象と触れた瞬間か? それとも壁みたいなのがあり、それで反射するのか? 

 

「手数を増やす……千手観音フォルム」

 

「ほぉ、腕を物理的に増やすか無駄なり!」

 

「インファイト!」

 

「リフレクト」

 

 私の腕の内95%は反射されたが残りの5%は相手に突き刺さった

 

「かは!? な、なに?」

 

「反射系は対戦済みだ。何処か穴がある訳じゃない様だから反射されるタイミングで腕を引けば突き刺さるよね! しかも貴方個性思ったより弱い」

 

「何?」

 

「マッスルフォルム……縮地!」

 

 マッスルフォルムになることで骨が耐えられるようになったため縮地を行う

 

 距離を一瞬で詰め私は声量を上げるため声帯、肺、喉、気道を強化し

 

「わ!!!!」

 

 超至近距離で爆音の声量をぶつけた

 

 彼は白目を向いて泡を吹いてぶっ倒れた

 

「会話できるってことは声は無制限に届くって事だ」

 

 私は第三試合を制した




無能なナナの犬飼ミチルを参考にいたしました

あぁ、率がどんどんウボォーギン化が進む進む
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