「えー、今日は学級委員長を決めてもらう」
「「「学校っぽいのキター!!」」」
ハイハイはーいと皆が手を上げる
勿論私も
ヒーロー科の学級委員長とはこの集団のリーダーとしてクラスを引っ張っていく人のため、トップヒーローの素地を形成する上でとても重要な役職
これまでの付き合いで派閥争い何かが存在しない比較的仲良しなこのクラスでの学級委員長は特別な意味をなす
「静粛にしたまえ!! 多をけん引する責任重大な仕事だぞ……やりたい者がやれるものじゃないだろ!!」
「これは投票で決めるべき議案!!」
飯田君が投票で決めるべきだと発言
これに皆は日が浅くて信頼関係もないから無理だし、自分に入れると決まってると反対意見も出たが、だからこそ複数票が入ったものがやるべきと飯田君が押しきった
なお投票結果緑谷君が学級委員長、八百万さんが副委員長となった
昼休み
昼食を食べようとしたところ、バッタリレザー先輩と会ったのでそのまま相席することになった
「ねぇねぇ全力で殴ると鉄骨を貫通できるってほんと!?」
「えぇ、本当です。今日の放課後伺うってメッセージ入れたのですが……」
「あ!? 本当だ!! ごめんごめん実験で集中してた」
「いや、別に良いんですけど、今日伺ってもよろしいですか?」
「うん! 大丈夫!! そうだ! 今日はパンチ力やキック力を測らせてよ!!」
「はい」
「それからそれから!! 頼まれていた訓練用ギプスの原型もできたから見に来てよ」
「ありがとうございますレザー先輩」
「良いの良いの! お互いの為だよ!! 私はモノづくりのアイデア貰えるし、率ちゃんは有利に戦えたり鍛えられるWin-Winの関係だよ!!」
「そう言っていただけると助かります」
「硬い硬いよ率ちゃん!!」
そんなことを話しながら食事をしているとウウーと警報が鳴った
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは野外に速やかに避難してください』
「先輩逃げますよ!!」
「まぁまぁ慌てない慌てないよ率ちゃん!!」
レザー先輩はスマホをピピッとスライドさせると映像が映し出された
「外にあるドローンを動かして映像見たけどどうやらマスコミがゲートを突破しただけみたいだよほら」
「ずいぶんと落ち着いてますね先輩。周りパニックになってるのに」
「何があっても動じない!! 実験で想定外の事ばっかり起こるけど動じたら何が失敗かわからなくなるからね!! こんなことも有ろうかとがモットーだし」
「なる程……流石です!! でも例えマスコミでも学校に侵入してくる事何てあるんですか?」
「去年は無いね! まぁ珍しい事だよ」
ドローンを遠隔操作してレザー先輩は侵入口と思われる校門を見せてくれた
「ずいぶんとひどい壊し方をされてますね粉々ですよ」
「個性で壊されてるねこれ……邪な者が居ないといいけど」
「大丈ー夫!! ただのマスコミです!! 何もパニックになる必要はありません!!」
「あ、飯田君が何かしてる」
「 知り合い?」
「えぇ、クラスメイトです」
「大胆だね!! 面白い!!」
「非常口みたいになってますね」
こうして私はレザー先輩のおかげでパニックにならずにすんだ
ただ、先輩が言った邪な者は確かに入り込んでいた
放課後私はまたレザー先輩の開発工房室にお邪魔していた
「あなたがレザーの言っていた1年生ね!」
レザー先輩の横に知らない先輩が居た
「こちら私の友達の里山旅程ちゃん!! 旅程って呼んで上げて!!」
「よろしくお願いします旅程先輩」
「えぇ、よろしく。私の得意分野は素材の開発とコストダウン。レザーはサポートアイテム本体の開発や数値を取ったりするのが得意だからタッグを組んでるの」
「そうなんですか」
「今日はパンチ力やキック力を測るんでしょ。レザーのサポートするからこれ着けて計測するわよ」
「これは?」
「特殊素材で作った計測器よ」
「へー」
私は言われた通り機材を着ける
「パンチしてみて!!」
「こうですか」
シュッシュッとシャドーボクシングをしてみる
「あっ、ごめんごめんこの機械を殴ってみてよ思いっきり!!」
旅程先輩がガラガラとサンドバッグを持ってきて地面に固定している
「いきますよ……えい!!」
ピピと鳴ると120の数値が出た
「次は個性を使って全力で」
「はい! ……おりゃ!!」
ガゴンと凄まじい音がし、電光掲示板には2456と出ていた
「20倍だっけ最大倍率」
「はい」
「56は誤差かな? それとも成長分か……とりあえず何回かお願い!!」
「はい!」
私は言われるがまま計測を続けた
「OK! 今日はありがとう!!」
「ただ殴ったり蹴ったりしただけですがそれで良いんですか?」
「うん。今日はサポートアイテムをつくる上で必要な耐久値を計測してただけだから! どの素材で作れば壊れないかこれでだいたいわかるの」
「へー。そうなんですか」
「旅程ちゃん! 今日はありがとね手伝ってくれて」
「いえいえ、これからどの素材で作るか探すの手伝って貰いますしお互い様ですわ!!」
こうして里山旅程先輩との顔合わせとサポートアイテムの作成の手伝いが終わるのだった
別の日
「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」
相澤先生が今日のヒーロー基礎学について説明する
今日は人命救助訓練を行うらしい
今回はコスチュームの着用は各自の自由と言われたので、鉄板の入ったカバンは置いていくことにした
また、訓練場は少し離れた場所に有るらしく、バスに乗って移動となった
対面式のバスに乗り込んだ私達は蛙吹さん……梅雨ちゃんと呼んでと言われたので梅雨ちゃんと呼ぶが、梅雨ちゃんが緑谷君の個性がオールマイトに似てるって話し始めた
「でもオールマイトは殴っても怪我しねーから似ていて異なる物だぜ梅雨ちゃん」
切島君が反論する
「でもよシンプルな増強型個性はいいな! 派手で出きることが多い!」
「俺の個性硬化は対人じゃつえーけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕は凄くかっこいいと思うよ! プロにも十分通用する個性だよ!」
「でも増強型なら八雲さんの個性こそオールマイトに似てると思うな」
緑谷君が私に会話を振ってきた
「確かに目指すべき場所はオールマイトだけど……あそこまでなれる自信は無いな」
「そりゃそうだろ! 増強型でもポンポンオールマイト級が出てきたら増強型だらけだろヒーロー!」
上鳴君がちゃちゃを入れてくる
「でもよー、派手って言ったら爆豪と轟だよな」
「やっぱヒーローも人気商売みたいなところあるから派手だとそれだけでもつえーよな」
「ケロっでも爆豪ちゃんキレてばかりで人気でなそう」
「んっだとコラ! 出すわ!」
「ほらね怒った」
ワーワーキャーキャーとバスの車内が煩くなったところで相澤先生がうるせえぞと言って車内は落ち着いた