やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
今後も宜しくお願いしますね!
第0話 プロローグ
第0話
神代由佳side
千葉のとある町にある豪邸。
そんな豪邸の一室で…
「…『ひとりかくれんぼ』の遊び方。」
一人の少女が、とある遊びの仕方を調べていた。
「事前準備その一。ぬいぐるみの綿を全て抜き、代わりにお米を中に詰める。」
人形を使った遊びなのだろうか?
「その二。自分の爪、もしくは血をぬいぐるみの中に入れ、詰め穴を赤い糸で縫う。」
…少し物騒になってくる。
「その三。風呂場に水を張り…隠れる場所に塩水を確保しておく。」
隠れる場所が必要な時点で、その遊びは…
「…うん、事前準備はよし。後は実行手順の確認ね。」
そう言いながら、部屋を出ていく。
この時の彼女は夢にも思わなかっただろう。
この行為が後に…
…あの悲劇を引き起こす事に。
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比企谷八幡side
草木も眠る丑三つ時、それすらも越える真夜中の時間。
そんな夜の千葉を、一人の少年が歩いていた。
その少年は目がDHAが豊富そうな程に腐っており、似合わない程の可愛らしいアホ毛がついている。
まるで、というかまんま不審者である。
そんな彼は…
「全く、何処の馬鹿だよ。こんな時間に奴等を呼び足したのは…」
と、不機嫌そうに彼は呟く。
「…しかも、俺の近くときた。少し待てばアイツ等が動くんだろうが…」
しかし、彼は自分に言い聞かせる様に呟き続ける。
「それより前に何かあったら、唯でさえ悪い目覚めが、より悪くなるからな…」
と、腐った目をより腐らせながら、彼はとある場所へと一直線に向かっていた。
その場所には、目を見張る様な豪邸が建っていた。
「さて、こんな時間に俺を起こしてくれたんだ。収穫が無きゃ、許さないからな。」
『絶対に許さないノートに書いてやる。』と呟きながら、彼は慣れた手つきで鍵を開けていく。
これは不審者どころか、泥棒にまで昇格しそうだ。
「さて、今回の怪異はどんな奴かね…」
そんな事を呟いていると、後ろからドアが開く音がする。
急いで振り向くと、其処には…
「きゃっ!ど、泥棒…」
「いや、お前も端から見れば大差ないだろ…」
自分が通っている高校、総武高校の制服を着た女の子が居た。
しかも、いきなり泥棒扱いだ。全く、状況が状況だから仕方がないとはいえ、酷い奴だ。
しかし、そんな彼等の空気を読まず…
???『ぎゃぁああ!!!』
と、誰かの叫び声が響き渡る。
「えっ、な、何あの声…」
「…そうか。少し遅かったか…」
と、彼女は戸惑い、彼は少し後悔する様に呟く。
二人はまだ知らなかった。
これから一年間も自分達を苦しめ続ける…
…呪い、『怪異症候群』の始まりだという事を。
続く
呪いにまみれた運命の夜、此処に開幕