やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
第16話
このバカ再従兄弟はほっておいて、『くねくね』へと向き合う。
しかし、奴は何故か微妙に震えている?何あれ、バイブかな?
…ん?もしかして、アイツ……
『
と、叫びながら『くねくね』は逃げていく。
解ってはいるが…
「なぁ、八幡…」
「何だ、七望兄さん…」
「アイツ、酷くない?やっぱり、怪異は理不尽だわ…」
「同感だ…」
これじゃあ、まるで…
…俺達が苛めている側じゃねぇか。
「あの…えっと……大丈夫ですか?」
「ああ、気を使ってくれてありがとね。大丈夫だよ、慣れてるし…」
「人間相手でも似た様な反応返される事もザラにあるしな。」
「「「…………………………」」」
く、空気が重い…
『くねくね』め、こんな空気にしやがって…
「…おっほん。ま、まぁ、色々と言いたい事や聞きたい事が各々有ると思うから、彼処にあるコンビニに寄ろうか…。確か、フードコートがあるタイプだし。」
「………ああ。」
「………はい。」
悔しいが、流石は喋れるボッチ。
こういう時だけは本当に役に立つ。もう少し、現実的な面で日頃から役に立って欲しい物だ。」
「口に出てるからな、八幡。後で覚えてろ、クソガキが…」
「すまん、本音がつい漏れた。直ぐに忘れる様に努力するよ。」
「……仲、良いんですね。」
良くない、付き合いこそ長いけど…
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「人、居ませんね…」
「…こりゃ完全にゴーストタウンだね。」
「…まぁ、早く座ろうぜ。」
おそらく、人は『くねくね』が狂わせた後、別の怪異が結界の外へと排除してるのだろう。
全く、回りくどい事を…
「…さて、じゃあ自己紹介から始めようか。」
「…は?」
何でそんな事を…
「いや、どうせお前の事だからしてないんだろうなって思って…」
「理由になってねぇぞ、クソ大学生。」
「はは、言うねぇクソ高校生。」
って、今は喧嘩してる場合じゃないだろ!
…はぁ、仕方ないか。
「…比企谷 八幡。」
「で、俺がコイツの再従兄弟な比企谷 七望だ。」
「あっ、えっと、私は姫野 美琴です。」
姫野?何処かで聞いた事がある様な…
「よし♪宜しくね姫野くん。さて、何があったか話してくれるかい?」
姫野は今までの事をかいつまんで話してくれた。
ずっと、ループし続けていた事。
そして、『くねくね』によって目の前で人が狂う瞬間を見てしまった事。
コイツ、相当肝が太いな。
二回目とはいえ、短時間の間でこんな目に合い続けてるというのに…
そんな事を考えていると…
「何だ、先客が居たのかい…」
と、コンビニに見知らぬオバサンが入ってくる。
「…あっ、まだ残ってる人が「しっ、直ぐにここを出るよ、姫野くん。」えっ?」
「コイツの言う通りだ、行くぞ…」
困惑する姫野をひっぱり、コンビニから出る。
…ヤバいな、あのババア。
「な、何で出たんですか?失礼ですよ!」
「失礼も何もないよ、あんな奴。」
「ああ。アイツの身体、死の臭いと気配がこびり付いてた。」
「えっ、それって…」
間違いなく、あのババアは
…人殺しだ。
続く
七望は大学生で、総武高校のOB。そして、雪ノ下陽乃と同じ大学に通っている。因みに、理系。