やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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FGO徹夜でやってたせいで書く暇無かったと言い訳してみる。


第1部 第3章 猿夢
第21話 連続する怪異の謎


第21話

 

『くねくね』の事件が終息してから数時間後…

 

美琴ちゃんは疲労によりすやすやと眠りにつく。

 

一方、八幡は慢性的な寝不足と昨晩の事件による睡眠時間の減少が重なっていた所を、見かねた七望に眠らされた。

 

そんな中、特務課では…

 

「で、どうなんだ霧崎?今回の怪異は…」

 

と、問われた男の名は霧崎 翔太…

 

…怪異を専門に研究する民俗学者である。

 

「昨晩の怪異と、今回の怪異。美琴ちゃんは2日連続で怪異事件に巻き込まれてる。こんなの馬鹿げてるぜ。」

「そうですね。俺達みたいに呪われてる訳じゃなさそうなのにアレなのは異常ですよ。」

「専門家とやらの意見を聞いてみたいね。」

 

と、剛と等、七望から催促される翔太。

 

…そして、彼はゆっくりと持論を語り出す。

 

「…『くねくね』は利用されたに過ぎない。これは俺の推測だが、彼女は何らかの切欠で、俺達の手に負えない程の怪異を呼び寄せてしまった。勿論、比企谷兄弟は別かもしれないがね。」

 

専門家が手に負えないという程の怪異…

 

それ程の怪異でも別枠扱いされると言う事は、比企谷兄弟はそれ程まで怪異に強いのだろうか?

 

「どういう事だ!?」

「まず、神代家で起こった殺人事件。これは『ひとりかくれんぼ』によって引き起こされた怪異による犯行だが…」

 

あのラリックマによる殺人事件。

 

奴の犯行により、あの家の住人の殆どが仏と成り果てた。

 

「次に今回は菊川市での集団発狂失踪事件。…これは何だ?あまりにも突然すぎる。」

 

確かに脈絡が無いと言えば無い。

 

これでは、まるで規則性のない災害の様な物だ。

 

「そもそも一般人が怪異に遭遇する確率は何百万分の一だ。それが連続で続くのは偶然ではあり得ない。」

「それは俺も同感だ。こんなの例を見ないぞ。」

 

と、等の言葉に他の二人も頷く。

 

そうだとすると、これらの怪異事件は何者の意図が絡んでいるという事になるが…

 

「こうなるとやはり、最初の事件…『ひとりかくれんぼ』が全ての始まりの元凶だ。」

「確かに、その可能性が一番高いか…」

「って、それじゃあ神代家での事件はまだ終わってないって事かよ!?」

「…成る程、俺も一度行った方が良いかもね。」

 

と、翔太の結論に各々の声を述べる。

 

「そして、はっきり言おう。これは比企谷兄弟を除いた俺達が今まで遭遇してきた怪異とは比べ物にならん。」

「「「…………………………………」」」

 

その言葉に三人は黙ってしまう。

 

だが、それでも翔太は言葉を続ける。

 

「何が原因かは解らん。だが、あの事件で大きな怪異が動き、今でも彼女に纏わり付いている。七望、そうだろう?」

「…正直、微妙。八幡のいうラリックマや『くねくね』達の気配がこびり付いてたから解りにくかったよ。だけど、微かにそれらしき異様な気配が在ったよ。」

 

成る程、奴等がカモフラージュになってた訳か…

 

「って事は、まだ終わりじゃないって事かよ!?」

「おそらく、な。それに『くねくね』の件だって、何も解決はしていない。原因は不明な上に、規模は最悪ときた。それに比企谷兄弟に守られてたとはいえ、彼女は奴と見ても発狂しなかったんだぞ?」

 

その通りだ。

 

そもそも、『くねくね』は本来なら問答無用で周囲を狂わせる怪異だ。

 

普通の人間なら、狂わない筈がないのである。

 

「結論付けるなら、これ以上彼女に関わるとヤバいって事だ。」

 

続く




謎は深まる度、闇も深まっていく。
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