やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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ようやく夏休み。


第22話 姫野 美琴の謎/出発進行♪

第22話

 

重苦しい空気がこの場を支配する中、それを遮るかの様に等が持論を話し始める。

 

「…こうは考えられないか?彼女は一般人と比べ、怪異に免疫があった。」

「…成る程、俺と八幡みたいな感じですね。」

「ああ。そして、お前達と同じ様に強大な怪異に目を付けられてしまった。」

「だから、『くねくね』の事件が起こったって寸法か!」

 

その持論を聞いた翔太は少し考える様子を見せ…

 

「…面白い考えだ。だが…」

「…ん?ちょっと、待ってくれ。確か、『ひとりかくれんぼ』を実際にやったのって、神代 由佳ちゃんだろ?なら、原因はそっちにも有るんじゃないのか?」

「神代?何処かで聞いた事がある様な…」

「むっ、一理あるな。」

 

翔太が何かを話そうとするのを遮り、各々が気が付いた事を伝え合う。

 

しかし、七望は『姫野』だけでなく『神代』にも聞き覚えがあるのか…

 

「聞け、お前ら。今は怪異に対する免疫などの話は置いておき、今までの事実と謎を並べていくぞ。」

 

と、彼は言い纏め始める。

 

①『姫野 美琴に起こる怪異連鎖現象』

 

②『菊川市で比企谷兄弟が守っていたとはいえ、彼女だけが助かった事実』

 

③『そもそもの発端は神代家での怪異事件』

 

④『最初の怪異を呼び寄せたのは神代 由佳』

 

「…以上だ。」

「…さっぱり、解らん。」

「…実は俺もまださっぱりだ。」

 

そんな不安を煽る様な事を言いつつ、剛へと向き直った彼は…

 

「だが、やるべき事ははっきりとした。剛……『神代』について調べてきてくれ。俺は『姫野』について調べる。」

「えっ、それってまさか!?」

 

成る程、どうやら彼は…

 

「この二人……唯の一般人だと思うか?」

 

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美琴side

 

【出発します~♪】

 

ん?…何、この声?

 

というか…

 

(ここ、どこ?しかも、声が…)

 

喋れている筈なのに、声が全く聞こえない。

 

(これ、何かの列?それに、よく見たら…)

 

…電車の中?

 

……えっ、何で?

 

私って確か菊川警察署に居た筈…

 

【次は活け作り~活け作り~♪】

 

そんな事を告げる呑気な声が聞こえたと思った瞬間、目の前で…

 

(…えっ!?う、嘘……)

 

目の前で、ピエロの様な奴に人の身体が解体されていく。

 

丁寧に、丁寧に切り裂かれ、少しずつ、少しずつ部位を取り除いてミンチにしていく。

 

(うっ、うぇぇ………)

 

思わず、吐きそうになってしまう。

 

な、何でこんな事が…

 

【次は抉り出し~抉り出し~♪】

 

終わったと思った瞬間、前の人がピエロ達の前に進んでいく。

 

それに続く様に、私の身体が勝手に動き出し…

 

(…嫌!こんなの……夢だよ………!!)

 

早く、早く早く、早く早く早く…………

 

(覚めて、覚めて、覚めて、覚めて!さめてさめてさめてさめてさめてさめてサめてさメてさめテサメテサメテサメテサメテサメテサメ……)

 

続く

 




悪夢への片道切符。さぁ、そこの貴方もご一緒にどうですか?
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