やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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夢の中だとカッコの表記が違います。


第23話 悪夢は続くよ、どこまでも

第23話

 

「…はぁ……はぁ………」

 

息を切らしながらも、私は目を覚ます。

 

よ、良かった!起きれた!

 

で、でも…

 

「……酷い夢。」

 

あんな夢を見たせいで眠れなくなった為、私は寝かせて貰っていた部屋を出る。

 

すると、暗い廊下の中で一つだけ灯りが着いている部屋が見える。

 

そこへ行くと…

 

「ん?どうした?眠れないのか?」

 

…そこには氷室さんが居た。

 

そして、一番離れた所にある椅子で八幡さんが眠っている。

 

「…少し嫌な夢を見てしまって。」

 

もう二度と、あんな悪夢は見たくない。

 

身体を切り刻まれ、ミンチにされるのなんて夢の中でもゴメンだよぉ…

 

「そうか…まぁ、無理もないか。…何か飲むか?この警察署にある奴なら何でも奢るぞ?」

 

と、言ってくれる。

 

ありがたいけど、今はそんな気分でもないし、喉は渇いていない。

 

「…いえ、大丈夫です。それよりも……」

 

…少し、気になる事がある。

 

「…他の皆さんは?」

「少し調べ物があってな。今回の怪異について、何か手掛かりになればと思ってね。」

 

だから、他の人が居ないのか。

 

でも、八幡さんはそういう事しないのか…

 

少し意外…

 

「ん?どこを見て…ああ、八幡か。ソイツも寝不足だったから、七望が無理に眠らせたんだよ。」

「ああ、それで…」

 

あんな感じで、無防備に寝てたのか…

 

それにしても…

 

『無防備に寝てる八幡さん、何かめっちゃ可愛く見える!』

 

男子なのに、あの可愛さは卑怯だと思う。ピコピコと動くアホ毛とか特に…

 

あれが巷に聞く『卑しか男ばい』という奴なのだろうか?

 

由佳がこの場に居れば、詳しい事を色々と聞けたのになぁ…

 

「ん?……まぁ、もう何も心配する事はない。君だって寝不足なんだろう?今日はゆっくり休みなさい。明日からは忙しいなる。今の内に休んでおかないと、体を壊すぞ。」

「……はい。」

 

そう言われて、私はベッドがある部屋へと戻る。

 

中に入り、再び眠りに着く。

 

今度は、悪夢を見ないように祈りながら…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【出発します~♪】

 

…まさか!

 

(…そんな!また、この夢!?)

 

祈りは届かず、再びあの悪夢の電車へと呼び戻される。

 

【次は抉り出し~抉り出し~♪】

 

そ、それは前の夢で言ってた…

 

そんな事を思っていると、前回と同じ様に前の人がピエロへと向かっていく。

 

(い、嫌…止めて……)

 

前の人はまず、ピエロに両目を刃物で丁寧に抉り出されていく。

 

次に腹を裂かれ、中の臓器を次から次へと解体するみたいに抉りだされていく。

 

そして、終わったと思った瞬間…

 

【次は挽肉~~挽肉~~♪】

 

と、ピエロが告げる。

 

それと同時に、私の身体が勝手にピエロ達の元へと進んでいき…

 

(お願い、早く覚めて!私、挽肉なんかになりたくない!)

 

覚めて、覚めて、覚めて、覚めて!さめてさめてさめてさめてさめてさめてさめてサめてさメてさめテサメテサメテサメテサメテサメテサメ…

 

続く

 

 




寝てる八幡は可愛い。男の俺でもそう思う。
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