やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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このゲームを知ったのは猫マグロさんの実況動画。今でもたまに見てます。


第2話 響き渡る謎の声

第2話

 

「……………………」

「……………………」

 

沈黙が痛い。

 

滑ったか?別にギャグを言ったつもりは無いんだが…

 

だが、このまま黙っている訳にもいかないか。

 

「…はぁ。おい、お前。」

「は、はい…」

「信じられないかもしれない。疑わしい話かもしれない。だが、今から現実を見せる。」

 

と、俺はドアノブに手をかけて開こうとしてみせる。

 

だが、ドアはピクリともしない。

 

まるで、謎の力が働いているかの様に…

 

「えっ、開かない?」

「お前もやってみろ。」

 

と、彼女に促す。

 

彼女はおそるおそる俺と同じ様にドアを開けようとするが、やはりピクリともしない。

 

「な、何で…」

「俺達は閉じ込められた訳だ。簡単に言えば、『元凶を倒すまで出れない部屋』だな。」

 

全く、色気じゃなくて血気に溢れた部屋なんて嫌すぎるわ。

 

「そ、そんな…。じゃあ、早く由佳を、由佳を探さなきゃ!」

「おいおい、少し落ち着け。」

「そんな事を言われても無理です!こんな変な事が起きてるんですよ!由佳も酷い事に…」

 

はぁ、仕方がないか。

 

直ぐに元凶の所へ行くつもりだったんだが…

 

下手にコイツにうろちょろされたら敵わない。

 

「部屋…」

「…はい?」

「その由佳っていう奴の部屋へ案内しろ。お前一人で勝手に動かれちゃ、面倒だからな。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして、二人で由佳とやらの部屋へ向かう事になる。

 

しかし、この家は部屋が多いな。

 

掃除とか大変そうで嫌だな。元専業主夫希望者としては、あまり婿として入りたくないな。

 

まぁ、そもそも俺を相手にしてくれる様な危篤な女なんて皆無だが…

 

「…此処です。」

「そうか。…何だ、その目は?」

 

何かジト目という奴で見られてる気がする。

 

俺、何かしたか?

 

「変な事はしませんよね?」

「はぁ?する訳ないだろ、興味ないし…」

「えっ、そっちの…」

「違う!俺はノーマルだ!」

 

何故、そっちへ持っていく。

 

唯でさえ、二年になってから何故か腐海の主にそういう妄想対象として目をつけられてるんだ。

 

こんな所で、腐海なんかに落ちたくない。

 

「もういい。開けるぞ…」

「あっ、ちょ…」

 

彼女に構わず、ドアを開ける。

 

すると、そこには…

 

「そ、そんな…ゆ、由佳!」

 

彼女が由佳と呼ぶ少女が倒れていた。

 

しかし、彼女に悲しむ隙を与えないかの様に…

 

『まーだだよ♪』

 

かくれんぼをする時に、隠れる側の返事。

 

子供の様でいて、それでいて異質さを感じさせる…

 

 

妙に頭に残る嫌な声が、家中へと響き渡るのであった。

 

続く




この世界だと、海老名さんの押しカプは『はやはち』か、それとも『ひとはち』なるのだろうか?伏兵として『こぐはち』も出そうで怖い…
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