やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
第27話
(さ、さて、どうしようか?結局、疲れただけで何の収穫も無いし…)
(…あの、八幡さん。そこに倒れてるピエロが何か持ってますよ。)
(え?…本当だ。これは…)
よく見ると、金と銀、胴の卵?を持っている。
もしかして…
(よし、少し試してみるか…)
この卵を拾い、あの変な窪みがあった扉へとハメてみる。
すると、ぴったりと卵達はハメる事ができ…
(開いちゃったよ…)
(あはは…)
少し、呆れてしまう。
いや、あんな雑兵にこんな物を持たせるなよ!
姫野なんかどう答えて良いか解らず、物凄い苦笑いになってるんだぞ!
管理、ザル過ぎるだろ…
(…行くか。)
(…ですね。)
俺達は扉を開け、中へと入っていく。
さて、どうなる?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(…成る程、まだ帰す気はないらしい。)
(えっ、また…)
中へと入った瞬間、再びあの電車の中へと切り替わる。
そんな中、アナウンスが流れ始める。
【しぶといですね~早く死んでください~♪】
腹立つなこの声…
(しぶといも何も、お前らが雑魚過ぎるんだよ。大事な物の管理もザルだし、アホなのか?)
【黙れ、クズ肉。お前に答える価値など皆無だ。お前はそこの挽肉候補よりも先に死ね。地獄に落ちろ、腐りに腐った毒物が。】
(コイツ、キャラ捨てて素で答えてやがる…)
俺に対してのヘイトが異様に高すぎる。
一体俺が何を……色々としてますね、はい。
まぁ、それ以外にも理由はあるんだろうが…
(まぁ、仕方ないか。それよりも…)
(…八幡さん?)
(隠れてないで、さっさと来いよ殺人鬼!)
こそこそと隠れていたピエロに向かって、俺は渾身の蹴りを放つ。
【ぴぎゃっ!クソが、死ね!死ねよ、クズに…】
(きゃっ!)
(ちっ、やりすぎたか?)
俺の蹴りによって吹っ飛んだ奴は、窓を突き破って外へと放り出される。
そして、『グチャ!』という不快で潰れる様な音が響き渡り…
(轢かれたか…。ん?ボタンを押してないのに電車が止まって…)
(ま、また、何か…)
次のピエロを警戒していると、またアナウンスが響き渡る。
【人殺し~♪人殺し~♪】
(酷いブーメランだな。おい…)
(それはこっちの台詞だよ…)
全く、呆れた奴等だ。
面の皮が厚いのにも程があるだろうに…
【黙れ、クズ。…人身事故が発生しました~。緊急停止させていただきます~。文句はそこのクズに言ってくださいね~♪】
(あの野郎………)
遂に肉まで着けなくなったぞ、あの殺人鬼!
隠す気がないの、清々しくて逆に尊敬するわ!
(…本当に何なの?)
(…全くだ。)
はぁ、本当に色々と面倒な奴等だ…
続く
僕達は人の肉が大好きだ。僕達は人を殺すのが生き甲斐だ。…でも、あれは駄目だ。あれだけは絶対に許してはいけない。あんなに不味そうで腐った人肉の臭いは初めてだ。まわりの肉まで汚してしまう。だから、僕達はアイツを嫌う。あれは唯の…害獣だ。