やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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どうしよう?誕生日記念小説書こうかな?


第28話 事案

第28話

 

一方、その頃…

 

現実世界での談話室では…

 

「…よう!お勤めご苦労様!」

「…お前か、剛。」

「調べ物のついでにコンビニ寄ってきたぜ。ほらよ、差し入れだ。」

「ふっ…悪いな。」

 

と、剛がコンビニで買ってきたであろうおにぎりや飲み物を渡してくる。

 

全く、こういう時だけ気が効くんだな…

 

「等、美琴ちゃんの様子はどうだ?」

「見ての通りぐっすり眠っている。さっきまで寝付けなかったみたいだが…ひとまず一時休戦といったところだ。」

「そいつぁ良かった。」

 

全くだ。

 

明日から、かなり忙しくなるだろうからな。

 

その為にも、彼女自身の為にもゆっくり休んで欲しい物だ。

 

「……お前の方はどうだ?あれから何か進展はあったか?」

「……ああ、七割ってとこだな。翔太の言う通り、どうやら今回はとんでもねぇ怪異が関わってるかもしれないぜ。」

「…ほう。それは是非聞かせてもらいたい物だ。」

 

どうやら、かなりの収穫を得た様だ。

 

果たして、どんな怪異が潜んでいるのやら…

 

そんな事を思っていると…

 

「…………おい、等。」

「…………どうした、剛?」

「……美琴ちゃんの様子が変だ。」

「……何!?」

 

そう言われ、急いで美琴くんの様子を見る。

 

確かにうなされていて、苦しそうにしている。

 

「…おい、起きろ!起きるんだ、美琴くん!」

 

力強く揺するが、全く反応しない。

 

「駄目だ、起きない…」

「一体どうなってんだ?こんなに苦しそうにしてるってのによ…」

 

ふと、嫌な予感が過る。

 

まさか…

 

「怪異、か……」

「はぁ!?さっき遭ったばかりじゃねぇか!こんなに連続して続くもんなのかよ!?」

 

普通なら有り得ない。

 

だが、今現実に彼女は何かの怪異に襲われている。

 

「…取り敢えず、病院へ連れて行こう。何もしないよりはマシな筈だ。」

「無意味だな…」

 

剛の言葉を、入ってきた翔太が否定する。

 

「翔太!?でも…」

「お前も知ってる筈だろ、現代医学がどれだけ怪異に対して無意味なのかを。」

「それは………」

 

それを聞いて、剛は黙り込む。

 

俺達はそれを身をもって知っているからだ。

 

「等、彼女がこうなる前に何か変な事は起きてなかったか?」

「…そういえば、眠れないと言っていたな。」

「成る程、そういう事か…」

 

流石は翔太、何か掴んだな。

 

「人は睡眠状態になると無防備になる。五感が低下し、敵に襲われる確率が高くなる訳だ。それは勿論、怪異相手も例外じゃない。」

「…つまり、美琴ちゃんは今、寝込みを襲われているって事かよ!?」

 

おい、剛。

 

言いたい事は解るが、その言い方はないだろ…

 

「…ま、まぁ、言い方はアレだが、おそらくね。怪異って奴は、いつ如何なる時でも手段を選ばず襲ってくる物だ。それに、闇や夜は奴等の領域、特権だ。一度引きずり込まれれば、脱出するのは困難だぞ。」

 

確かにその通りだ。

 

それはよく身に染みている。

 

だが…

 

「…それでも、何もしない訳にいかない。翔太、アレを使うぞ。」

「全く…手遅れでなければ良いが……」

 

夢の中だけでなく、現実世界でも戦いが始まる。

 

果たして、悪夢は覚めるのだろうか?

 

続く




睡眠は危険と隣り合わせだ。貴方も寝込みには気をつけて…
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