やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
第30話
魔方陣を踏んだ瞬間、周りが炎で囲まれた部屋へとワープさせられる。
ここはラスボスと最終決戦場。
おそらく、流石に、多分、ここで力を抜く程に、奴等はバカでもザルでもないだろう…
【よく来たね~挽肉ちゃん♪】
(おい、俺は…)
【さぁ、最後の勝負を始めようかぁ~♪】
(遂に無視し始めたよ、コイツ…)
王冠を被ったピエロが戦いの開始を宣言する。
さて、こちらも始めるか!
(姫野、さっき言った通りスイッチを頼むぞ!)
(はい!八幡さんもよろしくお願いします!)
(はっ、当然だ!)
【ちっ、そう来るかぁ~。全く、邪魔だなぁ~。僕は早くあの娘を挽肉にしたいんだけど?】
と、ピエロは偉そうにほざいてくる。
はぁ?何を言っているんだ、コイツ?
そんなの…
(させる訳ないだろ、殺人鬼。)
【はぁ、だよねぇ~。でも、ちょうどいいや。君から漂う腐敗臭を消したいと思ってた所だ。】
(はっ、やってみろ!但し、覚悟しておけ…)
まぁ、細かい事を言うと、ここは姫野の夢の中だから間違いな気もするが…
(…ここから先は、
【厨二病は恥ずかしいぞ!】
(なら、七望兄さんは恥ずかしい人間だな。可哀想に、怪異にまで侮辱されるとは…)
【誰だよ、それは!)
だって、この台詞作ったの七望兄さんだし…
だから、俺は悪くない。こんなカッコいい台詞を作るクソ兄貴が悪い。
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(はぁはぁ、暑い。)
夢なのに暑い。
ゲーム内でもそういう場所だったけど、そういう所まで再現してるのね…
(でも、後1つ…)
しかし、
【ふふ、残念でしたぁ~♪伏兵登場~♪】
(そんな、後もう1つで最後のギミックが発動させれるのに…)
私の前に、新たなピエロが現れる。
しかも、器用にボールでピョンピョン跳ねるメタルライダーの奴だ。
でも、諦めちゃ駄目だ!
私は八幡さんに任されたのだから…
(一旦逃げて…)
【おっ、諦めないの~?良いね~♪でも、無駄な足掻きだよ~♪】
(残念、それはお前らだ。)
逃げて距離を離そうとした瞬間、八幡さんの声が響き渡る。
その瞬間…
【がっ、くっ、クソがぁ…】
ピエロの頭に、あの王様っぽい奴が持ってたナイフが突き刺さる。
(す、凄い…)
って、肝心してる場合じゃない!
早くスイッチを押さないと!
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【クズ肉め!俺の愛用ナイフを奪った挙げ句、それを同胞殺しに使うとは!】
(はっ、簡単に奪われるお前が悪い。それに姫野と約束したからな。)
『ピエロの相手は任せろ』ってな…
(それに、もうお前はチェックメイトだ。)
【はぁ?ぐっ、身体が…お、重い…)
(八幡さん、全部押しました!後は、ソイツを奈落に叩き落とすだけです!)
(だ、そうだぜ?)
全く、お前達はゲームを真似るべきじゃなかった。
ギミックだけじゃない、ラスボスを演じるお前でさえも役に縛られる。
【く、くそがぁ…】
(はは、残念だったな。…じゃ、落ちよっか♪)
重くなって動けなくなったピエロを引きずり、奈落へと突き落とす。
全く、一応刀を持ってきたのは良いが、あんまり活躍させれなかったな…
(や、やったぁ!)
(ああ、ゲームクリアだ。)
お互いにハイタッチを交わす。
さて、次はどうなるか…
続く
文字通り、独壇場。