やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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俺ガイル側の話。当分はこっち側をします。


第1部 第4章 やはり、俺の青春ラブコメは間違っている
第32話 久しぶりの学校


第32話

 

八幡side

 

『猿夢』を倒してから数日…

 

姫野は再び学校へ通える事となった。

 

連続して襲ってきた怪異達も鳴りを潜め、全く現れなくなった。

 

しかし、まだ油断はできない。

 

そのせいか…

 

「…はぁ。大丈夫なのか、これ?」

「何がですか、八幡さん?…って、じゃなくて、八幡先輩?」

 

何がって、お前…

 

「お前、俺なんかが監視者で良いのか?」

 

学年は違うとはいえ、通う学校は一緒。

 

という事で、監視者に任命されました。

 

俺は別に良いんだが、姫野の奴がどう思ってるかどうか…

 

「えっ?別に良いですよ、八幡さ…先輩ですし。知らない人に監視されるよりも、八幡先輩の方が私的にも良いですし。」

「マジか、お前…」

 

やはり、女という物はよく解らん。

 

しかも、ヤケに嬉しそうだし…

 

…流石に自意識過剰、か。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

美琴side

 

あっという間に時間は過ぎていき、昼休憩の時間となった。

 

「八幡さん、まだかなぁ…」

 

今日からは監視を含めて、八幡さんと昼食を食べる事となった。

 

何故だろう、少し嬉しい…

 

「でも、良かったのかな?」

 

最初は私が八幡さんの教室に行くつもりだった。

 

でも…

 

『入ってきたばかりの一年にそんな勇気のいる事をさせられるか。』

 

って、逆に迎えに来てもらう事になっちゃった。

 

「美琴ちゃん、今日一緒に昼食食べない?」

 

私が八幡さんを待っていると、友達のいろはちゃんが話しかけてきた。

 

「あっ、いろはちゃん!ごめんね、今日は先約があるの。また、今度一緒に食べようね!」

「そうなんだ…うん、また今度ね♪」

 

私が断ると、少し悲しそうな顔してたな。

 

罪悪感が沸いちゃうけど、仕方ない。

 

そんな事を思っていると…

 

「ねぇ、姫野さん!一緒に昼食食べない?」

 

間髪入れず、クラスメイトの男子が誘いに来る。

 

確か、えっと、多分…

 

「……ああ、Aくんだっけ?ごめんね、今日は無理。先約が居るの。」

「先約?なら、何で何処にも行かないんだ?」

「えっ?待ってるからだけど…」

 

別に関係ない筈なのに、何で聞いてくるんだろう?

 

「それらしい奴なんて、全く来てないじゃん!そんな君を待たせる奴よりも、俺達と一緒に食べようよ!」

 

…はぁ?何を言ってるのだろう?

 

先約を破るつもりはないし、この男子達と食べる意義が見いだせないし…

 

「ねぇ、良いだろ?」

「普通に嫌ですけど…」

「えっ?」

「えっ?」

 

話が噛み合わない。

 

一昨日の、『猿夢』の方がまだ会話できる気がするなぁ…

 

そんな事を思っていると、周囲がザワザワし始める。

 

もしかして、八幡さん!

 

そう思ったのだが…

 

「姫野 美琴さんだったかしら?この名前の生徒は居るかしら?」

 

そこには、私と同じ黒髪ロングの女子が立っていた。

 

うわぁ、綺麗…

 

「あ、あの、私ですが…」

「そう、貴方が…。あの男、やはり黒髪ロングが好きなのかしら(ボソッ)…」

 

最後の方は聞こえなかったが、色々と私をジロジロと見た上に、勝手に納得している。

 

何、この人…

 

「あの…何の用ですか?」

「ああ、そうだったわね。比企谷くんの代わりに貴方を迎えに来たの。」

「えっ、八幡さんの代わりにですか?」

「八幡…さん……?」

「はい?」

 

その瞬間、空気が凍った気がした。

 

そして、冷たく青い焔がこの人から出ている様に錯覚してしまう。

 

まるで、零度の焔だ。

 

「…ふふ、そう。…そういえば、自己紹介がまだだったわね。私は…雪ノ下雪乃。」

 

この人…雪乃先輩は凍る様な笑みを浮かべ……

 

「唯一無二の、比企谷くんの友達よ♪」

 

まるで、宣戦布告するかの様にそう言った。

 

何故だろうか…

 

…無性に腹が立つなぁ。

 

続く




修羅場かな?尚、八幡本人は平塚先生に捕まっただけである。
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