やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

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てぇてえ。


第34話 今はただ君に感謝を

第34話

 

取り敢えず、『鳳凰丸』のお陰でその場は何とかなった。

 

おそらく、多分、maybe…

 

しかし、結局放課後にまた集まる事となった。

 

いや、当分の間は部活休むつもりだったんだが…

 

「では、改めて。それぞれの事を話しましょう。良いわよね、タラシ谷くん?」

「構いませんよね、八幡先輩?」

『我も!我もやりたいぞ我が主人!』

「…うん、もう好きにして。」

 

諦めて、好きにやらせる事にした。

 

何か口挟んでも、死ぬ未来しか見えないし…

 

俺のサイドエフェクトもそう言ってるし…

 

「てか、何でお前まで参加してるんだ。」

 

ナチュラルに参加してたからスルーしたけど、普通に混じってやがる。

 

少し羨ましい。

 

そんなスキルあったら、俺も小さい頃ハブられたりしなかったのだろうか?

 

『誰が主人に相応しいかを決める議論なのであろう?それなら、参加して当然だろう!』

「いや、そんな話してないだろ…」

 

確かに仲は良いと思いたいが、そんな関係になる気は皆無だぞ、俺?

 

「ていうか、お前は雪ノ下とは喋れないだろ。」

 

あの後解ったのだが、雪ノ下は『鳳凰丸』の事が見えていないらしい。

 

しかも、声が聞こえない所か、触る事すら不可能だった。

 

何故か、その事を姫野は嬉しそうにしてて、雪ノ下は悔しそうにしていたが。

 

「比企谷くん、もしかして、またその器物だけをかまっているのかしら?」

「……八幡先輩?」

「…その目、止めてくれません?」

 

雪ノ下の視線は凍りそうで怖いし、姫野に至っては光が消えかかってる。

 

でも、何か癖に……

 

「「比企谷くん(八幡先輩)?」」

 

はい、嘘です。

 

怖いから止めてください、何でもしますから!

 

「そう。では少し考えるとするわ…」

「何頼もうかなぁ…」

『我も!我も主人に何かしたい!』

 

ナチュラルに心を読むの止めてくれる?

 

ていうか、近い!近いから『鳳凰丸』!

 

柄の部分がさっきから当たってて、地味に痛いから!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何が楽しいのか解らないが、女子三人は話し続けていた。

 

まぁ、1つは女なのかどうか怪しいが…

 

しかし、珍しい物を見た。

 

基本的に、雪ノ下は寡黙だ。

 

アイツが饒舌になるのは、ネコがパンダのパンさん位だ。

 

それ以外であんな饒舌になるとは…

 

「姫野に感謝しないとな…」

 

アイツの生き方は美しく、眩しい物だ。

 

俺とは真逆であり、だからこそ惹かれてしまう。

 

「…お役御免になるのも近いかな?」

 

そんな彼女にやっと俺以外の仲間ができた。

 

それは喜ばしき事であり、彼女の支えとなるだろう。

 

…いつか消えるかもしれない、俺と違って。

 

「あの…すみません……」

 

そんな事を考えていると、奉仕部のドアがノックされる。

 

マジか、本当に依頼人が来るとは…

 

「ふぅ、一旦中断ね。どうぞ…」

「し、失礼します。平塚先生に紹介されて来たんだけど…って、ヒッキー!?何でここに居るの?」

 

ヒッキー…ヒッキー…

 

えっ、もしかして…

 

「ヒッキーって俺の事か?」

 

続く

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