やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
第44話
その後、めちゃくちゃハルちゃんの遊びに付き合わされた。
最近の小学生って、あんなにパワフルなのか…
滅多に疲れる事のない俺達が、ここまで消耗させられるとは…
小学生、恐るべし…
「お兄さん達、また遊ぼうね♪」
「お、おう。またな…」
「ば、ばいばい…」
「お二人とも、お疲れ様です…」
疲れ果てた俺達に、姫野が水を持ってきてくれる。
気が利くなぁ、良いお嫁さんになりそうだ…
「そんなぁ…照れるじゃないですか…」
「ん?どうした、姫野?」
「女の子って、時々勝手に照れたりする事あるけど、一体なんなんだろうね?」
「さぁ、解らん?」
ナチュラルに心を読んでる訳じゃあるとか?
はは、そんな事はないだろうな…
…ないよね?
「ああ、美琴ちゃん!ここに居たのね。」
「あっ、由佳のお婆さん…」
何の用だろう?
「お夕飯ができるまで、時間あるから、別館の方も寄ってみたらと思って…」
「あ、ありがとうございます!」
別館か…
後で調べる予定だったが、ブラブラする位なら別に良いか…
「どうする、行くか姫野?」
「うーん、私は少し行ってみたいです。」
「俺はパス。疲れた…」
だらしないなぁ、全く…
いや、俺もかなり疲れたけどさ。
「じゃあ、行ってみるか。」
「そうですね、行ってみましょうか!」
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別館には色々な部屋があった。
「あっ、これ木魚かな?初めて見たぁ…」
「へぇ、よく出来てるな…」
昔ながらの楽器が置いてある部屋。
「わぁ、着物がいっぱい!」
「凄い量だな、最早そういう店の域だ。」
「あっ、化粧もある!でも、肌が荒れるから、嫌なんですよね。」
「だから、姫野からはキツい化粧の臭いがしないのか。シャンプーとかの良い匂いはするのに、不思議に思ってたんだよ。」
「えっ、私良い匂いですか?」
「お、おう。」
「えへへ、嬉しい…」
そんな感じの事があった化粧部屋や…
「さっきの着物以上に本があるな。俺のクソ親父の実家みたいだ…」
「そんなに在るんですか?」
「ああ。基本的に、俺の家族は本が好きだったからな。」
「へぇ、そうなんですね。」
資料が沢山置いてある部屋も在った。
…後で、翔太さん達を案内しないとな。
「わぁ、大きい…」
「凄い仏像だな…」
「ここで宴会とかやるのかな?」
「ここだけ広いし、そうかもな。かなりドンチャン騒ぎできそうだし…」
まぁ、少し仏像の圧が強すぎる気がするが…
「言っちゃ悪いが、悪趣味だな…」
「はは、ですね…」
最後に訪れた部屋は、部屋一面に能面が飾られていた。
翁や狐、般若、若女など様々な種類がある。
うーん、普通に不気味だ。
まぁ、ラリックマや『くねくね』、『猿夢』と比べたらマシなのだが…
『み、み、見つけた、見つけたゾ!』
続く
つまり、美琴ちゃんは常に素っぴんである。