やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている 作:クロスディア
第46話
急いで本館へと戻る。
すると、姫野達は本館と別館を繋ぐ渡り廊下で待っていて…
「ふぅ、大丈夫か姫野?」
「八幡さん!そっちこそ、大丈夫でしたか?怪我とかありません?」
「大丈夫だ。だが、あの能面の奴は逃がしちまった。」
今度会ったら、確実に殺してやる…
「八幡、どんな怪異だったか説明してくれ。」
「はい、等さん。奴は…」
等さん達にどんな奴だったかを話す。
その時、ふと思い出す。
確か…
「翔太さん、奴と戦ってる最中に見つけた物なんだが…」
奴と戦ってる時に、荒らしてしまった部屋の中から出てきた古い本。
こちらに戻る前に読んで見たが、古すぎてよく解らなかった。
だが、翔太さんなら…
「それは!?ふっ、お手柄だな八幡。早く資料がいっぱいあったという部屋に案内してくれ。そうすれば、『神代』や『姫野』の謎について解明できそうだ!」
珍しく楽しそうな、翔太さん…
やっぱり、この人そういうの好きなんだなぁ…
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「七望兄さん、用心棒兼助手頼むぞ。」
「ああ、そっちも頑張れよ!」
資料室に翔太さんと七望にを残し、俺達は本館へと戻る。
奴に逃げられた時からずっと感じている力を調べる為に…
「ちょうどここの下辺りから感じるんだが…」
中庭、ちょうどその真下から変な力を感じる。
だが…
「地下室でもあるのか?だが、伊代さんからはそんな話は聞いていないな…」
「さ、探してみましょう!」
しかし、手掛かりは皆無に等しい。
全く、それらしき物は見つからない。
どうするかと頭を抱えていると…
『主人、あそこ…』
「ん?どうした、『鳳凰丸』?」
身体が無いから、どこを指してるかよく解らんのだが…
『怪しいから、我、斬るね♪』
「は?なっ、ちょっ…」
制止する前に、奴は勝手に飛び出す。
そして、綺麗な石灯籠を粉々に粉砕し…
「きゃっ!急に灯籠がって、何やってるの『鳳凰丸』ちゃん!?」
「『鳳凰丸』?八幡の見えない刀が何かやったのか?」
「すみません、等さん!『鳳凰丸』、お前何やって…」
しかし、俺は固まってしまった。
『鳳凰丸』が壊した石灯籠の下に、隠し扉みたいな物があり…
『ほら、やっぱり!凄いでしょ?褒めて!褒めてよ、主人!』
「…ああ、助かった。お前は最高の刀だ、『鳳凰丸』…」
色々と言いたい事はあるが、お手柄だ!
「等さん、姫野!『鳳凰丸』が隠し扉を見つけてくれた!直ぐに開けてみる!」
くっ、かなり重い扉だな。
だが、これしきの事で…
「さっさと…さっさと開きやがれ!」
重い扉を無理やり抉じ開ける。
はぁはぁ、マンホールより重かったんじゃねぇか、あの扉…
「さて、何が待ってるのやら…」
続く
ちなみにマンホールは40㎏