やはり俺が『怪異症候群』に巻き込まれるのはまちがっている   作:クロスディア

54 / 55
雨、凄いなぁ…


第46話 お手柄、鳳凰丸

第46話

 

急いで本館へと戻る。

 

すると、姫野達は本館と別館を繋ぐ渡り廊下で待っていて…

 

「ふぅ、大丈夫か姫野?」

「八幡さん!そっちこそ、大丈夫でしたか?怪我とかありません?」

「大丈夫だ。だが、あの能面の奴は逃がしちまった。」

 

今度会ったら、確実に殺してやる…

 

「八幡、どんな怪異だったか説明してくれ。」

「はい、等さん。奴は…」

 

等さん達にどんな奴だったかを話す。

 

その時、ふと思い出す。

 

確か…

 

「翔太さん、奴と戦ってる最中に見つけた物なんだが…」

 

奴と戦ってる時に、荒らしてしまった部屋の中から出てきた古い本。

 

こちらに戻る前に読んで見たが、古すぎてよく解らなかった。

 

だが、翔太さんなら…

 

「それは!?ふっ、お手柄だな八幡。早く資料がいっぱいあったという部屋に案内してくれ。そうすれば、『神代』や『姫野』の謎について解明できそうだ!」

 

珍しく楽しそうな、翔太さん…

 

やっぱり、この人そういうの好きなんだなぁ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「七望兄さん、用心棒兼助手頼むぞ。」

「ああ、そっちも頑張れよ!」

 

資料室に翔太さんと七望にを残し、俺達は本館へと戻る。

 

奴に逃げられた時からずっと感じている力を調べる為に…

 

「ちょうどここの下辺りから感じるんだが…」

 

中庭、ちょうどその真下から変な力を感じる。

 

だが…

 

「地下室でもあるのか?だが、伊代さんからはそんな話は聞いていないな…」

「さ、探してみましょう!」

 

しかし、手掛かりは皆無に等しい。

 

全く、それらしき物は見つからない。

 

どうするかと頭を抱えていると…

 

『主人、あそこ…』

「ん?どうした、『鳳凰丸』?」

 

身体が無いから、どこを指してるかよく解らんのだが…

 

『怪しいから、我、斬るね♪』

「は?なっ、ちょっ…」

 

制止する前に、奴は勝手に飛び出す。

 

そして、綺麗な石灯籠を粉々に粉砕し…

 

「きゃっ!急に灯籠がって、何やってるの『鳳凰丸』ちゃん!?」

「『鳳凰丸』?八幡の見えない刀が何かやったのか?」

「すみません、等さん!『鳳凰丸』、お前何やって…」

 

しかし、俺は固まってしまった。

 

『鳳凰丸』が壊した石灯籠の下に、隠し扉みたいな物があり…

 

『ほら、やっぱり!凄いでしょ?褒めて!褒めてよ、主人!』

「…ああ、助かった。お前は最高の刀だ、『鳳凰丸』…」

 

色々と言いたい事はあるが、お手柄だ!

 

「等さん、姫野!『鳳凰丸』が隠し扉を見つけてくれた!直ぐに開けてみる!」

 

くっ、かなり重い扉だな。

 

だが、これしきの事で…

 

「さっさと…さっさと開きやがれ!」

 

重い扉を無理やり抉じ開ける。

 

はぁはぁ、マンホールより重かったんじゃねぇか、あの扉…

 

「さて、何が待ってるのやら…」

 

続く




ちなみにマンホールは40㎏
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。