IS00〜異星からの革新者〜   作:カンパ639

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どうも作者です。
やりたいようにやる作品第二話です。この作品はカップリングなども存在します。全部作者の好みで作られています。作品間のカップリングや「えぇー、このカップリングなのー?」となる可能性がございます。それでもいい方のみ読んでいただけると嬉しいです。


第二話 刹那・F・セイエイ

『ロックオンがそこにいるのか!?』

「っティエリア!?」

 

突如刹那の身体から声が響く。声の主は刹那と共に50年の対話の旅に出たティエリアである。声は刹那の首にいつの間にかついていた花の形のネックレスからだった。

 

『刹那!僕の体を用意してくれ。…頼む。』

 

最後の頃にはティエリアの声は懇願するような声音に変わっていた。刹那もティエリアの気持ちは分かっていた。二度と会えないと思っていたのだから当然のことだ。

 

「あぁ、もちろん。」

 

刹那はELSの力を使いティエリアの体を作り上げる。作り上がった体が目を開ける。ティエリアにとっては50年ぶりに持つ肉体(?)である。だがその違和感を無視し自分が変わるきっかけを作った人物へと目を向ける。

 

「本当にロックオンなのか?」

「…あぁ、もちろん。俺はロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ。」

 

ニールは自分の弟のライルが同じコードネームであるロックオン・ストラトスとしてガンダムマイスターになったことを知らないが故の自己紹介なのだがそれでもティエリア達にはわかる。彼が自分たちの知るニール・ディランディなのだと。

 

「しかし、刹那はだいぶ変わったな見た目もそうだが…なんというか雰囲気って奴か?」

「変わったと言ってもらえるのは嬉しい。だが———そうか。ニールから見れば見た目があの時と変わっていないからそう思うんだろう。だが、実際には俺たちがニールと別れてからもうおよそ60年の時が経とうとしている。」

「なにっ!?」

 

ニールから見ればマリナ・イスマイール、刹那、ティエリアは多少の差はあれど見た目に大きな変化は見られなかった。だからこそ驚いているのだ自分が死んでからおよそ60年も経っていることに。

 

「そう、おかしいんだ。今自分の肉体を調べたが確実に若返っている。そしてマリナも。」

 

一番肉体に変化が起きているのはマリナだ。さっきまで目も見えない老婆だったはずがいつのまにか刹那と会った頃の年齢まで若返っている。

 

「え、ええ。私も何がどうなったのか。…でもこの目でもう一度刹那を見ることが出来るのね。」

 

マリナは刹那をこの目で見ることができるのか嬉しかった。50年ぶりに見た刹那はELSと融合し体が金属になっている以外に変化は見られなかった。まだ刹那に手を繋がれたままの状態になっておりそれを認識すると少し顔が熱くなった。

 

「どうかしたかマリナ?」

「大丈夫よ刹那。ただ、嬉しいの。貴方と理解りあえることが、貴方と手を繋げることが、貴方の顔を見られることが。」

 

そう言って刹那に向かって微笑みかける。それに対し刹那もマリナに向かって微笑みかける。対話を経て刹那は昔よりも感情が表に出るようになっていた。昔の刹那ならばこの状況でも無表情のままでいただろうことは想像にかたくない。

 

「あぁ、とりあえず。色々と聞きたいことはあるんだが少しめんどくさい状況でね。今俺は教員をしているんだがこの学園は少し特殊な環境にあってな…。今、お前らは侵入者っつー扱いになっちまってる。このままにしておくと厄介な人がやって「ほう、それは誰のことだろうな。ニール先生?」おっと少し遅かったかぁ。」

 

ニールが後ろを振り返るとそこには想像通りの人物が立っていた。世界最強の称号を持つ織斑千冬だ。

 

「さて、全く戻ってこないと真耶から聞かされてきてみればまさか侵入者と楽しく談笑とはな。」

「待ってくれミス千冬。こいつらは侵入者じゃあない。色々と事情はあるみたいだがここにいるのは偶然の産物だ。」

「ほう、だいぶこいつらのことを信用しているようだな?だが、信用するには少し奇妙なところが多すぎるだろう。それこそ真ん中の銀色の男とかな。」

 

その言葉を聞いていた刹那が反応を示す。それを見た時にニールはとても嫌な予感がした。だがニールは刹那を信じていたまさかこのタイミングで下手なことはしないだろうと。昔の刹那相手であったならば止めたかもしれないが先程から話している感じから昔よりも落ち着いた様子が窺えたため止めるのを躊躇ってしまった。それが決定打になるとも知らず。

 

「そうか。この姿は普通の人たちと過ごす上では不自然だったな。」

 

そういうと刹那の肌とパイロットスーツが変化していく。肌は少し色黒の肌色に。パイロットスーツはメタリックがかった色彩から深い青や黒色に変化していく。それを見た千冬は驚きに目を見開いている。因みにニールも少なからず驚いているが刹那が相手だからか千冬よりは驚きが少なく済んでいた。

 

「貴様…何者だ?」

「おいおい、刹那。お前だいぶびっくり人間になっちまったなぁ。」

「そうか、話していなかったな。俺は刹那・F・セイエイ元々は人間だった。今は地球外変異性金属体『ELS』と対話の果てに完全融合したイノベイターだ。」

 

千早にとってもニールにとっても分からないことだらけだがとりあえず分かることは刹那・F・セイエイが普通の人間ではないということだけ。だがニールだけはこのマイペースさを見て「やっぱり刹那はどれだけ変わっても刹那か」と思ったという。

 

「さて、どうするミス千冬さっきのを見ても今の話を嘘だと思うかい?」

 

千冬からすれば突拍子もない話である。今の話について千冬が考え込んでいると、ニールから言葉が飛んでくる。

 

「ミス千冬刹那の目をよーく見てみろよ。あんたならわかるはずだぜ?」

 

そう言われて刹那の目をじっと見てみる。千冬の目をじっと見返している。その目には一つの曇りも浮かんではいない。戦いに生きるものとして人の目を見れば大体の善悪は分かるようになった。そして刹那の目はどこまでも純粋で覚悟を持った目をしていた。

 

「あいつはなぁ、どこまでも真っ直ぐなんだよ。少なくとも持った力を自分欲望の為に使うようなやつじゃない。」

「あぁ、どうやらそのようだな。…とりあえず話は聞かせてもらうぞニール先生。」

「了解。とりあえずお前ら俺についてきてくれ。そこで互いの情報を整理しよう。」

「あぁ、よろしく頼むニール。」

 

そしてこの後、刹那達は知ることになるこの世界の歪みを。




今回は結構簡単に筆が進んでくれたのでそれなりに書くことができました。この調子で投稿していきたいですね。因みにELS刹那の事は正直あんまり分かってませんが大体オリジナルでこれぐらいなら出来そうじゃね?ぐらいの気持ちで書いてます。もし間違ってたらすいません。
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