やっぱりガンダムっていいですよね。最近色々とガンダム作品を見直している最中でございます。なんだかんだ見ることがなかったターンエーあたりを新規で見てみようかなぁなんて思ってます。
「さて、説明してもらうぞニール・ディランディ。」
IS学園の応接室へと通されるやいなや千冬は情報を聞きにかかる。もちろん最初のターゲットは教員の一人であるニールである。
「はぁ、やっぱり俺が最初か。オーライ、まずは何が聞きたいミス千冬?」
「…そうだな。まずはなぜそこの三人を知っているのかについて話してもらおうか。」
「あぁ、分かった。…なぁ、ミス千冬。「さっきから思っていたがミスはいらんそれと学園の教師なのだから学園では先生をつけろ。」千冬、あんたは転生ってもんを信じるか?」
「…宗教の勧誘なら断るぞ?」
「そういう訳じゃないさ。俺はな一度死んだんだ。それも遠い未来もしくは異世界でな。」
「なんだと?」
ニール達が生きていた時代は西暦2300年代そして今生きている時代はそこから300年も前である。そんな時代にISなんてものがあれば歴史に残る事は間違いがない事である。それにもかかわらずニールは生まれ変わってから初めてISという物を知っただからこそ生きていくうちにこの世界が異世界であることを悟ったのである。
「そこの三人もか?」
「あぁ、だが俺たちはニールのように死んでこの世界に来たわけではない。対話を終え地球に戻り気付けば俺たちはあの場所にいた。」
「…そうか。」
嘘はついていないと千冬は思った。信じるには突拍子もない話だ。まだ会って間もないが二人目の男性操縦者という事でニール・ディランディという男を観察していた。昨日一日観察した結果千冬としての評価は『軽い男、ISという『兵器』を持つ少女達を教えるに値しない』というかなり酷めの評価だった。だが今の話、それにニールの目を見てその評価は180度ひっくり返った。昏い目でありながらもどこか覚悟を感じさせる強い瞳だった。そこで千冬は理解した。普段の飄々とした態度も彼の素の状態の一つではあるのだろうがその裏に秘めた物を隠すためのものでもあるのだろうと。
「なぁ、ニール・ディランディ。…いやお前だけじゃない。そこの三人もそうだ。一体お前達は何者で何と戦っていたんだ!?」
「…俺たちは私設武装組織ソレスタル・ビーイング。紛争根絶のために武力介入をもって全世界に喧嘩を売った咎人だ。」
そこのお姫様は違うけどなっとニールは付け加える。それを聞いた千冬は愕然とした。その圧倒的に矛盾を孕んだ活動に。武力に対して武力をもって介入し世界の紛争を全て止めようというのだからおかしな話だ。
「俺の名前はロックオン・ストラトス。成層圏の向こう側まで狙い撃つ男だ。」
「俺の名前は刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ。」
「僕の名前はティエリア・アーデ。人類の覚醒を促すために作られた存在イノベイドだ。」
「私はマリナ・イスマイール。アザディスタンという国で皇女をしていました。」
四人それぞれが自分の紹介を千冬にしていく。あまりにも内容の濃すぎる面々に千冬は頭を抱える。そうでなくても自分の弟のことで対応に追われているのにそれ以上にめんどくさそうな案件が転がり込んできてしまったことに頭が痛くなった。
「先ほど言っていた『ガンダム』とはお前がもっているような専用機のことかニール?」
「あぁそうだ。俺のはデュナメス、ガンダムデュナメスだ。遠距離からの狙撃がメインの機体だ。」
そう千冬は話を聞いているうちに大体ガンダムというものについて察していた。ニールの持っているISの専用機は世界でも珍しい
「どうしたんだ真耶。何かあったのか?」
「えっと、織斑先生。その先程の侵入者の方々からIS反応が確認されたのでそれを伝えに…。」
そう言って真耶が指さすのは刹那とティエリアの二人先程ソレスタルビーイングの一員であると紹介された二人だった。
「セイエイ、アーデお前達ここに来てから何か新しく身につけたようなものはあるか?」
「あぁ、ならば心当たりがある俺の場合はこのネックレスだろう。」
「僕はこのブレスレットだろうか。刹那に作ってもらった体だから刹那の趣味なのだと思っていたのだが。」
刹那の首についているネックレスにはフェルトから貰ったあの花が象られている。今ではELSのおかげもあって地球の平和の象徴である。ティエリアの腕にはブレスレットが付いている。向日葵が象られており全体的に黄色が印象的なブレスレットだ。
「すまない。少しネックレスとブレスレットをこちらで調べさせてもらえないだろうか。」
「それは構わない。だがその前に聞かせて欲しい。先程からたまに出ているISとは一体なんだろうか。」
「あぁ、すまない。聞くことに集中しすぎていたな。こちらのことについて説明するのにISの存在は欠かせないからな。」
そういうと、千冬はISというものについて説明を始める。
「ISとは、今から10年ほど前にたった一人の天才によって生み出されたパワードスーツの名称だ。その時代までに存在した全ての兵器を置き去りにしてしまうほどの性能を持った最強の兵器だ。」
「…兵器。」
「あぁ、そうだ。これまでの兵器と違い機動力が高くそこに従来の兵器とほとんど変わらない攻撃力を兼ね備えている。そして、最も大きいのはシールドエネルギーを用いたバリアーや絶対防御による防御力にある。絶対防御はその名の通り搭乗者に危険が迫った時に必ず発動するようになっているんだ。シールドバリアーと絶対防御による二重防御これがISという兵器だ。」
「だがそれだけの性能だ数に限りはあるんだろう?」
「あぁ、そのISには必ずコアが存在するんだが、そのコアは生みの親である篠ノ之束にしか作ることができない。そしてその篠ノ之束は世界に467個のコアを残しその姿を眩ませている。だからISは世界に467機以上は存在しない。」
「先程の性能を誇る兵器が467機も存在するのか。」
「そうだ刹那。俺たちがいた時代のオーバーテクノロジーであったガンダムのオリジナル太陽炉でさえたったの5個しか存在しなかっただろ?だがこの世界にはオリジナルの太陽炉が467個あるのと同じようなもんだ。それにこの兵器はそれ以上に大きな問題を抱えてるんだよ。そうだよなぁ千冬?」
「あぁ、それこそがこの兵器の唯一にして存在してはいけない欠点だ。
…ISはな女にしか動かせないんだよ。」
「なにっ!?」
それは大きな欠陥であった。結果として世界は女尊男卑の概念に染まり、世界は変わった。それも良くない方向に。
「それこそがこの世界の歪みだ『女尊男卑』社会的に男が虐げられている。ISは大きく世界を変えちまった。今はまだアラスカ条約などの抑止力が存在しているがそれも時間の問題だろう。だから俺は自分の今の状況を運命だと思ってる。本当なら平和に過ごしていたかったさ。だが俺は偶然にも世界で二番目の男性操縦者になった。俺は今度こそ世界を変えて見せる。それこそが俺という罪人が生まれ変わった理由だと思ってな。」
「そうか…。」
そこまで聞いた刹那は千冬にネックレスを預ける。そしてティエリアも同じように預けた。
「解析をするなら早目に頼む。」
「あぁ、真耶頼んだぞ。」
「はいっ!」
真耶は急いで部屋を出て行く。
「何故、急に預けるつもりになった?」
「俺達はISというものについてほとんど何も知らない。解析をしてもらうならここでしてもらったほうがいいとそう考えた。そして、俺はニールと共にこの世界の歪みと戦う。」
「僕もそれには賛成だ。ロックオン一人に背負わせるわけにはいかない。」
「…刹那。」
「大丈夫だマリナ。俺は悪意に対して武力で答えるつもりはない。人間は分かり合える。だからこそ対話による紛争根絶を俺は行う。」
「お前ら…。いいのかよ、俺に付き合う必要なんてないんだぜ?」
「僕達は、ガンダムマイスターだ。同じ志を掲げる仲間だ。そうだろロックオン・ストラトス!」
「ティエリア…。ははっ、お前も随分と変わったなぁ。…ありがとよお前ら。」
「話はまとまったか?」
「あぁ、すまん千冬先生。こいつらもおそらくISを動かせる。少し面倒かもしれないがこの学園で見てやってくれないか?」
「はぁ、本当に面倒ごとを押し付けてくれる。だが確かにそいつらを外に出すと何をしでかすか分からん。いいだろう三人ともIS学園で面倒を見てやる。」
「すまないが、マリナはISには乗らせたくない。」
先程まで、特に何も口を出さなかった刹那が抗議の声をあげる。
「それは何故だ?」
「彼女は武器を持つ人ではない。マリナは戦いの最中でも武力以外での平和を目指すような優しい女性だ。自分が殺されようとも力をかざすことはしない。そんな彼女に武器を持たせたくはない!」
「無理だと言ったら?」
「どんなことをしてでもここを抜け出す。」
部屋の中に緊張が走る。がその緊張はすぐに解ける。
「分かった。ちょうどいいことに保健医が不足していてな。彼女は保健医としてこの学園に在籍してもらおう。戦争を生き抜いたということは応急処置はできるだろう?」
「えぇ。応急処置ぐらいなら。」
「さてどうだ。セイエイ?」
「あぁ、譲歩に感謝する。」
「さて、では改めてこれからについてだが、まずマリナ・イスマイール貴方には先ほども伝えた通り保健医として学園にいてもらう。そしてティエリア・アーデ、刹那・F・セイエイは学生として在籍してもらう。理由なんだが急にお前達には学生としての立場からISという兵器の怖さ彼女達に教えてほしい。彼女達はISを殆どスポーツ感覚で見ている。だがそれではいけないんだ。彼女達にはISが兵器であるということを知って欲しいだからこそあなた方の力を借りたい。」
「了解した。よろしく頼む織斑千冬。」
「あぁ、よろしく頼む。」
そう言って、刹那と千冬は握手を交わす。
「はぁ、俺たちも忙しくなりそうだなティエリア。」
「あぁ、だが今度は無理はしないでくれよロックオン。…いやニール。貴方の抜けた穴は埋めるのも大変だった。それにみんなに大きな傷を残したのだから。」
「あぁ、気をつけるよ。後、俺の抜けた穴を埋めたのはどこのどいつだ?俺の知ってるやつか?」
「あぁ、貴方も良く知る人物だ。名前はライル・ディランディ貴方の弟だ。」
「なんだって!?ライルが?」
「あぁ、あの後の話も追々貴方に教えよう。今教えるにはだいぶ長い話になる。」
「了解。だがしかしそうかライルがなぁ。」
———
「はぁ、まさか一夏のやつISを動かしちゃうなんて。…でもおかげで少し遅れるけどIS学園に行けば一夏に会えるってことよね。」
一人で話している彼女は凰鈴音中国の代表候補生である。彼女は今日もISの訓練を終え家路へとついている最中だった。
「えへへ、なんかそう考えたら嬉しいかも。私との約束忘れてないかな一夏。…うん?うそっあれ人じゃない!?」
鈴は普段帰っている町の途中で倒れている人物を発見した。
「ちょっと、あんた大丈夫?」
「っ。…何処だここは?」
「何処って、中国よ。何あんたもしかして記憶喪失なの?」
「中国?俺は地球にいるのか?」
「はぁ、何言ってんのあんた地球以外に何処があるってのよ。」
そこで男は何か違和感に気づいたような顔をする。
「なぁ、嬢ちゃん。今は西暦何年だ?」
「はぁ?何よその質問。やっぱ頭でも打ったんじゃないの?後、嬢ちゃんじゃなくて凰鈴音って名前があんのよ。」
「いいから答えてくれ凰。…頼む。」
「…まぁいいけど。今は20XX年よ。」
「…やっぱりそうか。」
「やっぱりって何よ。後私あんたの名前聞いてないんだけど。」
「あぁ、すまん。俺の名前は———ライル・ディランディだ。」
ふぅ、なんかいつもよりも長くかいてしまった。後、普通に話せてるの彼らが会話できているのは多言語話せそうだなぁという適当な予想の元成り立っています。