「それじゃあ任せたから。」
「あ、ちょっと!」
+剛腱
ここに来るまでに見かけたヒーロー。偶然だったけど前に因縁のあるヒーローだったから個性については知ってた。瞬発力や機動力が跳ね上がるからジェットと合わせれば初速が段違いだ。しばらくすると取蔭たち郡訝山荘の後方部隊に出くわす。
「やっぱり佐々木君じゃないか。どうしてここにいるのか説明してもらえるかな。」
めぼしい個性は物間のところに行く前に
「マキアに対抗した後なのに周囲の警戒は怠ってない。余裕ありますね。」
「話をそらさないでよ。いや、今はそれよりもその姿についても是非聞きたいな。あのでかブツの名前を知ってることの理由も。」
ここに来るまでの時間で冷静になれたかと思ったがそんなことはなかったみたいだ。与えるべきでない情報を与えてしまった。振り払おうにも目と口と耳のパーツがそれぞれくっついてしまっている。彼女を振り払うのは簡単じゃない。それにそれは
「時間がないんです。きっとここにいる誰が行っても無駄。僕以外は。」
「自分が特別な人間だと思ってるならそれは違う。私達は特別になるために訓練をしてるんであってまだ特別じゃないんだよ。」
説教、いや気遣ってくれてるんだ。でもそれも今は邪魔だ。手早く対等にする方法を思いついた。そうして彼女にかけらの一つに触れる。
「ははっ、じゃあ視てればいいさ。僕の
彼女にバレたところでもうどうでもいいのだ。僕が内通者であることに気づくころには僕の望む社会が実現してる。万が一実現しないとしたらその時はもうすべてがどうでもよくなってるはずだ。
「自分を強く持ってないとやられちゃうかもしれないほどに、残酷なことを知るかもしれない。でもその覚悟は…無いわけないか。」
目を合わせる、そして
「悪いけど左目と左耳閉じといてくれないかな。今は雑音を一つでも入れたくないんだ。相手が相手だからね。」
イヤーマフを投げ渡す。それを受取ろうと取蔭のパーツが離れる。
「それじゃあ」
「あ、ちょっと!」
物間には力を、取蔭には真実を。君も雄英で僕が最初に認めた本物の内の一人だから。
*
「ルミリオン、ここは任せて行ってください。君ならやれます。」
+ムカデ
駆けながら飛びながら、
「轟君まで行ってしまって、俺は、いや、今は俺のすべきことを!」
+エンジン
きっとこれは自己満足だ。
「土に飲まれろっ!!」
+土流
時限の力に受け入れがたい真実。
「ヴォッシュゥゥ!」
+クリーンボブル
どちらも残酷なものなのにそれを与えた。
「Gaghhhhhh!!」
+ヴォイス
物間と取蔭には対等であって欲しいという僕のわがままのために。
+ブラックホール
+軌道
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内通者と心操人使2前書きの理由は今回で剛腱を使うからでした。内通者と伯父さんを見た人は剛腱の個性を