内通者   作:三軒過歩

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神からこの物語を完結させるアイディアを授かった。忘れないうちに書いておこうと衝動のままに書き連ねます。


内通者と先生6

「おま、おまおまおまお前ェェェーーーー!!!!」

 

僕が介入したところで一度確定してしまった未来は変えようもなかった。僕の場所が分かるかのようにAFOの意識をもった死殻木は僕のところにニアハイエンドたちを送り込み足止めをさせた。だからこんな無様を晒している。追い付いたころにはオリジナルはタルタロスを脱獄し、玉座に王手をかけている。

 

「ハハッそんなに叫ばなくたって聞こえてるよ。それともこの刑務所に異常を知らせるためなのかな?」

 

目の前の巨悪に対してこの刑務所がする警戒なんて意味があるわけない。分かっていてこいつはおちょくっている。

 

「ゔゔゔ…うがああああ!!!!!!」

 

幽閉出来るはずだった。こいつが舞い戻る未来など文字通り百に一つも無かった。でも結果はこのとおりだ。AFOにニアハイエンドの殆どがこうして僕の前にいる。

 

「まさか単身でここに来るとは正気を疑うよ。いや逆かな、正気じゃないから魅了をかいくぐって僕に楯突いてるのか。そんなになるまで一体いくつの個性を共有(リンク)したのかな。」

 

「ゔるざいっ!」

 

こいつを止める、またタルタロスに戻す、いや今すぐ殺してやる。

 

「脳無、この子を倒すよ。生け捕りが最高だけど贅沢は言わないさ。」

 

「ぼ、僕が、僕が僕が僕がッ!こんなノータリンに倒されると!?お前が足止めに送ったやつらは全部僕が殺したというのに!」

 

「倒されるとも。この子たちはそれぞれが引退前のオールマイト級の力をもつ。それが三体で僕が統率するんだ。君はナンバーワンヒーロー三人に勝てる気なのかな?」

 

「勝つ、かつかつカツカツ、勝つさッ!当然だ!僕は今お前に匹敵する力があるッ!」

 

獣化+巨大化+シュガードープ+硬化+エンジン+…

 

個性が共有(リンク)出来ると知ってから、即興でも使える個性を見繕っていた。プロヒーローから借りたかったが、こんな状況で目当てのヒーローに都合よく会えるわけもない。結局ヒーロー科一年生からがほとんどだ。でも最高だったことが一つある。僕は彼のようにその個性の全て(先代たちの個性)を扱えたわけでもないが、

 

超パワー(OFA)

 

「そのナンバーワンの力を僕は持っているんだからなァ!」

 

「なるほどね。まるでギガントマキアだ。それを使いこなせるならこれは侮れない。」

 

脳無は究極の駒。一度指示を与えられればそれを果たすまで止まらない。電波で操られたのだろう脳無が攻めてくる。

 

「じゃジャマジャママママ…邪魔するなあああァァァ!!!!」

 

叫んで飛びかかる。大量の強個性を持つニアハイエンドなど僕にとっては等しく強化素材でしかないと…

 

ピキッビキビキィ!

 

「うがああああ!」

 

皮膚から血が吹き出した。混乱が思考を支配する。

 

「おやおや?気付いてなかったのかい。君の(肉体)はもうとっくに限界で()()()()()の超再生でなんとか維持していたものだったのにさらに個性を共有(リンク)するなんて。」

 

痛い痛い何が!!皮膚が割れてる!?超再生は!?どうしてこんなときに!!

 

「そんなことしたら壊れちゃうよ?」

 

「がっ!?ぎゃぁあああ!」

 

混乱していれば良かったのに。痛みを認識してしまった。

 

(痛い痛い痛いイタイイタイイタイ!!!!!)

 

「痛みに狂う前に君がいくつ共有(リンク)しているのか聞いておきたかったんだけどな。」

 

痛みに悶えることしかできなかった。そんな状態でAFOにの手が伸びてくる。その瞬間僕の意識が激しく揺さぶられる。もう限界を超えた反動で狂ったように悶えていた。そこに最後の一押しを食らった。結果は明らかだ。

 

「まあいいや。それにしても、君はやっぱり半端者だったね、また僕を助けてくれる最高の友達になってくれるんだから。」

 

「ヤメ、ヤメヤメ…ヤ、メ、ロ…」

 

激しい痛みがありながら薄れゆく意識の中で、脳裏に誰かが、映ったような気がした。




ちなみにこの話を含めない直近六話の中で一番最初に書きました。佐々木君をここで亡き者としてバッドエンドで完結させるのもありなんですが、ハッピーエンド厨なんですぅ!神のアイデアを活かせなかったことになりますがまあ神様なら寛容でしょう、がはは!

…さて続きとなる最終決戦編は原作完結しないと掲載しません。展開に致命的な齟齬が生まれることになりかねないので。それも二次創作の良さではあるのですが物語の根幹を違えることにはしたくないのです。それではヒロアカ完結後にまたお会いしましょう。
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