仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

115 / 156
遅ればせながら、言わせてください、





あみた〜〜!!!(泣泣泣)

あみたが帰ってきた〜〜!!!(泣泣泣)

しかも彩ちゃんの声優さんもあみた続投!!!

お帰りーー!!!そしてありがとうーー!!!





このツイートを見た瞬間ガチで声出てその数秒後普通に泣きました。

ずっと彩ちゃんの声優さんは別の人になるんだろうなぁと思っていたので、あみたが戻ってきてくれたのは、ほんとに……本っっ当に嬉しかったです。

あみた帰ってきたし、もうすぐハーフアニバだし、MyGO!!!!!も盛り上がってるし、今後のバンドリ兼ガルパが楽しみですね!!





もう9月なのに何で海回なんだよって?

それはもちろん、透哉達の世界がまだ夏だからですよ。

あと、9月に入ってもまだ熱いので実質夏です。(暴論)


第百十五話 透哉先輩を1000%の恋愛脳にしちゃおう大作戦(海編)

【RiNG カフェテリア】

 

透哉「……よっ、お待たせ。」

 

ましろ「! 透哉先輩!」

 

友希那「やはり、あなたも呼ばれていたのね。」

 

透哉「相変わらずいつもの面子だな。」

 

紗夜「何か不満でも?」

 

透哉「いやいや、そういうんじゃねえよ。なんというか……お前らがいると、安心感があるよなってこと。」

 

ま・紗・友・花「「「「……」」」」

 

透哉「……あれ?俺、今何か変なこと言った……?」

 

花音「ほんとそういうとこだよ、透哉くん。」

 

透哉「そういうとこって……どういう…「みんなー!!」!」

 

花音「あ、彩ちゃん!と……」

 

ましろ「つくしちゃんに七深ちゃん!?何で!?」

 

つくし「先輩方、こんにちは!」

 

七深「こんにちは〜。」

 

透哉「珍しい組み合わせだな……。」

 

彩「えへへ〜。これには深いわけが……わぷっ!」

 

つくし「ダメですって彩先輩!透哉先輩の前では!」ヒソヒソ

 

七深「最後まで秘密ですよ!」ヒソヒソ

 

彩「ご、ごめんってば〜!」

 

透哉「? 何してんだ?あいつら。」

 

花音「さ、さぁ……?」

 

ましろ「二人とも……?」

 

紗夜「……とりあえず、飲み物でも頼みましょうか?」

 

友希那「そうね。それじゃあ私は……」

 

彩「こほんっ!みんな、注もーく!私から、ある提案がありまーす!」

 

透哉「提案?」

 

彩「友希那ちゃんも紗夜ちゃんもほらほら、こっち向いて!」

 

友希那「アイスココア頼み損ねたわ……。」

 

紗夜「丸山さんの話を聞いてから、改めて頼みましょう。」

 

花音「彩ちゃん、提案って?」

 

彩「ふっふっふー……何だと思う?」

 

つくし「ニヤニヤ」

 

七深「ニヤニヤ」

 

ましろ「え、えっとー……何?」

 

透哉「……!分かった!」

 

七・つ「「!」」

 

彩「ほんと!?つまりそれは…「仮面ライダーだろ!!」……へ?」

 

透哉「こういうときはたいてい仮面ライダー関連の話題ってのが、俺達の中ではもう定番だもんな。」

 

花音「定番って……でも、そうだね。」

 

友希那「認めざるを得ないわね。」

 

紗夜「昔からそうですからね。」

 

ましろ「なるほど……流石透哉先輩!」

 

透哉「だろ?どうよ彩、正解だ…「透哉くん。」ん?」

 

彩「……残念ながら、不正…「「違いますーー!!」」!」

 

つくし「特に透哉先輩!」

 

七深「先輩が一番違います!」

 

透哉「何で俺だけ名指し!?」

 

彩「い、一番は言い過ぎだけど……でも残念、今回は違うんだな〜。」

 

紗夜「そうなんですか……。」

 

友希那「では、正解は何なの?」

 

彩「ふっふっふ〜。今から言う提案は、今の季節ならではのものだよー。」

 

花音「季節……?ってことは、夏?」

 

ましろ「……も、もしかして……」

 

透哉「? 何か心当たりがあるのか?ましろ。」

 

つくし「……まさか透哉先輩、まだ気づいてないの?ここまで聞いて……?」

 

七深「ほんと鈍感すぎるねーあの人……。」

 

彩「それでは発表しまーす!ズバリ!私の提案っていうのは……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……青い空、白い雲。

 

ギラギラ光る太陽、そして、その下には……。

 

 

 

 

 

彩「海だーー!!」

 

七深「イェーイ!!」

 

花音「ふふっ♪二人とも、テンション上がってるね。」

 

彩「だって海だよ!海に来たら誰だってテンションフォルテッシモになっちゃうよ!ね、七深ちゃん!」

 

七深「はい!いっぱい泳いで、いっぱい遊びましょうね〜!」

 

 

 

 

 

透哉「あの提案の答えが、『夏っぽいことやろう!』か。ま、彩らしいか。」

 

ちなみに友希那と紗夜はRoseliaの仕事で来れなかったらしい。

 

ドンマイ二人とも、頑張れ二人とも。

 

一斗「……」ワナワナワナ

 

透哉「てか、どうしたんだよお前。さっきからやけに静かだな。」

 

一斗「……どうしたってお前、分からねえのかよ……。」

 

透哉「へ?」

 

一斗「……だってよ……海と言えばほら……水着だぞ?」

 

透哉「まぁ、そうじゃねえと泳げねえからな…「そういう問題じゃねえだろ!」! な、何なんだよさっきから!言いたいことがあるならはっきり言えよ!」

 

一斗「……ああ分かった!じゃあもうはっきり言うぞ!同い年くらいの子といっしょに海来て、しかもお互い水着!こんなの、男なら誰もが夢見るシチュエーションだろ!!」

 

透哉「……あー、そういうことか。」

 

一斗「なっ!?お、お前、何とも思わねえのか!彩ちゃんや花音ちゃん、七深ちゃんの水着姿を見て、何とも思わねえのか!?」

 

透哉「まぁ……水着だなーくらいにしか……。」

 

一斗「……ま、マジかよお前……。そんなの、そんなの……男じゃねえよ、お前……。」

 

透哉「男が全員お前みたいなやつとは限らねえってことだよ。……しかしましろとつくし、遅いな。」

 

一斗「!! そ、そうだ、まだあの二人がいた……。うっ……ここは、桃源郷か……?」

 

透哉「下心丸出しだなお前……。でも、彩達が着替えてきてから10分は経ってるよな?ちょっと近く行って、様子見てくるか……。」

 

一斗「……お前、覗くつもりじゃ…「バカ言え!お前じゃねえんだからそんなことするか!」なっ!今のは心外だぞ透哉!流石に俺でも女の子の着替えを覗くなんて真似はしねえよ!」

 

透哉「大声でそういうこと言うなバカ!」

 

一斗「バカって言うほうがバカなんだよ!」

 

 

 

 

 

彩「……透哉くん達、さっきから何話してるんだろう?それにあれ、口喧嘩してない……?」

 

七深「確かにしてますね……。」

 

花音「うーん……男の子同士ならではの会話、かなぁ?……あ!」

 

彩「……!やっと来た!おーい、ましろちゃーん!つくしちゃーん!」

 

 

 

 

 

透哉「……ん?お、ようやく来たか。」

 

一斗「あ?来たって何……が……。」

 

 

 

 

 

つくし「お待たせしましたー!もう、いつまで恥ずかしがってるの?」

 

ましろ「だ、だって〜!」

 

つくし「透哉先輩に見せるんでしょ?そのためにいっしょに水着買いに行って、これだー!ってのを見つけたのに!」

 

ましろ「そ、そうだけど……。ここまで露出が少ない格好、透哉先輩に見せたことないし///……。うぅ、や、やっぱり恥ずかしいよ〜///!!」

 

つくし「ちょ、逃げちゃダメだって!ガシッ! 今日という今日は逃がさないからね!」

 

ましろ「つくしちゃんの鬼〜〜!!はぁ…「何やってんだよお前らは……。」!?」

 

つくし「あ、透哉先輩!いいところに!」

 

透哉「随分着替えに時間かかってたけど、何かあったのか?」

 

つくし「それが……ましろちゃんが恥ずかしがっちゃって、全然更衣室から出てこなくて…「サッ!」ってましろちゃん!隠れないの!」

 

ましろ「む、無理……。は、恥ずかしすぎる///……。(そ、それに透哉先輩の水着姿……カッコいい……。)」ガタガタガタ

 

透哉「……おい、まし…「つくしちゃん!その水着とても可愛い!」あ、彩。」

 

つくし「へ?あ……ありがとうございます、彩先輩。」

 

七深「今日の海、しろちゃんと同じくらい、つーちゃんも楽しみにしてたもんねー。」

 

つくし「ちょっとななみちゃん///!?」

 

花音「そうなんだ。じゃあつくしちゃんも、今日はいっぱい楽しまないとね。」

 

つくし「……ねぇ、ななみちゃん……」

 

七深「それじゃあさっそく泳ぎに行きましょう!彩先輩!」

 

彩「オー!花音ちゃん達も早く来てねー!」

 

タッタッタ……

 

つくし「……まさか、目的忘れてるわけじゃない、よね?」

 

ましろ「目的……?」

 

つくし「!」

 

ましろ「つくしちゃん、目的って…「何でも!何でもないんだよほんとに!さ、さーて、私もみんなと泳いでこようかなー!」……」

 

タッタッタ……

 

ましろ「……怪しい……。」

 

透哉「……えーっと、ましろ?」

 

ましろ「!!(って今私、透哉先輩と二人きり!?(動揺で一斗の存在を忘れてる))」

 

ましろ「えっと……その……あの……。わ、私も、泳いでこよう…「可愛い、んじゃねえか?」……え?」

 

透哉「いや……その水着だよ。やっぱり、こういうことは言ったほうがいいのかなと思って……。ほら、クリスマスにいっしょにショッピングモール行ったときも、めっちゃアピールしてただろ?」

 

ましろ「……か……可愛い、ですか?」

 

透哉「え?」

 

……ズイッ

 

一斗「!?」

 

ましろ「ほんとに……可愛いですか?私の、水着……」

 

透哉「おい、近えって……。ああ、ほんとに可愛いよ。似合ってるし。嘘なんかつかねえって……。」

 

ましろ「……そっか。可愛いし、似合ってる、か。……えへへ♪」

 

透哉「めちゃくちゃ嬉しそうだな……。」

 

ましろ「だって、好きな人に可愛いって……似合ってるって、言ってもらえたんですもん。嬉しいに決まってますよ♪」

 

透哉「そ、そうか……。」

 

ましろ「聞いてくださいよ透哉先輩♪私この水着、今日のためにいろんなお店回って……」

 

一斗「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ましろ「それじゃあいってきます!透哉先輩!」

 

透哉「おう、気をつけて行けよー。」

 

一斗「……おい。(超低音ボイス)」

 

透哉「ビクッ! な、何だよ一斗。いきなりそんな声出されたらびっくり…「何なんだ今のはよーー!!」うるっさっ!え?何?」

 

一斗「今のだよ!今のましろちゃんとの会話!!あれはいったいどういうことだああん!?クリスマスにショッピングモール!?アピール!?好・き・な・人、だとぉ!!??0から100まできっっっっちり説明してもらうからな透哉あああ!!!」

 

透哉「(マジうるせえしマジうぜえ……。)そういやお前には言ってなかったっけな。分かった話すよ……。えーっと、どれから説明すればいいかな……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず頑張って、俺とましろの今の関係、そしてそこに至るまでの経緯を一斗に話した。

 

ちなみにその間俺達はずっと(今もだけど)、ビーチパラソルの下にいた。

 

だって日陰で涼しいんだもん。

 

長話するのにずっと砂の上なんかにいたら暑すぎて焼け死ぬもん。(それは誇張しすぎだろ)

 

一斗「……透哉、今の話、本当か?」

 

透哉「もし嘘だとしたら、今までの時間何だったんだってなるぞ。」

 

一斗「だ、だよな……。うーむ……。」

 

透哉「何をそんな考え込む必要があるんだよ。」

 

一斗「いや……。俺の知らない間に、そんなことになっていたとは……って思ってな。あのましろちゃんが、透哉を……。」

 

透哉「……でも意外だな。話したら、またさっきみたいにキレると思ってたよ。」

 

一斗「お前は俺を何だと思ってんだ!……でも確かに、お前が話してる間たまにイラッとしたし、このリア充めがとも思ったよ。」

 

透哉「思ったんかい。てかそのフレーズ、どこかで聞き覚えが……」

 

一斗「ていうかさ。」

 

透哉「?」

 

一斗「何であのとき、他人のふりしたんだよ?」

 

透哉「……あのとき?」

 

一斗「……ほら、ギーツの映画見に行ったときだよ。そこで俺に言ったじゃねえか。俺がましろちゃんに恋しちゃったかもって言ったとき、ましろちゃん好きな人いる、って。」

 

透哉「……ダラダラダラ」

 

一斗「そのましろちゃんが好きな人って、お前だったってことだろ?なのにお前はなぜか他人のふりをした。何でだ?それをすることに、何の意味があったんだ?」

 

透哉「……あ、あれは……えっと……なんというか……」ダラダラダラダラ

 

一斗「……」

 

透哉「……わ、悪かった!俺も、あんなこと言うつもりはなかったんだ!でも、なんか……お前がましろを好きになったって言ったとき、ちょっと……嫌?というか、複雑な気持ちになって……。気づいたら、あんなことを……。ほんとに、ほんとにごめん!!お前の気持ちを害するようなことをして……。」

 

一斗「……全く、お前には敵わねえな。」

 

透哉「へ?」

 

一斗「別に怒ってねえよ。それだけちょっと確かめたかっただけだ。……お前の話を聞いて、ましろちゃんが本当にお前のことを好きなんだなって分かった。あとは、本人からも聞きたいけど……それはとりあえず後回しだな。」

 

透哉「一斗……。」

 

一斗「透哉、みんなのとこ行こうぜ!せっかく海に来たんだ!遊ばなきゃ損だろ!」

 

透哉「……ああ、そうだな。サンキュー一斗。」

 

一斗「……しかし、ヤバいよな……。」

 

透哉「? 何がだよ?」

 

一斗「ましろちゃんだよ。何がとは言わんが……やっぱでかいよな?水着の破壊力エグすぎて、最初放心状態になったもん。」

 

透哉「……聞いた俺がバカだった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「……お前ら、何してんだ?」

 

ましろ「あ、透哉先輩。何って、お城を作ってるんですよ。」

 

花音「見てよこれ、結構綺麗にできたと思わない?」

 

つくし「ここからはバケツやシャベルなどの道具も使って、微調整しながらより綺麗に、そしてもーっと高くしようと思ってるんです!」

 

透哉「な、なるほどな……。」

 

ましろ「透哉先輩も、いっしょにやりましょうよ?」

 

透哉「うーん、そうだなー…「おーーい!!」ん?」

 

 

 

 

 

彩「透哉くーーん!!こっち来ていっしょに泳ごうよーー!!」

 

七深「私達と競争しましょーー!!」

 

 

 

 

 

透哉「あいつらは元気に泳いでんなぁ。」

 

花音「あはは……。」

 

つくし「モテモテですね、透哉先輩。」

 

ましろ「(むっ。)……透哉先輩はお城と海、どっちを選ぶんですか?」

 

透哉「ど、どっち?そんなことを聞くのかよ……。……もちろん、どっちもやるさ。でもやっぱり、城作りや競争以外の遊びもしたいよな。」

 

ましろ「……はい!」

 

一斗「ふぅ、お待たせー。」

 

花音「一斗くん、それって……」

 

一斗「ビーチボールに水鉄砲、浮き輪だな。透哉に頼まれたから持ってきたんだ。……せっかく海に来たんだ。海でしか遊べないことして遊ばなきゃ損だろ!」

 

つくし「一斗先輩……。はい、そうですね!」

 

透哉「よし!じゃあ俺、まずはあいつらと競争してくるよ。泳ぐの久しぶりだけど……なんとか、なるだろ!」イッチニーサンシー……

 

一斗「頑張れよー透哉ー。」

 

透哉「……っしゃ、行くか!」

 

スタスタスタ……

 

一斗「……じゃあ俺は、いっしょに城作り手伝っていいかな?」

 

花音「うん、もちろん♪」

 

 

 

 

 

【誰が一番早く泳げるか競争】

 

七深「それじゃあいきますよー!」

 

彩「ここからあの岩場までね!」

 

透哉「ああ分かった!絶対勝つ!」

 

七深「広町も負けませんよ〜?」

 

彩「私だって!」

 

七深「それではよーい……ドン!」

 

透哉「おりゃああああ!!!」

 

彩「とおおりゃあああ!!!」

 

七深「たああああ!!!」

 

 

 

 

 

【砂のお城作り】

 

透哉「……っと、こんなもんか?」

 

花音「うん。上手だよ、透哉くん。」

 

ましろ「流石透哉先輩です!」

 

透哉「サンキューましろ。で、このバケツに土を満遍なく入れ、一気に逆さまにするんだよな。」

 

つくし「気をつけてくださいね?」

 

透哉「分かってるよ。……おし!っと……どうだ?」

 

ましろ「! 完璧ですよ透哉先輩!」

 

透哉「へへ〜。それで?これをあといくつ作るんだ?」

 

花音「うーん、そうだねー……。あと5つくらいかな?」

 

透哉「……まぁまぁあるな。バランス気をつけねえと……。」

 

つくし「頑張りましょう!透哉先輩!」

 

 

 

 

 

【水鉄砲対決】

 

ましろ「えいっ!」

 

彩「うわっ!やったな〜ましろちゃん!覚悟!」

 

つくし「危ないましろちゃん!きゃっ!冷たっ!」

 

ましろ「つくしちゃん!?」

 

七深「加勢しますよー彩先輩!」

 

彩「よーし七深ちゃん!一気にいくよー!」

 

ましろ「……まだ、終わりじゃないっ!つくしちゃん!ここから反撃だよ!」

 

つくし「ましろちゃん……。分かった!いくよましろちゃん!」

 

 

 

 

 

【ボール遊び】

 

透哉「すげえ熱くなってんなあいつら……。」

 

一斗「……俺も混ざりてえ……。」

 

透哉「一斗お前、ここに来てから下心ダダ漏れじゃねえか。」

 

一斗「うるせえ!お前には分かんねえだろうな!出会いのない俺達男の気持ちは……ぶへっ!」

 

透哉「一斗!?……ソー」

 

花音「ご、ごめん。強く当てすぎちゃった……。」

 

透哉「……花音。お前、今のわざとじゃないよな……?」

 

花音「ふぇぇ!?あ、当たり前だよぉ!」

 

透哉「……わざとじゃなくて、この威力……。」

 

一斗「チーン……」

 

透哉「……よし花音、今度は俺が相手だ。」

 

花音「あ、相手!?……これ、ただのボール遊びだよね……?」

 

 

 

 

 

【海の家】

 

彩「ん〜!美味しい〜!」

 

つくし「やっぱり海の家と言えば焼きそばですよね〜!」

 

透哉「! ましろ、このカレーも旨いぞ!食べてみろよ。」

 

ましろ「い、いいんですか?……じゃあ、一口いただきます……。」

 

一斗「ジー……「どうしたんですかー?」な、七深ちゃん!いや……別に……」

 

花音「一斗くんも食べようよ。ほら、焼きそば美味しいよ?」

 

一斗「あ、ああ。……な、なぁ、花音ちゃん。」

 

花音「ん?」

 

一斗「……花音ちゃんは、ましろちゃんが透哉のこと好きなの、知ってたのか?」

 

花音「うん、だってその場にいたから。」

 

一斗「……その場、って?」

 

花音「ましろちゃんが透哉くんに告白したとき、同じ場所にいたんだ。」

 

一斗「!?」

 

花音「私の他に、彩ちゃん、友希那ちゃん、紗夜ちゃんもいたよ。」

 

一斗「……マジか。」

 

花音「あのときは本当にびっくり……、? 七深ちゃん、どうしたの?」

 

七深「……あ……あ……あーーー!!!」

 

彩・つ「「!?」」

 

透・ま「「!?」」

 

一斗「なっ!い、いきなりどうしたんだよ七深ちゃん!」

 

花音「び、びっくりし…「すみません!彩先輩とつーちゃん、ちょっと席はずしますね!」ふぇぇ!?」

 

彩「わ、私?」

 

つくし「ななみちゃん、いったい何…「いいからこっち来てつーちゃん!」グイッ わっ!」

 

七深「彩先輩も!」

 

彩「は、はい!」

 

タッタッタッタ……

 

ま・花・一「「……」」ポカーン

 

透哉「な、何なんだあいつら……。」

 

 

 

 

 

彩「……はぁ、はぁ。それで、いったいどうしたの?七深ちゃん。」

 

つくし「そうだよ。いきなりあんなことされたらびっくりするじゃん。焼きそば食べ損ねちゃったし……。」

 

七深「……つーちゃん、私達がここに来た理由は何?」

 

つくし「え?……それはほら、夏の思い出を作るため…「違うよ!」えぇ!?」

 

七深「じゃあはい!彩先輩!」

 

彩「え、えーっとえーっと……みんなを楽しませ…「全然違います!」そんな〜!」

 

七深「いや、2人とも全然違うわけではないんですけど……でも、根本的には違うんですよ。ていうか忘れてる……。」

 

彩・つ「「……?」」

 

七深「……私達……

 

 

 

 

 

『透哉先輩を1000%の恋愛脳にしちゃおう大作戦』の一環で海に来たんですよね?」

 

彩・つ「「……そ……そうだったーーー!!!忘れてたあああーーー!!!」」

 

七深「でしょうね……。」

 

つくし「(さっきまでななみちゃんへ向けて心配してたことを、自分が忘れちゃうなんて……。穴があったら入りたい……。)」

 

彩「完っ全に忘れてたよ!!どうしようつくしちゃん!!」

 

つくし「お、落ち着いてください彩先輩!今からでもできることはあるはずです!えーっとえーっと……」

 

七深「つーちゃんが一番落ち着きなよー。うーん、今からできることかー。」

 

彩「……やっぱり、どうにかして二人きりにするとか?」

 

七深「なるほど……。でも、どうやって……?」

 

彩「うっ、それは……」

 

つくし「……それなら、私にいい考えがあります。」

 

彩「え?」

 

七深「つーちゃん、ほんとに大丈夫?」

 

つくし「大丈夫だよ!要は、先輩とましろちゃんを二人きりにしていい雰囲気にさせればいいんでしょ?ふふん、私に任せてよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「え、飲み物を?」

 

つくし「はい!ましろちゃんと二人で買ってきてほしいんです!はいこれ、袋です!」

 

透哉「あ、ありがとう……じゃなくて。お前もついてきてくれれば…「私、花音先輩と砂のお城作らないといけなくて。」まだ作ってたのかよ!?」

 

ましろ「あ、じゃあ一斗先輩達は…「今ボール遊びに夢中だから、中断させるのは悪いでしょ?」た、確かに……。」

 

つくし「それに……。」

 

ましろ「?」

 

つくし「……せっかく透哉先輩と二人きりになれるチャンスなんだよ。あとは……言わなくても分かるよね?」ヒソヒソヒソ

 

ましろ「! ……もしかしてつくしちゃん、そのために……」

 

つくし「グッ! というわけなので透哉先輩、お願いしますねー!(頑張ってね、ましろちゃん!)」

 

タッタッタ……

 

透哉「あ、おい!……ったくしょうがねえなぁ。しゃーない、行くかましろ。」

 

ましろ「……は、はい!」

 

! な、謎に気合い入ってんなこいつ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「みんなに何がいいか聞かなかったけど、まぁこれなら大丈夫だろ。」

 

ましろ「……」

 

透哉「……おーいましろ?聞いてるか?」

 

ましろ「! え?あ、何ですか?」

 

透哉「聞いてなかったのか……。」

 

ましろ「す、すみません……。」

 

……結論、何もなかった。

 

うん、ほんとに何もなかった……。

 

ただ飲み物を買いに行っただけ……。

 

……だ、だって、自販機に飲み物を買いに行く過程で話すことなんて限られてるじゃん!

 

いきなり『私のこと好きですか?』とか、そんなこと聞いたら不自然じゃん!

 

うぅ、せっかくつくしちゃんが気を利かせて先輩と二人きりにしてくれたのに……。

 

今ここで、『告白の返事まだですか?』なんて聞くのも不自然だし、失礼だよね……。

 

はぁ……どうしたものか……。

 

透哉「……あれ?」

 

ましろ「どうしたんですか?」

 

透哉「あいつらがいねえ……。」

 

ましろ「え?いや、砂のお城作ったりボール遊びしてるって言ってたからそこら辺に……。キョロキョロ」

 

透哉「……」

 

ましろ「……あれ?」

 

透哉「な?」

 

さっきみんなで遊んでた場所、ここら辺だよね?

 

間違えたわけじゃないよね?

 

……みんな、どこに行ったの……?

 

『ピロリン♪』

 

……ん?

 

スマホにメッセージ……。

 

 

 

 

 

つくし『ちょっと忘れ物したから更衣室に行ってくるね。飲み物買ったらさっき遊んでたとこら辺で待っててよ』

 

スタンプ(ガンバ!)

 

 

 

 

 

……もしかして、ここまでが一連の……。

 

!!

 

 

 

 

 

ましろ『つくしちゃん、目的って…『何でも!何でもないんだよほんとに!さ、さーて、私もみんなと泳いでこようかなー!』……』

 

タッタッタ……

 

ましろ『……怪しい……。』

 

 

 

 

 

ま、まさか、あのときつくしちゃんが言ってた"目的"って、そういうこと!?

 

私と透哉先輩を二人きりにするためのチャンスをずっと伺ってて、チャンスが来たから他のみんなを誘導させてこの時間、この空間を作り上げた……。

 

……海に来たのは、そういうことだったんだ……。

 

……だったら私も、つくしちゃんが作ってくれたこのチャンスを、無駄にはしない!

 

ましろ「……じゃあ透哉先輩、とりあえず、そこら辺に座ってましょうよ。適当に話してたら、すぐ帰ってきますよ。」

 

透哉「……そうか?でも、もし波に攫われてたり…「大丈夫!それは絶対大丈夫ですから!」……じゃあ、分かった。」

 

ふぅ。

 

とりあえず、第一段階はクリア。

 

次は……。

 

 

 

 

 

透哉「……」

 

ましろ「……」

 

次は……えーっと……。

 

……な、何話せばいいんだろう……。

 

やっぱり、2人きりじゃないとできない話とか、かな?

 

あれ?でもそれってどんな話……?

 

……どうしよう、何も思いつかない……。

 

というか……気まずい……。

 

うぅ……さっきこのチャンスを無駄にはしないとか宣言しといて結局無駄にしてる……。

 

……透哉先輩から話しかけてくれないかな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つくし「もう、何してるのましろちゃん!これじゃあ2人きりにした意味ないじゃない!」

 

七深「普段はぐいぐいいってるのに、今日は静かだね〜。」

 

彩「海と浜辺っていう、いつもとは違うシチュエーションだから、緊張してるのかな……?」

 

一斗「……俺達、隠れる必要あるのか?」

 

つくし「もちろんです!透哉先輩とましろちゃんを2人きりにしないと、この作戦は……むぐっ!」

 

一斗「作戦?」

 

七深「な、何でもないですよ何でも!……つーちゃん!私達と彩先輩以外には秘密だよ!?」ヒソヒソ

 

つくし「……ぷはっ。そ、そうだった!ごめんななみちゃ〜ん……。」ヒソヒソ

 

一斗「……なぁ花音ちゃん。今の、"作戦"って?」

 

花音「さ、さぁ……何のことだろう?(なんとなく察しはついてるけど……。)」

 

彩「……頑張って!ましろちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ましろ「……」

 

透哉「……」

 

……し、仕方ない。

 

とりあえず、今日のことを話そう。

 

ましろ「……あの、透…「なぁましろ。」!」

 

透哉「あ、悪い。そっちから先に…「い、いえ!透哉先輩からお願いします……!」そうか?じゃあ……」

 

わ、私の意気地なし……。

 

透哉「……俺さ。……やっぱ好きだったんだよ。」

 

……へ?

 

ましろ「え?……先、輩?」

 

透哉「最初から『あ、面白いかも』とは思ってたんだけど、時期が経つに連れ、それがだんだん、楽しい、ワクワクって感情に変わっていってさ……。いつの間にか、それが"好き"になってたんだ。」

 

……ま、まさか透哉先輩……。

 

私の……私と出会ってからのことを、話して……。

 

し、しかも、す……好きって、透哉先輩から……。

 

……っ〜〜/////!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七深「ん?……ねぇつーちゃん、なんかしろちゃん、顔赤くない?」

 

つくし「ほんとだ……。え、まさか……とうとう来た!?」

 

七深「かもしれないね〜。流れ変わったよ〜これは。」

 

彩「(……何だろう?この違和感……。)」

 

花音「……」

 

一斗「透哉のやつ、ましろちゃんを口説いてやがる……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「でも……今はもう、好きじゃない。」

 

ましろ「え……?」

 

そ、そんな……。

 

私、突然フラれ…「大好きなんだ。」……へ?

 

透哉「そう、大好きなんだよ!見てるとほんとに好きだなぁって気持ちが溢れて……もうないってことを考えたら、なんか悲しくて……。みんなの気持ちがすげぇ分かるよ。」

 

みんなの……気持ち?

 

……!!

 

恋する人の気持ちってこと!?

 

……やっぱり透哉先輩、私のことを……///。

 

透哉「だから俺、今は胸を張って言える。……本当に、大好きなんだって!!心の底から……いたいと思ってる!!」

 

/////!?

 

い、今、私と……心の底から、いっしょにいたいって……///。

 

それに……だ、大好きって……///。

 

透哉「ましろ!」ガシッ!

 

ましろ「ひゃ、ひゃい!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七・つ「「!!??」」

 

一斗「!? 透哉てめえまさか……!!」

 

彩・花「「……」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「お前はどうだ?好きか?それとも……大好きか?」

 

ましろ「あ……うっ……えっと、私……は……////」

 

透哉「……正直に答えてくれ。お前の気持ちを。知りたいんだ、俺は。」

 

か、完全にこれは……。

 

これはもう……恋の……。

 

ましろ「……わ、私……は……」

 

透哉「……」

 

い、言うんだ……言うんだ倉田ましろ!

 

私も、好きだって……大好きだって!!

 

私もいっしょに……これからもずっと、先輩といっしょにいたいって!!

 

ましろ「……私も……

 

 

 

 

 

私も大好きです!!透哉先輩!!だからこれからも、私とずっといっしょにいてください!!」

 

透哉「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七・つ「「い、言ったああああ!!!!」」

 

一斗「透哉あああ!!!てめえってやつはあああ!!!親友のよしみで応援してやるからなこのやろおおお!!!」

 

彩・花「「……」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……い、言っちゃった〜〜/////!!

 

しかも海で!!砂浜で!!

 

しかも、お互い水着姿で!!

 

ってよく見たら、周りの人にすごい見られてる////!?

 

は、恥ずかしい/////……!!

 

で、でも……。

 

これで、私と透哉先輩は……。

 

透哉「……

 

 

 

 

 

……え?」

 

ましろ「……え?」

 

透哉「……何言ってんだ?お前。」

 

ましろ「……何って……。透哉先輩の想いに応えて……。」

 

透哉「……あそこまで言わなくても、いっしょにいるだろ。」

 

ましろ「///!?……で、ですよね!!私も…「だって俺達……」私達は……」

 

透・ま「「仮面ライダー仲間なんだからよ(恋人になったんですもんね!)。……ん?」」

 

透哉「え……今何て?」

 

ましろ「……透哉先輩こそ、何て……」

 

透哉「いや、俺達は仮面ライダー仲間だろって。いっしょにいるって、これからもいっぱい語りまくろうぜってことだろ?」

 

ましろ「……」

 

透哉「え、違うのか?」

 

ましろ「……あの……好きか大好きかって話は……」

 

透哉「あぁ、ギーツだよ。いや、なんだかんだ俺もギーツ大好きでさ。やっぱり終わったら終わったで悲しいよなって。」

 

ましろ「ギーツ……。……じゃあ、心の底から、いたいって言うのは……」

 

透哉「ん?あぁ、心の底からはちょっと大袈裟だったな。でも、それくらいギーツのことはずっと好きでいたいなって。あんなに面白くて楽しくてワクワクしたライダーは、久しぶりだったからな。ま、ギーツに限らずゼロワン、セイバー、リバイスもちゃんと好きなんだけどな。でも……中でもギーツは、ちょっと特別推してえなって。」

 

ましろ「……」

 

透哉「いやほんと、最初見たときからカッケーなぁとは思ってたけど、まさかここまでの作品になるとはな……。時が経つに連れどんどんどんどん面白くなっていって、いつの間にかすげえ好きな作品になっててさ。……もしかしたら、俺の中ではオーズと並ぶかもしれん……。」

 

ましろ「……」

 

今までの話は、全て私じゃなくて、ギーツの……。

 

じゃあ私は今まで、1人で勝手に舞い上がってただけ……。

 

……そんなの……私……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つくし「……そ、そんな……。」

 

七深「どうしてそうなるの〜……?」

 

一斗「あいつ、バカだ……。今世紀最大のライダーバカだ……。」

 

花音「そんなことだろうなとは思ったけど……。」

 

彩「やっぱり、透哉くんは透哉くんだねー。にしても、ほんと恋愛ごとに関しては鈍感なんだから……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「あ、そうだ。ところでましろはどうだ?ギーツ、大好きか?」

 

ましろ「……」

 

透哉「まぁ、聞くまでもないか。てか、ギーツが嫌いなんて人が少ないくらいだしな。いや、むしろいないに等しいか……?どちらにせよすごいよなぁ、ギーツ。ほんとに人気なんだなぁってのが見て取れて…「透哉先輩の……」え?」

 

ましろ「透哉先輩の……

 

 

 

 

 

バカァァァァァァァ!!!!!」

 

バチンッ!!

 

透哉「ぶへっ!!」

 

ましろ「もう〜〜!!バカバカバカァァァァァ!!!」タッタッタッタ

 

透哉「……な、何で……だ……。チーン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つくし「……今のは透哉先輩が悪い。」

 

七深「うん、間違いない。」

 

一斗「ましろちゃんの先が思いやられるな……。」

 

彩「……ちょっとこれは、対策したほうがいいね。」

 

花音「うん。流石にましろちゃんが可哀想だもんね。」

 

彩・花「「私達が、人肌脱ごう。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……透哉先輩に、平手打ちしちゃった……。

 

それも、かなり強く……。

 

……でもでも!

 

あれは透哉先輩が悪いんだもん!

 

透哉先輩が……全然私のこと、異性として意識してくれなくて……。

 

いつもいつも、仮面ライダーのことばかり……。

 

……そりゃ私だって、仮面ライダーは好きだけど……今回ばかりは……。

 

……うぅ、うう……。

 

ましろ「もう!!もう……もう……!!!」ポロ……ポロ……

 

 

 

 

 

透哉先輩を1000%の恋愛脳にしちゃおう大作戦 《大失敗》




いつから透哉はここまでの鈍感キャラになったのだろう……。

分かんないだろ、僕も分かんない!(アホ)

あと余談ですが、次回ガッチャードの感想回です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。