どこのディ◯◯ドですか!!
てかレジェンドライドケミーカード使うんですか!?
めちゃくちゃ重要アイテムになっちゃうじゃないですか!!
集めたくなっちゃうじゃないですか!!
今から超楽しみになってしまってるじゃないですか!!
どうしてくれるんですか!!(はよ11月5日になれ……)
【帰り道】
立希「気をつけて、燈。まだあいつらの仲間がいるかもしれない……。」
燈「そ、そこまで警戒しなくても、大丈夫じゃないかな……。」
あの後、透哉さんが立希ちゃんに、仕事を早引きして私を家に送ってあげたらどうかと提案したため、それに立希ちゃんも同意し、今こうしていっしょに帰っている。
……でも、たぶん立希ちゃんは気づいてないよね。
透哉さんが促したこの行動こそが、透哉さんの考えだって。
透哉『今日仕事早引きするから、そしたら時間見つけて、どこかで二人だけで落ち合おう。立希には悪いけど……。』
今頃透哉さんも、早引きしてる頃かな。
どこかで落ち合う、か。
いったいどこで……。
……って、あれ?
……よく考えたら私……当たり前だけど、一人で透哉さんと会うってことだよね?
……男の人と……二人きりで……。
……。
『多くの女を手玉に取ってるモテ男だってな。』
……ゾワッ。
だ、大丈夫!
私と凛々子さんのことを助けてくれたし、大丈夫!だとは思う、けど……。
……そういえば私、男の人と二人きりになったこと、今までで一度もない……。
さっきは立希ちゃんと凛々子さんがいっしょだったから、全然普通に話せたけど……我に返ってみたら……。
……どうしよう……今になって、あの約束が不安になってる……。
『ピロリン♪』
燈「!」ピクッ!
立希「どうしたの?燈!」
燈「あ……ううん、何でもない……大丈夫だよ。」
立希「……そう?何かあったらすぐ言ってね。」
燈「うん、ありがとう……。」
そうだった……私、連絡先も交換しちゃってたんだ……。
あのときはつい流れで交換しちゃったけど……ふと我に返ったら……。
……と、とりあえず、あの人からのメッセージ確認しないと……。
透哉『無事、俺も早引きできたぞ』
透哉『それじゃあそうだなー……』
透哉『駅前の近くにある喫茶店分かるか?』
駅前の近くにある喫茶店……。
あ、あそこかな?
燈『はい……たぶん』
……『ピロリン♪』! もうきた……。
透哉『よし。じゃあそこで30分後に落ち合おう』
30分後……。
燈『分かりました。では、30分後に』
透哉『おう』
……ふぅ。
立希「! 燈、家着いたよ。」
燈「え?……あ、ほんとだ。」
立希「何事もなくてよかった……。でも気をつけてね、どこかに仲間がうろついてるかもしれないから。」
燈「う、うん。……あ、そうだ立希ちゃん。」
立希「何?どうしたの?燈。」
燈「……あの……透哉さん、って、どういう人?」
立希「鑑先輩?どうって……別に、普通の人だけど……あ、でも。」
燈「で、でも、何?」
立希「たまにテンションがおかしくなることがあるんだよね。スマホを見たり、知り合いの人と会ってるときとかに。」
燈「テンションが、おかしい……?」
立希「うん。それも引くぐらい。」
燈「引くぐらい……。」
立希「まぁでも、それ以外は普通の先輩だよ。……あいつが言ってた、"多くの女を手玉に取ってる"って言葉が、気になりはするけど。もしそれが本当だったら私……あの人のこと幻滅どころか、赤の他人のフリする。」
燈「……ゾクッ」
立希「……って、そんなことないとは思うけど、一応頭の片隅には留めておこうかなって思ってる。」
燈「そ、そっか。」
立希「って、普通に話しちゃってたけど、どうして突然鑑先輩のことを?」
燈「あ、いや、そんな深い意味はないんだけど……。助けてくれた恩人だから、どんな人なのか、ちょっとは知っておきたいなって。」
立希「そっか。……確かに、今後RiNGを利用するときにまた会うかもしれないしね。」
燈「う、うん、そういうこと……。あ、じゃあ私、そろそろ帰るね。」
立希「あ、燈、明日学校行くときとか、周りに注意しながら行くんだよ。不安だったら私を呼んでくれれば、すぐ駆けつけるから。」
燈「うん、分かった。送ってくれてありがとう、立希ちゃん。また明日……。」
立希「うん、また明日。」
……たまにテンションが、おかしい、か……。
……不安だな……。
……30分後か……。
……警戒しながら行こう……。
〜25分後〜
【喫茶店】
……とうとう、来ちゃった……。
この先に、あの人が……。
……ギュッ
すぅ、はぁ、すぅ、はぁ……。
……よし。
深呼吸をし、持ってるカバンを両手で抱きしめながら、恐る恐る喫茶店の扉を開けた。
カランコロン
「いらっしゃいませ。1名様でよろしいですか?」
燈「! あ、いや、その……ひ、人を……」
「? 人をお待ちでしたら、先にお席にご案内しますが……」
燈「そ、そうじゃなくて……ま、待ち合わせを…「おーい、こっちだー!」!」
「! なるほど、あちらにいるお客様の待ち合わせ相手でしたか。これは失礼いたしました。」
燈「い、いえ……私も、すみません……。」
「それでは、お席にご案内しますね。」
燈「は、はい。」
「……」スタスタスタ
燈「……」スタスタスタ
「……どうぞ、こちらの席にお座りください。」
燈「あ、ありがとうございます……。」
「ただいま水をお持ちしますので、少々お待ちください。」
燈「……」
透哉「……喫茶店は、少し難易度高かったか。」
燈「! い、いえ、そんなことは……」
透哉「素直にRiNGとかにしとけばよかったな。ごめん。」
燈「……」
透哉「あ、もしだったら何か頼むか?飲み物もケーキも、こんな種類あるんだぜ?」
燈「ほ、ほんとだ……。じゃあ、オレンジジュースを……」
透哉「オレンジジュースな。よし。……すみませーん!」
燈「……」
透哉「ゴクゴクゴク……」
燈「……」
オレンジジュースを頼んでくれて、運ばれてきたまではいいけど……気まずい……。
私が話しかければいいのか、向こうから話しかけてくれるのか……。
ど、どうしたらいいんだろう……。
透哉「……まずは、自己紹介しとかないとな。」
燈「!」
良かった、向こうから話題を出してくれた……。
透哉「鑑透哉だ。本当ならさっき自己紹介すべきだったんだろうけど、すっかり忘れてた……。」
燈「えっと、私は…「君はさっき自己紹介してくれたろ?だから大丈夫だよ。」そ、そうですか。」
……あれ?
透哉「今年から大学生になったばかりで、この前RiNGでバイトを始めたんだ。立希や凛々子さん、他にも後輩の知り合いが同じバイトしてるんだけど、その中では俺が一番入ったの最後だからな。下っ端として教えてもらいながらなんとかやってる感じだよ。」
燈「な、なるほど……。」
思ったより詳しく話してくれた……。
私も、ちゃんと話さないと……!
燈「私は……羽丘女子学園、っていうところに通ってる、高校1年生で……天文部に入ってて……あ、バンド、してます。」
透哉「へぇ、羽丘だったんだな。しかも天文部か……。あいつが聞いたら喜びそうだ。」
燈「?」
透哉「あ、いや、こっちの話だ。それで、バンドをやってるんだって?」
燈「あ、はい。MyGO!!!!!っていうバンドで、あのちゃんと、立希ちゃんと、そよちゃんと、楽奈ちゃんと……。みんなで、迷いながら、少しずつ進んでます……。」
透哉「立希と同じバンドだったのか。MyGO!!!!!、か……。」
燈「……今度、またライブするので……もし良かったら、見に来てください!」
透哉「あぁ、もちろん見に行くよ。楽しみにしてる。」
燈「あ、ありがとうございます……!」
……この人、やっぱりあの人が言ってたような人じゃないのかも。
あ……一応、聞いてみようかな……。
燈「……あ、あの……」
透哉「ん?」
燈「……さっきあの人が言ってた、"多くの女の人を手玉に"って…「そんなの真っ赤な嘘だからな!?」ガタッ! !?」
『『『!?』』』
透哉「あ……。す、すみません……。」
燈「……」
透哉「……RiNGでも言ったけど、あんなの根も葉もない噂だ。俺は何もしてないし、知らない。あんなやつの言うことなんて信じるな。」
燈「……そう、なんですね……。」
たぶん、この人の言っていることは本当だ。
そんなひどいことをするような人には見えないし……ここに来てまだ少ししか経ってないけど、この人……ううん、透哉さんは優しい人なんだって、すごく伝わったから。
それに……私と凛々子さんを助けに来てくれたときの透哉さんの目には……嘘が、なかったから。
だから……私はこの人の言葉を、信じる。
燈「……透哉さん。」
透哉「ん?」
燈「改めて……助けてくれて、本当にありがとうございます。あのとき、透哉さんが来てくれなかったら私……私……」
透哉「! お、おい、君……」
燈「……あれ?何で私、泣いて……。あれ……?」
透哉「……無理もないよな。」
燈「え?」
透哉「あんな怖い目にあって、泣くなっていうほうが無理だ。……震えながらも、あいつらに取られた大事な物を取り返すために、勇気を出して君なりに立ち向かったんだよな。」
……ポン
燈「!」
透哉「頑張ったな。」
燈「……うぅ、ううう……」
透哉「……」
「お、お客様、どうしまし…「大丈夫です。気にしないでください。」いえ、しかし……」
透哉「本当に大丈夫ですから。今は、そっとしといてやってください。」
「……わ、分かりました……。」
透哉「よしよし、よく頑張った。」ポンポン
燈「うっ、うぅ……ぐすっ……」
透哉「……落ち着いたか?」
燈「……はい……。突然、すみませんでした……。」
透哉「いいっていいって。ずっと溜まっていたものが、今になって込み上げてきたんだろう?そういうときは、我慢しないで吐き出しちまったほうが楽になる。だろ?」
燈「……そうですね。」
……優しいな、本当に……。
透哉「さてと。じゃあ……とも……じゃなかった、君…「燈でいいです。」え?」
燈「さっきから気になってたんです。何でRiNGでは名前で呼んでたのに、ここでは"君"って呼ぶんだろうって。」
透哉「……いや、さ……立希に言われて、ナチュラルに君のことを名前で呼んでたことに気づいたんだよ。俺の知り合いに対しては、みんなそう呼んでるから、癖になっちゃってたのかな。だから、流石に馴れ馴れしいかと思って、君に…「"君"よりは、名前で呼んでもらった方が、私も気持ちがいいというか……自然な感じがするので……できれば私も、そっちのほうがいいです。」……そうか。分かった。じゃあ燈。」
燈「は、はい!」
透哉「おま……燈が昨日拾ったっていうメモみたいなの、もう一度見せてくれないか?」
燈「あ、はい。えーっと……ガサゴソ……あった。どうぞ。」
透哉「サンキュ。……これを昨日、あいつとぶつかったときに拾った、って言ってたよな?」
燈「はい。私がスタジオの予約を取った後に、向こうからぶつかってきて……たぶん、その拍子に落としたんだと思います。」
透哉「向こうからって……ほんとにタチ悪いな……。まぁ、いっか。うーん……」
『RT1-072 P 3500
RT1-079 LP 6500
RT1-085 LP 8800
RT1-088 LP 7600 』
燈「何か、分かりそうですか?」
透哉「……このPとLPっての、どっかで……。……あ!」
燈「! 何か分かりましたか?」
透哉「燈、バインダー持ってきてるか?ライドケミートレカの。」
燈「バインダー?も、もちろん持ってますけど…「ちょっと見せてくれ!」は、はい!えーっと……ガサゴソ……あった。はい、どうぞ。」
透哉「サンキュー。そして、あのカードは、っと……あった!」
燈「このページは……オースリーのキラキラしてるカードがあるところですね。」
透哉「? オースリー?」
燈「はい。Oが3つ並んでるので、オースリーって呼んでるんです。」
透哉「……そっかー。初見じゃ分からないよなぁ。」
燈「え?」
透哉「実はこれな、オースリーじゃなくて、オーズって読むんだよ。仮面ライダーオーズ。」
燈「仮面ライダー、オーズ……。そ、そうだったんですか!」
透哉「ああ。」
燈「オースリーじゃなくて、オーズ……。確かに、そっちのほうが呼びやすいし、名前もカッコいい……。なるほど、Oが3つでオーズ……。私、今まで間違ってたんだ……。」
透哉「そ、そんなに落ち込むなよ、間違いは誰にでもある。えーっと……例えばこれ。本当はビートルクスって名前なんだけど、最初は俺"ビートルX"って呼んじゃってんたんだよな。」
燈「え、透哉さんも……?」
透哉「ああ。ケミー図鑑ってサイトを見て、初めて『あ、これビートルクスって読むのか』って気づいたんだ。」
燈「そうだったんですね……。透哉さんも、同じ間違いを……。」
透哉「ああ。だから……元気出せ、な?」
……今のは、透哉さんなりに元気づけてくれたってことなのかな?
……ふふ。
燈「……はい。ありがとう、ございます。」
透哉「……おう。……よし、じゃあ燈。突然だけど、今からちょっとした問題、というか質問か?を出すぞ。」
燈「質問、ですか?」
透ちゃん「ああ。……メモに書いてある、ここの『RT1-085』という英数字。何か見覚えがないか?」
燈「見覚え……?……そう言われると、あるような、ないような……。」
透哉「ヒントはこのオーズのカードだ。」
燈「ヒントが、カード?……」
透哉「……」
燈「……!オーズのカードの右下に書いてある英数字と同じです!」
透哉「正解だ。つまり、この『RT1-085』の英数字は、このオーズのカードを表してたってわけだ。」
燈「なるほど……。あ、でも、その隣の『8800』の数字はいったい……?オーズのカードにはこんな数字、書いてませんよね?」
透哉「……その前にまず、他3つの文字について見ていこう。」
燈「? わ、分かりました。」
透哉「この英数字が、このオーズのカードを表しているってことは分かったな。それか分かればあとは簡単だ。この英数字は、ライドケミートレカのナンバー、そしてその隣の『P』、『LP』という英語は、レアリティを表しているんだ。」
燈「ナンバー……レアリティ……。ということはこれは、オーズのカードの前後のナンバーのカード、ということですね?」
透哉「そういうことだ。そして、このナンバーのカードが……これらの画像の中の、3つ丸がついてるやつだ。横にスクロールすればもう2つ丸がついてる画像が出てくる。」
燈「あ、ありがとうございます。」
そう言って渡された透哉さんのスマホの画面には、ライドケミートレカのカードリスト、なのかな?が写っていた。
しかもそれは3枚に渡ってスクリーンショットされたものらしく、それぞれに3つ、赤い丸で囲まれているカードがある。
それが、このメモに書かれているナンバーのカードのようだ。
……あれ?これ、ホッパー1、だよね?
私か持ってるカードとは絵柄が違う……それに、キックしててカッコいい……。
これが……72番、で、次が……何だろうこれ、壁画?
真ん中にクワガタみたいなのがいて、周りにいろんな記号が書かれてて……なんか、オーズとはまた違う、神秘的な感じがする……。
これは仮面ライダー……えーっと……KUU、GA?
……クウガ、って読むのかな?
これが、79番か……。
そして最後が……これだ。
……にんじんみたいなの背負ってるうさぎが、なんか開発してる……。
……可愛い……。
フラスコとか、理科の授業で使いそうな道具置いてあるし……実験?が好き、なのかな。
これは……BUILDだから……ビルド、かな。
……このカードいいなぁ。
でも、絵柄が違うホッパー1も良いし……丸がついてるカード以外にも、他にもいろんなカードがある……。
赤いドラゴンだったり、武将……みたいなのがダンスしてたり、スマホじゃなくて、昔の携帯電話だったり、カードを持ってるキャラクターだったり……。
あ、これ、スケボーズとスチームライナー、ゴルドダッシュにレスラーGだ。
ホッパー1以外にも、違う絵柄のカードがあるんだ……。
燈「……そういえば透哉さん、このPとLPって……」
透哉「ん?あぁ、Pはパラレルって意味だよ。LPは、Lがレジェンドライダーだから、繋げてレジェンドライダーのパラレルって意味だな。あ、ちなみにパラレルっていうのは……」
燈「普通のカードの、スペシャルバージョン、それがパラレル……。」
透哉「まぁ、分かりやすく言うとな。とりあえずすげぇレアで、絵柄が違う特別なカードって思っとけばいいよ。」
燈「なるほど……。」
じゃあ私の持ってるオーズは、すごいカードだったんだ……。
……パラレルかぁ……。
良いなぁ……カッコいいなぁ……。
ホッパー1やスチームライナー、スケボーズとか、普通の絵柄とパラレルと、並べてみたいし、レジェンドライダーのカードも、FHASE:01は普通のほう全然持ってないし……。(FHASE:00もギーツしか持ってないけど)
また今度買おうっと。
ふふ、これからもライドケミートレカ、いっぱい集めるぞー。
透哉「(……メモに書いてあるナンバーとレアリティの隣の数字は、おそらくこれらのカードをネットかなんかで売ったときの値段だって、言わない方がいいかもな。本人もメモのこと忘れてるみたいだし。しかし……)」
燈「あと持ってないのが……アントルーパーと、ゲンゲン……チョウチョ?と、……カイザー、ビーと……」
透哉「(……こうして見てると、昔のましろを思い出すな……。あいつも確か、最初はこんな感じでいろいろライダーのことを調べてたっけ。……でも、こうやって身近な人が仮面ライダーを好きになってくれるってのは、なんか嬉しいよな。)」
燈「そしてレジェンドライダーが……いっぱいいるなぁ。クウガに、アギトに……ファイズ?に、ヒビキに……」
透哉「……ははは。」
レジェンドの変身者はディケイドと同じあいつなのか、はたまたツーカイザーやキングキョウリュウレッドみたいに全く別の新キャラなのか、そのどちらでもない既存キャラなのか……。
個人的にはやはり一番最初であって欲しいと思ってます。(二番目と三番目の説も見てみたいとは思うけどね)