仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

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どうやら次はアフグロイベみたいですね。

それに合わせての『Y.O.L.O!!!!!』の3Dライブ実装ってことでしょうかね。

さて、誰に歌わせようかな〜。



第百二十八話 仮面ライダー好きの人の家

【アパート】

 

燈「……あの、透哉さん……ここって……」

 

透哉「俺の家があるアパートだ。」

 

……透哉さんの、家……?

 

燈「……と、透哉さん……何で、ここに……」

 

透哉「ん?だから言ったろ?良いものを見せてやるって。」

 

……その良いものが、透哉さんの家にあるってこと……?

 

……透哉さんは優しい人だから、あまり心配はしてないけど……これってつまり、男の人の家に入る、ってことだよね……。

 

燈「……」

 

透哉さんに着いていき、たどり着いた場所は、なんと透哉さんの家だった。

 

こうなってしまった経緯は、30分前に遡る……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜30分前〜

 

【喫茶店】

 

透哉「なぁ燈、燈はもう、好きなライダーっているのか?」

 

燈「え?好きなライダー、ですか……?」

 

透哉「ああ。ちなみに俺はオーズだ。知り合いには、ジオウ好きだったり、W好きだったり、龍騎好きだったりするやつがいるけど……あ、好きなライダーが多くて一つに決めきれないってやつもいるな。」

 

燈「……」

 

透哉「あ、ライドケミートレカを集めてるくらいだから、やっぱりガッチャードとか…「す、すみません……。」え?」

 

燈「……」

 

透哉「……あ……。わ、悪い、まだ仮面ライダーにはまったばかりなのに、突然そんなこと聞かれたら困…「あ、いや、そういうわけじゃなくて……」? 違うのか?」

 

燈「……ライドケミートレカを集め出して、バインダーやスリーブも買って……眺めたり、並べたり、スリーブやバインダーに入れたりするのは、すごく、楽しいんですけど……だから、仮面ライダーも好きなのかと言われると、それは少し、違うというか……」

 

透哉「……」

 

燈「もちろん、カッコいいとは思います……。ガッチャード、ギーツ……クウガ、アギト、ファイズ、響鬼、電王、ディケイド、オーズ、ウィザード、鎧武、ビルド……。他にもいっぱいいて……どれもカッコいい、面白いんだろうなとは思うんですけど……好きかどうかと言われたら……まだ、よく分からなくて……。」

 

透哉「……」

 

燈「ご、ごめんなさい!せっかく聞いてくれたのに、こんな……答え方で……。い、意味分かんないし……変、ですよね……?」

 

透哉「……」

 

燈「……」

 

透哉「……よし、分かった!」ガタッ!

 

燈「!」

 

透哉「燈、これから時間あるか?」

 

燈「じ、時間……ですか?」

 

透哉「ああ。なんか用事とかあるんなら、別にいいんだけど……」

 

燈「い、いえ、特に用事は…「そっか。じゃあ、ちょっと着いてきてくれるか?」……え?そ、それって……どこかに行く、ってことですか?」

 

透哉「ああ。そこで俺が、良いものを見せてやるからよ。」

 

燈「良いもの……。それって、いったい……」

 

透哉「行ってからのお楽しみだよ。どうだ?ちょっと気になってきただろ。」

 

燈「……まぁ、はい……。」

 

透哉「よし、じゃあ決まりだな。すみませーん!お会計お願いしまーす!」

 

こうして私は、透哉さんとあるところへ行くことになった。

 

良いもの……話の流れからして、仮面ライダーの何か?

 

……分からないけど、気になりはする……。

 

……ん?

 

燈「! と、透哉さん!私、自分の分は自分で…「ん?あぁ、いいっていいって。」で、でも……」

 

透哉「まだ高一なんだから、黙って奢られとけって。」

 

燈「……」

 

学年は、関係ない気がするけど……。

 

燈「あ、ありがとうございます……。」

 

透哉「おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アパート】

 

そのような出来事が喫茶店内であり、今に至る。

 

燈「……あ、あの、透哉さん……」

 

透哉「ん?」

 

燈「わ、私……その……」

 

透哉「……」

 

……やっぱり、やめておこう。

 

燈「……すみません。やっぱり、何でもないです……。」

 

透哉さん、どうしてかは分からないけど……私のため?にここに連れてきてくれたんだろうし。

 

それなのに、男の人の家入るの初めてです、なんて言ったら…… 変に気使わせちゃう、よね。

 

それに、言い方によっては、気分を害させちゃったり、遠回しに嫌だって言ってるようにも聞こえるだろうし……。

 

燈「……」

 

透哉「……今日は、やめとくか。」

 

燈「え?」

 

透哉「驚かせてやろうと思って、目的地が俺の家だって言わなかったけど……普通に考えて、会ってまだ数時間の男の家になんて、入りたくねえよな。」

 

燈「……ち、違っ……そういうことじゃ……」

 

透哉「知り合いにそういうの気にしないやつが多いからか、ちょっと軽率になってたよ。悪かったな、燈。」

 

燈「……わ、私……は……」

 

透哉「さてと、じゃあこれからどうするかなー?……やっぱあそこかな。いや、この際あいつん家行くってのも……あ、でもそれじゃあ今の二の舞に…「わ、私は!!」!? ……燈?」

 

燈「……私は……別に、嫌じゃ、ないです。」

 

透哉「……」

 

燈「確かに、男の人の家に入ったことなんてないし、緊張も、するけど……透哉さんなら、大丈夫です……。」

 

透哉「……燈。」

 

燈「だから……えっと……よ、よろしくお願いします!……で、いいのかな……?」

 

透哉「……ありがとな、燈。」

 

燈「? 何で、ありがとう……?」

 

透哉「特に深い意味はねえけど、ちょっと言いたくなってな。……よし、じゃあ気を取り直して、家に入るか。……本当に、いいんだな?」

 

燈「は、はい!」

 

透哉「……分かった。」

 

そう言うと透哉さんはポケットから鍵を取り出し、それをドアの鍵穴に差し込んだ。

 

差し込んだ鍵を90°回してから、最初の位置に戻すと、ガチャッと鍵の開いた音がした。

 

そして透哉さんがドアを開けると……。

 

???「みゃ〜。」

 

みゃ〜?

 

え……猫?

 

透哉「ただいま、すあま。良い子にしてたか?」ヒョイ

 

すあま「みゃ〜!」

 

透哉「おい、くすぐってえって……。」

 

透哉さんに"すあま"と呼ばれたその猫は、抱き抱えられると透哉さんの顔をペロペロ舐め始めた。

 

帰ってきたのが、嬉しかったのかな……。

 

透哉「紹介するよ。俺の家族の、すあまだ。」

 

すあま「みゃ。」

 

燈「! た、高松燈です……!よ、よろしく……ね。」

 

すあま「……みゃっ!ピョン」

 

燈「わっ!」

 

と、飛び乗ってきた……!

 

透哉「おいすあま、危ねえだろ……って、お前そんな人懐っこいやつだったっけか?」

 

すあま「みゃ〜ん♪」スリスリ

 

燈「……ふふっ。」

 

楽奈ちゃんがいたら、喜びそうだな。

 

透哉「……最近、抱っこも好きになったみたいでさ。たまに今みたいに抱き抱えてやったりしてるんだけど……抱っこしながら他の人に飛び乗ったのは、初めてだな……。」

 

燈「そう、なんですか……?……ナデナデ」

 

すあま「みゃ〜……。」

 

透哉「完全に燈に懐いたな、こいつ。」

 

燈「ふふ、可愛い……。」

 

透哉「……んじゃあ、そいつを抱っこしたまま上がってくれ。バッグは俺が持ってくよ。」

 

燈「あ……ありがとうございます。」

 

透哉「おう。」

 

燈「えっと……お、お邪魔します……。」

 

透哉さんの猫……すあま、ちゃん……を抱っこしながら、私は人生で初めて、男の人の家に足を踏み入れた。

 

でも、まさか家に上がる前に、猫を抱っこすることになるとは思わなかったな……。

 

 

 

 

 

【アパート 透哉の家 リビング前】

 

透哉「この部屋の先に、お前に見せたかった良いものがある。」

 

燈「この先……ですか……。」

 

透哉「ああ。それじゃ、開けるぞ。」

 

燈「……ゴクリ」

 

すあま「みゃー……。」

 

透哉「……さぁ燈、これを見て驚くがいい!!」ガチャ

 

燈「……

 

 

 

 

 

んー……?」

 

すあま「みゃー?」

 

透哉「あ、いけね、電気電気……」

 

パチッ

 

ま、眩しいっ……。

 

すあま「みゃっ!」タンッ

 

あ、降りちゃった……。

 

……?

 

……!!

 

透哉「どうだ?すごいだろ。」

 

燈「……す、すごい……!」

 

透哉さんが開けたドアの向こうの部屋は、いわゆる普通のリビングだった。

 

ただそのリビングには、ある人が……仮面ライダーを知っている人が見たら、驚かざるを得ないようなものがあった。

 

そう、私のような、昨日今日仮面ライダーを知ったばかりの人でも。

 

燈「……あの、この棚に飾ってあるのって……」

 

透哉「ああ、ベルトだ。クウガ〜響鬼は持ってないから、カブトからだけどな。このカブトゼクターは2009年くらいのときのレジェンドライダーシリーズのやつで、デンオウベルト、キバットベルトはDX、ディケイドライバーはCSMver.2で、ダブルドライバーはDX、オーズドライバーもディケイドと同じCSMで、フォーゼドライバー、ウィザードライバーは……」

 

……すごい早口で喋ってるから、何言ってるのかちょっと分からないけど……これだけは分かる。

 

……すごい、と……。

 

この部屋に入り、すぐ目につくところ……入り口の正面の壁沿いに、それはある。

 

木製のしっかりとした白い棚が二つ置いてあり、それぞれの棚に……多くの仮面ライダーの、ベルト?が飾ってある。

 

ベルトの他にも、フィギュアやカード、ベルトじゃないおもちゃも飾られていて、なんというか……仮面ライダーのための棚、という感じだ。

 

しかもおもちゃやフィギュアは棚の上にも飾られていて、そのスペース以外にもこの部屋のところどころに仮面ライダーのグッズが置いてある。

 

……透哉さんが、こんなに仮面ライダーが好きだったなんて……。

 

透哉「すげえだろ。リビングを、半分仮面ライダー部屋、半分リビングみたいにしてるんだ。」

 

仮面ライダー部屋……。

 

確かに、この部屋を一言で表すにはぴったりの名前かも……。

 

燈「……あの……この、ベルトって……」

 

透哉「変身ベルトだよ、仮面ライダーの。」

 

燈「変身、ベルト……。あ、ガッチャードがつけてる、オレンジ色のですか?」

 

透哉「そうそう。仮面ライダーはみんな、こういう変身ベルトをつけて、仮面ライダーに変身するんだよ。まぁ、一部例外もいるけど。」

 

燈「……そうなんですね……。これをつけて、仮面ライダーに……」

 

確かにヒーローって、みんな変身して悪者と戦うイメージある……。

 

それが仮面ライダーだとベルトなんだ……。

 

……こうして見るとすごく圧巻で……カッコいいかも……。

 

……!

 

これ、ガッチャードのベルトだ。

 

カードや、おもちゃ屋さんに飾ってあったパネル?でちらっと目にすることはあったけど、これだけ間近で見たのは初めてだな……。

 

透哉「……仮面ライダーのベルトをこんなにまじまじと見るのは初めてか?」

 

燈「は、はい……。ずっと私、ライドケミートレカに夢中だったので、それ以外のものは、全然……。だからベルトのことも、あまり……。」

 

透哉「……自分で調べたりもしなかったのか?仮面ライダーのこと。」

 

燈「……ら、ライドケミートレカのことだけ、少し……。」

 

透哉「……そうか。」

 

……と、透哉さんの声色が、さっきと違う……。

 

もしかして……怒ってる……?

 

私が、全然仮面ライダーのこと知らないから……?

 

……確かに、透哉さんは仮面ライダー部屋を作るくらいの仮面ライダー好きだし……。

 

……それに対して、私は……。

 

透哉「……燈。」

 

燈「! は、はい……。」

 

透哉「……これは、

 

 

 

 

 

教え甲斐があるな!」

 

燈「……え?」

 

透哉「燈、俺が仮面ライダーのこと、いろいろ教えてやるよ。いろんな作品があったり、いろんなライダーがいたり、いろんなベルト、アイテムがあったり、それ以外にもフィギュアやカードなど、いろんなグッズがあったり!!」

 

燈「……」

 

透哉「今言ったように、仮面ライダーの世界は広いんだ。ライダーのことを今よりもーーーっと知る事ができれば、燈もきっと、仮面ライダーを好きになるぞ!!まさに、俺の知り合いがそうだったからな!!」

 

燈「……」

 

透哉「……と、燈?……あ、ごめん。俺、1人で勝手に盛り上がって…「ふふ。」?」

 

燈「ふふっ、ふふふ♪」

 

透哉「お、おい、何だよ、何笑ってんだよ……。」

 

燈「す、すみません。……心配する必要、なかったなって。」

 

透哉「え?」

 

そうだよね。

 

透哉さんが、今更そんなことで怒るわけないよね。

 

……じゃなきゃ、私と凛々子さんを助けてくれたり、喫茶店で優しく接してくれたり、家に上げてくれたり……私のために、ここまでしてくれないよね……。

 

透哉「……燈?えっと、どうし…「透哉さん。」! な、何だ?」

 

燈「……仮面ライダーのこと、いろいろ、教えてくれませんか?私……ライドケミートレカ以外のことも、いっぱい、知りたいです……!」

 

透哉「……お、おう!もちろんだ!!それじゃあさっそく……。まずはやっぱり、ベルトの紹介かな。燈的に……最初はガッチャードライバーがいいか。よっ、と。ほら、燈。」

 

燈「! あ、ありがとうございます……!……これが、ベルト……。」

 

透哉「分かるぞ燈、その気持ち。初めてベルトを持ったときって、感動するよなぁ。特にCSMなんか格別で、家にオーズドライバーが届いて開けて、初めてCSMというものを持って、触って、遊んだときの感動は一生忘れられねえよ……。もちろん、それはCSMじゃなくてDXにも言えるし、ベルトだけじゃなくてフィギュアとかにも言えるんだ。特にこのオーズの真骨頂!初めてのフィギュアーツ兼真骨頂だったから、もう買う前からワクワクが止まらないわけよ!で、予約して発売日に取りに行き、帰ってきていざ開封、ってなったその瞬間……まず最初に箱のカッコよさに見惚れちゃってよ〜。もう箱のこの顔のアップの時点でオーズなんだよ!スーツなんだよ!本物なんだよ!もうそこに本物のスーツのオーズがいるんだよ!!いや〜……あの瞬間は感動ものだよほんと……。で、満を持して箱を開けると……」

 

……相変わらず、早口で喋ってるから、何言ってるか分かんないけど……これだけは分かる。

 

……本当に、仮面ライダーが好きなんだなぁって。

 

……私もいつか、ここまで本気で、"仮面ライダーが好き!"って言えるようになる日がくるのかな?

 

流石に、ここまでじゃなくても……あのちゃん、立希ちゃん、そよちゃん、楽奈ちゃん……MyGO!!!!!のみんなと同じくらい、大切な存在に……。

 

……なれるといいな。




と、特訓前のイラストにさよひな入れてきたって、か、必ず心が揺さぶられるわけじゃないんだからな!?(ちょっと欲しい……)

あとりみりんの特訓後がまぁ……なんというか、すごかったですよね。
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