仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

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本編とは関係ないんですが、今日、溜まりに溜まってたガッチャードを全話見終えました。

いやー……面白いですねガッチャードw。

特に錆丸先輩が操られる回とか、途中うるってきましたもん……。

今度ガッチャードも、キングオージャーみたいに新章に突入するようで、今まで以上に盛り上がりそうですね!

ガッチャードを一気見する中で、一つ不満があったとすれば……何で映画見る前に15話まで一気見しなかったんだろう……。


第百三十四話 迷子だけど、MyGO!!!!!

【RiNG スタジオ】

 

愛音「私、今度のライブで碧天伴走やりたい!」

 

燈・そ・楽「「「……」」」

 

立希「……突然、何?」

 

愛音「だーかーら!今度のライブで碧天伴走を…「それは聞いた!何でそれをやりたいのかって聞いてんの。」……聴かせたい人が、いるから。」

 

立希「? 聴かせたい人?」

 

燈「! あのちゃん、それって……!」

 

愛音「あはは、ともりんは分かってるよね。……私が初めて、ライブに出て、演奏した曲……。言っちゃえば、私の中での始まりの曲でしょ?だから、今度はそれを、初めてライブを観に来てくれるあの人に、聴いてほしいなぁって。」

 

立希「……一応聞いてあげるけど、その聴かせたい人って、誰?愛音のクラスメイト?」

 

愛音「ふっふっふ〜。それは、りっきーもよく知ってる人だよ〜?」

 

そよ「……まさか、祥ちゃんじゃないよね?」

 

愛音「ち、違う違う!流石に呼ばない、っていうか、呼びづらいっていうか……とにかく違う人!ほら、いつもりっきーの近くにいるじゃん!」

 

立希「んなこと言われたって……。じゃあ、海鈴とか?」

 

愛音「それも違うー!もう、何で分かんないかなー?」

 

そよ「そもそもその人って、愛音ちゃんが碧天伴走を聴かせたい人なんでしょ?それなら、その海鈴って子はまず当てはまらないんじゃない?」

 

立希「……それを言うなら、そよが言った祥子も当てはまらないだろ。」

 

そよ「……そんなこと言った?私。」

 

立希「何で数秒前の自分の発言忘れるんだよ……。」

 

楽奈「りっきー、バンドの続き、やらないの?」

 

立希「ちょっと待って。今いろいろ考えてるから……。」

 

愛音「……ほんとに、思いつかないの……?」

 

燈「……た、立希ちゃん、ヒント、いる?」

 

立希「! いいの?燈。」

 

愛音「あ!ずるいりっきー!ともりんからヒントもらうなんてー!」

 

立希「燈がくれるって言ってるんだからいいんだよ!それで、どういう人なの?」

 

燈「えっと……男の人……。」

 

立希「男の……人……?」

 

愛音「ちょ、ともりん!それは流石に大ヒントすぎるよ!なんならもう答えだよ〜!」

 

燈「え?あ……ご、ごめん……。」シュン

 

そよ「あーあ、燈ちゃん落ち込んじゃった。」

 

愛音「うっ……ご、ごめんともりん!怒ってないから元気出して、ね?」

 

楽奈「りっきー、バンドの続きー。」スソツマミ

 

立希「……まさか……

 

 

 

 

 

……鑑先輩?」

 

燈「!」

 

愛音「正解〜!もう、何ですぐ出てこないかなー?いっつもいっしょのバイト先にいるのに。」

 

そよ「鑑先輩?」

 

楽奈「……お腹、空いた。」

 

立希「……はぁ。鑑先輩かよ……。」

 

愛音「え……なんか、思ってた反応と違うんですけど……。」

 

燈「立希ちゃんは……透哉さんが来てくれるの、嫌?」

 

立希「嫌……っていうか、見られたくないっていうか……。てか、私がMyGO!!!!!としてバンドしてること、言ったの?」

 

愛音「あ、それは私じゃなくて……」

 

燈「ご、ごめん。私が、話した……。MyGO!!!!!で、あのちゃんと、立希ちゃんと、そよちゃんと、楽奈ちゃんとみんなで……迷いながら、少しずつ進んでるって……。」

 

立希「……まぁ、燈なら仕方ないか。」

 

愛音「ちょっとー、それ、私だったらダメだったみたいな言い方なんですけどー。」

 

立希「もちろん。愛音が言ったなら怒ってた。」

 

愛音「……しょ、正直だな〜……。透哉さんなら笑って許してくれだろうに……。」

 

そよ「ごめん二人とも、話の腰を折るようで悪いんだけど、その"透哉さん"って?」

 

愛音「お、そよりん意外と興味ある?」

 

そよ「別に。ちょっと気になっただけ。」

 

愛音「それを興味あるって言うんじゃーん。そうだなー。例えば、透哉さんを一言で言うと……」

 

燈・愛・立「「「良い人……(面白い人!・変な人)。」」」

 

そよ「……見事にバラバラだね……。」

 

愛音「へ、変な人!?」

 

立希「変な人じゃん。急にベラベラ熱く語り出すし、本人は否定してるけど燈を襲った不良集団曰く女タラシらしいし。」

 

愛音「お、女……。ぜ、前者はまぁ分からなくもないけど、後者は絶対!100%ないよ!」

 

立希「そんなの分からないじゃん。上部では否定しててそうじゃないように見えても、本当の顔は分かんないんだし。それに、絶対なんてない。」

 

愛音「そ、それでも!あの人だけは……絶対にそれだけは有り得ないの!」

 

立希「な、何むきになってんの……?」

 

燈「……立希ちゃんも、今度いっしょに出かけたりすれば、分かるよ……。」

 

立希「燈……。」

 

そよ「……」

 

愛音「……と、とにかく、そういうことだから!ほら、練習再開しよう!楽奈ちゃんなんてもう自主練始ちゃってるし!碧天伴走やろ碧天伴走!」

 

立希「ちょっと、勝手に決めないで!まだやるとは……」

 

燈「ごめんね、楽奈ちゃん、待たせちゃって……。練習、再開しよう。」

 

楽奈「ん、分かった。」

 

愛音「ほら、そよりんもぼーっとしてないで早くやるよ!」

 

そよ「……ぼーっとなんてしてないから。もう……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜3日後〜

 

【RiNG カフェテリア】

 

立希「鑑先輩!コーヒー二つ!」

 

香澄「こっちは紅茶二つと本日のケーキ、お願いしまーす!」

 

透哉「おう!えーっと……」

 

 

 

 

 

リサ「透哉も香澄も頑張ってるね〜♪」

 

友希那「透哉がバイトを始めたと聞いたときはどうなることかと思ったけど、これなら大丈夫そうね。」

 

 

 

 

 

透哉「(何でお前が偉そうなんだよ……。)」

 

立希「鑑先輩早く!あの二人を待たせる気!?」

 

透哉「っ!わ、分かってるよ!」

 

香澄「……よし!透哉先輩、私も手伝いま……。! い、いらっしゃいませー!」

 

 

 

 

 

花音「す、すごい忙しそう……。」

 

千聖「他人事で申し訳ない言い方だけれど……大変ね……。」

 

 

 

 

 

「すみませーん、注文いいですかー?」

 

立希「は、はい!ただいま!」

 

透哉「あ、あれ?豆の在庫はどこだっけ……?」

 

香澄「えーっと、次はあれをしてこれをして……。」

 

 

 

 

 

友・リ「「(……なんか、申し訳ない気持ちになるわね(なるなぁ)……。)」」

 

花・千「「(頑張って、みんな……!)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜1時間後〜

 

凛々子「三人ともお疲れ様〜!今日はもう上がって……って、大丈夫……?」

 

透・香・立「「「……」」」グッタリ

 

透哉「きょ、今日は一日中ハードだったな……。」

 

立希「だ、だらしないですよ、こんなんで……。」

 

香澄「その状態で言っても説得力ないよ、立希ちゃん……。」

 

透哉「それはお互い様だろ……。」

 

透・香・立「「「……うぅ、疲れた……。」」」

 

凛々子「……ちょ、ちょっと待っててねみんな!」ダッ!

 

今日は、いつも以上に疲れた……。

 

何だろう……この後ライブがあるからか?

 

でもだからって、あんなに混むか?

 

しかも行列までできてたし……。

 

立希「……ていうか、鑑先輩……。」

 

透哉「ん?」

 

立希「……何っでRoseliaの二人とPastel*Palettesの白鷺千聖がいるんですか!?」

 

透哉「……何でって、いるからいる…「そういう意味じゃなくて!!」じゃあどういう意味だよ……。」

 

香澄「三人とも、プロだから?」

 

立希「そう!それです!」

 

透哉「プロ?……あー、そういうことか。」

 

香澄「私達は慣れてるけど、確かに立希ちゃんからしたらびっくりするよね。」

 

立希「な、慣れてる……?え……?」

 

透哉「そっか、だからあんなに混んでて、しかも行列ができてたのか。」

 

立希「! 今気づいたんですか!?」

 

透哉「そうだった、あいつらプロだったな。はは、忘れてたよ……。」

 

香澄「透哉先輩、それ友希那先輩と千聖先輩の前で言ったら怒られますよ……?いや、それか呆れるか……?」

 

立希「……いや、はははじゃなくて……。」

 

 

 

 

 

凛々子「おーい!これ買ってきたから、三人で飲んでー!」

 

香澄「凛々子さん!え、いいんですか!」

 

凛々子「もちろん!今日はいつも以上に頑張ってくれたからね〜。お姉さんからの差し入れだよ!」

 

透哉「ありがとうございます。じゃあ俺は……コーヒーかな。」

 

香澄「私はりんごジュースで!」

 

凛々子「立希ちゃんもどうぞ。」

 

立希「あ……はい。じゃあ私は……カフェラテで。」

 

凛々子「ふふっ♪……三人とも、今日は本当にお疲れ様!この後はライブもあるから、よかったら楽しんでって!」

 

香澄「はい!楽しみます!」

 

透哉「しかし、本当にいいんですか?ライブ前に上がらせてもらっちゃって。」

 

凛々子「いいのいいの!頑張ったご褒美だと思って!それに……立希ちゃんのバンドが出るんだもんね!」

 

立希「! ちょ、凛々子さん!」

 

香澄「え!そうなの!?」

 

立希「あ、いや……」

 

透哉「立希の、って……MyGO!!!!!だよな?ライブ、今日だったのか。」

 

香澄「MyGO!!!!!、最近すごい注目されてるんだよね〜!私、応援してるね!」

 

透哉「俺も、楽しみにしてるよ。MyGO!!!!!のライブ、一度観てみたかったんだ。」

 

立希「……」

 

 

 

 

 

『だーかーら!今度のライブで碧天伴走を…『それは聞いた!何でそれをやりたいのかって聞いてんの。』……聴かせたい人が、いるから。』

 

『私が初めて、ライブに出て、演奏した曲……。言っちゃえば、私の中での始まりの曲でしょ?だから、今度はそれを、初めてライブを観に来てくれるあの人に、聴いてほしいなぁって。』

 

 

 

 

 

立希「……はぁ。」

 

透哉「てか、何で教えてくれなかったんだよ!燈も愛音も、いつライブやるんだ?って聞いても教えてくれなかったしよー。今日だって知らなかったら、ライブ見逃すところだ…「サプライズ。」へ?」

 

立希「……だそうですよ。愛音が言うには。」

 

透哉「……さ、サプライズ?」

 

凛々子「……あれ?もしかして私、言っちゃいけないこと言っちゃった?」

 

立希「……」

 

透哉「え、まさか凛々子さんもグル……?」

 

凛々子「ご、ごめ〜ん!立希ちゃんからは、今日はライブがあるから早く上がらせてほしいとだけ言われてて……まさかそれを透哉くん達には秘密にしてたなんて……。」

 

立希「てか、何で鑑先輩と戸山先輩まで……。」

 

凛々子「いやぁ、立希ちゃんのバンドのライブを見れるように、それなら二人も早上がりさせてあげようと……」

 

香澄「そうだったんだ……。」

 

凛々子「立希ちゃん!ライブがあることを秘密にしてたの知らなかったとは言え、ごめんね〜!」

 

立希「いえ、もう大丈夫ですから……。」

 

透哉「グルだけど、グルじゃなかったのか……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【RiNG 控室】

 

愛音「う〜、緊張する〜!」

 

燈「立希ちゃん、まだかな……?」

 

そよ「あの立希ちゃんが遅れて来るなんて有り得ないから、待ってれば来るよ。ライブまでまだ時間あるしね。」

 

燈「それは……分かってるけど……」

 

楽奈「ライブ、楽しみ。」

 

今日は何週間ぶりかのライブの日。

 

衣装はいつもの……みんなで作った衣装で、曲は……って、これは言っちゃダメか。

 

さっきそよちゃんが言った通り、立希ちゃんとはバイトが終わり次第合流のため、今は立希ちゃんが来るのを待ってる感じ……だ。

 

そよちゃんも楽奈ちゃんも、比較的リラックスしてるけど……愛音ちゃんは、さっきからあんな調子だ。

 

……やっぱり今日は、ちょっと特別な日だから、かな。

 

愛音「うぅ、どうしようともり〜ん!緊張が止まらないよ〜!」

 

そよ「愛音ちゃん、いつも同じようなこと言ってない?」

 

愛音「今日はいつも以上なの〜!」

 

燈「そ、そういうときは、手のひらに人の字を十回書くと、緊張が解ける、よ……?」

 

愛音「……ふふ、ありがとうともりん。……今日、観に来てくれるかな?」

 

燈「……立希ちゃんが、今日のライブとあの人のバイトの日が被るように調整してくれたみたいだから……絶対、来てくれる……。ライブに私達が出ることは秘密にしてるけど、あの人なら、きっと……。」

 

愛音「……うん、そうだね。」

 

そよ「……ねぇ、二人は…ガチャッ! !」

 

楽奈「! りっきー、来た。」

 

燈・愛「「立希ちゃん(りっきー)!」」

 

立希「……ご、ごめん、遅れた。」

 

そよ「時間的にはまだ大丈夫だよ。」

 

立希「でも、最後の合わせとかできない……。」

 

愛音「大丈夫だよりっきー!私、今日は絶対失敗しないから!」

 

立希「どこから来るのその自信……。」

 

燈「た、立希ちゃん……!あの人は……透哉さんは、どう?」

 

立希「あ、うん……。楽しみにしてるって。」

 

燈「!」

 

愛音「良かった〜!ちゃんと観に来てくれるみたい…「でも。」え?」

 

燈「で、でも……?」

 

立希「……私達が出ること、バレた。」

 

愛音「……え、えええええ!!??」

 

燈「は、話しちゃったの……?」

 

立希「いや、私じゃなくて……って、まぁいいか。とにかく、バレちゃった。ごめん。」

 

愛音「はぁ、驚かせたかったのになー……。ま、仕方ないか。りっきーがわざとバラしたってわけじゃなさそうだし、たぶん事故だったんだよね。」

 

立希「……」

 

愛音「でも、そっか……。うん!100%観に来てくれるって分かって、だいぶ安心した!緊張もいつの間にか解けたし、ライブ頑張るぞー!」

 

楽奈「オー。」

 

愛音「お、楽奈ちゃんもやる気だねー!」

 

立希「……あいつ、何か悪いものでも食べた?」

 

そよ「さぁ……?」

 

燈「良かった……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【RiNG ライブ開場】

 

ワイワイガヤガヤ

 

ワイワイガヤガヤ

 

透哉「しかし、何でまた急にRiNGに?」

 

リサ「たまたま今日お休みもらっててね〜。そしたら友希那が、最近気になってるバンドがあるから観に行きたいって言うから、それじゃあ行ってみようかって話になったんだ。」

 

友希那「リサ、それは一部語弊があるわ。私は気になっているバンドがあるとしか…「まぁまぁ、似たようなもんだって♪」似てはないと思うのだけれど……。」

 

千聖「まぁいいじゃない友希那ちゃん。実際に見れるに越したことはないでしょ?」

 

花音「私もどんなバンドか気になってたから、楽しみだな〜。友希那ちゃん、いっしょに応援しようね。」

 

友希那「……なんか、上手く言いくるめられた気がするわ……。」

 

透哉「ははは……。千聖と花音も、だいたい同じ理由か?」

 

花音「うん!」

 

千聖「それにしても、本当にあなた、ここでバイトしてるのね……。」

 

透哉「……な、何だよ。」

 

千聖「……首にならないよう、せいぜい頑張りなさいね。」

 

透哉「なっ……千聖お前……!」

 

花音「あはは……。」

 

 

 

 

 

「おいおい、Roseliaの湊友希那と今井リサ、Pastel*Palettesの白鷺千聖がいるぞ……!」

 

「いやいやお前の目は節穴か?ハロー、ハッピーワールド!の松原花音もいるだろ!」

 

「しかも、誰かと親しげに話してる……。しかも男!」

 

「でもあいつ、ここら辺じゃ有名だよな?巷では、両グループのマネージャーをしてるとか……。」

 

「マジ!?……いや、何にしても、あれスキャンダルとか大丈夫なのか……?」

 

「俺、昔からあの人がいろんなガールズバンドといっしょにいるのたまに見るけど、不思議とそういうニュースは聞いたことないんだよなぁ。」

 

「そうなの……?何者だよ、あの男の人……。」

 

 

 

 

 

透哉「……なんか、あらぬ誤解をされてるような気がする……。」

 

リサ「あはは……気のせいだよ気のせい。大丈夫だって。」

 

千聖「……ライブが終わったら、一目散にここから出た方がいいわね。」

 

花音「うん……。ちゃんと変装してきたのに、バレちゃうなんてね……。」

 

千聖「ほんとにね……誰かさんのせいで。チラッ」

 

透哉「お、俺はどちらかと言うと被害者だろ!?」

 

友希那「まさか透哉と私達が話していたことでバレるなんて、思わなかったわ……。」

 

花音「透哉くんも、有名人ってことかな?」

 

透哉「やめてくれ……俺まで変装しなきゃいけなくなる……。」

 

千聖「……今後のために、何かしらの対策を考えておかなければいけないわね。」

 

リサ「改めて、プロって大変なんだなぁって実感したよー。……!そろそろ始まるみたいだよ!」

 

透哉「お、いよいよか。」

 

友希那「ふっ、それじゃあ見せてもらおうじゃない。最近注目を集めているというバンド、MyGO!!!!!の実力を。」

 

透哉「何で上から目線なんだよ……。ってあれ?そういや香澄は……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【RiNG ステージ裏】

 

愛音「い、いよいよ私達の番だ……!」

 

そよ「最終確認だけど、あの三曲でいいんだよね?」

 

立希「うん。時間的に考えて、MCも入れるとなると、愛音の提案も取り入れたこの三曲なら収まりがいいから。」

 

愛音「だから言ったでしょ?あの曲やったほうがいいって!」

 

立希「そんなこと一度も言ってないでしょ。」

 

燈「……」

 

楽奈「……ともりも、緊張してる?」

 

燈「! 楽奈ちゃん……。うん、ちょっと……。」

 

立希「大丈夫だよ燈。いつも通り、リラックスしていこう。」

 

そよ「もしものときのカバーは、私達に任せて。」

 

燈「立希ちゃん、そよちゃん……。ありがとう……。」

 

愛音「……ともり…「MyGO!!!!!の皆さん、そろそろ準備お願いしまーす!」!」

 

立希「はい!……よし、行くよ。」

 

楽奈「ライブ、楽しみ。」

 

そよ「楽しいからって飛ばしすぎないでよ?」

 

燈「……あのちゃん、行こ…「ともりん。」? どうしたの?」

 

愛音「……頑張ろうね。私達自身のためにも……あの人のためにも。」

 

燈「……うん!あの人に……みんなに……MyGO!!!!!の音楽を届ける……!」

 

 

 

 

 

「今日は来てくれてありがとうございましたー!!……さて、次は最近大注目の、あのバンドだよー!」

 

 

 

 

 

リサ「! 次、MyGO!!!!!じゃない?」

 

友希那「いよいよね。」

 

千聖「どんなバンドなのか、見ものね……。」

 

花音「うん……。楽しみだね、透哉く……ん?」

 

透哉「……」

 

花音「(……ふふ、もう既に集中してるんだね。)」

 

 

 

 

 

香澄「ま、間に合った〜!」

 

透哉「うおっ!か、香澄!お前今まで何してたんだよ?」

 

香澄「ちょっとミスしちゃって、それでずっと怒られてて……」

 

透哉「ほんとに何してんだよ……。」

 

花音「(透哉くんの集中、切れちゃった……。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【RiNG ステージ】

 

そよ「(立ち位置は……ここかな。)」

 

立希「(集中……集中……。)」

 

楽奈「(楽しみ……。)」

 

愛音「(……うん、準備OK!)……ともりん、いつでもいけるよ。」ヒソヒソ

 

燈「うん……!ボソッ すぅ……はぁ……すぅ……はぁ。……

 

 

 

 

 

もしこの雨が上がっても♪忘れずに歩いてくよ♪最初のひとしずくに顔上げた今日の僕を〜♪」

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

マイゴォォォ!!!

 

透哉「! 始まった……!」

 

友希那「さて、お手並み拝見といきましょうか。」

 

リサ「さっきから上から目線だよ友希那〜。」

 

香澄「頑張れ〜、MyGO!!!!!のみんな〜。」

 

……最初のワンフレーズだけで、この盛り上がり……。

 

ほんとに注目されてんだな、MyGO!!!!!。

 

 

 

 

 

燈「〜〜♪♪」

 

立希「(今日の燈、すごい張り切ってる……。)」

 

そよ「(歌声も、いつもより大きくて、響いてる……。)」

 

楽奈「(ともりも、楽しそう。)」

 

愛音「(最初から飛ばしてるなぁともりん……。私も負けないよ!)」

 

 

 

 

 

「カッコいい〜!」

 

「これでまだ一曲目ってマジか!」

 

「MyGO!!!!!最高〜!」

 

透哉「すげえ人気だな……。」

 

千聖「これが、MyGO!!!!!……。」

 

花音「想像以上だね……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燈「僕はあつめたいよああひとしずくを〜♪」

 

〜〜♪♪

 

〜♪

 

透・友・花・香・千・リ『『『……』』』

 

燈「……」

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

サイコウーーー!!!

 

メッチャヨカッターーー!!!

 

 

 

 

 

燈「っ!あ、ありがとうございます……!まずは一曲目、『壱雫空』でした!」

 

愛音「いやぁ、最初から盛り上がったね〜!みんな〜!ありがとう〜!」

 

燈「ふふっ。」

 

立希「燈、バンド紹介。」

 

燈「あ、そうだ。えっと……こんばんは。私達、MyGO!!!!!です。」

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

イェーイ!!!

 

 

 

 

 

燈「……め、メンバー紹介……します。ギターの、要楽奈ちゃん。」

 

楽奈「〜〜♪♪」

 

 

 

 

 

リサ「うわっ、あの子すごっ……!」

 

友希那「只者じゃないわね……。」

 

リサ「紗夜も、呼んであげたらよかったかな〜。」

 

友希那「いえ、声をかけなくて正解よ。せっかくの姉妹水入らずの時間を、邪魔することなんてできないもの。」

 

リサ「……うん、そうだね。」

 

 

 

 

 

燈「同じくギターの、千早愛音ちゃん。」

 

愛音「……〜〜♪♪」

 

 

 

 

 

友希那「……あの子はまだ、発展途上という感じね。」

 

リサ「なんか雰囲気的に、ひまりや透子と気が合いそうだな〜。」

 

友希那「なら、それはリサも例外ではないわね。」

 

リサ「え?」

 

 

 

 

 

燈「続いてベースの、長崎そよちゃん。」

 

そよ「……〜〜♪♪」

 

 

 

 

 

花音「ベース……ってことは……」

 

千聖「……ふふ。」

 

花音「(わ、笑った……?)」

 

 

 

 

 

燈「そしてドラムの、椎名立希ちゃん。」

 

立希「〜〜♪♪」

 

 

 

 

 

花音「あ、ドラム……。」

 

千聖「花音のライバルね。」

 

花音「……うん。」

 

 

 

 

 

愛音「そして最後!ボーカルの、高松燈ちゃん!」

 

燈「……ペコリ」

 

 

 

 

 

透哉「燈……。」

 

香澄「透哉先輩は、あの子と知り合いなんですか?」

 

透哉「ああ。今度香澄にもちゃんと紹介してやるよ。」

 

 

 

 

 

燈「……この5人で、迷いながら、進んでます……。みんな迷子だから、日々悩んで、考えて、相談して……時には遊んだりもして、たまに喧嘩もして……。毎日いろんなことがあって、どれも大切で……みんなのことも、すごく大切だから……もう絶対離さない、離したくないって……思ってる……。」

 

 

 

 

 

 

透哉「……」

 

 

 

 

 

燈「……だから私は……私達は、これからも進み続ける。何があっても、どんなことがあっても……!とても……とても大切な、みんなといっしょに……。

 

 

 

 

 

何が僕にできるか♪分からないけれど〜♪」

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

hooo!!!

 

シンキョクキターーー!!!

 

 

 

 

 

MyGO!!!!!『『『Oh oh oh♪Oh oh oh Oh oh♪ Oh oh oh♪Oh oh oh Oh oh♪』』』

 

 

 

 

 

透哉「し、新曲……?」

 

花音「盛り上がりが、すごい……。」

 

友希那「……この一体感、流石ね……。」

 

リサ「アタシ、もう完全に引き込まれてるよ〜!」

 

千聖「すごいバンドが、出てきたわね……。」

 

香澄「……」

 

 

 

 

 

燈「違うよ♪どこかに♪向かう途中じゃない♪今日の僕は前日譚じゃない♪」

 

 

 

 

 

香澄「……みたい。」

 

透哉「? 何か言ったか?香澄。」

 

香澄「私……いっしょにライブ、やってみたい!MyGO!!!!!のみんなと!」

 

透哉「え?」

 

 

 

 

 

愛・楽・そ・立『『『遠くにある♪理想よりも♪たった今に敏感に♪』』』

 

 

 

 

 

香澄「ポピパとMyGO!!!!!でいっしょにライブやったら、絶対キラキラドキドキすると思うんです!ううん、ポピパだけじゃなくて、Afterglow、パスパレ、Roselia、ハロハピ、Morfonica、RAISE A SUILEN、そしてMyGO!!!!!!!みーーんなでライブしたら、絶っっ対最高にキラキラドキドキするライブになりますよ!!」

 

透哉「……お前は、ほんとにそればっかだよな。」

 

香澄「むっ、その言い方、バカにしてますか?」

 

透哉「むしろその逆、お前らしいって言ってるんだよ。な、みんな。」

 

友・花・千・リ『『『ええ(うん!(♪))。』』』

 

香澄「……えへへ……。」

 

 

 

 

 

燈「僕が見つけた今日の〜♪煌めく空♪誰かにちょっと♪」

 

愛・楽・そ・立『『『伝えたい♪』』』

 

 

 

 

 

透哉「……いつかやれるといいな、MyGO!!!!!のみんなと、ライブ。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

 

燈「何者でもない僕で〜♪」

 

MyGO!!!!!『『『Oh oh oh♪Oh oh oh Oh oh♪ Oh oh oh♪Oh oh oh Oh oh♪』』』

 

〜〜♪♪

 

〜♪

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

キャアアア!!!

 

サイコウーーー!!!

 

スゴクヨカッターーー!!!

 

ダイスキーーー!!!

 

 

 

 

 

燈「……あ、ありがとうございます!『名無声』でした……!」

 

愛音「……楽しかった時間はあっという間で、次が最後の曲なんだよね〜……。」

 

 

 

 

 

エェ~~??

 

ソンナ~~……。

 

 

 

 

 

愛音「あはは……名残惜しい気持ちは私達も同じだよぉ〜。」

 

立希「愛音、真面目にやって。」

 

そよ「最後のMC話したいって言ったの、愛音ちゃんでしょ?」

 

楽奈「早く次、演奏したい。」

 

愛音「もう、みんな手厳しいな〜。はいはい分かりましたー。」

 

燈「頑張って、あのちゃん……!」

 

愛音「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ……。……次、っていうか最後の曲は、私がどうしてもやりたいって言って、みんなにお願いした曲なんだ。……実は私、この前、とんでもない勘違いをしちゃって……もうすぐである人に、ひどいことをしちゃうところだったんだよね……。」

 

 

 

 

 

透哉「(愛音……?)」

 

 

 

 

 

愛音「心の奥では、実はそうなんじゃないかって思い始めていたのに、それを認めたくなくて……。あとちょっとで、全てを台無しにしちゃうところだった……。そのことを全部正直に話した途端、涙が出てきちゃって……。あぁ、ほんとにバカなこと考えてたんだな、しようとしてたんだな、っていう、罪悪感がすごくて……。」

 

楽奈「……〜♪」

 

 

 

 

 

花音「! これは……」

 

千聖「BGM、ということかしら?」

 

リサ「すごいなぁ、即興でそんなことを……。」

 

友希那「……これも、MyGO!!!!!の魅力……。」

 

香澄「すごい……。」

 

 

 

 

 

燈「(楽奈ちゃん……。)」

 

立希「(愛音、いったい何の話を……?)」

 

そよ「……」

 

愛音「私が勝手に思ってたことだから、謝ったのも勝手にだし、許してもらうも何もなかったんだけど……でも、その人は言ってくれたんだ。『人間は誰しも、表の顔と裏の顔を持ってるものだ。それを使い分けながら、人は生きているんだ。』って。」

 

燈・楽・そ・立『『『……』』』

 

 

 

 

 

透哉「(あの言葉って、まさか……。)」

 

 

 

 

 

愛音「たぶんみんなは今、何の話をしてるんだろう?って思ってると思うけど……ごめん。この言葉を言ってくれた人が、今このライブを観てくれているから、この場で言いたかったんだ。……あのときは言えなかった言葉、まだ一度も言っていなかった言葉。

 

 

 

 

 

……ありがとう、って。」

 

 

 

 

 

透哉「……」

 

 

 

 

 

愛音「その人は、本当に良い人で、優しくて、面白くて……。とても、頼りになる先輩で……。いっしょにいると、楽しくて……。」

 

燈「(あのちゃん……。)」

 

愛音「……だから、最後にこの曲を届けます。絶対に聴いてほしかったから、必死に練習した。半端な演奏にしたくなくて、これでもかこれでもかっていうほど練習した。……私が、このステージに初めて立って、初めて演奏した曲。」

 

楽奈「……コク」

 

そよ「……コク」

 

立希「……コク」

 

愛音「……コク」

 

燈「……コク」

 

愛音「……聞いてください、『碧天伴走』。」

 

立希「……カッカッカッカッ(スティック合図の音)」

 

〜〜♪♪

 

〜〜♪♪

 

 

 

 

 

ワァァァァ!!!

 

キターーー!!!

 

アノンチャンガンバレーーー!!!

 

 

 

 

 

リサ「……まさか、あの子が言うある人って……」チラッ

 

透哉「……俺じゃねえぞ。」

 

友希那「ならこっち向きなさいよ。」

 

千聖「……あなた、もう既にMyGO!!!!!の子にも手を出していたのね……。」

 

透哉「その言い方はいろいろと誤解を生むからやめろ!」

 

花音「あはは……。(あの子、途中からずっと透哉くんのこと見てたから、もしかしたらと思ったら案の定だったな……。)」

 

香澄「透哉先輩、恐ろしい人……。」

 

透哉「その言い方もやめてくれ……。」

 

 

 

 

 

燈「人知れず肩落としてる君がいるのに♪碧すぎてる空ばかりが眩しい♪」

 

愛音「っ〜〜♪♪」

 

 

 

 

 

千聖「……あの子の演奏のレベル、どんどん上がってきているわね。」

 

友希那「白鷺さんも気づいた?」

 

千聖「ええ。一曲目、二曲目に比べて、格段に……。他二曲以上に、この曲にかける想いが強いってことかしらね。」

 

リサ「やっぱりそれは、誰かさんに聴いてほしい曲だからってことだよね〜。」

 

透哉「……」

 

香澄「……でも、よく考えたら、これが三曲目……MyGO!!!!!最後の曲なんですよね。」

 

花音「あ、そっか。……じゃあ、最後にふさわしい最高の応援をしないとだね。」

 

透哉「……おう。それには同意だ。(最後まで走りきれよ。みんな……。)」

 

 

 

 

 

燈「なのに今日だって〜♪頑張ってる♪十分君はもう♪躓いて転んだって立ち上がり来たんだ〜♪」

 

愛音「っ〜〜♪♪〜〜♪♪」

 

燈「頑張ってる♪いつでもここに立ってるだけで〜♪必死なんだから〜♪」

 

立希「(今日の愛音……今までで一番いい演奏じゃん……!)」

 

そよ「(愛音ちゃんの気迫が、背中から伝わってくる……!)」

 

楽奈「(……ニッ!)」

 

愛音「(ここからが……ラストスパート!)」

 

燈「(うん……!いこう、あのちゃん……!)」

 

 

 

 

 

ワァァァァァ!!!!!

 

ウォォォォォ!!!!!

 

サイコウーーー!!!!!

 

アガルーーー!!!!!

 

 

 

 

 

燈「頑張ってる♪ひたすら息してる♪当たり前に過ぎる一秒なんかないよ♪頑張ってる♪いつでもここに立ってるだけで〜♪たたかってるよ〜♪」

 

愛音「っ〜〜♪♪〜〜♪♪」

 

燈「逃げてもいい♪道が見えなくても〜♪迷っても♪君と走っていたいんだよ〜♪一緒に♪」

 

愛音「〜〜♪♪」

 

〜〜♪

 

〜♪

 

愛音「……ふぅ。……『『『パチパチパチ!!!』』』 !!」

 

 

 

 

 

パチパチパチパチ!!!!

 

パチパチパチパチ!!!!

 

パチパチパチパチ!!!!

 

ワァァァァァ!!!!!

 

サイコウダッターーー!!!!!

 

アノンチャーーーン!!!!

 

マイゴーーー!!!!

 

透哉「すっげえ良いライブだったな。」パチパチパチパチ!!!

 

友希那「ええ、とても。」パチパチパチパチ!!!

 

リサ「アタシ、もうファンになっちゃったよ〜。」パチパチパチパチ!!!

 

千聖「とても良い刺激をもらったわ。」パチパチパチパチ!!!

 

花音「うん!ほんとに!!」パチパチパチパチ!!!

 

香澄「他のみんなにも、MyGO!!!!!のライブ、観てもらいたいな〜。」パチパチパチパチ!!!

 

 

 

 

 

愛音「……みんな〜!ありがとう〜〜!!」

 

燈「あ、ありがとうございました……!」

 

そよ「ありがとう〜。」

 

楽奈「楽しかった、満足。」

 

立希「……ありがとうございました!MyGO!!!!!でした!」

 

アリガトウーーー!!!

 

タノシカッターーー!!!

 

カンドウシタヨーーー!!!

 

マイゴサイコウーーー!!!

 

燈「……あのちゃん。」

 

愛音「ん?」

 

燈「とても楽しい……ライブ、だったね。」

 

愛音「……ふふっ。うん!とっても!」ニコッ




というわけで、今回はライブ回でした!

セトリは完全に僕の好みが入ってますが、最後は絶対この曲にしようと、ずっと前から決めていました。

今回の回を書くにあたり、改めてこの三曲を何度も聞きまくったのですが、やっぱりMyGO!!!!!の曲は神曲ですね!

話変わって、今ガルパとホロライブでコラボしてますが……第三弾、ガチャ引いちゃいそうで怖いんですよね……。(ホロライブはあまり知らないけど、ましろちゃんと燈ちゃんがあまりに可愛かったら……引いちゃいそう……。)
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