仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

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彩ちゃんお誕生日おめでとう!!

ガルパの誕生日ストーリーもしっかり新規で声もついてて、あみたもXのほうでお祝いしていて……本当に帰ってきたんだなって、改めて実感しました!

今年最後の誕生日回はもちろん、この小説での最初のメインキャラ、彩ちゃんです!

てか、今年もあと数日で終わりですか……。

早いもんですね……。


第百三十五話 彩と仮面ライダー、内に秘める想い

あの日が、私の転機だった。

 

小学三年生になったばかりの春、たまたまお母さんと出かけた先である映画を見て……。

 

そのときから、私は……に惹かれて……好きになったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『全てのライダーは……俺が倒す。』

 

『……ならば、全ての戦隊は……俺が倒す。』

 

 

 

 

 

『宇宙……キターーーーー!!!!!』

 

『バスターズ、レディー……………ゴー!!』

 

 

 

 

 

???「……カッコいい……。」

 

???「ふふっ。……彩、気持ちは分かるけど映画館では静かにね。」ヒソヒソ

 

彩「! は、はーい。ヒソヒソ ……」

 

 

 

 

 

『丁度いい……ここでケリをつけよう。』

 

『いいだろう。』

 

 

 

 

 

『お前が一番手応えありそうだな。』

 

『一番の楽しみは最後に取っておいてやる。』

 

 

 

 

 

彩「……おー……!」キラキラシタメ

 

 

 

 

 

『全ては、士とマーベラスの立てた作戦だったのだ。』

 

『私たちは、消滅したかのように見せて、実は時空の狭間で待っていたのだ。』

 

『俺達スーパーヒーローの手でお前達にとどめをさすために!』

 

 

 

 

 

『通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ。……変身!』

 

『『『海賊戦隊!ゴーカイジャー!!』』』

 

『派手に行くぜ!』

 

 

 

 

 

『これが俺達の……!』

 

『仮面ライダーとスーパー戦隊の……』

 

『『力だ!!』』

 

 

 

 

 

〜映画鑑賞後〜

 

彩「……」

 

彩の母「……どうだった?彩。……やっぱり、他の映画にしたほうが…「……よかった。」え?」

 

彩「仮面ライダーも、スーパー戦隊も、カッコよかった……!すごくカッコよくて、強くて……!私、好きになっちゃった!」

 

彩の母「……ふふ、良かったぁ。彩ならそう言ってくれると思ったよ。それじゃあ家帰って、夕飯のお手伝い頑張ったら、お母さんが良いもの見せてあげる!もちろん、仮面ライダーのだよー。」

 

彩「ほんと!?やったー!私お手伝い頑張るー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃はヒーローものに疎いのもあって、ただ純粋に、ヒーローが戦ってるのをカッコいいと思って見ていた。

 

もう少し成長した後に見てたら、何で二大ヒーローが戦ってるの?とか考えてたんだろうな〜。

 

……小学三年生になったばかりの春、たまたまお母さんと出かけた先で『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』の映画を見て……。

 

そのときから、私は仮面ライダーというヒーローに惹かれて……。

 

好きに……ううん、大好きになっていったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【中古屋】

 

彩「〜〜♪♪仮面ライダー仮面ライダー〜♪」

 

透哉「何だよその歌は。」

 

彩「もちろん仮面ライダーの歌だよ♪……それにしても、透哉くんと2人で中古屋さんに来るの久しぶりだね〜。」

 

透哉「あー、言われてみれば確かにそうだなぁ。最近は、ましろや友希那もいっしょにってのが多かったもんな。」

 

彩「うんうん。今ではもうみーんな仮面ライダー沼にはまってるからね〜。いやー、すごい時代になったものだよ。」

 

透哉「誰目線だよ……。と、話してたら着いたな、ライダーコーナー。」

 

彩「よーし!今日も頑張って安いかつ持ってないかつ欲しいライダー玩具を探すぞー!」

 

透哉「ほどほどになー。……さて、ここに来たらとりあえずCSMだよなー。」

 

 

 

 

 

彩「ふんふんふ〜ん♪……あ!アストロスイッチセットだ!ちゃんとガンバライドのカードも入ってる!懐かしいなぁ……。ん?これは……」

 

『ロケットスイッチスーパーワン』

 

『ドリルスイッチスーパースリー』

 

彩「……そういえば、私が仮面ライダーを好きになったきっかけはこれだったな〜。あのとき初めてスーパーヒーロー大戦を見た衝撃は、今でも忘れないよ……。」

 

透哉「何見てんだ彩?お、スーパー版のロケットとドリルじゃねえか。久しぶりに中古屋で見たなー。」

 

彩「ねー。……透哉くんはこの二つ、持ってるんだっけ。」

 

透哉「おう。本編に出た一般販売系コレクションアイテムはだいたいな。映画系も、一般販売のやつはまぁまぁ待ってるぞ。まぁ、シフトトライドロンとかインフィニティリングとか、持ってないのも一部あるけど……。」

 

彩「あはは……。そこら辺は、最安値を探して買うのが一番だね。」

 

透哉「おう。それが、中古屋巡りの醍醐味だからな。何店舗か回って、欲しかったやつを最安値で見つけたときのあの瞬間はもう……言葉では言い表せないくらい最高なんだよ!」

 

彩「分かる!なんというか……お宝を見つけた気持ちになるよね!」

 

透哉「そう、まさにそれだよ!そのときに関しては、海東やゴーカイジャーの気持ちが分かるような気がするよな。これだから中古屋巡りは……」

 

……あぁ、やっぱり好きだなぁこの時間。

 

透哉くんといっしょに仮面ライダーの話をするこの時間。

 

……最初は、誰かとこうして好きなものについて共有するっていう楽しさが分かんなかった……っていうか、そんな機会がなかったけど……。

 

あの時あの場所で、透哉くんに出会ったから……出会うことができたから、私は……。

 

 

 

 

 

小学三年生になったばかりの春、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』を見たことで、仮面ライダーに興味を持った私。

 

その後はお母さんからいろんな動画を見せてもらったり、おもちゃ屋さんに連れて行ってもらったり、さらにはイベントにも連れて行ってくれて……。

 

そして……仮面ライダーのことをいっぱい教えてくれた。

 

学校でも、よく仮面ライダーの話をする男の子達がいて、私も混ぜてもらったことが何度かあった。

 

でもその度によく口を揃えて言われたのが……。

 

『丸山って、女なのに仮面ライダー好きなんだな。』

 

これを言われるたび、私は少し複雑な気持ちになっていた。

 

悪口……ではない。

 

かと言って貶されてるわけでもない。

 

なんだけど……あの頃は、その言葉がすごく心に引っかかってたんだ。

 

女なのに、仮面ライダー好き……。

 

私はこの言葉を、年が明けた後の冬、あの子と運命的な出会いをするまで、引きずり続けることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜某年前 年明けの冬〜

 

【病院】

 

彩「お父さん、大丈夫?」

 

彩の父「大丈夫だよ、彩。ちょっと倒れただけだから。」

 

彩の母「まさか疲労で倒れるなんて……。どうしてそこまで無理を……」

 

彩の父「いやぁ、ちょっと頑張りすぎちゃって……。あはは……。」

 

彩の母「あははじゃないわよ全く……。」

 

彩「……私、ちょっと飲み物買ってくるね!」

 

彩の父「あ、おい彩!」

 

彩の母「大丈夫よ。そこまで広い病院じゃないし、迷子にはならな…「じゃなくて……あの子、お金持ってないだろ?」……あ。」

 

 

 

 

 

彩「んーと、飲み物飲み物……。」

 

飲み物、何買ってこようかなー?

 

やっぱり、寒いしお父さんの好きなコーヒーかな?

 

それか、ココアでもいいかな……。

 

 

 

 

 

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!』

 

 

 

 

 

彩「!」

 

今の、って……。

 

……いったいどこから……。

 

 

 

 

 

……こっち、かな……?

 

確か、ここら辺から音が……。

 

 

 

 

 

『スキャニングチャージ!』

 

 

 

 

 

! 聞こえた!

 

近い!

 

……あ、あの部屋、ドアが開いてる……。

 

もしかして、ここ……?

 

……勝手に入ったら、ダメ、だよね?

 

ダメ……だと思うけど……。

 

……ちょっとだけ、なら……。

 

……チラッ

 

 

 

 

 

???「……」

 

 

 

 

 

 

あれは……男の子?

 

お父さんと同じで、入院してるのかな?

 

……あ!

 

あの子が持ってるのって……!

 

「ガタンッ」

 

あ!

 

 

 

 

 

???「! だ、誰?」

 

 

 

 

 

や、やっちゃった〜!

 

……し、仕方ない、こうなったら……。

 

彩「……ヒョコ」

 

???「……き、君は……誰?」

 

彩「ご、ごめん……。飲み物買いに来たら、音が、聞こえて……。それで、気になっちゃって……。」

 

???「音?……あ、もしかして、これの?」

 

彩「う、うん!そう!それって……あれだよね?仮面、ライダーの……」

 

???「知ってるの!?」

 

彩「! う、うん。確かそれは……「オーズだよ!」オーズ……そうだオーズだ!スーパーヒーロー大戦、だっけ。あれに出てた!」

 

???「そう!そうなんだよ!あのときの映司もカッコよくて……ちなみに、今やってるウィザード&フォーゼにも映司出てるんだよ!」

 

彩「え、そうなの?知らなかった……。」

 

???「あれ?まだ見てないんだ?」

 

彩「うん……。お父さんが倒れちゃって、見るタイミングがなくて……」

 

???「そっか……。なんか、ごめん……。」

 

彩「……ねぇ。そのベルト、ちょっと遊んでみてもいいかな?」

 

???「! もちろんいいよ!こっちに来て、いっしょに遊ぼうよ!他にもメダルいっぱいあるからさ!」

 

彩「他にもメダル、いっぱい……!うん!遊ぶ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩の母「彩ってば、飲み物を買いに行くって言ったっきりどこに……。」

 

 

 

 

 

???「それでね、そのときのアンクとタジャドルが……」

 

彩「へぇ、そうなんだ。私もオーズ、一から見てみたいなぁ。」

 

 

 

 

 

彩の母「! 彩の声!……この部屋から……?」

 

……ソー……

 

???「オーズはほんとにカッコよくて、面白いんだ!絶対君も好きになるよ!」

 

彩「オーズ大好きなんだね!」

 

???「うん!大好きだよ!」

 

彩の母「彩と……あの子は……」

 

彩「……あ!お母さん!」

 

???「え、お母さん?」

 

彩の母「彩……ダメじゃないの。他の病室に入ったりしたら。」

 

彩「うっ……ごめんなさい……。」

 

???「僕なら、別に大丈夫ですよ!」

 

彩の母「君も、そういう問題じゃ……。ん?これって……」

 

???「オーズのベルトです!これでこの子と遊んでたんです!」

 

彩「ベルト、初めて遊んだけど楽しかったよ!お母さん!」

 

彩の母「……そっか。君も仮面ライダーが……」

 

彩「? 何か言った?お母さん。」

 

彩の母「ううん、何も。……そろそろ帰る時間だから、この子にさよならして?」

 

彩「え、もうそんな時間……?」

 

???「……」

 

彩の母「せっかくお友達ができて、寂しい気持ちは分かるけど、もう外も遅く…「じゃあ、明日もここ来ていい?」え?」

 

彩「明日もここに来て、この子と遊びたい!」

 

彩の母「……でも、この子は見た感じ入院して…「僕なら大丈夫ですよ!足を骨折しただけなので、遊ぶ分には何も問題ないです!」……でも……」

 

彩「この子が言ってたんだ。ここは端っこの部屋だし、この部屋で入院してるのもこの子だけだから、ベルトで遊んでても他の部屋の人に迷惑かからないって。先生も、この子のお母さんも、ここなら遊んでいいって言ってるって。明日とか明後日に、この子のお母さんが他のおもちゃを持ってきてくれるんだって!だから私も、いっしょに遊びたい!」

 

彩の母「……」

 

???「僕も、この子と遊びたいです!入院中退屈で、いっしょに遊んでくれる人なんていなかったから、僕嬉しくて……」

 

彩の母「……じゃあ、これだけ約束して。」

 

彩「え?」

 

彩の母「他の人には絶対に迷惑をかけない。私が帰るよって言ったら、すぐ帰る。この二つを守れるなら、毎日連れてきてあげるし、この子と遊んでもいいよ。」

 

彩「ほんと!?守る!絶対に守る!」

 

彩の母「約束だからね?」

 

彩「うん!約束!」

 

ギュッ!

 

彩の母「……そういうわけだから、これからも彩と、遊んでくれるかな?」

 

???「はい!もちろんです!」

 

彩「やったー!ありがとうお母さん!それと……えーっと……」

 

透哉「透哉!僕の名前は鑑透哉だよ!」

 

彩「透哉くん!私は丸山彩!彩って呼んで!」

 

透哉「彩ちゃんか。これからよろしくね、彩ちゃん!」

 

彩「うん!こちらこそよろしく!透哉くん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜現代〜

 

【中古屋】

 

……今思えば、あれが透哉くんとの出会いだったんだなぁ。

 

病院で透哉くんと会って、それからはいっぱい仮面ライダーの話して……。

 

そして……。

 

 

 

 

 

透哉『え、"女なのに仮面ライダー好きなんだな?"』

 

彩『うん……。学校で言われてから、ずっと気になってて……。』

 

透哉『……別に、女の子でも仮面ライダー好きでいいよね?』

 

彩『! そ、そうだよね!透哉くんもそう思う?』

 

透哉『もちろんだよ!仮面ライダー好きに、男も女も関係ないもん!好きだから好き、それでいいじゃん!たぶんその子も、悪い意味でそう言ったんじゃないと思うよ。』

 

彩『……うん。それはなんとなく分かるんだけど……何であんなこと言ったのかなぁって。』

 

透哉『うーん……今まで、"仮面ライダーが好きな女の子"に会ったことなかったから、彩ちゃんが珍しかったんじゃないかな?』

 

彩『私が、珍しかった?』

 

透哉『うん。だから咄嗟に、その言葉が出ちゃったんじゃないかな。』

 

彩『……仮面ライダーが好きな女の子って、珍しいんだ……。』

 

透哉『ううん、そんなことないよ。僕、彩ちゃんの他にも仮面ライダーが好きな女の子、一人知ってるもん。』

 

彩『そうなの!?私の他にもいるんだ、仮面ライダーが好きな女の子……。』

 

透哉『今はまだ、ちょっと少ないだけで……この先何年かしたら、もっといっぱい仮面ライダーが好きな女の子に会えるんじゃない?そしたら、その子達と友達になって、女の子の仮面ライダー好き友達がいっぱいできるかもしれないよ!』

 

彩『女の子の、仮面ライダー好き友達……。私、作りたい!それでその子達と透哉くんと、いっぱい仮面ライダーの話したい!』

 

透哉『きっとできるよ!彩ちゃんなら絶対!僕も楽しみだなぁ。』

 

彩『ふふっ、だね!』

 

 

 

 

 

そんな話も、したっけ……。

 

今では、あの頃からは考えられないくらい、多くの女の子の仮面ライダー好きの友達ができて……。

 

しかもその子達と透哉くんと、あのとき思い描いてた以上に、いっぱいいろんな話をして……。

 

……そう考えると、すごいなぁ。

 

なんだか運命みたいなのを感じちゃうよねぇ。

 

……スーパーヒーロー大戦。

 

これが、私の仮面ライダーの原点、か。

 

……春映画って、いろいろ言われたりするけど、私は好きなんだよね。

 

設定とかそういう、難しいことを考えずに、いろんなヒーローが出てきて、いろんな組み合わせで、いろんなバトルを繰り広げる。

 

そんなお祭り感満載の春映画が、私は好きなんだ……。

 

 

 

 

 

透哉「おーい彩ー、見ろよこれー!」

 

 

 

 

 

彩「? 透哉くん、どうしたの?」

 

透哉「これだよこれ!すげえ懐かしくねえか?」

 

彩「……オーズのレンジャーキーセットと、スーパー戦隊のウィザードリング?」

 

透哉「おう!今じゃあ、こういうライダーと戦隊のコラボアイテムってあまり見なくなっちゃったけど、春映画が恒例になってた時期はこういうのがよく出てたんだよなぁ。あとは、これ以外だと、デンオウレッシャーとか、最近だとスーパーヒーロー戦記とかな。いや、スーパーヒーロー戦記はほんとに久しぶりの仮面ライダーとスーパー戦隊のコラボ映画だったから、春映画が帰ってきた感があって良かったよな!安く売ってたら普通に買いたいレベルだよ!」

 

彩「……ふふ、あははは!」

 

透哉「……?何だよ、俺、変なこと言ったか?」

 

彩「ううん、全然。……私達、本当に好み似てるなぁって。」

 

透哉「え、そうか?」

 

彩「そうだよぉ。あはは、おかしい〜……。」

 

透哉「? 俺からしたら、今のお前のほうがおかしいけどな……。」

 

ほんとに……。

 

透哉くんのこういうところが、昔から好きなんだよなぁ。

 

いっしょにいて全っ然飽きないもん。

 

……あのとき、透哉くんと出会えて、本当に良かった。

 

本当に……。

 

彩「……透哉くん!そろそろ別の中古屋に行ってみようよ!」

 

透哉「え、もうここはいいのか?」

 

彩「うん。今日は行ける中古屋全部巡るんでしょ?だったら、もっとペース早めないと!」

 

透哉「あ、そうだった。よし!じゃあ次行くか!ここからだと近いのは……」

 

彩「あ、あそこはどう?前にメモリアルプラグライズキー買ったとこ!」

 

透哉「あそこか!最近出来たってのもあって、他と比べて比較的安く売ってるのが多いから、穴場なんだよなぁ。んじゃ、次はあそこで決まりだな!」

 

彩「オー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【別の中古屋】

 

彩「見て透哉くん!ライドケミートレカがこんなに!」

 

透哉「おぉ〜……!こうして見ると圧巻だなぁ。」

 

彩「私今、特にレベルナンバー10のカードを集めてるんだよね〜。あとは確か……」

 

透哉「レベルナンバー10と言えば、FHASE:EXに収録されてるカードが…「そう!それも集めたいんだよぉ〜……。」まぁ、なかなかにコンプはハードル高いよなぁ。」

 

彩「だってあれ、クロスウィザード、エクシードファイター、ビートルクス、リクシオン、テンフォートレス、ゼクドラシルの6枚が、全部繋がって星になるんだよ!カードリストが公開されたときからいいなぁって思ってたけど、映画見たらその気持ちが一層強くなって……。うぅ、こうなったらEX弾追加購入だー!」

 

透哉「おい彩!早まるな!まずは冷静に…「うおりゃー!ショッピングモールに突入じゃー!!」聞いてねえし……。って、中古屋巡りするんじゃなかったのか〜!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール おもちゃ屋】

 

彩「! やった!透哉くん!ギーツケミー出たよ!」

 

透哉「お、やったな彩!って結局買ってんのかい!」

 

彩「あはは……。でも、今回は1パックだけね。それにしてもギーツケミーは嬉しいなぁ。映画の特典でももらえたけど、パック版のもゲットできちゃった!」

 

透哉「さっそくガッチャードファイルに登録しないとな。」

 

彩「うん!後で絶対する!それじゃあ次は……」

 

透哉「次は……どうするんだ?」

 

彩「ガンバレジェンズ!」

 

透哉「! よし、やるか!」

 

彩「お、勝負する?透哉くん。昨日の夜考えた最強デッキで、コテンパンにやっつけてあげるよ!」

 

透哉「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール 100円ショップ】

 

透哉「うーん……。」

 

彩「どうしたの?さっきからずっと悩んでない?」

 

透哉「うん……新しいバインダーを買おうかどうか迷っててなー。4ポケットにするか、9ポケットにするか……。」

 

彩「カード集めてる私達からしたら、カードバインダーは必須だもんね〜。……私もそろそろ、整理しないとなぁ……。」

 

透哉「そうそう、カード整理も大事だよな。ふむ……だぶりカードを入れるためのケースもついでに買っとくべきか……。ん?」

 

彩「? 今度は何を……あ、これ知ってる!カードを入れてキーホルダーにできるやつだ!」

 

透哉「……なるほど、これか……。」

 

彩「そういえば動画サイトで、実際に買って好きなカードを入れてキーホルダーを作ってる人いたなぁ。結構見映え良さそうだったから、私も買ってみようかな?」

 

透哉「……ああ、良いと思うぞ。」

 

彩「だよね!じゃあ、とりあえず一個だけ……」

 

透哉「……俺も、買ってみるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール フードコート】

 

透・彩「「いただきま(ー)す!」」

 

彩「あー、ん。ん〜♪美味しい〜♪」

 

透哉「お前、ほんとここのハンバーグ好きだよな。」

 

彩「だって美味しいんだもん!透哉くんだっていつもここのスパゲッティ食べてるじゃん。」

 

透哉「ま、まぁな……。だって……美味しいし……。」

 

彩「ほら〜!結局みんな、それがあるからいつもの頼んじゃうんだよ。これは美味しすぎるのが悪い、だから仕方ないの。」

 

透哉「はは、そうかいそうかい。」

 

彩「……」

 

透哉「……?今度は何だよ?……ん?」

 

彩「……」ジー

 

透哉「……食べたいのか?」

 

彩「べ、別に?そういうわけじゃ、ないけど……?」

 

透哉「(あからさますぎるだろ……。)じゃあ、一口食べるか?」

 

彩「やったー!それじゃあ私のも一口あげるね!」

 

透哉「お前ってやつは……。まぁいいや。サンキューな。」

 

彩「確か、トマトパスタだよね。あー、ん。ん〜♪これも美味しい〜♪」

 

透哉「さっきと全くリアクション同じだな……。あむっ。お、旨え。」

 

彩「でしょ!?だから美味しいんだって、ここのハンバーグは。」

 

透哉「はいはい、良かったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩「あー楽しかった!」

 

透哉「中古屋巡りする予定だったのに、結局ショッピングモールで遊んじまったじゃねえか。」

 

彩「あはは……。でも、楽しかったでしょ?」

 

透哉「……ああ。」

 

彩「なら問題なしだよ!さて、明日からまたお仕事頑張ろう!」

 

透哉「……なぁ彩、ちょっと寄りたいところあるんだけど、いいか?」

 

彩「寄りたいところ?」

 

透哉「ああ。すぐ近くなんだけど…「もちろんいいよ!早く行こう!」……おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール 外 ガーデン】

 

彩「うわぁ〜、綺麗〜……。」

 

透哉「毎年この時期になると、イルミネーションやってるんだよ。この時間ならまだやってると思ってな。」

 

彩「そういえばそうだったね。……あ、思い出した!ここで透哉くん、ましろちゃんに告白されたよね!」

 

透哉「……何で今その話を……」

 

彩「いやー、あのとき、みんなで二人のこと見守ってたなぁって。ましろちゃんに告白されて戸惑ってる透哉くん、面白かったな〜。」

 

透哉「あのときの話を蒸し返さないでくれ……。今思い出しても、あれは……」

 

彩「え、触れちゃいけない話題だった?」

 

透哉「……そういうわけじゃないけど……あのとき俺、みんなに恥ずいとこ見せちまったなって……。」

 

彩「……でも、面白かったよ?」

 

透哉「俺からしたらあのときは何が何だかって状態だったんだよ!」

 

彩「まぁ確かに、告白なんてされたの初めてだったもんねー。」

 

透哉「ああ、ほんとだよ……。」

 

彩「……でも、今はちゃんとお付き合いしてるんでしょ?」

 

透哉「……まぁな。上手くやってる……つもりだ。」

 

彩「なら大丈夫だよ!浮気とか、二股とか、透哉くんはそういうのは絶対しないって、みんなも分かってるし。」

 

透哉「信じてくれてるのは嬉しいんだけど、絶対しないって保証は…「え!するの!?」しねえよ!するつもりもねえ!」

 

彩「ほら。」

 

透哉「っ!……」

 

彩「……ましろちゃんのこと、これからも大事にしてあげてね。透哉くんのことを、選んでくれたんだから。」

 

透哉「……ああ、そのつもりだ。」

 

彩「……よし!じゃあイルミネーションも見たことだし、今度こそ帰…「彩。」? 今度はどうし……」

 

 

 

 

 

透哉「誕生日、おめでとう。」

 

彩「……え?」

 

透哉「……」

 

彩「……た、誕生日……?」

 

透哉「今日、12月27日は、お前の誕生日だろ、彩。」

 

彩「……あ……そ、そうだった!楽しすぎて、すっかり忘れてた……。」

 

透哉「ったく、ほんとお前ってやつは……。」

 

彩「……もしかして、それを渡す為に、ここに…「まぁ、それもあるけど……純粋にイルミネーションも見たくてな。クリスマスイルミネーションじゃねえけど、それでも綺麗だろ?ここに来たらまず見とかねえと。この時期の、風物詩みたいなものだしな。」……」

 

透哉「本当ならもうちょっと早く渡したかったんだが、なかなかタイミングがな……。帰ってるときに渡すってのもあれだし、イルミネーションの前なら、悪くないシチュエーションだろ?」

 

彩「……」

 

……本当に、こういうとこなんだよなぁ……。

 

ましろちゃんが好きになるのも、当たり前だよ。

 

ぐすっ……。

 

透哉「……って、彩?どうして黙って……。! お前、泣いて…「だ、大丈夫……!」大丈夫って……」

 

あぁもうほんと、どうして私ってこんなに涙もろいんだろ。

 

うぅ……ううう……。

 

透哉「えーっと……。あった!彩、ほら、ティッシュ使え!」

 

彩「! ……あ、ありがどぅ……。」

 

透哉「ほんとお前って、昔から涙もろいよなぁ。ま、そのほうが彩らしいっちゃらしいけどな。」

 

……透哉くんも、昔からそうだよ。

 

私がこうやって泣いちゃったとき、すぐにティッシュを差し出してくれて……。

 

それは、私以外も例外じゃなくて……。

 

……みんなに平等に、優しくて……。

 

彩「……ティッシュありがとう、透哉くん。」

 

透哉「おう。……落ち着いたか?」

 

彩「……うん。」

 

……ましろちゃんの告白が、もうちょっと後だったら……。

 

もしかしたら……私が、透哉くんに告白してたかも、なんて……。

 

……そんなこと考えても、もう今更だけど。

 

……うん、そうだ、もう考えるのはやめよう。

 

透哉くんとましろちゃんは付き合ってて、恋人関係!

 

だったら私と透哉くんの関係は……親友!

 

それも、ただの親友じゃなくて……家族に近い、親友……なんてね。

 

透哉くんも、私のことをそんなふうに思ってくれてるかどうかは分からないけど……私が勝手にそう思うだけなら、いいよね?

 

彩「……透哉くん。」

 

透哉「……えっと……彩……。遅くなって、悪……

 

 

 

 

 

「ありがとう!!」ダキッ!

 

うわっ!おい彩!いきなり何だよ!」

 

ごめんねましろちゃん。

 

今日だけ……今日くらいは、許してね。

 

彩「私の精一杯のお礼だよ!」

 

透哉「だからって抱きつくことねえだろ!ほら、離れろって……周りの人も見てるから……。」

 

彩「だって嬉しいんだも〜ん!」

 

透哉「それは分かったから……。誤解される!誤解されるから!」

 

彩「え〜?私は別にいいけどな〜。」

 

透哉「……はぁ。ほんとお前って、昔から変わらねえよな……。」

 

彩「そういう透哉くんも、昔から変わらないよ?」

 

透哉「(とりあえず、ここにましろがいなくて良かったよ……。)……とりあえずほら、プレゼント開けてみろよ。」

 

彩「うーん……ここじゃなくて、私の家でもいい?」

 

透哉「い、家?そこまで行かなくても、普通にここで…「家で開けたいの!!」……分かったよ。じゃあ、今からお前の家行くか。」

 

彩「やった!そうと決まったらさっそくレッツゴー!」ダッ!

 

透哉「うわっ!お、おい!いきなり手引っ張るな!」

 

彩「いいでしょ〜?誕生日なんだから〜。」

 

透哉「ったく、忘れてたくせに、ここに来て誕生日特権使いまくりやがって……。」

 

……これ、周りからしたら付き合ってるように見えるのかな?

 

抱きついたり手を繋いだりしてるから……たぶん、見えるよね?

 

こんなこと、普段は絶対できないけど……今日くらいは……年に一度の今日くらいなら、欲張っちゃってもいいよね?

 

アイドルの丸山彩じゃなくて、一人の女の子の丸山彩として。

 

彩「……透哉くん。」

 

透哉「ん?何だよ?」

 

彩「……ありがとう!!そして、大好き!!」ニッ!

 

透哉「……おう。」




今日たまたま駅近のファミマ寄ったら、なんとガルパチップスが売ってたので、売ってた10個全部買ってきちゃいました……。

でも、転売するわけじゃないので!

全部食べるので!

で、とりあえず弟用に半分残してあげようと思って5つ開けたんですが……そしたらなんとMyGO!!!!!のカードが出てマジか!ってなりましたw。

書き下ろしのカードも欲しかったですが、MyGO!!!!!のカードも欲しかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです!

さて、弟用に残してる5つ、果たしてそっちで書き下ろしカードは出るのか……。(ちなみに僕が開けた残り4つはひまり、イヴ、瑠維さん、パレオでした)
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