仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

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透哉「新年、あけまして……!」





透・彩・ま・紗・友・花・燈『『『おめでとうございます(。)(……!)!!』』』

透哉「そして……!」

透・彩・ま・紗・友・花・燈『『『今年もよろしくお願いします(。)(……!)!!』』』

彩「みんな!今年も最高の1年にしようね!」

紗夜「ええ。」

友希那「もちろん、そのつもりよ。」

花音「新年の挨拶、上手くできて良かったね!」

ましろ「はい!この振袖も、みんなお揃いで素敵ですよね!」

燈「……あの、透哉さん……。」

透哉「ん?どうした燈?」

燈「私……まだ皆さんのこと、よく知らないんですけど……ここにいて、よかったんですか……?」

透哉「うーん……まぁ、いいんじゃねえか?ノリだよこういうのは。」

燈「は、はぁ……。」

彩「ノリって……。」

紗夜「確かに私達、高松さん?のことまだ何も知りませんね。」

花音「あ、そっか。紗夜ちゃんはこの前MyGO!!!!!のライブ、観に来れなかったんだもんね……。」

紗夜「え?」

花音「……え?」

友希那「……だいぶ時空が歪み出しているわね。」

ましろ「それ、言いたかっただけですよね……?」

友希那「……透哉、今回でガッチャードギーツの映画を見るのは何回目なの?」

ましろ「(露骨に話逸らした……!)」

透哉「ん?そうだなー……3回目、かな。」

燈「え、もう既に2回も見てたんですか……!?」

透哉「心配すんな燈。面白い映画は何回見ても面白いんだ。初めての仮面ライダーの映画、そしてギーツ組の活躍、愛音といっしょに、是非楽しみにしててくれ。」

燈「透哉さん……。はい!すごく、楽しみです……!」

花音「なんか透哉くん、宣伝みたいになってる……。」

彩「いやでも、ある意味宣伝、なのかも……?」

ましろ「わ、私、まだ一回しか見てない……。」

紗夜「張り合わなくていいですから。」

友希那「……初めて仮面ライダーの映画を見た二人はどうなったのか、気になるわよね?さぁ、138話のスタートよ。」

彩・花「(あ、そこは数字なんだ。)」


第百三十八話 お出かけという名の打ち上げ

【ショッピングモール 映画館 劇場内】

 

〜映画鑑賞後〜

 

透哉「……終わったか。燈、愛音、初めてのライダー映画はどうだっ……。! お、おい、大丈夫か!?」

 

愛音「うっ、うぅ……コンちゃん……。」

 

燈「すごく、良かった……。ガッチャードも、ギーツも……。」

 

透哉「二人してめちゃくちゃ泣いてるじゃねえか……。」

 

愛音「だ、だって〜!あの話は反則すぎますよぉ〜!」

 

燈「あんな感動する話があるなんて、思わなかったから……良い意味で、裏切られました……。」

 

透哉「まぁ、二人の言いたいことはすっっごく分かるが……。とりあえず、映画館出ようぜ?んー……あ、喫茶店とか探してさ、そこに入っていろいろ話そう、な?」

 

愛音「……ぐすんっ。は、はい……。」

 

燈「……コク」

 

透哉「よし。じゃあ行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ショッピングモール 喫茶店】

 

愛音「ゴクゴクゴク……。ん〜、美味しい〜♪」

 

燈「すごく、大人な味……。でも、美味しい……。」

 

透哉「だな〜。」

 

……この紅茶、あいつらが好きそうな味だし、今度誘って来てみるか。

 

愛音「……透哉さんって、もしかしなくても喫茶店好きですよね?」

 

透哉「ん?あー……好きっていうか、ここに来ると落ち着くんだよ。落ち着いて話ができるっていう点で、すごく重宝してる場所だから、昔から何かあるとよく喫茶店に入ることにしてるんだ。こういうショッピングモールには必ずと言っていいほどあるし、町中にいても意外とすぐ見つけられる。それに、飲み物も店によっていろんな種類があって、かつすげえうまいしな。」

 

燈「……だから、あのときも喫茶店に……。」

 

愛音「……やっぱり透哉さんって、大人ですよね〜。」

 

透哉「な、何だよ急に……。」

 

愛音「ねぇ、ともりんもそう思わない?」

 

燈「うん……。透哉さんは、すごく大人だと思う……。」

 

愛音「ね〜。まるで、最初に会ったときの10倍優しいそよりんって感じ〜。」

 

透哉「え、何でそこでそよが出てくるんだよ?」

 

愛音「……つまり私が言いたいのは、透哉さんは優しくて、しかも大人っぽい……ううん、大人だってことです!」

 

燈「! ……わ、私も、そう、思います……!」

 

透哉「……そ、そうか……。面と向かってそんなこと言われると、流石に、照れるな……。」

 

愛音「じゃあ、もっともーっと照れさせちゃお…「却下だ。」えぇ〜?」

 

燈「ふふふっ……♪」

 

透哉「……それだけ元気なら、もう映画の話しても大丈夫そうだな。」

 

愛音「! ……あはは、あのときはちょっと取り乱しちゃいました……。」

 

透哉「気にすんな。正直言うと、俺も泣いてたから。」

 

燈「透哉さんも……!?」

 

透哉「え、そんな驚くことか……?いやだって、あれは泣くだろ。昔に英寿が飼ってた犬のコンが、まさかのギーツケミーとして生き返ってよ……。英寿のことが大好きな一心で、自分がコンだと知らない英寿に拒絶されてもついてきたり、敵の攻撃から身を挺して守ったり……。最終的に敵の攻撃が致命傷になってしまい、弱ってしまうんだけど、横たわってるギーツケミーを英寿が撫でてる時に、その撫でざわり?でとうとうギーツケミーが昔死んでしまったコンだと気づいて、それからは……。あ、ダメだ……説明しただけでも涙が……。」

 

愛音「透哉さん……。うぅ、私も思い出したらまた泣けてきちゃった〜……。」

 

燈「……まさか、仮面ライダーの映画で泣くなんて、思わなかった……。普通に、カッコよくて、面白くて、良い映画だった、で終わると思ったら、最後の最後に……。」

 

愛音「ね〜!ほんとそうだよ〜!敵を倒してハッピーエンド!じゃなくて、最後の最後にあんな感動要素持ってくるんだもん!もう〜反則すぎるでしょ!しかもギーツケミーだけじゃなくてさ、宝太郎さんとお母さんが仲直りするとこ!あそこもうるってきたよ〜!」

 

透哉「そうそう、そうなんだよ!お母さんにめちゃくちゃひどいこと言ったから、近づいて殴られるか何かされると思って目を瞑ったら、全然そんなことなく、宝太郎を抱きしめて一言、『お帰り』ってな。ギーツケミーで泣かせて、宝太郎とお母さんの話でも泣かせに来るんだもんな〜。ほんと、今回の映画はいろいろ化かされたよ。」

 

愛音「英寿……さん?とギーツケミー……じゃなくて、コンちゃんとの家族愛、そして宝太郎さんとお母さんの家族愛……。なんか、いろいろと考えさせられる映画でしたね。」

 

透哉「ああ、ほんとになぁ。」

 

燈「うん……。それと……ガサゴソ この2枚のカードの意味も、分かった。」

 

愛音「あ!ウツボッチャマと、クロスウィザード、タイクーンケミー、ナーゴケミー、バッファケミーのカード!ウツボッチャマとか、ちゃんと意味があったんだね〜。」

 

透哉「ああ。出番はほんとに最初のほうだけだったけど、そこで現れて捕獲したケミーだったってことだな。でも俺は……その後のジャマトとのバトルも好きだったな〜。」

 

燈「! ガッチャード達の、バトル……!」

 

愛音「分かります!ガッチャードを1話から見始めて、すごくバトルが派手でフォームチェンジもいっぱいしてて、必殺技とかもカッコよくて……バトルいいなぁって思ってたんですけど、ギーツ組もカッコよかったです!特にタイクーン!すごく可愛くないですか?途中で黒いフォームになってて、それもカッコよくて……ケミーになったときも超可愛くて……!」

 

透哉「はは、見事にタイクーン推しだな……。燈は?ギーツ組で、何か好きなライダーいたか?」

 

燈「……全部……」

 

透哉「ん?」

 

燈「全部……カッコよかったです!タイクーンも、ナーゴも、バッファも……もちろん、ギーツも!ガッチャードのアントレスラーと色が似てるフォームの絡み、宝太郎さんが『色似てるね』って、私が思ったのと同じことを言ってくれたの良かったし、ナーゴの耳についた火をフッて消してあげるギーツも良かったし、ナーゴの武器を借りる宝太郎さんも良かったし、ヴァルバラドに驚くタイクーンも良かったし、敵を使って武器の必殺技を使うバッファも良かったし、ゴルドメカニッカーも良かったし……。テレビでは絶対見られない夢の共演で……すごく……ほんとに、すごく、良かったです……!!」

 

透哉「……そうか。」

 

愛音「ともりん、めっちゃハマってるじゃ〜ん。」

 

燈「……!す、すみません……。つい、ベラベラと……」

 

透哉「そんなことで謝るな、燈。好きなことをベラベラ喋るのは、全然変なことじゃないぞ。俺なんか、いつもベラベラ喋ってるじゃねえか。」

 

燈「ま、まぁ、それは……」

 

透哉「好きなことをベラベラ喋れるってことは、そのことがほんとに好きだって証なんだからな。まぁ、人によってはそういうのがあまり好きじゃないって人もいるけど……俺とかは全然、オールOKだ!俺の友達や後輩にもそういうやつらはいっぱいいるし、俺達といるときは遠慮なく喋ってくれ。」

 

燈「透哉さん……。」

 

愛音「なんか、透哉さんが言うと説得力ありますね。」

 

透哉「え、そうか?」

 

愛音「そうですよ〜。あ、それじゃあ次、私いいですか?」

 

透哉「おう!どんどん喋ろ!今はそのために集まってんだからな。」

 

愛音「はい♪クロスウィザードにタイクーン、ナーゴ、バッファがケミーにされたときなんですけど……」

 

透哉「あれな〜。最初俺、英寿は神様だからクロスウィザードの魔法が効かないのかと思っててさー……」

 

燈「……」

 

 

 

 

 

『好きなことをベラベラ喋れるってことは、そのことがほんとに好きだって証なんだからな。』

 

 

 

 

 

燈「……私は……仮面ライダーが……」

 

「……りん、ともりんってば!」

 

燈「! え?」

 

愛音「どうしたの?突然ぼうっとしちゃって。」

 

燈「あ……ううん、何でもない……。そ、それより私、話したいこと、まだまだいっぱいあって……!」

 

愛音「私も私も!ともりんさ、今回出てきたレベルナンバー10のケミーの中で、どれが一番好きだった?私は、意外とテンフォートレスかな〜。」

 

燈「私は……リクシオン、かな。カッコよかったし、私が初めて手に……ううん、ガッチャしたケミーでもあるから。」

 

愛音「あー、確かにね〜。それで?ともりんの話したいことって?」

 

燈「私は……新しい仮面ライダーのこと……。」

 

愛音「分かる!私、すごいびっくりしたもん!"え!りんねちゃん変身するんだ!?"って。テレビだとそんな素振り全然なかったから、尚更……。」

 

燈「わ、私も!びっくりした……!確か、仮面ライダー……仮面ライダー……」

 

透哉「マジェードだな。」

 

燈「そ、それです!夢の中でお父さんに会って、そこでユニコンと、ザ・サン、だっけ。その2つの力の使い方を聞いて……」

 

愛音「そしたら逆に、『その力をどう使う?』みたいなこと聞かれてね。それにりんねちゃんなりの回答をしたら、指輪が青から赤になって……」

 

燈「夢から覚めて起き上がった後、指輪が変化して、さらにガッチャードライバーとは別のベルトが出てきて……」

 

愛音「『この一言で私は変わる!字は……仮面ライダーマジェード!』って言って、ユニコンとザ・サンをガッチャンコして変身!」

 

燈「一気に屋上にいたジャマト達を消し去って……」

 

愛音「宝太郎さん達のところに行って、敵と戦って……。超強かったよね!」

 

燈「強かった……!みんなが苦戦した敵を、あんなにあっさりと……!」

 

愛音「最後には英寿さんにも『強いな』って言われてね〜。っていうか、女の子も仮面ライダーに変身するんだ!って。そこが一番びっくりしたかも!」

 

燈「わ、私も!仮面ライダーって、男の子のイメージが強かったから……ほんとに、いろんな意味でびっくりした……!やっぱり仮面ライダーって、奥が深いなーって思った……。」

 

愛音「ほんとにね〜。……あ、じゃあ次は、ラストバトルのこと話そ!」

 

燈「うん!ガッチャードが5体のレベルナンバー10と合体した姿、カッコよかった……!」

 

愛音「だよね〜!あ、でも、白いギーツもカッコよかったな〜!特に最後の逆さまライダーキックなんて斬新で……!」

 

透哉「……こりゃあ、まだまだかかりそうだな……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛音「いや〜、映画の感想をずっと言い合ってると、時間が経つのを忘れちゃうね〜。」

 

燈「うん、ほんとに……。」

 

透哉「まだ喋り足りないなら、追加でケーキかなんか頼むか?」

 

愛音「あ、そうだねー。ともりんも、ケーキ食べ……。あ!」

 

燈「と、透哉さん……!」

 

透哉「え、何だよ……何でそんなに驚くんだよ……?」

 

燈・愛「「……ダラダラダラ」」

 

透哉「?」

 

愛音「ご、ごめんなさい!」

 

燈「ご、ごめんなさい……!」

 

透哉「!? お、おい!何で謝るんだよ!?」

 

愛音「……私達、透哉さんのことすっかり忘れて、話にのめり込んじゃってて……」

 

燈「わ、忘れてたわけでは、ないんですけど……思った以上に、話が盛り上がっちゃって……」

 

愛音「いやいや、ともりんも忘れてたでしょ……?」

 

燈「わ、忘れてないもん……。たぶん……。」

 

愛音「ほら〜、たぶんじゃ〜ん。」

 

燈「……と、とにかく、ごめんなさい!」

 

愛音「ごめんなさい!」

 

透哉「……いや、別に俺、怒ってねえし……。お前らが楽しめたなら、それで……」

 

愛音「でも……やっばりなんか、悪いというか……」

 

燈「思えば透哉さん、全然話に参加してなかった……。私達のせいだ……。」

 

透哉「おいおい、そんなことで思い詰めんなって。俺がいることを忘れるくらい、話が盛り上がったんだろ?ならそれでいいじゃねえか。」

 

愛音「……でも……」

 

燈「……」

 

透哉「それに俺、お前らの話を聞いてるだけでも十分楽しかったぜ?ほんとに、映画が面白かったんだなって……楽しめたんだなって思って……連れて来て良かったって、思えたしよ。」

 

燈・愛「「……」」

 

透哉「だからほら、ケーキでも頼んで一旦休憩しよう、な?見ろよこれ、すげぇうまそうだぞ?」

 

燈・愛「「……」」

 

……ダメか……。

 

あいつらならこういうとき、笑って水に流すんだが、こいつらはそうもいかないか……。

 

……仕方ない、こうなったら……。

 

透哉「……よし分かった。スクッ」

 

燈・愛「「!」」

 

透哉「燈、愛音。……ゲーセン行こう。」

 

燈「……え?」

 

愛音「げ、ゲーセン……?」

 

透哉「ゲームセンターのことだよ。」

 

愛音「いや、それは分かりますけど、でも何で…「とにかく行くぞ、ほら。」グイッ わっ!ちょ、透哉さん!?」

 

透哉「燈もほら、荷物持って行くぞ。」

 

燈「わ、分かりました。えーっと……」

 

透哉「すみませーん、お会計お願いしまーす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームセンター】

 

透哉「おぉー、向こうのより広いなー。」

 

愛音「……あの……どうしてここに……?」

 

透哉「理由は後だ。とりあえず着いてこいよ。」

 

燈・愛「「……?」」

 

 

 

 

 

透哉「……お、ここか。」

 

愛音「ここって……サービスカウンター、ですか?」

 

透哉「そ。二人とも、映画の半券持ってるか?」

 

愛音「え、半券……?」

 

燈「……!こ、これ、ですか?」

 

透哉「そうそれ。」

 

愛音「あ、それならちゃんとバッグに……。はい。」

 

透哉「あ、いや、渡すのは俺じゃなくてだな。すみませーん。」

 

「……はい、どうしましたか?」

 

透哉「仮面ライダーの映画の半券、三枚分お願いします。燈、愛音。」

 

愛音「あ、はい。……お願いします。」

 

燈「お願い、します……。」

 

「はい、それでは拝見いたしますね。…………はい、確かに確認いたしました。こちら、特典になります。」

 

燈「!? あ、ありがとうございます……!」

 

愛音「あ、ありがとう、ございます……。」

 

「こちらの半券も、お返ししますね。」

 

透哉「ありがとうございます。……よし、じゃあ行くか。」

 

燈「あ……は、はい。」

 

愛音「……ペコリ」

 

「ふふ、楽しんでいってくださいね。」フリフリ

 

 

 

 

 

透哉「お、丁度空いてるな。」

 

愛音「えっと……これは?」

 

透哉「よくぞ聞いてくれた。その名も……ガンバレジェンズだ!俗に言うアーケードゲームってやつで、こういうカードを使っていろんなライダーとバトルができるんだ。それも、好きなライダー、好きなチームで!これがまた面白くてさー。自分で変身したり、戦ったり……ライダーとシンクロしてる感覚を味わえて、必殺技とかも大迫力だし、何よりカードがカッコよくて集めがいがあってさ!昔はガンバライドっていうゲームだったんだけど、そこからガンバライジング、そして今のガンバレジェンズへと進化して…「ちょ、ちょーっとストップです!透哉さん!」ん?」

 

愛音「……さっきからどうしたんですか?喫茶店を出たかと思えばいきなりゲームセンターに来て、これもらったり、かと思えば次は仮面ライダーのゲームの説明したり……」

 

透哉「どっちも気に入らなかったか?」

 

愛音「そ、そんな…「そんなことないです!」! ともりん……。」

 

燈「このカードと、キーホルダーをもらえるなんて、知らなかったから、すごく嬉しいし……仮面ライダーのゲームも、すごく、興味あるし……。だけど……。どうして、突然こんな、行動を……?」

 

透哉「……だって、今日は打ち上げだろ?」

 

燈「え?」

 

透哉「お前らのライブの打ち上げ。それも兼ねてのお出かけだろ?今日は。だから、どんどん楽しまなきゃ損、っていうか……打ち上げにならねえだろ?だから、無理やりにでも喫茶店から出たんだ。あのまま喫茶店にいたら、ずっと暗い空気のままだったからな。」

 

愛音「……でも、あれは…「もうその話はおしまいだ。」っ!」

 

透哉「打ち上げってのは、喜んだり楽しんだりするもんだろ。そんな話をずっと引きずってたら、喜んだり楽しんだりできねえぞ。……俺がここまで言っても、まだ引きずるようなら……」

 

愛音「……」

 

燈「……」

 

透哉「……ここからは、お前らが俺を引っ張ってくれ。ガンバレジェンズやるでもいい、この特典について話すでもいい、おもちゃ屋行くでもいい、食玩コーナー行くでもいい。……服屋に行くでもいい……何でもいいから、俺を引っ張って楽しませてくれ。それで……喫茶店のはチャラになるだろ?」

 

愛音「……私達が引っ張って、って……いいんですか?」

 

透哉「もちろんだ。お前らの好きにしてくれ。……言っとくが、二人を試してるとか、そういうんじゃないからな?本当にただ、お前らと楽しみたいから、そう言ってるんだ。」

 

燈「……車を運転して、ここに連れてきてくれたり、映画館や喫茶店に連れて行ってくれたから……次は、私達の番……ってことですか?」

 

透哉「そ、そう言われると、義務感みたいになっちまうけど……」

 

愛音「……分かりました。」

 

燈「!」

 

愛音「透哉さん。ここからは、私とともりんのターンです。先輩後輩じゃなく……まるで友達みたいに、透哉さんを連れ回して、いっしょに楽しみますよ!」

 

透哉「愛音……。おう!望むところだ!」

 

燈「と、友達みたいにって……あのちゃん、それは…「いいんだよ、燈。」と、透哉さん……。」

 

透哉「"みたい"、なんだから、難しく考えるな。お前のやりたいように、好きにすればいいんだ。」

 

燈「……私の、やりたいように……。」

 

愛音「ともりん。ともりんは今、何がしたい?」

 

燈「……私は、今……」

 

愛音「……」

 

透哉「……」

 

燈「……私は今、この特典のカードを、見たい……。」

 

愛音「よーし!じゃあ一旦ゲームセンターから出て、どこか座れる場所探して座ろう!そこでいっしょに特典のカード見よう!」

 

燈「……う、うん!今度は、透哉さんのことを忘れないように、気をつけて……!」

 

愛音「あはは……そうだね。」

 

透哉「やることは決まったな。」

 

愛音「はい!というわけで行きましょう!透哉先輩!」

 

透哉「おう。」

 

燈「それにしても、映画の半券を見せただけで、ライドケミートレカとキーホルダー、二つももらえるなんて……。」

 

愛音「ね〜。私もびっくりだよー!しかもこのキーホルダー、ギーツケミーとホッパー1がすごい可愛いし!」

 

燈「うん、ほんとに……!」

 

透哉「カードとキーホルダー、どっちももらえるなんて、お得だよな〜。」

 

燈・愛「「はい!」」

 

……とりあえずは、一件落着、か。

 

……喫茶店での反省点を考えるに、きっと今みたいにたまに口を挟むってのが大切なんだよな。

 

そうすれば、俺がいるということも忘れず、自然と三人での会話が成り立つ。

 

覚えておこう。

 

愛音「私このキーホルダー、筆入れとかに付けとこうかな〜。」

 

燈「うん、良いと思う……!」

 

……俺もこれで、保存用ゲットか。

 

帰ったら未開封BOXに入れないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【休憩所 ソファ】

 

燈「この3枚、光り方が違う……!」

 

愛音「ほんとだー。ともりんが持ってるガッチャードのやつはメタリック?みたいな光り方だけど、半券見せてもらえたほうはキラキラしてるね。」

 

透哉「ちゃんとナンバーも違うし、カードコレクターからしたらこういうカードが実質無料でもらえるのは嬉しいよなぁ。ていうか愛音、良かったな。今日で8枚もゲットできてんぞ。」

 

愛音「あ、そっか。映画の特典でもらった5枚と……さっきもらったこの3枚……。この8枚が、私の初めてのライドケミートレカかー。」

 

燈「……愛音ちゃん。」

 

愛音「ん?」

 

燈「後でいっしょに、パック買いに行こう!バインダーも買って……いっしょに集めよう……!」

 

愛音「ともりん……。……うん!私も、買ってみたい、かな。」

 

燈「! あのちゃん……!」

 

透哉「良かったな、燈。」

 

燈「はい!」

 

愛音「ふふっ♪(……もう、完全に私もはまってるな〜。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おもちゃ屋】

 

燈「うーん……何買おう……。00、01、02、EX……うーん……。」

 

愛音「ともりん、すごい悩んでるなぁ。」

 

透哉「それで、愛音はどれを買うんだ?」

 

愛音「私は……そうだなぁ……。初めてだし、とりあえず全種類を一つずつにしようかな。……少ないですかね?」

 

透哉「いやいや、全然そんなことないぞ。それで買ってみて、思った以上に良かった、っていうか楽しいなって思ったら、また後日買いに来る、っていうのでもありだと思うぞ。」

 

愛音「なるほど……。じゃあ、そうします!」

 

燈「……ここは、EXを3パック……。いや、でも01と02もまだ……。」ブツブツ

 

愛音「……歌詞考えてるときと同じくらい悩んでる……。」

 

透哉「ははは……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームセンター】

 

透哉「まさかあの後また戻ってくるとはな……。」

 

愛音「いやー、やっぱりこれが気になっちゃって……。」

 

燈「ガンバレジェンズ……。仮面ライダーの、ゲーム……。」

 

透哉「燈のやつ、すげえ興味津々だな……。まぁ、興味持ってもらえて嬉しいけど。あ、もしガンバレジェンズやるなら、カードもらってきたらどうだ?」

 

燈「カードを……」

 

愛音「もらってくる?」

 

透哉「ほら、今お店の人に言うと、ガッチャードのカードがもらえるんだ。しかも無料で。年齢制限もないから、もらうに越したことは…「あのちゃん行こう!」「あ、ともりん待って〜!」……楽しんでんなぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームセンター〜??? 道中】

 

燈「わぁ〜……。」キラキラシタメ

 

愛音「って、無料でこんなにカードもらえていいんですか!?」

 

透哉「はは、昔の配布カードがまだ余ってたみたいだな。良かったじゃねえか。……にしてももらえすぎな気はするが……。」

 

愛音「ですよね!?だって10枚以上ですよ10枚以上!店員さんのご厚意で、いっぱいくれたのは素直に嬉しいですけど……流石に、恥ずかしいというか……」

 

透哉「うーん……。まぁでも、燈は喜んでるみたいだし、いいんじゃねえか?」

 

燈「カードが、いっぱい……。ガッチャードに、ギーツに、……リバイ?と、セイバー?それと、武器のカードと……Wと……鎧武……。」

 

愛音「……とーもりん。」

 

燈「! ど、どうしたの?あのちゃん。」

 

愛音「ライドケミートレカ以外のコレクション、いっぱい増えたね。」

 

燈「……うん!ガンバレジェンズ……私の、新しいコレクション……!」

 

愛音「……なーんか喜んでるともりん見てたら、恥ずかしさなんて吹っ飛んじゃった!」

 

燈「え?」

 

愛音「ううん、こっちの話!それより私、映画で見てカッコいい!って思った白いギーツがもらえて、すごく嬉しかったんだー!」

 

燈「わ、分かる!あと、レジェンドライダーのカードがいっぱいもらえて、それもすごく嬉しくて……」

 

透哉「……俺も、保存用にもらえばよかったかな……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【洋服屋】

 

愛音「透哉さーん、着替え終わりましたー?」

 

透哉「……おー。」

 

愛音「それじゃあ……オープン!シャー おぉー!カッコいいー!」

 

透哉「そ、そうか?」

 

愛音「どうどう?ともりん!すごく良いと思わない!?」

 

燈「えっと……うん。たぶん、良いと、思う……。」

 

愛音「だよねー!いやー、やっぱ私、センスあるなー。」

 

透哉「(結局、来ちまった……。まぁ、好きに連れ回せって言ったのは俺だからな……。)」

 

愛音「んー、じゃあ次はー……どうしよっかな〜?」

 

透哉「愛音、ほどほどに頼むよ……。」

 

愛音「分かってますって!」

 

透哉「ほんとに分かってんのか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【食品売り場 お菓子コーナー】

 

透哉「そんなにお菓子買うのか……?」

 

愛音「だって打ち上げですもん!打ち上げに、お菓子は必須でしょ?」

 

透哉「まぁ、それはそうだけど……。じゃあ、俺も半分出すよ。」

 

愛音「そ、そんな、大丈夫ですよ!これは私が…「俺とお前と燈の3人でする打ち上げだろ?だったら、俺にも出す権利はある。そうだろ?」……その言い方はするいですよ……。」

 

透哉「しかし、数もだけど種類も豊富だな……。」

 

愛音「私が食べたいの、美味しそうなのをいっぱい詰め込んだので!あ、透哉さんもいくつか選んでくださいよ!ともりんも……って、あれ?ともりーん?」

 

透哉「そういや、さっきから見かけないな。おーい、燈ー?」

 

愛音「どこに行ったんだろう?飲み物は選んだはずだけど……。」

 

透哉「……あ、もしかして……。愛音、こっち。」

 

愛音「? どこに行くんですか?」

 

透哉「えーっと……ここだここだ、食玩コーナー。……!ほら、あれ見ろよ愛音。」

 

愛音「? ……あ!とも…「待て待て待て!バレるバレる!」んー!?」

 

 

 

 

 

燈「仮面ライダーチョコ……?こんなのがあるんだ……。」

 

 

 

 

 

愛音「……ぶはぁ!な、何で覗き見みたいなことしてるんですか?堂々と出ていけばいいじゃないですか。」

 

透哉「いや……なんとなく、隠れとこうかなって。」

 

愛音「な……何ですかそれ……。ところで、ともりんが見てるのは……」

 

透哉「あれはたぶん……仮面ライダーチョコだな。自らあれを見つけるとは、燈もだんだん板についてきたな……。」

 

愛音「(……親目線……?)」

 

 

 

 

 

燈「『箱に入っていたら大アタリ!』……。運が良かったらこの凄そうなライドケミートレカが入ってるってこと……?……試しに、3つぐらい買ってみようかな?」

 

 

 

 

 

透哉「おぉ、3つ手に取った!これで燈も、仮面ライダーチョコの沼にハマるのか……。」

 

愛音「楽しそうですね、透哉さん……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【〜駐車場 道中】

 

燈「〜♪」

 

愛音「ご機嫌だね〜ともりん♪」

 

透哉「大当たりのライドケミートレカをまさかの3つで引き当てたんだもんな……。喜びは格別だろう……。」

 

愛音「……なんか透哉さん、ショック受けてません?」

 

透哉「俺が今までに買った仮面ライダーチョコの数、知りたいか?」

 

愛音「……いや、いいです。」

 

燈「ふふ♪アッパレブシドーの大当たり、すごくカッコいい……!」

 

透哉「……いいんだ、燈含め、身近なやつが嬉しそうなら、俺はそれで……。」

 

愛音「透哉さん……。と、ところで、打ち上げなんですけど、透哉さんの家でやりません?」

 

透哉「え、俺の家……?」

 

燈「! 透哉さんの家で打ち上げ……!」

 

透哉「な、何だよ、燈も俺の家がいいのか?」

 

燈「コクコク 透哉さんの家が、いいです!……仮面ライダー部屋も、見れるし……。」

 

透哉「なんなら、そっちのほうが本音なんじゃねえか?」

 

燈「! べ、別に、そんなことは…「ま、どっちにしろ大歓迎だけどな。」……透哉さん。」

 

透哉「いつからか、何かあると俺の家に集まるっていうのが定番になってるんだ。だから、どんな理由であれ、俺の家に来たい、俺の家が良いって言うやつはいつでも大歓迎だ。」

 

愛音「……じゃあ……お言葉に甘えて、お願いします!」

 

透哉「おう。」

 

燈「……」

 

愛音「……どうしたの?ともりん。行くよー。」

 

燈「! う、うん……!(今度、機会があったら聞いてみようかな……。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【透哉の車 車内】

 

透哉「よし、ここから俺の家に直行するぞー。と言っても、まずは近くの借りてる駐車場に駐めてそこから歩く感じだけど……。でも全然、1分もかかんない距離だから、苦でも何でもないけどな。……おーい、聞いてんのか?」

 

帰りの車、燈と愛音は後ろの座席に乗った。

 

二人でいろいろ喋りたいからそうしたのかと思ったが、さっきから全然声が聞こえない……。

 

今丁度信号待ちで停まってるから、ちょっとミラーで二人の様子を……あ。

 

燈・愛「「zzz……。」」

 

……二人とも、お疲れか。

 

今日、すげえはしゃいでたもんな。

 

映画見て、感想熱く語って、ゲームセンター、おもちゃ屋、服屋さんと、ショッピングモール中を巡って、打ち上げ用のお菓子や飲み物も買って。

 

……この感じだと、今日一日、楽しめたみたいだな。

 

……立希達もいたらもっと良かったんだろうけど……まぁ、今日は仕方ないか。

 

またいつか、みんなの予定が合う日があったら、そのときは……。

 

燈「うーん……。」

 

! お、起きたか……?

 

燈「……みんなで、一生……ガッチャ……むにゃむにゃ……。」

 

透哉「……はははっ、どういう夢だよ。」

 

燈・愛「「zzz……。」」

 

……家に着くまであと約20分。

 

ゆっくり休めよ、燈、愛音。




めちゃめちゃに遅くなってしまいましたが、皆さんあけましておめでとうございます!!

今年もよろしくお願いいたします!!

そして昨日、うちにもメモリアルのマグナムブーストが届きました!

まだ少し触っただけですが、とりあえず、神玩具ということは分かりましたw!(来月、再来月も楽しみ!)
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