仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

150 / 156
ましろ「そういえば透哉先輩って、プレバンアイテム何持ってましたっけ?」

透哉「どうした突然?」

ましろ「いや……ふと気になって……」

透哉「うーん、そうだなー……。CSMはなしってことだよな?」

ましろ「はい。」

透哉「プレバンアイテムか……。まず、ガシャポンオーメダル(特装版)EXセレクションの1と2だろ?そこからとんで、龍玄・黄泉セットだろ?メモリアルガシャットセットの1に、クローズビルド缶、オーマジオウライドウォッチ、オーマジオウドライバー、メモリアルライドウォッチセット、アークドライバー、メモリアルプログライズキーセットの飛電、ヘルライジング、火炎剣烈火のサウンドアップデートエディション、ワンダーオールマイティ、スーパーヒーロー戦記、メモリアルバイスタンプセレクションの02……あ、大二やヒロミさんのやつな。あとはメモリアルマグナム、ブーストバックル、ニンジャ、ゾンビ、ビート、デザイアドライバーのハイスペックベルト帯、ライドルペース……今パッと思いつくのは、ここら辺かな。」

ましろ「……す、すごい数ですね……。」

透哉「いろいろありすぎて忘れちゃってるやつもあるけどな。だいたい主人公ライダーの強化フォーム系は持ってるし、メモリアルも持ってる……あ、後者はリバイスはまだだけどな……。前者も、まだ持ってないやつがいくつか……ってそれは別にいいんだ。今プレバンでもメモリアルブーストマークⅨ、メモリアルブーストマークⅡ、メモリアルワンネスレイズバックル頼んでるし、ここからまだ増えるから、今以上に管理をちゃんとしないとなー。」

ましろ「それらに加え、CSMもいくつか持ってるんですもんね。やっぱりすごいなぁ……。」

透哉「まぁ、頑張って集めたからなぁ。でも、ましろもそれなりに持ってるだろ?」

ましろ「それでも、透哉先輩には負けますよ……。」

透哉「……ましろ、ライダー玩具を集める上で大事なのは数じゃねえぞ。」

ましろ「……そ、それは、もちろん分かってます…「ならいいんだ。」え?」

透哉「じゃあ、ライダー玩具を集める上で大事なのは何だ?ましろ。」

ましろ「……どれだけ、そのおもちゃが……ライダーが好きか、ですよね?」

透哉「合格だ。」サムズアップ

ましろ「……えへへ、ありがとうございます♪」

透哉「んじゃ、150話ではどんなプレバンアイテムが出てくるか、いっしょに確認するか。」

ましろ「はい!」


第百五十話 燈の中古屋デビューin仮面ライダー専門店

【???】

 

透哉「よし、着いたぞ。」

 

燈「ここが……最近出来た……」

 

今日は、透哉さんにある場所に連れてきてもらった。

 

そこは最近出来たばかりのお店で、透哉さんも今日のためにあえてまだ行ってないらしい。

 

今目の前に建っているのは、様々なお店が入っている商業施設だが、透哉さんが言うには、その中にそのお店も入っている……らしい。

 

透哉さんの家に集合して、そこから車で約20分。

 

駅の近くの駐車場に停めて、そこから今度は5分くらい歩いたところに、この商業施設はあった。

 

透哉「いやー楽しみだなぁ。なんたって、今回は"専門店"だからな。」

 

燈「……あの、透哉さん。専門店って、いったい何の……」

 

透哉「んー……ま、それくらいなら言ってもいいか。もちろん……

 

 

 

 

 

仮面ライダーの専門店さ。」

 

燈「か、仮面ライダーの、専門店……!」

 

透哉「ああ。でも、ただの専門店じゃなくてさ。いろんなグッズが売ってるポップアップストアみたいなのじゃないんだ。なんていうか……どちらかというとマニア向け、っていうのかな。」

 

燈「マニア、向け……?」

 

透哉「まぁ、あとは入ってからのお楽しみだな。燈の、◯◯デビューin仮面ライダー専門店。どんな反応をしてくれるか楽しみだよ。」

 

燈「は、はぁ……。」

 

ただの専門店じゃない……。

 

どちらかというと、マニア向け……。

 

それって、どういうことだろう……?

 

たぶん、ガッチャードのおもちゃとかはある……よね?

 

ライドケミートレカとかも、たぶん……。

 

……もしかしたら、透哉さんの家みたいに、歴代の仮面ライダーのベルトがズラリと並んだりしてる、のかな?

 

……ありえる……。

 

……それに、もし、そうじゃなかったとしても、これだけは……言えると思う。

 

仮面ライダーが好きな人が、楽しめる場所。

 

仮面ライダー専門店っていうくらいだから、それは絶対、間違いないと思う……。

 

……よし。

 

燈「さ、さっそく行きましょう、透哉さん……!仮面ライダーの、専門店……。」

 

透哉「お、だんだん燈も乗り気になってきたな。よし、それじゃあ行くか。」

 

燈「はい……!」

 

 

 

 

 

???「「……」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイワイガヤガヤ

 

透哉「おー、結構いるなー。」

 

燈「出来たばかりのお店、ですもんね。……キョロキョロ」

 

透哉さんは、仮面ライダーの専門店と言っていた、この店……確かに、見渡すとベルトとかフィギュアとか、壁とかPOPにもいろんな仮面ライダーの絵が書いてあって……面白そう……。

 

えっと、お店の名前は……。

 

……『お宝発掘屋 仮面ライダー専門店』……。

 

お宝、発掘屋……。

 

おもちゃがいっぱい売ってるからってことかな……?

 

透哉「よし、じゃあさっそく入ろうぜ。」

 

燈「あ、は、はい。」

 

 

 

 

 

……すごい……。

 

透哉「おぉー、結構品揃えいいな〜。……!あれストレージか。なんか掘り出し物あるかなー?」

 

ほんとに簡単にだけど、一通り歩いてみた感じ……ガッチャードだけじゃなくて……いろんなライダーのおもちゃが売ってる……。

 

ギーツ、リバイス、セイバー、ゼロワン……。

 

令和ライダーだけじゃない、電王とか、ディケイドとか、オーズとか、ドライブとか、ビルドとか……平成ライダーのおもちゃ……ベルトや武器も、いっぱい売ってる……。

 

でも……これらって、今は売ってない、はずだよね……?

 

今テレビでやってるのはガッチャードだし、なんならもうすぐガヴも始まるし……。

 

たまに、ギーツの武器とか、セイバーの……ドラゴンのやつとか、売ってるの見るけど、ベルトとかは全然だし、平成ライダーのなんて尚更……。

 

あ、でもアギトとかブレイドとかはたまに見かけるっけ。

 

あと、ゼロワンも最近見るかな……。

 

……でも、箱が違う……。

 

……ガッチャード以前のライダーのおもちゃがいっぱい売ってるお店……。

 

まさか……タイムスリップした、なんてわけじゃないよね……?

 

透哉「燈、さっきからずっとキョロキョロしてるな。さっそく気に入ったのか?」

 

燈「あ、えっと……ひ、一つ聞いていいですか?透哉さん。」

 

透哉「ん?何だ?」

 

燈「私達……タイムスリップしたわけじゃ、ないですよね……?」

 

透哉「……」

 

燈「……」

 

透哉「……た、タイムスリップ……?え、どゆこと……?」

 

燈「……///っ!へ、変なこと言いました……今のは忘れてください///……。」

 

透哉「……タイムスリップか。確かに、こういう店に来るとそんな気持ちになるよな。」

 

燈「……こういう、店?」

 

透哉「そろそろ答え合わせするか。この、お宝発掘屋って店は、俗に言う中古屋なんだ。」

 

燈「中、古屋……?」

 

透哉「まぁもうちょっと分かりやすく言うなら、リサイクルショップだな。もう使わない、いらないなってなった物を売って、それを店側が買い取り、店側はそれを中古として売りに出す。」

 

燈「リサイクルショップ……。あ、そういえばこの前、お父さんがそんな店に行ったって言ってたような……。じゃあこのお店は、仮面ライダーの、リサイクルショップ……ってことですか?」

 

透哉「.そう。なんてったって、仮面ライダー専門店だからな。普通のリサイクルショップやこのお宝発掘屋は、洋服とか家具とか、雑貨、本、人形、ミニカー、カード、おもちゃとかも買い取りしたり売ったりしてるけど、ここはその名の通り、仮面ライダーオンリー。仮面ライダーのDXアイテム、コレクションアイテム、フィギュア、カード、雑貨、他にもいろいろ……っていうように、全てが仮面ライダーで統一されてる、まさに仮面ライダー好きの仮面ライダー好きによる仮面ライダー好きのための中古屋、それがこの店、お宝発掘屋 仮面ライダー専門店なんだ。」

 

燈「……な、なるほど……。」

 

仮面ライダーの、リサイクルショップか……。

 

……もう使わない、いらないなってなった物……。

 

……。

 

透哉「……?どうした?燈。」

 

燈「……なんか、悲しいなって……思っちゃって……。仮面ライダーのおもちゃとか、カードとか……もう使わない、いらないってなった人が、いるんだってことを考えると……」

 

透哉「……まぁ、いろんな人がいるからな。断捨離する人、カードをいっぱい買ってダブった人、飽きていらなくなった人……他にも、いろいろと。」

 

燈「……」

 

透哉「でも俺は、それが悲しいとか、ひどいとか、許せないとかは思わないな。」

 

燈「!!」

 

透哉「もちろん例外はあるけどな。……転売しようとするクソ野郎どもとか。ボソッ」

 

燈「……」

 

透哉「と、それは置いといてだ。……さっき言ったように、ものを売ろうとするのにはいろいろな理由があるんだ。現に俺も、何回かガンバライジングとかのカードを売ったことがある。理由は……いっぱいダブってたから、だ。」

 

燈「そう、だったんですか……。」

 

透哉「でもさ、ものを売ることで、それがプラスになることもいっぱいあるんだぜ。」

 

燈「プラスに……?」

 

透哉「一番はそう、安く買える!ベルトとかコレクションアイテムとか、今言ったカードもそうだな。定価で買うより安く買えるんだ!それが中古品の一番の醍醐味だな!」

 

燈「……」

 

透哉「特にCSMとか真骨頂とかは、DXアイテムとかと比べるとやっぱり高級品だから、欲しいけど手を出しにくいって声が多いんだ。でもこういう中古屋なら、多少安く買えることがある!まぁものによっては、高騰して結局手が出せないってのも多いんだけどな。」

 

燈「高級品……多少、安く……。」

 

透哉「中古品だから、もちろん新品ではないし、状態もめちゃくちゃ良い!とは言えないものが多かったり、ダンボールや箱に入ってない、完品じゃないってのもあったりするけど……その分安くなったりするから、俺達からしたらそれが逆に助かるって場合もあるんだ。」

 

燈「……逆に、助かる……。」

 

透哉「それに、こういう中古屋を巡ってると、なかなか見ないレア物があったりもするしな。」

 

……誰かがものを売ることで、プラスになることも、いっぱいある……。

 

ものが安く買える……レアな物が、あったり……。

 

……そういう考え方も、あるんだ……。

 

……そっか。

 

リサイクルって……仮面ライダーの、リサイクルショップって、そういうことなんだ……。

 

燈「……誰かが売ったものが、誰かの幸せに繋がる……。」

 

透哉「え?」

 

燈「あ、いや……。リサイクルショップって……中古屋さんって、すごいなって、思って……」

 

透哉「……ははっ。だろ?」

 

燈「……透哉さん。……今度は、時間をかけてゆっくりと……お店の中を見て回りたいです。」

 

透哉「……ああ、もちろんだ。なんてったって、燈の中古屋デビューだからな。」

 

燈「……はい!」

 

……中古屋さん、デビューか。

 

……楽しみだなぁ。

 

 

 

 

 

???「……よし、行くぞ。」

 

???「見失わないようにしろよ?」

 

???「分かってるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「さっき少し通ったここが、DXゾーンみたいだな。」

 

燈「ベルトや武器が、いっぱい……。箱に入ってるものと、そうじゃないものがあるんですね。」

 

透哉「基本、箱に入ってるやつより入ってないやつのほうが多少安くなってるみたいだな。見た目の状態も中身が見えてるし袋越しではあるけど触れるから、こっちはこっちの利点があるな。」

 

燈「……でも、箱は箱で……カッコいいですね。今は売ってない、セイバーとかリバイスとか……Wとか……。」

 

透哉「分かるぞ燈。中には、こういう当時の箱をずっととってある人とかいるけど、全部ってなるとなかなか厳しいところがあるからなぁ。そういう人が、これを見て『あー、こんな箱だったなー』って懐かしむことができるってのも、中古屋の良いところかもな。」

 

燈「……そう、なんですね……。」

 

当時の箱をずっと……そんなすごい人もいるんだ……。

 

……あ、でも私も、ガッチャードライバーとかニジゴンの箱、捨てないでとってあるっけ。

 

……気持ち、分かるかも……。

 

透哉「……あと中古屋って、歴史も感じとられていいよなぁ。」

 

燈「歴史……。」

 

……ガッチャード、ギーツ、リバイス、セイバー、ゼロワン……。

 

そして、ジオウ、ビルド、エグゼイド、ゴースト、ドライブ、鎧武……。

 

令和ライダーから平成ライダーまで、いろんなライダーのベルトや武器があって……確かに、歴史を感じるかも……。

 

……見てるだけでも、楽しいなぁ……。

 

 

 

 

 

透哉「隣の棚に、プレバン系の玩具があるんだな。」

 

燈「プレバン……プレミアムバンダイ、でしたっけ?」

 

透哉「ああ。仮面ライダーとかスーパー戦隊とか、様々な作品の特別なおもちゃやグッズを買える通販サイトだ。この棚には、そのサイトで買えるベルトや武器、アイテムとかを売ってるってことだな。」

 

……お店で売ってるおもちゃ……俗に言う一般販売、のおもちゃと違って、こっちはダークライダーとか、強化フォームのアイテムとかが多いんだ……。

 

……!

 

アルケミスドライバーだ!

 

そっか、これもプレバンで発売されたんだっけ。

 

あと分かるのは……あ、これ、オーマジオウドライバーだ。

 

インターネットで見たけど……最強の仮面ライダー、なんだっけ?

 

……確かに強そうだけど、最強っていうのは……ちょっと大袈裟なような……。

 

……あ、ブジンソードバックルとファンタジーバックル。

 

最強ケミーガッチャ大作戦でも、活躍してたよね。

 

あのちゃんが、本格的にブジンソードを好きになったみたいで、この前フィギュアとプレミアム?のブジンソードと……ブジンソードの武器買ってたっけ。

 

あれも、プレバンだったような……。

 

……私も、プレバンで買い物すること、あるのかなぁ……。

 

透哉「燈のやつ、めちゃくちゃ真剣に見てるな……。意外とプレバンアイテム気に入ったのかもな。」

 

 

 

 

 

透哉「ここが、フィギュアコーナーか。メインはフィギュアーツだけど、一番くじのフィギュアとか装動も売ってるんだな。」

 

燈「おぉー……。」

 

すごい数のフィギュア……。

 

フィギュアーツ……高級な仮面ライダーの、すごくクオリティ?が高いフィギュア、だっけ。

 

あのちゃんが買ったブジンソードも、このシリーズだよね。

 

……いろんなライダーがいるし、確かにクオリティ……透哉さんは完成度って言ってたっけな。

 

クオリティも高くて……まるで、本物の仮面ライダーがちっちゃくなったみたい……。

 

そして……どれもカッコいい……。

 

透哉「お、さっそくガッチャードのアーツもあったぞ。ほら。」

 

燈「! ほんとだ……!すごく、ピカピカしてる……。」

 

透哉「ガッチャードのアーツには、珍しくメッキが使われてるからな。ほら、スーツにもメッキが使われてるだろ?あれの再現ってとこだな。」

 

燈「な、なるほど……。」

 

スーツの、再現か……。

 

……へぇ、ガッチャージガンもついてるんだ。

 

箱の裏にいろんなポーズ載ってるけど……どれもカッコいい……。

 

フィギュアだから、自分の好きなようにポーズを……つけられるんだよね……。

 

透哉「……気になるなら、買ってみたらどうだ?」

 

燈「え?あ……えっと……」

 

透哉「ちなみにそれ、定価7700円だから、3000円ぐらい安いぞ。」

 

燈「そ、そうなんですか……?それは確かに、安い……かも……。」

 

……正直、高いとか安いとかは、あまり気にしてないんだよね……。

 

ただ……。

 

燈「……このガッチャード、欲しい……ですけど……」

 

透哉「……どうした?」

 

燈「……こういうの、買ったことないから……。ポーズつけたり、パーツも多そうだから、ちゃんと管理できるかとか、不安で……。それに……壊しちゃったりしたら、嫌だなって……。」

 

透哉「……なるほどな。」

 

燈「……」

 

透哉「……じゃあ、一つ質問するぞ。」

 

燈「?」

 

透哉「不安とか値段とか、そういうの考えないで、ただ純粋に答えてくれ。」

 

燈「……わ、分かりました……。」

 

透哉「……

 

 

 

 

 

燈はガッチャード、好きか?」

 

燈「……え?」

 

透哉「……」

 

……すごく、シンプルな質問……。

 

もっと、難しい質問がくると思った……。

 

……ガッチャード……。

 

私は……ガッチャードが……。

 

燈「……

 

 

 

 

 

透哉さん。……私…『プルルルル……プルルルル……』!」

 

透哉「!? 何っでこんなタイミングで電話が……ってましろか。……悪い燈!話の途中でほんっと申し訳ないんだけど、ちょっとだけ電話してきていいかな!?」

 

燈「……は、はい。」

 

透哉「ごめん!ほんとにマジで申し訳ねえ!……じゃあ、ちょっとだけ行ってくるよ。あ、燈は引き続き店の中見て回ってて大丈夫だからな?」

 

燈「わ、分かりました……。い、いってらっしゃい…‥。」

 

透哉「おう、行ってくる。……もしもし?……おう、どうしたましろ?」

 

……私は……これからどうしよう……。

 

……ライドケミートレカ、あるかな?

 

あ、その前にフィギュア……ガッチャードのフィギュアーツ、カゴに入れよう。

 

えっと、カゴカゴ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【商業施設 外】

 

勢いで外まで出てきちまった……。

 

まぁ、電話するならこっちのほうがいいか。

 

ましろ『あの、透哉先輩?』

 

透哉「あ、悪いましろ、ちょっと場所を移動してた。」

 

ましろ『場所を……。ふふ、なるほど。』

 

透哉「それで、どうしたんだ?何か用事があって電話してきたんだろ?」

 

ましろ『! あー……えっとー、それがー……』

 

透哉「? 何だよ?」

 

ましろ『……こ、声……』

 

透哉「ん?」

 

ましろ『……声が……透哉先輩の声が、聞きたくなって///……。それで、電話を……かけたんですが……』

 

透哉「お、俺の、声?」

 

ましろ『はい……。あの……迷惑、でしたよね?こんなことで、電話なんて……』

 

透哉「え?あ、いや……。声……声か……。あ!」

 

ましろ『! な、何ですか!?』

 

透哉「そっか!CSMか!」

 

ましろ『……へ?』

 

透哉「ほら、CSMとか……あとプレバンアイテムとかに、よくボイスつくだろ?あれって、一回遊んだ後、少し経ったらまたたまに聞きたくなるよな。あれと同じだろ?お前が電話してきたのって。」

 

ましろ『……あー……まぁ、似たようなとこ……なの、かな……?』

 

透哉「そっか、そういうことか。ましろ、全然大丈夫だぞ。そういうことなら、いつでも電話してこい。あ、なんなら俺の声を録音して…『そ、そこまでは、しなくても大丈夫です……!』ははは。なんて、冗談だよ。」

 

ましろ『あ、あはは……。』

 

透哉「まぁとにかくだ。声を聞きたくなって電話しただけでも、全然迷惑なんかじゃないぞ。だから、これからもそういうことがあったら、遠慮せずかけてこい。」

 

ましろ『透哉先輩……。はい!そうします!』

 

透哉「おう。……じゃあ、今回は一旦ここで切っていいか?」

 

ましろ『あ、はい。えっと……あ、ありがとうございます!それと……今度の放課後デート、楽しみにしてます♪』

 

透哉「おう、俺もだ。じゃ、また夜な。」

 

ましろ『はい!また!』

 

……ピッ

 

……声を聞きたくなって電話か。

 

そういうのもあるんだなぁ。

 

……よし、そろそろあいつのとこに戻るか。

 

仕方なかったとはいえ、待たせちまってるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……鑑先輩?何で外に……。ま、何でもいっか。また戻るみたいだし、あの人達に任せて、ここで待っていよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【広町家 アトリエ】

 

ましろ「あ、ありがとうございます!それと……今度の放課後デート、楽しみにしてます♪」

 

透哉『おう、俺もだ。じゃ、また夜な。』

 

ましろ「はい!また!」

 

……ピッ

 

透子「そんで!どうだった透哉先輩!?ちょっと戸惑ってた!?」

 

七深「声を聞きたくて電話しちゃった、なんて聞いたら、透哉先輩でもキュンッてなること間違いなしだよ〜!」

 

ましろ「そ、それが……」

 

 

 

 

 

つくし「し、CSMやプレバンアイテムと同じ〜!?」

 

ましろ「そ、それらに入ってるボイスをたまに聞きたくなるのと同じだなって……。あはは、透哉先輩らしいよね。」

 

瑠維「……一度、お灸を据える必要があるわね。」

 

透子「癪だけど同感。付き合うよルイ。」

 

ましろ「そ、そんなことしなくていいよ〜!」

 

七深「いや、でもしろちゃん……それは流石に、鈍感を通り越して……」

 

つくし「相変わらずの、超がつくほどの仮面ライダーバカだよね……。」

 

透子「おー、言うなーふーすけ。」

 

瑠維「たまに、よくあの鈍感超鈍仮面ライダー脳男が倉田さんと付き合えているのか、疑問に思うことがあるわ。」

 

七深「そこまで言う……?」

 

ましろ「ま、まぁ、透哉先輩だから……。」

 

透子「それで許しちゃうシロもシロだよなー……。」

 

ましろ「……私、今のままでも十分幸せなんだ。あの透哉先輩と……ずっと好きだった透哉先輩と、こうして付き合えてるだけでも、十分……。」

 

つくし「ましろちゃん……。」

 

透子「……まぁ、もう付き合ってるんだから、誰かに取られるってことはないだろうけど……恋人として、もう少し前に進むことも大切じゃね?って、あたしは思うなー。」

 

瑠維「それも大事だけれど、まずは倉田さん達のペースで、ゆっくりと。まだ人生は長いのだし、少しずつあなたから、あの人に恋人らしさを教えていくのも、いいかもしれないわね。」

 

ましろ「恋人らしさ、か。……うん、そうだね。ありがとう瑠維さん。透子ちゃんもありがとう。」

 

つくし「ましろちゃん。これからもいろいろ大変だろうけど、頑張って!」

 

七深「何かあったら、すぐ私達に相談してね!」

 

ましろ「うん!つくしちゃん、七深ちゃん、ありがとう!」

 

……私達のペースで、ゆっくりと。

 

少しずつ前に、か……。

 

……付き合った後も、いろいろ大変だな〜。

 

みんなに相談しながら、ちょっとずつ進んでいこう。

 

もっと……恋人らしくなれるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【商業施設 お宝発掘屋 仮面ライダー専門店】

 

パラレルがいっぱい……。

 

これだけ並んでると、圧巻だな……。

 

……!

 

レジェンドライダーのケミートレカもある……!

 

えっと、私が持ってないのは、確か……。

 

 

 

 

 

「おーい、燈ー!」

 

 

 

 

 

燈「! あ……透哉さん……!」

 

透哉「はぁ、はぁ……悪い、意外と待たせちゃったな。」

 

燈「そ、そんなこと……ないです……!ケミートレカ見て、楽しんでたので……。」

 

透哉「ははは、そっか。お!パラレルやレジェンドケミートレカが並んでる!圧巻だな〜。」

 

燈「! ……はい!圧巻です……!」

 

透哉「うーん、なんか手頃な値段のものはあるか……お!てか隣はガンバレジェンズじゃねえか!……!?ガンバライジングとガンバライドもあるぞ!?マジか!!」

 

燈「!? ど、どうしたんですか……!」

 

透哉「ガンバレジェンズだけじゃなく、ガンバライジングとガンバライドのLRも売ってるんだよ!ライジングはたまに見るけど、ライドは結構レアだぞ〜……。あ、悪い悪い、説明が必要だよな。ガンバライドとガンバライジングは、ガンバレジェンズの前のゲームで……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜30分後〜

 

【商業施設 外】

 

透哉「いやー楽しかったな〜。」

 

燈「はい!すごく楽しかったです……!」

 

透哉「ガッチャードのアーツ以外にも、いろいろなの買えたな。」

 

燈「はい!透哉さんも……私と同じくらい、いろいろ買ってましたよね。」

 

透哉「いやー、なかなかに掘り出し物が多くてついな〜。特にカード!ストレージに掘り出し物がめちゃくちゃあってさ……だからストレージのカードを見るのは楽しいんだよ。安いしさ。」

 

燈「……あれが、中古屋さん、なんですね……。」

 

透哉「ああ。……俺、ここ以外にもいくつかある場所知ってるから、今度はそこらも行ってみるか。」

 

燈「! い、行きたいです……!」

 

透哉「ははは、燈もすっかり中古屋にハマったな。」

 

ここの他にも、いくつか……。

 

今から、ワクワクが止まらない……かも……。

 

透哉「んじゃ、帰ってゆっくり戦利品を……ってあーー!!」

 

燈「!? ど、どうしました……!?」

 

透哉「……か、買い忘れた……。」

 

燈「え……?」

 

透哉「悪い燈!ちょっと買い忘れした!すぐ戻ってくるからここら辺で待っててくれ!あー、まだ売ってますように……。」タッタッタ……‼︎

 

燈「あ、透哉さ……行っちゃった……。」

 

買い忘れ……。

 

……ふふ。

 

透哉さん、本当に大好きなんだな。

 

……あれ?

 

 

 

 

 

そよ「……」スタスタスタスタ

 

 

 

 

 

あれって……そよちゃん、だよね?

 

何で、あんな、人通りの少ない道に……。

 

……ちょっとだけ……ちょっとだけ、だから……。

 

 

 

 

 

【裏路地】

 

……暗い……。

 

暗いし、誰もいない……。

 

やっぱり、やめたほうがよかった……かも……。

 

……!

 

声がする……!

 

ってことは、そよちゃんが……。

 

…………、…………いた!

 

……ソー

 

! そよちゃんの他にも、人が……。

 

……男の人が、三人……?

 

 

 

 

 

そよ「……」

 

「「「……」」」

 

 

 

 

 

何を、話してるんだろう……。

 

ここからじゃ、聞こえにくい……。

 

…‥もうちょっとだけ、近づけば……。ソー

 

 

 

 

 

そよ「……それじゃあはい、これ。スッ」

 

 

 

 

 

聞こえた!

 

……そよちゃんが、何か渡した……?

 

あれは、何だろう……。

 

カード……?

 

 

 

 

 

「へへ、確かに。」

 

「これでもらえるなら、安い仕事だぜ。」

 

「ありがとな、そよちゃん。」

 

そよ「……」

 

 

 

 

 

……仕事……?

 

……もしかして、そよちゃん……何か、悪いことに引っかかってたり、する……?

 

……考えすぎ、だよね。

 

 

 

 

 

「それじゃあ、俺達もう行くわ。」

 

「またよろしくな、そよちゃん。」

 

「さて、これをどう使おうか……。」

 

そよ「……はぁ。……ま、これくらいで済むなら、安いものか。」

 

 

 

 

 

……そよちゃん……。

 

やっぱり、何か悪いことに、利用されてるんじゃ……。

 

だって、そんな……言い方とかが、明らかに……。

 

……ど、どうし……。

 

パキッ

 

燈「!!」

 

 

 

 

 

そよ「! 誰!?」

 

 

 

 

 

に、逃げなきゃ……!

 

タッタッタッタ……‼︎

 

 

 

 

 

そよ「逃げた……?まさか、さっきの取り引き、ずっと見られてた……?……少し、警戒したほうがいいかも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!

 

……!

 

透哉さん、帰ってきてる!

 

 

 

 

 

透哉「ったく燈のやつ、いったいどこに…「と、透哉……さん!」! 燈!?お前、今どこから……。ってか、何で息切らしてんだ……?」

 

燈「そ、それが……。っ!」

 

い、言ってもいいの……?

 

まだ、そよちゃんが悪いことに利用されてるって、決まったわけじゃないのに……。

 

……ここはまだ……黙ってたほうが、いいのかな……。

 

透哉「えっと……燈?」

 

燈「! あ、えっと……ね、猫がいたので、ちょっと、そこの道に……。」

 

透哉「猫?そこの道って……裏路地じゃねえか。そんなとこに一人で行くと危ねえぞ?幸い何もなかったから良かったものの、もしかしたらヤバいことに巻き込まれちまう可能性だってあるんだ。」

 

燈「……ご、ごめんなさい……。」

 

透哉「まぁ、今回はもういいよ。一人にした俺も悪かったしな。とにかく、ああいう暗くて人通りの少ない道は絶対に行くな。まだ高一なんだから、どんな危険があるか分からないんだ。いいな?」

 

燈「はい……気をつけます……。」

 

透哉「よし。……とりあえず、どっか喫茶店でも行くか。喉乾いたろ。」

 

燈「……」

 

ヤバいことに巻き込まれる……。

 

どんな危険があるか……。

 

……やっぱり、このままにしておくわけにはいかない、よね。

 

……そよちゃん……。

 

……私が、助けなきゃ……。

 

透哉「……?どうした燈、行くぞ。」

 

燈「! は、はい!」

 

……明日の練習で、それとなく、そよちゃんに探りを入れてみよう……。

 

そよちゃんは……私が、助けるんだ……!




今回から、話が少しずつ動きます……!

と言いつつ次の回は感想回なんですけどねw。(何の感想回かはもう皆さんご存知のはず……。)

ちなみに今回の回、先月に秋葉のとある店に行ったときからネタにしようと決めてましたw。(店自体は面白かったし、『購入品が……』となったのは今ではいい思い出……なのか……?)

話変わって、最近めちゃくちゃガッチャードライバーで遊んでるんですが、試しに腰に巻いてみたら普通に巻けちゃったんですよねw。

ハイスペックベルト帯買おうかなーって思ってたのに普通に巻けたもんだからどうしようか今迷ってますw。

ちなみにデイブレイクver.のガッチャードライバーは確定で買います。

カードセットは迷いますね……。(欲しいけど値段が値段だもんな……。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。