仮面ライダーが浸透したバンドリの世界   作:知栄 砂空

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20話記念、ということで、20にちなんでジオウ回にしてみましたw。(ジオウ回というよりあの人の回だけどw)

オーマジオウドライバー、あんなに面白いのに何であんなに安いんですかね……?

決して安くはないけど、ブリザードナックルとかと比べると……さほど高くもないんですよね。

一番高かったときのLRのオーマジオウより安いって、どういうこと??

っていつも中古屋行ってオーマジオウドライバー売ってるの見ると思うんですよね〜w。(すみません、少し盛りました)


第二十話 ジオウに全てをかける覚悟はある?

【透哉の学校】

 

〜放課後〜

 

「見ろよ次の弾の50thレア!セイバー、フォーゼ、ZX、ディケイド!カッコよすぎるったら、ありゃしねえだろ!特にディケイド!!見ろよこのディケイドのカッコよさ!!お前に分かるかこのカッコよさが!!え!?透…「だー分かる分かる!!分かるからそれ以上近づくな!!暑っ苦しいんだよお前!!」あ……わ、悪い。」

 

透哉「ったく。……お前、ほんとディケイド好きだよな。」

 

「好きも好き!大好きだよ!!お前だってオーズ好きだろ?それと同じだよ!」

 

透哉「……まぁ、分かるけどさ。」

 

「よーし!そうと決まったら俺の家に行くぞ!この余韻が消えないうちに、家に帰ってディケイドの玩具で遊びまくる…「だから何でそうなるんだよ!!」いいから行くぞ!どうせ暇だろ!」

 

透哉「……はぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイワイカヤガヤ

 

ワイワイカヤガヤ

 

「……ん?また人だかりができてんぞ?」

 

透哉「これから帰るってのにはた迷惑な……。今度は誰だよ。」

 

俺は怒りをおさえながら、人だかりのほうへと向かう。

 

どうでもいいことでできているんだとしたら、きっぱり注意するつもりで。

 

しかしその数秒後、予想外のことが起きた。

 

突然人だかりが、まるで道を作るように移動したのだ。

 

邪魔になっていた人だかりは、一瞬にしてモーセの水を割るように分裂し、真ん中を開けて並んでいた。

 

「な、何だこれ……どうなってんだ?」

 

透哉「さぁ……。」

 

この異様な光景に、周りの帰ろうとしている生徒や部活に向かっている生徒も足を止めて、そっちのほうを怪訝そうな顔で見ている。

 

しかしその数秒後、その注目は一瞬にして俺のほうに向くことになる。

 

 

 

 

 

???「……透哉。」

 

チラッ

 

チラッ

 

チラッ

 

チラッ

 

……ほらな?

 

「! お、おい透哉、あの人って……」

 

透哉「……帰るぞ。」

 

「え?いや、でもお前…「いいから帰るぞ。」……お、おう。」

 

……こんな大勢の人数に見られてると、流石に歩きづらいな。

 

俺が見られてるということは、同時にこいつもいっしょに見られてるってことだから……いや、でもこいつの場合は……。

 

「……なんか注目されながら歩くって、悪くない気分だな。自分が有名人になったみたいでよ。」

 

そう、こういうやつなのだこいつは。

 

……もうすぐ、例の人物のそばを通り過ぎる。

 

このまま何事もなければいいのだが……。

 

 

 

 

 

???「ちょっと、何無視しているの?あなたに用があるのよ、透哉。」

 

何もないわけがないんだよな……。

 

透哉「……友希那、どうしてお前がここに……?」

 

友希那「だから言っているでしょう?あなたに用があって…「そうじゃなくて!何でこんなモーセが水を割ったときみたいな感じになってて、その奥にまるでボスであるかのようにお前が突っ立ってるんだってことだよ!」……ツッコミが長いわ。」

 

はぁ……だからこいつは苦手なんだよ……。

 

……あ。

 

ザワザワザワ

 

ザワザワザワ

 

「あれ、友希那だよね?」

 

「うん、Roseliaの……。」

 

「何でこんなとこにいるんだろう?」

 

「てか鑑くんと知り合いだったんだ……。」

 

「鑑くんって、知り合いの女の子多いよね……。」

 

「もしかしてあの人……。」

 

……マズイ。

 

これは非常にマズイな……。

 

「おい透哉。お前何か、変な誤解されて…「タッ!」! お、おい透哉!」

 

友希那「!? ちょ、ちょっと透哉!?何して…「いいから黙ってろ!」! ……」

 

「あ、あの友希那の手を引いてる……?」

 

「やっぱりあの人達、そういう……」

 

「他の女の子とも知り合いってことはまさかあの人……」

 

だーもううるせえうるせえうるせえーー!!!

 

……こうなることが分かってたから、無視してたのに……。

 

結局こうなるんだよな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

友希那「……」

 

「はぁ……はぁ……と、透哉、どういうことだよ……。」

 

透哉「はぁ……はぁ……そ、そのことなら……ゆ、友希那に、聞いてくれよ……。はぁ……はぁ……」

 

友希那「……私もよく分からないわ。ただ一言どいてもらえないかと言ったら、突然あんな風に……」

 

透哉「……」

 

「……」

 

友希那「……?どうしていきなり黙るの?」

 

「(そういうことだったのか……。)」

 

あれは、こいつの圧によって引き起こされたものだったのか……。

 

友希那「……まぁいいわ。とりあえず、行くわよ。」

 

透哉「? え、何?」

 

友希那「言ったでしょ?あなたに用があるって。何度も言わせないで。」

 

透哉「……でも俺、今からこいつと…「言っておくけど、あなたに拒否権はないから。」……あ、そう。」

 

「な、なぁ、友希那…「ギロッ」……さん。お、俺は、これからどうすれば……」

 

友希那「そんなこと、私が知るわけないでしょう?」

 

「……」

 

友希那「さ、行くわよ透哉。」

 

透哉「あ、ああ……。」

 

「……」ポツーン

 

……ましろのときといい今回といい、本っっ当にごめん!

 

この埋め合わせは、いつか絶対するから……。

 

……ところで……。

 

今からほんとにどこ行くんだ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友希那「……」

 

透哉「ここって……中古屋?」

 

友希那「ええ。」

 

こんなところにも、中古屋があったのか……。

 

知らなかった……。

 

いつも行っているところより断然近いじゃねえか。

 

……今度ましろにも教えてやるか。

 

友希那「入るわよ。」

 

透哉「お、おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「へぇ〜……なるほどな〜……。」

 

この中古屋は、こぢんまりとした個人経営の店だが、昔のものから最新のものまで揃っているのはもちろん、値札や商品の紹介のポップなどが全部手書きで書いてあったり、隅から隅まで商品が敷き詰められていたりと、いつも行くところとはまた違った魅力が感じられる。

 

通路もせまく、二人くらいしか通れなそうだが、それもまたこういう店ならではだろう。

 

先ほどから店内ではアニメや特撮の曲が流れており、テンションも上がる。

 

もちろんいつものところでも流れてはいるが、ここは店も小さく人も少ないため、より曲が聞こえやすい。

 

この店に入って三分、俺は早くも、こういう店の魅力に取り憑かれたのだ。

 

友希那「その様子だと、この店に来たのは初めてのようね。」

 

透哉「ああ。まさかこんな良い店があったなんてな。友希那、どうやってこの店見つけたんだ?」

 

友希那「そうね……。二ヶ月前くらいのことだったかしら。たまたまここら辺を歩いていたら、ある人とぶつかってしまって。お互いすぐ謝ったのだけれど、その人の持っている荷物があまりにも多かったから、私が手伝う、と申し出たの。」

 

透哉「お前が自分から!?珍しい……。」

 

友希那「あなた、私のことバカにしているでしょう。」

 

透哉「い、いや、バカにはしてねえよ……。そ、それでほら、続き。それからどうなったんだ?」

 

友希那「……それからその人を手伝って……そうして行き着いた場所が、この店だったの。」

 

透哉「……え。なんか、いきなり展開早くねえか?」

 

友希那「早くないわ。むしろ、そうならないほうがおかしいのよ。」

 

透哉「……ど、どういうことだよ……?」

 

友希那「なぜなら話の中の"その人"は……

 

 

 

 

 

……この店の店長さんだもの。」

 

透哉「……へ?」

 

友希那「ほら、今レジにいるでしょ?あの人が店長さんよ。」

 

透哉「……あー……あ〜なるほどな。」

 

友希那「納得したようね。」

 

透哉「あぁ、なんとなーく分かった。」

 

友希那「ちなみにその出来事があったのは、この店がオープンする三日前だったわ。」

 

透哉「み、三日前!?じゃああれか。そのとき店長さんはこの店のオープン準備をしてたってことか。」

 

友希那「ええ。そのことがあってから、たびたびこの店にお邪魔させてもらっているの。店長さんも、気さくで話しやすい人だから、お会計を済ませた後などに話すこともしばしば。ご覧の通り、店は小さく、人もあまり来ないから、他の人の迷惑にもならないしね。」

 

透哉「あー……そう……。」

 

店長「ちょっと友希那ちゃーん!そんなこと言わないでよ〜。少なからずだけど、ちゃんと人は来てるんだからさー。」

 

友希那「私は事実を言っただけよ。」

 

店長「はぁ……ほんと友希那ちゃんは冷たいんだから……。」

 

うーん……まぁ友希那らしいっちゃらしいか……。

 

友希那「……!いけない、こんな話をしている場合ではなかったわ。」

 

そう言うと友希那は、ある売り場のところに向かった。

 

透哉「あ、そっか。何か用事があってこの店に来たんだもんな。」

 

俺もついて行き、友希那が向かった先にあったものは……

 

……ライドウォッチだった。

 

箱で売られてるものもあれば、中身だけがビニールに包まれて売られているものもある。

 

友希那がその売り場から手に取ったのは、後者のほうだった。

 

透哉「それは……ブレイドとカブトとWか。」

 

友希那「ええ。昨日、練習の帰りにたまたまこの店に寄ったらあったから、今日来て確実に確保しておきたかったのよ。」

 

友希那が手に取ったのは、ブレイド、カブト、Wのライドウォッチ。

 

いずれもDXだ。

 

値段はなんと、一つ330円!

 

三つ買っても一つのライドウォッチの定価より安いのだ!

 

確かに、これは買いだな。

 

友希那「……店長さん、これをお願いするわ。」

 

店長「はいよ。330円のものが三点で……合計990円になります。あ、ポイントカードは、ちゃんとあるよね?」

 

友希那「もちろんよ。」スッ

 

透哉「へぇ、ポイントカードもあるのか。」

 

店長「仕様もデザインも、全部俺の自作なんだぜ?どう?君の分も作ろうか?」

 

透哉「あ、いえ、とりあえずいいです……。あ、でも。」

 

店長「ん?」

 

透哉「今度、友達連れてきていいですか?そのときにまたもしだったら、友達といっしょにお願いするかもしれないですけど……」

 

店長「全然全然!大歓迎だよ!!新規のお客さんが増えるなんて、こっちとしてもありがたいことだしね。」

 

透哉「あ、ありがとうございます!」.

 

店長「いやいや。……はい、友希那ちゃん。ポイントカードと、商品ね。」

 

友希那「ありがとう。……今日はこの後用事があるから、話はできないけれど……。また、来るわね。」

 

店長「うん!俺はいつでも待ってるよ!」

 

用事……。

 

Roseliaの練習かな?

 

友希那「行きましょう、透哉。」

 

透哉「お、おう。」

 

店長「……またのご来店を、お待ちしております!」

 

ガー

 

 

 

 

 

店長「……友希那ちゃん、いつの間にあんなカッコいいボーイフレンドが出来たんだろう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透哉「良かったな、友希那。それ、持ってなかったんだろ?」

 

友希那「ええ。これで……これでやっと揃ったわ。」

 

透哉「揃った……?……!もしかして全平成1…「透哉。」?」

 

友希那「それ以上は、家に帰ってからよ。」

 

透哉「……そっか。分かった。……それじゃあ、俺は行くよ。じゃーな友希那、練習頑張…「何を言っているの?」……え?」

 

友希那「今日はRoseliaの練習は休みよ。」

 

透哉「……え、そうなの?……でも、さっき、この後用事があるって…「言ったわよ。だからこれから行くんじゃない。」……行くって、いったいどこ……ん?」

 

 

 

 

 

友希那『それ以上は、家に帰ってからよ。』

 

 

 

 

 

透哉「……おい友希那。」

 

友希那「何?」

 

透哉「まさかその用事って……これからお前の家に行くことじゃないだろうな?」

 

友希那「何を言っているの?当たり前じゃない。」

 

透哉「お、おう、やっぱりそうだよな。お前の家に行くわけじゃ…「あなたもいっしょに、家に帰るのよ。そんなこと、あなたなら聞かなくても分かるでしょう?」……」

 

……まだ俺は、こいつに付き合わなきゃならんのか……。

 

てか俺、マジでこいつの家行くの……?

 

はぁ……。

 

……俺なら聞かなくても分かる、ねぇ。

 

……自慢じゃないが、俺は決して頭は悪くはない……が。

 

……それはだけはどう考えて分からなかった。

 

いや、考えたくなかったし分かりたくなかった。

 

……はぁ。

 

……いや今日の俺ため息多いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【湊家】

 

友希那「どうぞ、入って。」

 

透哉「お、お邪魔しまーす……。」

 

友希那「? あなた、何を緊張している…「当たり前だろ!」! こ、声が大きいわ……。」

 

透哉「! わ、悪い!」

 

友希那「……いつも丸山さん達を気軽に家に入れてるあなたなら、緊張なんてしないものかと思っていたから、少し意外ね。」

 

透哉「そ、そうかよ……。」

 

まぁ確かに、いつもなら、初めて誰かの家に入るってなっても、特に緊張はしない。

 

だが今回は違う。

 

今回はちょっと……訳が違うんだ……。

 

ガチャ

 

透哉「!?」

 

???「! 友希那。そんなところで何をしてるんだ?」

 

友希那「お父さん……特に何もしてないわ。友人を家に呼んだから、今から私の部屋に行こうかと……あら?」

 

友希那の父「どうした、友希那。」

 

友希那「……お父さん。さっきまでここに、もう一人いたわよね?」

 

友希那の父「……いや。私がこのドアを開けたときは、友希那しかいなかったが……」

 

友希那「そうなの?おかしいわね……。」

 

友希那の父「まぁいいさ。私は少しリビングで休憩してくる。お友達と、仲良くな。」

 

友希那「ええ。お父さんも、体に気をつけて。」

 

友希那の父「ああ。ありがとう、友希那。」

 

スタスタスタスタ……

 

友希那「……「行ったか?」!? あ、あなた、どこから……」

 

透哉「隠れてたんだよ、そこの隙間に。ふぅ、なんとか見つからずに済んだ……。」

 

友希那「……お父さんが、どうかしたの?」

 

透哉「い、いや……まぁ、ちょっとな。ほ、ほら、お前の部屋に行くなら、早く行こうぜ、な?」

 

友希那「お、押さなくても歩けるわよ。」

 

あの人にだけは……友希那のお父さんにだけは、見つかってはいけない……。

 

見つかった瞬間に、俺の命は……

 

……亡くなる……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友希那の父「……そういえば、友希那の友人って、いったい……。……男じゃ、ないよな……?……ふっ、友希那に限って、それはないか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

友希那「ここが、私の部屋よ。」

 

透哉「……!!す、すげー……」

 

特に入って右側が、すごいことになってた。

 

そう、言うなれば……

 

 

 

 

 

……ジオウゾーンだ。

 

友希那「去年から、あらゆる場所を巡ってかき集めた、私のコレクションよ。」

 

透哉「去年から!?じゃあ、約一年でここまで集めたのか……。」

 

机の上には、教科書や文房具、本などが置いてあるが、その一角にある棚には、ジオウライドウォッチがセットされた状態のジクウドライバーが飾ってある。

 

机に座り、勉強をしている最中、暇なときなどにいじったりするために、ここに飾ってあるのだろう。

 

こいつの場合、実際に勉強しているのかは不明だが……。

 

友希那「ちょっと透哉、今何か失礼なこと考えなかった?」

 

透哉「……いや、考えてねえよ?」

 

友希那「じゃあ何なのよその間は……」

 

……気を取り直して、説明を続けよう。

 

さっきも言った通り、机にはジクウドライバーが飾ってある。

 

そして机の隣の棚。

 

ここは完全なるジオウゾーンになっている、

 

三段ボックスが二つ、繋がるように置いてあり、その上に一つのベルトとある収納台座が置いてある。

 

それが、オーマジオウドライバーと、ライドウォッチダイザーだ。

 

オーマジオウドライバーは、自作であろうベルト台座にセットされて飾られており、ライドウォッチダイザーには、劇中通り、クウガからビルドまでのライドウォッチが、ある三つを除きはまっている。

 

そしてオーマジオウドライバーの隣にはオーマジオウライドウォッチが、ライドウォッチダイザーの隣にはグランドジオウライドウォッチが置いてある。

 

続いて、下の二つの三段ボックスだ。

 

右はライドウォッチゾーン、左はゲイツ、ウォズゾーンとなっている。

 

まずは、ライドウォッチゾーン。

 

一番上の棚には、なんとメモリアルライドウォッチが飾ってある。

 

高級感ある箱をバックに、ジオウ、ゲイツ、ウォズ、ツクヨミのメモリアルライドウォッチが並んで置いてある。

 

その下の棚には、最強フォームのライドウォッチがズラーッと並べてあるが、そこになぜか一つだけジオウライドウォッチがある。

 

なぜなのだろうと思いよく見てみたら、なんと『Over “Quartzer"』が流れるジオウライドウォッチだった。

 

こんなのも補完してあるとは……。

 

そして一番下の棚は、主に食玩やガシャポンで出た、ゼロノスやガタックなどのサブライダーのライドウォッチだ。

 

ディエンドがDX版ということは、ゲイツのタイムマジーンもしっかり買ったということか。

 

抜け目ないなこいつ……。

 

続いて隣の三段ボックス、ゲイツ、ウォズゾーンだが…「透哉。」ん?

 

透哉「何だよ友希那。」

 

友希那「もういいでしょ?それだけじっくり見れば。」

 

透哉「いや、あと五分だけ待ってくれ。もうちょっとじっくりこのゲイツ、ウォズゾーンを…「お父さんを呼ぶわよ。」……え?」

 

友希那「……」

 

透哉「お、お前……それは、ちょっと…「やめないと、お父さんを呼ぶわよ?」分かった、分かったよ!」

 

友希那「……ならこっちに来て、早く座って。」

 

透哉「……」

 

こいつ、さっそく自分の父親を脅しに使いやがって……。

 

友希那「時間がもったいないわ。早くして。」

 

透哉「はいはい……。」

 

 

 

 

 

友希那「それじゃあまず、このライドウォッチ達に電池を入れるわよ。透哉、そこの引き出しに電池とドライバーが入ってるから、取ってもらえるかしら。」

 

透哉「ああ。……お、これか。ほら。」

 

友希那「ありがとう。……」

 

透哉「……ちゃんとできるんだな。」

 

友希那「当たり前でしょ?伊達にこれだけライドウォッチを集めてないもの。……全て入ったわ。」

 

透哉「いや早えな!?」

 

友希那「そう?これくらい普通よ。」

 

普通……なのか?

 

友希那「ほら、鳴らしてみて。」

 

透哉「! お、おう。」

 

そう言って渡されたのは、カブトのライドウォッチだ。

 

……劇中だと、カブトゼクターがこれに変わったんだよなぁ。

 

ボチッ

 

〜♪

 

『カブト』

 

透哉「お、ちゃんと鳴るな。」

 

ボチッ

 

『キャストオフして超加速!ビートルのライダーは…

 

チチチチチ……

 

カブトだ!』

 

友希那「次はこれよ。」

 

透哉「お、おう。」

 

続いて渡されたライドウォッチは……。

 

ボチッ

 

〜♪

 

『ブレイド』

 

ブレイドライドウォッチ……。

 

これとカリスライドウォッチにジョーカーの力が封印されて、剣崎と始は人間に戻れたんだよなぁ。

 

ボチッ

 

『カードに封印したアンデッドの力で戦うライダーは…

 

チチチチチ……

 

ブレイドだ!』

 

透哉「で、最後はそれだな。」

 

友希那「ええ。」

 

最後は俺に渡すのではなく、こいつ自身で鳴らすようだ。

 

ボチッ

 

〜♪

 

『ダブル』

 

ダブルライドウォッチは、平ジェネFOREVEで風麺のマスターにもらったんだよなぁ。

 

エターナルとのバトルで、まさかの活躍も果たしたしな。

 

ボチッ

 

『メモリの力で戦う2人で1人の探偵ライダーは…

 

チチチチチ……

 

ダブルだ!』

 

友希那「……これでようやく、揃ったわ。」

 

そう言って友希那は立ち上がり、ライドウォッチダイザーのほうに向かう。

 

俺も残り二つのライドウォッチを持って、友希那について行く。

 

友希那「……W。」

 

……ガチャッ!

 

友希那「……」

 

透哉「……!お、おう。」

 

友希那は顔をクイッと動かし、俺にはめろと促す。

 

なんかその仕草、ムカつくなー……。

 

透哉「そして、ブレイドと。」

 

……ガチャッ!

 

友希那「……スッ」

 

透哉「ん?」

 

友希那「カブト。」

 

……ガチャッ!

 

友希那は俺の持ってたカブトライドウォッチを手に取り、最後の空いてる箇所にそれをはめた。

 

いや、まぁそれはいいんだけどさ……せめて何か一言言ってから取ってくんない?

 

無言は怖いんだよ無言は……。

 

友希那の場合は特に……。

 

友希那「……ついに……ついに揃ったわ。」

 

透哉「クウガからビルドまでのライドウォッチ、全コンプリートか。いやー、こうして見ると圧巻だなぁ……。」

 

友希那「ええ、ほんとに……。これでやっと、本当の意味でグランドジオウライドウォッチが手に入ったわ。スッ」

 

ガシャンッ!

 

『グランドジオウ』

 

透哉「ほんと、いつ見ても豪華だよな、そのウォッチは。」

 

友希那「強さもピカイチよ。劇中では相手が悪かったせいで勝率は低いけれど、平成ライダーの初期フォームから最強フォームまで、さらにライダーのみならず武器までをも召喚できるから、ほんとにチート級の強さなのよ。……ただ、相手が悪かっただけで……」

 

透哉「友希那から、ピカイチとか、チートとかいうワードを聞く日がくるとは……」

 

友希那「……透哉。」

 

透哉「ん?何だ?」

 

友希那「今から、ジオウについて熱弁するわよ。」

 

透哉「え、今から?……って、どれくらい?」

 

友希那「私の気が済むまでよ。」

 

透哉「それすなわちずっとってことじゃねえか!!終わりが見えねえよ!!」

 

友希那「気が済むまでって言っているでしょう!?いいからそこに座りなさい!!」

 

透哉「ずっとは嫌だって!できるだけ早く帰らせてくれ〜!!」

 

友希那「人の話を聞きなさい!!……透哉。」

 

透哉「……ん?」

 

友希那「……」

 

透哉「……な、何だよ、急に……」

 

友希那「あなた、……

 

 

 

 

 

……ジオウに全てをかける覚悟はある?」

 

透哉「……」

 

お前それ、絶対言いたかっただけだろ……。

 

あとすまん、ジオウに全てはかけられない……。

 

他のライダーにも、いろいろかけたいから、な。

 

特にオーズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、友希那とのジオウについての熱弁は余裕で三時間を超えましたとさ。




今回のドリフェスで、パスパレ三章の星四が揃いました。

なのにイベントキャラを取ってないという……。

バカなのか僕は……。(バカです)

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