もう観たという方、ネタバレを見ても平気だという方のみ見てください。
この回を書くか、正直めちゃくちゃ悩みました。
まだ自分の気持ちも整理できていませんし。
ですが、一オーズ好き、一オーズファンとして、この気持ちはいろんな人と共有するべきだなと思い、書くことにしました。
……この場では、あとは特に言うことはありません。
あるとすれば……残りは、後書きにて……。
それでは、『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』の感想です。
どうぞ。
【鑑家 透哉の部屋】
透哉「……」ズーン
ましろ「……あ、あの、透哉先輩……。」
透哉「……」
花音「げ、元気出して?……って言っても、出せないよね……。」
透哉「……うっ、うぅ……」
ましろ「……透哉先輩が泣いてるとこ、初めて見たかも……。」
花音「それほどに、ショックだったんだよね……。」
透哉「俺はこれから……どう、生きていけば……」
花音「……でも、流石に今回ばかりは、重症すぎるかな……。」
ましろ「気持ちは分かるんですよね。痛いほどに。」
花音「うん……。だって……
……映司が、死んじゃったんだもんね。」
ましろ「……」
透哉「うぅ……映司〜……。」
ましろ「……透哉先輩はこのままそっとしといてあげて、下に行って二人で感想を言い合いませんか?」
花音「うん……そうしようか。……透哉くん、そういうわけだから私達、リビングにいるね。」
透哉「……コク」
ましろ「……落ち着いたら、透哉先輩も、降りてきてくださいね。」
透哉「……コク」
花音「……それじゃあ、行こうか。」
ましろ「はい……。」
……ガチャ
……ガチャリ
透哉「……」
【鑑家 リビング】
花音「……そしたらまずは……何から話そうか?」
ましろ「そうですね……。とりあえず、総評、とか?」
花音「総評かぁ。……ましろちゃんは今回の映画、というよりVシネかな。どう思った?」
ましろ「私は……。……これで、良かったんじゃないかな、って思います。」
花音「そっか……。私も、そうかな。オーズの完結編、これ以外の結末はないんじゃないかな、って。」
ましろ「だって……もし今回で、映司が死ななかったとしても、絶対また、映司は手を伸ばして誰かを守る。どんなに絶体絶命の状況だったとしても、今回みたいに手を伸ばし、自分を犠牲にしてでも誰かを守る、そう思うんです。」
花音「……確かに、映司の性格を考えたら、あり得なくはないよね。うん……そうかもしれないね。」
ましろ「……でも、私達の総評は"良かった"ですけど、他の人達の総評を見たり聞いたりすると、賛否両論が大きく別れてるんですよね。」
花音「うん。……でも、それは仕方ないよね。今回ばかりは、"賛"の意見も、"否"の意見も、どっちも分かるよ。」
ましろ「私もです……。」
花音「……」
ましろ「……」
花音「……お、お互いが印象に残ったシーンを、挙げていってみようか。」
ましろ「そ、そうですね。……じゃ、じゃあ……花音さんから、どうぞ。」
花音「う、うん、分かった。……そうだなー。印象に残ったシーン……いろいろあるけど……まずはやっぱり、あのシーンかな。予告でもあった、映司が『おかえり、アンク』って言っているシーン。」
ましろ「ああ……なるほど……。意外でしたよね。まさかあれが、序盤のシーンだったとは……。」
花音「ねー。しかもそのときの映司に、少し違和感を覚えてたんだよね。何だろう……そのセリフの言い方が、ちょっと軽い気がしたんだ。」
ましろ「あ、それ、私も思いました!せっかくアンクが念願の復活を果たしたのに、そんな軽い感じでいいのかな?って。」
花音「その違和感は、話が進むに連れてだんだん怪しさへと変わっていって……映司への怪しさが確信へと変わったのは、アンクと比奈ちゃんが映司が身を隠してるという廃墟に行ったときだよ。あの女の子……映司が守ろうとした子はどうなったのかと、比奈ちゃんが聞いたときのシーン。」
ましろ「あれは……見てて、『映司がそんなことを言うはずない……。』って思いましたね。」
花音「だよね。……『死んだよ。仕方がなかったんだ。そういう運命だったんだよ。』って、あの映司が言ったんだよ?……そんなわけないもん。今までオーズ本編、映画を見てきた私達ならすぐ分かるよね。誰にでも手を伸ばして、必死に助けようとしてきた映司が、そんなことを言うわけがないって。」
ましろ「その後も何度もボロを出し、ウヴァのコアを砕こうとしたところをアンクに止められ、そこでその映司の正体が判明したんですよね。」
花音「うん。……ゴーダ。死んだ映司に乗り移った、人造グリード。訳あってアンクと手を組むことになるんだけど……『歌は気にするなって言って』とか、映司の声で喋ったりとか……うーん……い、嫌なグリードだったなー……。」
ましろ「……わ、私も見てて……む、虫唾が走りましたね。」
花音「! う、うん、そう!そうなの!」
ましろ「(花音さんの性格上、そういうこと言わなそうだもんなぁ。)……えーっと、私の印象に残ったシーンは……」
花音「うん。」
ましろ「……あ、プトティラのシーン、ですかね。」
花音「プトティラかぁ。」
ましろ「王にゴーダが取り込まれそうになったとき、映司のためとは言えアンクが守ったことで、代わりに取り込まれてしまったんですけど……それは作戦で、王のなかにあった恐竜メダルを奪ってゴーダに渡し、プトティラコンボになったんですよね。」
花音「恐竜メダルの出所が謎だけど……久しぶりにプトティラコンボの活躍が見れたのは良かったよね。」
ましろ「すごく強かったですしね。メダガブリューに王から溢れ出たセルメダルを吸収して、スキャニングチャージをしてから一気に王を斬りつける。……まるで、本編でドクター真木にした攻撃みたいでしたよね。」
花音「そうだね。こんなオマージュが、今回のVシネにはいろいろあったよね。」
ましろ「特に感動したのは……やっぱり、最終回で映司がタジャドルになったときみたいに、今度はアンクがタジャドルエタニティになったとこですかね。しかも、映司にアンクが乗り移った状態で。」
花音「あれはびっくりしたよね。てっきり映司かアンクがエタニティに変身するのかと思ったけど、まさか映司に乗り移ったアンクが変身するなんて。でも……すごくエモかったなぁ。」
ましろ「まさに、真の友情フォームって感じですよねぇ……。戦ってるとき、映司の幻影が出てきたところも、最終回オマージュでしたよね。」
花音「最終回のアンクと、立場が逆になってたんだよね。エタニティスキャンも、プロミネンスドロップもカッコよかったなぁ。」
ましろ「CSMが欲しくなっちゃいますよね。」
花音「そうだねぇ。……でも、ゴーダを倒した後、映司は自分に乗り移ってたアンクを突き飛ばして、信吾さんの体に戻させるんだよね。」
ましろ「はい……。倒れる映司を素早くアンクが抱き上げ、比奈ちゃんも駆けつけ……。あと、里中さんがあの女の子を連れてきてくれたんですよね……。」
花音「うん……。本当の映司として、アンクと再会できて……女の子を救えたことも分かって……『やっと届いたんだ……俺の手が……』と呟いて、そのまま映司は……。」
ましろ「……しかも、目を開けたまま息を引き取ったから……アンクが、両手で映司の目を……閉じて……うっ、うぅ……」
花音「……オーズファンはみんな、同じ気持ちだったろうね。アンクは復活したのに、映司は死んで……。」
ましろ「……ぐすっ……か、花音さん……。」
花音「……」
透哉「ましろ、花音……。」
ま・花「!」
透哉「……」
ま・花「透哉先輩(くん)!」
透哉「……二人で、感想を言い合ってたのか?」
花音「……う、うん。」
ましろ「と、透哉先輩は……もう、大丈夫……なんですか?」
透哉「……まだ、分かんねえよ。映司が死んだことを受け入れられない自分がいるし、今回の結末が良かったのか、悪かったのかも、はっきりしない。」
ま・花「……」
透哉「……でも俺は、今回でオーズという物語を全て見届けた。だから、良いところははっきり良いと言うし、悪かったところははっきり悪かったって言う。この心の傷はまだ癒えないけど……それと感想を語るのとでは話が別だ。……ましろ、花音。俺も、いっしょに感想語っていいか?」
ましろ「……もちろんですよ。」
花音「早く、ここに座りなよ。」
透哉「……ああ。」
……スッ
ましろ「(……花音さんの、隣……。)」
花音「さっそくだけど……今の話からして透哉くんは、今回のVシネは"賛"でも"否"でもないってこと?」
透哉「……まぁ、そうだな。……もちろん、良かった点はたくさんあった。でも、"これはどうなんだ?"っていうのも、いくつかあった。」
花音「……そうだよね。私も、それはあるよ。」
ましろ「私もです。恐竜メダルもそうですし、あと……四人にグリードの扱いとか。」
透哉「それから……王は何で復活したのか、だな。まぁ、細かく話せばもう少しあるんだろうけど、とりあえず、この三つに絞って話すか。そんじゃあ……時系列順にいくか。まずは、王の復活だな。」
花音「いつ復活したのか、復活して何をしているのか、というのは説明されたけど、"どうして復活したのか"っていうのは、明確に説明されなかったよね。それが、一番気になってたのに……」
透哉「そうだな。……次は、グリードの扱いについて。」
ましろ「じゃあ、それは私が。……最初にウヴァがゴーダが変身したオーズに挑んで、返り討ちにあってアジト?みたいなところに戻った後、命乞いをしながら王に吸収されるっていうのは、まぁ百歩譲っていいとしましょう。でも……その後に他の三人のグリード、カザリ、ガメル、メズールも、すぐ吸収されて出番終わりというのは、正直"え〜?"って思いました。Wバースで倒すとか、オーズがもう一人倒すとか……もうちょっとグリードの活躍……というか出番が欲しかったです。」
透哉「確かになぁ。……じゃあ最後は、恐竜メダルの出所だな。最初に予告でプトティラが出たときから、ずっと気になってたんだ。プトティラが出る……となると、恐竜メダルはどうやって出てくるんだ?と。蓋を開けてみると……王が吸収していて、それをアンクがゴーダに渡すことによって、プトティラに変身と。……恐竜メダルは最終回で全部割れたはずなのに、どうして王がその恐竜メダルを持っているのか……。そしてそれはどこで、どうやって手に入れたのか……。プトティラの活躍は良かったけど、そこんとこがはっきりしてないから、すっごいもやもやするんだよな……。」
花音「そういう説明がなかったり、出番が少なかったりっていうことになっちゃったのは……
…‥やっぱり、時間……だよね?」
透哉「ああ。……一時間はマジで少ねえ!せめてあと30分はやるべきだった!」
ましろ「そうですよね……。今後、小説か何かで、補完してくれないかなぁ……?」
透哉「してほしいけど……期待はしないほうがいいと思うぞ。」
ましろ「で、ですよね……。」
花音「……で、でもほら、良かったところもいろいろあったよね。さっきもましろちゃんと話したけど、最終回オマージュとか、バースXとか……」
透哉「! そう、バースXだ!」
花音「え?」
透哉「良かったよなぁ、バースX。バースの強化フォームはバース・デイだけだったから、こういうとこで新しい強化フォームが出るっていうのは、ほんとに嬉しいよな。」
ましろ「……そ、そうですよね!しかも、セルメダルじゃなくてコアメダルを使っての強化フォームだから、バース×コアメダルっていうありそうでなかった組み合わせで……どんな戦い方をするんだろうって、予告を見てからずっと楽しみでした!」
透哉「だよな!やっぱましろもそう思うか!しかもそれに加えて、伊達さんと後藤さんのWバース変身だもんな!オーズだけじゃなく、ちゃんとサブライダーのバースにも焦点を当ててくれたっていうのが、本当に嬉しいよ。」
ましろ「CSMバースドライバーとXユニットも、制作決定しましたしね。」
透哉「ああ!あ、そうそう!ブログで言ってた、"コアメダルがあればあるほどXユニットの遊びの幅が広がる"ってさ、あれの意味って……」
花音「……ふふ♪」
映司『アンク、メダル!』
ヒュンッ……!
……チャリン
映司『変身!』
『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!』
透哉「……これが、一周目の入場者特典でもらえる変身サウンドカードの映司で……。」
アンク『これを使え!』
ヒュンッ……!
……チャリン
映司『いくよ……アンク!変身!』
『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドル〜……!』
透哉「これが、今回の二周目でもらった、変身サウンドカードのアンク……。」
花音「変身サウンドカード……初めてこうして生で聞いたけど、こんな音質いいんだね。」
ましろ「他のカードも、集めたくなっちゃいますね。カードの写真も、すごくカッコいいし。」
透哉「……タトバもタジャドルも、どっちも最高すぎんだろ……。しかも映司とアンクのボイス入りって……。完全に泣かせにきてるだろ……。」
花音「三周目は、確かエタニティの変身サウンドカードだよね。」
透哉「……めちゃくちゃ欲しい……。」
ましろ「……二回目、見に行きます?」
透哉「……ちょっと考えさせてくれ……。」
花音「……でも、ほんとに良かったのかな?友希那ちゃん、今頃後悔してるんじゃ……」
透哉「いや、大丈夫だよ。……映画公開初日に、突然あいつから電話がかかってきて、『復活のコアメダルの特典いる?』って聞かれたときは、思わず二度聞き返したけどな。……友希那のやつ、言ってたよ。"自分が持ってるより、オーズ好きの人の手に渡ったほうが、カードに映ってる映司も喜ぶ"ってな。」
ましろ「友希那さん……。」
透哉「……友希那のおかげで、こうして映司とアンクの変身サウンドカードが揃った。本当……最高だ。そして……やっぱりオーズって、神作品だ……。」
花音「……ちょっとは元気、出たのかな?」
ましろ「たぶん……。」
透哉「もう一回、もう一回聞こう……。……あぁ、最高……。はっ!CSM!CSMで遊ぼう!こんなときこそCSMオーズドライバーだ!」ガサゴソ……
ましろ「……いつもの、透哉先輩ですね。」
花音「だねぇ……。」
透哉「……変身!」
アンク『タカ!クジャク!コンドル!』
『タ〜ジャ〜ドル〜……!』
マジで今回の復活のコアメダルは、衝撃三割ショック七割でした。
完全に映司ロス……完全に映司ロスです……。
正直僕、今まで仮面ライダーの本編や映画を見て、◯◯ロスっていうのになったことなかったんですよ。
ですが今回、僕は初めて◯◯ロスを体感しました……。
この小説を書いてる今も、変わらず映司ロス中です……。
予告を見てるときは、こんな気持ちになるなんて1mmたりとも思わなかったです……。
この小説を読んでくださっている皆さん、今回のVシネを観ての感想、考えなどを、皆さんの思うがままにぶつけてきてください。
賛の意見でも、否の意見でも、またどちらでもなくても、本当に何でも構いません。
皆さんが復活のコアメダルを観て感じたことなどを、好きなようにぶちまけてください。
ちなまに僕は、賛でも否でもありません。
この結末に賛成か、と言われればそうでもなく、なら否定か、と言われればそれも違く……。
本当に、言葉にするのも難しいくらいの立ち位置なのが、僕のこの映画に対する総評です。
……でもまぁ、しいて一つ言うならば……
……オーズ自体は神作だし、カッコいいです。
これは、僕の中で何が何でも揺るぎません。