東方共作録   作:戌眞呂☆

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本編ではあんな結末になりましたが、ここはコラボ、本編とは全く関係がありません!
気にせずにハッチャケましょう!(←はぁ?)

手に汗握る、欧我と琳の戦いが幕を開けました。
勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか…。

それでは、お楽しみください。
 


海風光様とのコラボ part.3

 

さあ、戦闘開始だ!

…でも、ただ闇雲に向かっても手痛い反撃を食らってしまうだろう。

ここは相手の動きをイメージして。

…よし完了!!いくぜ!!…(※この間0.2秒)

 

文のスピードを自分に投影させ、地面に突き刺さったレイピアを引き抜いた。

 

―ガキンッ

 

俺が突きだしたレイピアを、琳は小刀の刀身で受け止めた。

この状態は、明らかにこちらが有利だ。突きに特化したレイピアの性能、リーチ、そして俺は片手が自由に扱えるが琳は両手がふさがっている。これらを考慮しても、こちらの有利は確実だ。

そして、今までの動きがイメージ通りに動いている。

左手でソードを実体化させた。

 

 

「脇ががら空きだよ!」

 

 

がら空きになった右脇腹を目がけ、ソードを薙ぎ払った。

 

 

「…仕方ない…。」

 

 

そう言うと小刀を支える手の力が緩み、ソードから逃げるように思いっきり左に跳んだ。

 

ザシュッ…

 

 

「ぐっ、うっ…」

 

 

残念。ここまでイメージ通り。

 

 

俺のソードが琳の右脇腹を抉る様に斬り裂いた。斬り口から鮮血が吹き出す。

追い打ちをかけよう!

 

 

「まだまだ!」

 

 

ソードとレイピアを投げ捨て、一番切れ味が鋭いサーベルに持ち替えた。

さあ、その小さな刀1本でどう受け止める?

 

 

「…モード双剣!!」

 

 

「っ!?」

 

 

なに!?

琳がそう唱えた直後、小刀がまぶしく輝きだし、2本の忍者刀に変化した。

こんなの俺のイメージにない!

これってもしかして…。

 

 

「ま…まさか、刀も能力を…!?」

 

 

「察しが良いな!あぁ、その通り!この刀“翡翠”は、名も無き職人が命を懸けて造った妖刀(あやかしがたな)!その能力は、『魂を喰らう程度の能力』と、その能力から得た『姿を変える能力』がある!姿は全部で4つあって、あと大剣と太刀がある!」

 

 

そんなすごい妖刀を持っていたなんて…。

 

 

「いいのか…?手の内を簡単にばらして。」

 

 

「別にこの程度なら問題無い!それに…勝負はフェアにってな!」

 

 

その直後、俺のお腹に強力な蹴りが叩き込まれた。

 

 

「がぁっ…」

 

 

体が反応して、衝撃を和らげるために後ろに跳んだ。

 

 

「…蹴られる瞬間に後ろに跳ねて威力を軽減させたか…」

 

 

危なかった…。

もし確実に決まっていたら立ち上がることはできなかっただろう。

 

琳は2本の刀を地面に突き刺すと、

 

 

「スペルカード!」

 

 

スペルカードを発動した。

 

 

「剣符『地霊刀』!!」

 

 

すると、地面から巨大な剣(幅1m、高さ3m)が俺の周りに6本程現れ、次々と襲い掛かった。

 

 

「この程度!」

 

 

天子さんの能力を投影させ、両手を地面に叩き付ける。

すると俺の周りの大地が隆起し、壁が出現した。

壁は非常に頑丈で、琳が出現させた剣をすべて弾いた。

 

 

「…地霊刀を防ぐって…なんて硬さだ…。」

 

 

そりゃあそうだ。この壁は普通の壁じゃない。

 

 

「当たり前だ…土はこねて伸ばすと硬くなる。故にこの壁はどんな攻撃も効かない!」

 

 

「剣符『地霊刀』12連‼」

 

すると、琳は再び地面から巨大な剣12本を発生させた。

だが、その攻撃も壁がすべて弾き返した。

 

今俺の姿は琳から見えない。

今のうちに…。

屠自古さんの能力を投影させ、琳の頭上から雷を落とした。

 

 

「あぶなっ!?」

 

 

くそっ、避けられたか…。

でも、この状態でも俺の有利は変わらない。

 

 

「だから言っただろ?…どんな攻撃も効かないと―」

 

 

「―剣符『地霊刀』12連!!」

 

 

俺の言葉を無視し、琳は再び巨大な剣を出現させ、壁を攻撃する。

しかし、この攻撃を食らっても壁は崩れなかった。

でも、どうしてさっきから正面の壁ばかりを狙って…。

 

 

「何度やっても同じだ。この壁にはどんな攻撃も効かない。」

 

 

「あぁ、確かに…“表面に傷を付ける”だけで精一杯だ…!」

 

 

「“表面に傷”…まさかっ!?」

 

 

まさか琳は、はじめからこれを狙って!?

 

 

「あぁ、どんな強固な守りでも、一点集中には脆いだろ?」

 

 

その声とともに、壁に強烈な一撃を叩き込まれた。

 

ドスッ!…ミシミシミシ…

 

壁にひびが入る音が響き、壁がどんどん崩れていく。

 

 

「スペルカード!風神符『風牙拳』!!」

 

 

琳は風で足場を作り、それを踏み台にして俺の懐に突っ込んできた。

琳の拳には圧縮れた風が渦を巻いていた。

 

こうなったら、新たに真似た能力を使ってみよう。

なぜか次々と技のイメージが浮かんでくる…。俺に適合しているということか?

 

 

「壁符『ツイスター・ザ・ウォール』!!」

 

 

自分の周りに旋風を巻き起こし、琳の攻撃を防いだ。

 

 

「マジかっ!?…まさか風で防がれるって…」

 

 

うん、いい感じ!

じゃあ次のスペルカード、行くよ!

 

 

「魔符『渦巻く嵐』!!」

 

 

緑色の竜巻を琳に対して垂直になる様に発生させて、琳を突き飛ばした。

 

 

「グオッ…」

 

 

そろそろ気づいたかな?

この風には俺の妖力を組み合わせた特別品だ!

風を操ることができる琳でも飛ばすことができる!

 

 

「これはまた厄介な…」

 

 

そうだろう。

じゃあ今度はこっちの番だ!

 

ん?

地面にしゃがんでいるけど、いったい何をしているのだろうか。

 

 

「仮剣『ライトニングブラスト』!!」

 

 

屠自古さんの能力を投影させ、右足に雷を集中させる。

 

琳は翡翠を太刀にして地面に突き刺すと、その刀身を左手で握りながら俺の蹴りを右腕で受け止めた。

圧縮された雷は琳の体の中で一気に放電した。

 

 

「ぐっ…」

 

 

…なかなかやるな。

 

刀の刀身を使って雷を地面に逃している。

普通は思いついてもできるようなもんじゃない。刀身を握りしめるなんてな…。

やっぱり、琳はかなりの実力者だ。

 

 

「あと…いつまで俺の腕にいる気だ…?」

 

 

っ!?

 

何だろうこのデジャヴ…。

琳に右足首を掴まれ、激痛が走る。まだあの時の傷が治っていなかったのか!?

そのまま地面に投げ捨てられ、背中を地面に打ち付けた。

 

琳はその隙をついて刀を地面から抜いて鞘に戻し、太陽を背にする様に飛び上がった。

 

くそっ、こうなったら幽々子さん、あなたの技を真似させてもらいます!

 

 

「それなら…冥風『死蝶の舞』!!」

 

 

スペルカードを発動させ、目の前に小さな竜巻を3つ程発生させる。

そして両手の平から青い蝶を大量に出現させた。

竜巻によって回転させ、遠心力とスピード、威力を増した蝶を、弧を描きながら飛ばした。

 

 

「おいおい…マジか…」

 

 

琳はその攻撃を避けたり、刀で斬り裂いたりしている。

しかし、いつまでこの状態を続ける気だ?

 

 

「避けてばかりして、少しは攻撃したらどうだ?」

 

 

太陽の光がまぶしくて琳の表情が見えない。

 

 

「…装填完了…」

 

不意に、琳の声が聞こえてきた。

 

 

「完了って、一体何を―」

 

 

「灼熱『サンライトスパーク』!!」

 

 

琳が突きだした右腕から、直径が3mもあるオレンジ色のレーザーが打ち出された。

もしかしてあそこを動かなかったのは太陽の光を吸収するために!?

 

こうなったらおれも極太のレーザー光線をお見舞いしてやる。

行くよ、魔理沙さん!

 

 

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

 

マスタースパークは琳の放ったレーザー光線と衝突した。

拮抗しているから、威力は互角のようだ。

 

次の瞬間、激しい爆発が巻き起こり、その衝撃によって後ろに飛ばされた。

 

 




 
ここで出てきた欧我のスペルカードは、ほとんどが光様のオリジナルです。
いやぁ、かっこいいスペカを思い付いちゃうなんて羨ましいです。

あ、読んでて「ん?」と思ったあなた、鋭いです。


ここでの欧我君は、本編では真似ていない技を真似ています。
それは、幽々子さんの技「蝶を作り出す」ことです。

読んでて、これはこうしたほうが良いかな?と思ったので、勝手ですがそうさせてもらいました。


次の章で決着がつくらしいので、もう少しお待ちください。
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