皆さんお待たせいたしました。
海風光様の「幻想郷の奇跡」が更新されましたので、投稿いたします。
いやあ、まさか書けちゃうとは思いませんでした。
自分自身、明日以降の投稿になるだろうと思っていたので。
ちょろっと書いてみたら、書けちゃいました。
少し長いですが、読んでください。
あ、一つ重要なことをお話しします。
ここの欧我君は、本編と一切関係がありません!!
つまり、あらかじめご注意ください。
では、どうぞ!!
自己紹介の後、2人はそれぞれが今までこの地で生活してきたこと、そしてどんな異変に巻き込まれ、どのような困難を潜り抜けてきたのかを話し合った。
いわゆる情報交換ってやつだ。
…え、違う?細かいことは気にしない。
あ、そうそう。
琳さ…いや、琳の事は呼び捨てで呼んでくれって頼まれた。
誰に対しても「さん」をつけて呼ぶのが癖だから、その呼び方に慣れるのに時間がかかる。
まあ、俺の事も呼び捨てでいいと頼んだから、それでいいか。
俺は琳に最近の幻想郷の住人たちの動向について話した。
その中で琳が特に驚いたのは、「レミリアさんが執事を雇った」ことだ。執事になった彼女と出会い、戦って無二の親友となったことも話した。
それ以外には、勇儀さんや妖夢ちゃんと戦ったことにも驚いたような表情を浮かべていた。
それよりも、琳が話した内容は俺のとは比べ物にならなかった。
初めて紅魔館に来たとき咲夜さんに半殺しにされた事、永遠亭で永琳から名前を貰った事、地底でヤマメと出会い、勇儀と勝負して姉弟になった事…。
とくに、本気の勇儀と勝負(拳vs大剣)して引き分けになったことを聞かされた時は耳を疑った。
鬼である陽炎さんと戦ったことで、鬼が秘めている桁違いの力や実力についてよく理解している。そんな鬼と本気で勝負して引き分けになっただけではなく、姉弟の関係を結んだことは、信じられなかった。
…でも、琳は見ただけで嘘をつくような男ではないということが分かった。
これが本当なら、琳の実力は相当なものだ。
「俺は普通の旅人だよ~種族が混沌ってだけで。」
混沌!?
それってまさか…。
「いや、種族の時点で普通じゃないから!」
そんなことを話していると、突然琳の顔から笑顔が消え、上空を見上げた。
俺も琳の目線を追って空を見上げたが、そこには雲一つない青空が広がっているだけだ。
可笑しいものなど何も見えない。
「琳…一体何を見てるの?」
「…来る。」
え?一体何が来るの?
あーもー、椛さんの能力を真似しておけばよかった。
琳は空を見上げたまま、右手を開いてスペルカードを作り出した。
「あと2分…。」
「あの…琳…一体何が来るの?」
「そうだな…恐らく俺も欧我も良く知ってる人物…かな?」
よく知っている人物?
空から来る人と言えば…。うん、ドMの天人以外思いつかない。
「スペルカード!風符『風受』!」
琳がスペルカードを発動させると、俺たちの目の前にそよ風が集まり、2m位のクッションを形成した。
すごい!
「凄い!一体どうやって?」
「あぁ、言い忘れてたな…。」
そう苦笑いを浮かべると、
「俺の能力の一つ、『風を操る程度の能力』で作り出したスペルカードだ!」
と教えてくれた。
「琳も風を操るの!」
文以外に風を操ることができる人がいたんだ!
無意識の内にカメラを握る手に力が入る。
「もしかして欧我も何か能力を持っているのか?」
「えぇ、俺の能力は『相手の能力を取った写真に取り込むことで、それを真似ることができる程度の能力』と『写真に写したものを光弾として実体化させる程度の能力』だよ!」
来たー!
その質問を待っていた!
嬉しさのあまり、思わず笑顔で答えてしまった。
…でも、確か琳は能力の一つと言っていた。もしかして…。
「そう言えば、琳も風を操る以外にも能力があるの?さっきも『能力の一つ』って言ってたし。」
「俺の能力は、さっきも言ったが、『風を操る程度の能力』と『空間を歪める程度の能力(通称:邪空眼)』と『周りの物質を自身に取り込み、自分の力にする程度の能力』だな!」
俺の質問に琳はそう答えてくれた。
…でもなんか、一瞬見せた寂しそうな表情は一体何だろう。何かつらい過去があったのかな?
「凄い…能力も3つも持っているなんて!普通は多くても2つなのに…。」
「そうらしいな…“博麗の貧乏巫女”にもそう言われたよ…。」
貧乏巫女…?まさか。
「貧乏巫女って…もしかして、琳と霊夢さんはそんなにも仲が悪いの…?」
「うん、滅茶苦茶!」
マジで!?
しかもそんな満面の笑みで答えるなんて。
よっぽど何か不幸なことがあったんだね。
「あまり俺が口出しできる事じゃ無いけど、仲良くした方がいいよ。」
「う~ん…まぁ、考えてみるわ…。」
うん、絶対に考えて。
ああ見えて貧乏巫女はかなり強いから。戦ったことがある俺はわかる。
それよりも、俺はさっきから無性にうずうずしている。
琳の能力を真似たいという気持ちが抑えられないからだ。
「あ、琳!話は変わるけど、写真撮って良い?」
「ん?別に良いけど、能力の投影か?…なら、どれにする~?」
琳の放った言葉に、俺は唖然とした。
「…良いの?琳の能力を真似しても。」
「別に構わねぇよ!何か面白そうだし♪」
琳の能力はさっき教えてくれた3つ。
どれを真似ようかな…。
何故か、その答えはすぐに出た。
「じゃ…じゃあ、『風を操る程度の能力』で。」
「OK!少し待っててな…。」
琳はそう言うと右手の手の平を開いて前に突き出した。
「…はぁっ!」
すると、1mくらいの小さな竜巻が俺達の前に出来た。
パシャッ!
その光景を逃がすことなくカメラのシャッターを切った。
現像された写真には、琳の起こした竜巻がきれいに映っている。
「よしっ…後はこれを食べれb―」
―チュッドーン(?)…
うわぁ!?
なんなのいきなり!
それよりも、今さらっとものすごいカミングアウトしそうだった。
今のうちに草むらに…。
琳と離れ、一人草むらの中に隠れる。
写真を口に放り込み、お茶で流し込んだ。
ああ…やっぱり写真を食べるのは好きじゃない。
どうして写真を食べないと真似できないのかなぁ。
気分が悪い。
もういいや、イメージもできたし戻ろう。
琳のもとに戻ると、琳は誰かと話をしていた。
「おお!まさかとは思いましたが、欧我もいたのですか!」
この声、もしかして!
「あれ?文!何で此処に?」
そこには、俺の大好きな笑顔を見せる文の姿があった。
俺も笑顔になり、文の手を握りしめる。
「なんだ、欧我と文は知り合いだったのか?」
2人で顔を見合わせると、声をそろえて言った。
「「知り合いというか恋人です!」」
よし、ぴったり!
…でも、さっき見たら琳と文は何故か仲良さそうに話していたな。
「そう言えば…琳と文はどう言う関係?」
「うーんそうですねぇ…」
「知り合い以上友達未満って感じかな?」
文の言葉を遮り、琳が答えた。
その琳の答えを聞き、俺は胸をなでおろす。
良かった、親密な関係じゃなk…
「それはひどいです~」
…え?
文さん、それってつまり…
「成程…って事は琳と文は結構仲がよかったんですね?」
何だろう、俺の中にふつふつと湧き上がるこの感情。
琳に対して怒りと殺意、そして恨みや妬みなど、今まで抱いたことの無い、形容しがたい感情が次々と溢れてくる。
文は俺の恋人だ。俺以外のやつ、特に男が文と親しい関係を築いていることに対してこのような感情を抱いたことには驚いたが、今分かった。
これが…「嫉妬心」というやつなんだ。
「琳!」
「お…おぅ…」
こうなったら…
「俺と勝負しろ!」
「…マジで?」
マジだ!
「…9割方琳さんのせいですねぇ~。」
苦笑しながら言った文の言葉は、俺の耳には届かなかった。
「俺は貴方に勝って、文の隣に並べる男になる!」
琳に勝つ…。
そうすれば、俺は文に認められてさらに…。
…でも、琳の種族を聞くになかなかの実力者だろう。
まずは簡単な不意打ちでも仕掛けてみるか。
背中に手を回し、レイピアが写された写真を取り出す。
意識を集中して実体化させると、琳目がけて投げつけた。
「…いや、それ別に俺と戦わなくても十分じゃ―」
琳はすぐさまレイピアの存在に気づき、後ろに飛びのいた。
「…っ!!」
レイピアは、さっきまで琳がいた地面に突き刺さる。
なるほど。
「やはり避けたか…」
ま、これくらい避けられなかったら興ざめだがな。
「当たり前だ…殺気をはらんだ斬撃が来たら誰でもわかる…。」
まあいい。
陽炎さんとの戦いの後、しばらく戦闘が無かったからな。
久しぶりに楽しめそうだ。
ふっ…とうとう思考が鬼みたいになってきたな。
「その勝負…受けて立つぜ葉月欧我!」
そう言うと、左腰に差している刀を引き抜いた。
欧我君、嫉妬しちゃったねw
さあ、この後いったいどんな戦いが繰り広げられるのか。
もう今から楽しみでわくわくしています。
俺は光様の書いた分をそのまま欧我視点に書き換えているだけです。
つまり、このコラボの流れや勝負の内容、勝敗は全く知りません!
あー、次の投稿が楽しみだなー♪
じゃ、次の投稿がいつになるのかはわかりませんが、しばらくお待ちください。
それでは失礼します。