魔界のオグマ   作:三流FLASH職人

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アニメ67話、本当に最高でした!


第90話 世界樹の真実

「これで・・・神の御期待にようやく応えることが出来ますね。」

 やれやれ、という表情でほっと息をつく精霊”瞬きのサナ”。彼女たち”天の8行”の

計画を阻止せんと動く魔界の強者たちは皆、地に伏しており、彼らの旗印である魔王の

少女も今、サナの目の前でその命運が尽きようとしている。

 

 伝説の世界樹。かつて魔界の生気を根こそぎ吸い取ったとされる大樹。彼らがその切り株に

大魔王の破壊柱(ピラァ・オブ・バーン)を据えようとしている事を知った彼女は、逆にその世界樹の力を

復活させて彼らを一網打尽にする策を取った。

 世界樹はすでに死んでおり、彼女の力でそれを復活させるなどできはしない。だがサナの

混乱の推進(カオス・リード)”の力を持って、世界樹の性質を知る彼らに暗示(・・)をかければ

彼ら自身の信じる心によって、彼らのイメージする最悪の結果を引き出すことが出来るのだ。

 彼らは世界樹の能力を信じ、私がそれを復活させたことを信じ、自らが最悪の罠に

かかったことを信じて(・・・)しまった。その意識に引っ張られて彼らはここで本当に

力尽きてしまうだろう、それで全てが終わる。

 

「あ・・・あう・・・」

 サナ目の前で朦朧とするきらりん。彼女はすでに世界樹から伸びた蔦に全身を

絡め取られており、そこから容赦なく生気を、生命エネルギーを吸い取られていく。

「さぁ、もうお休みなさい・・・魔王さん。」

きらりんの頬にそっと手を添え、笑顔でそう囁くサナ。

 

 ”星”の恵みを名に冠する精霊が、星の瞬きを音にした名を持つ魔王(きらりん)を今、看取らんとする。

 

「ウチの娘に、何やってるんだくぉらあぁぁぁぁぁーーーー!!」

 

 

     ◇           ◇           ◇    

 

 

「い・・・いかん、力が・・・」

『不覚なり、まさか・・・我が暗黒闘気まで・・・吸い取るとは・・・』

「ミール、脱出しろ・・・俺はもう・・・」

 オグマが、リヴィアスが、魔界の名だたる戦士達が、世界樹の切り株に体を沈めていく、

いや、まさに喰われつつあった。光の闘気も暗黒闘気も、そして魔法力すらもその木に吸われ

彼らの命を搾り取っていく。

 

「き、きらりんちゃん・・・逃げて・・・」

 朦朧としながらそう嘆くずるぼん。彼女らの宝物のような愛娘、せめてあの娘だけでも・・・

だが彼女は見えていない、その娘すら既に精霊の手にかかり、その命が風前の灯火である事を。

 

「く、くそっ!きらりん・・・きらりんっ!!」

 でろりんもまた、既に右半身を切り株の地面に埋められながら無力を嘆く。未だ地面の上で

踏ん張っている義手の左手に比べて、俺は何て不甲斐ないんだ・・・

 

・・・あれ?

 

 サルトバーンで新たに付けて貰った左手、それだけはこの切り株に全く埋まっていない。

それどころか生気を吸われているようでもなく、未だに力が漲って猛っている。

まるでこちらの指示を待つかのように!

「うぉらあぁっ!!」

 左手に力を込め、全身を地面から引き抜く!呆気なく土中から躍り出たでろりんは、その

全身の力が何ら失われていないことを感覚で掴む。

「どういう・・・ことだ?」

 

 ひょっとして・・・いや、まさか。そうだとしたら・・・どうする?

 

「あ、あんた・・・動けるのかい、だったら、きらちゃんを!」

 流砂に飲まれるかのように地面に埋まりつつある(ずるぼん)の言葉に、よし!と天を見上げる。

その時、今まさに愛娘が精霊にその顔を触れられようとしている、全身を蔦で

ぐるぐる巻きにされて!

 

「ウチの娘に、何やってるんだくぉらあぁぁぁぁぁーーーー!!」

 

 叫ぶが早いが、でろりんは柱に左手を付け握りしめる。トベルーラが使えない彼が

あそこまで行くにはこの義手の剛腕を使うしかない。

「ぐぉらぁっ!」

 腕を引き付け、その力で全身を上に投げ飛ばす。そのあまりの力とスピードに思わず

顔が引きつり鼻水が出るがそれがどうした!ひとっ飛びで20mほど高度を稼ぎ、そこからまた

柱を掴んで腕を引き付け、自分をさらに上空にぶん投げる。

 

 それを5回ほど繰り返して、ようやくきらりん達のいる高度まで駆け上がるでろりん。

左手で柱を掴んで体を固定すると、右手の剣を構えて狙いを定める。狙うは(きらりん)

巻き付いている蔓、それを叩っ斬る!

「お父・・・さん?」

「動くなよきらりん、今助けるっ!」

 

 -スパァッ-

 

 縦に一閃した剣が、巻き付いていた蔦をきらりんの体の皮一枚の差で綺麗に切断する。

支えを失い、ふらっとよろめいた彼女をでろりんはそのまま右手で抱き抱える。

 

 彼の視線の先には、信じられないと言った表情で佇んでいる、ひとりの精霊の姿。

 

「そ・・・そんな・・・一体どうして?」

 サナが両手を頬で覆ってそう呟く。神から貰った混乱の推進(カオス・リード)の力が、たかが人間に

破られるはずが無い、確かにこの男も一度は私の術中に嵌り、成す術なく沈むのみ

だったハズだ・・・それなのに、それなのに???

 

 精霊が動揺しているのを見て取ったでろりんは、腕に抱えたきらりんの耳元で囁く。

(きらりん、魔法力はまだ残っているか?)

(う、うん・・・ほんの少しなら。飛翔呪文(トベルーラ)?)

(いや、それはいい。それより”アレ”を頼む。)

(・・・へ?)

 

 

「どういう事ですか!何で、何で貴方だけ、私の力が効かないの!」

 悲鳴に近いヒステリックな声で問うサナ。それに応えて向き直ったでろりんは、

左手で柱に捕まったまま、右手に抱えたきらりんをその左手に捕まらせて右手をフリーにし、

持っていた剣をびしっ!と向けてこう言い放つ!

 

「お前の言うことが、全部デタラメだったからだよ!」

 その言葉に固まるサナ、そしてきらりん。

「世界樹なんて元々ありゃしなかったんだ、ここの木々が枯れているのも、上の地上が

死の大地なのも、単なる偶然なんだよ。」

 

 は?という表情のサナ。この人間は一体何を言ってるんだ?

 

 でろりんは柱を掴み、自分の体を娘ごとぶら下げているその屈強な左手をくい!と

アゴで指してこう続ける。

「魔界伝説の名医、Dr(ドクター)スパシオ・ギド!聞いたことは無いか?この手はその孫、

テラージ・ギドさんに付けて貰った義手だ・・・この手が教えてくれた、世界樹の話が全部、

天界のでっち上げたヨタ話だってことをな!」

 

 Dr(ドクター)スパシオ・ギド。まだ魔界が地下世界と呼ばれていた時代、魔族の

中でもなんと1万と89歳まで生き永らえたという極めて長寿の魔族医。

 その孫テラージこそが先日サルトバーンで彼に義手を付けてくれた医師であり、その際に

付けて貰ったこの腕こそが、かのスパシオが残した腕そのものなのだ。

 

「土に沈められていく間、俺はこの手に宿る残留思念に教えられた。この場にあったのは

世界樹なんかじゃねぇ、お前が生気を吸い取られてると思うのは気のせい、思い込みのせいだ!

ってな。なんせその伝説の時代に実際に生きてた彼が言ったんだから間違い無ぇよ。」

 

「そんな・・・確かに神々の伝承で、この地に世界樹はあった・・・ハズ。」

愕然とするサナに、でろりんは決定的な証拠を突きつける。

「だったらよぉ、なんで世界樹はあんな真っ平な切り株になってるんだ?周囲の森の枝は

全部ちゃんと立ち枯れているのによぉ、おかしいとは思わねぇか?

「あ・・・」

 確かに不自然だ。世界樹は直径6kmにわたってまるで大根のように奇麗に切り取られて

いるのに、その周囲の枝である森の木々はちゃんと直立したまま立ち枯れている。

かつて地下に落とされた者たちが世界樹を枯らしたにせよ、その本体のあまりに

綺麗な切断のされ方はどう見ても不自然だ。加えて切られた世界樹の本体は一体どこに

消えたというのだ?

 

「神様から聞いたか何だか知らねぇが、この左手の主は実際にその時代を見て来たんだ、

それが紛れもない真実ってもんだぜ!」

 絶句するサナに向かって、ついにでろりんは決定的な一言を言い放つ。

 

「つまりこの木は、魔界や人の生気なんかハナっから吸わねぇんだよ!!」

 

 

「「「ウソかあぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

 まるで山彦のような絶叫が下から響き渡る!見下ろせば世界樹の切り株に埋まっていた

はずの面々が、しっかりと大地を踏みしめて上空のサナをガン見して咆哮を上げているではないか!

 

「真空呪文の応用で、下のみんなに今の話を届けてました。」

 てへ、と舌を出して笑うきらりん、彼女もまた真実を知ったことで、生気を吸われていたと

思っていたのが気のせいだったことを悟り、元気を取り戻している。

 でろりんの指示で、かつて武術会で使ったスピーカー効果の魔法、それを使い

彼とサナの会話を下の皆にも聞かせていたのだ。

 

 サナの能力”混乱の推進(カオス・リード)”は、それを信じるものにのみ効果を発揮する、いわば

究極の暗示ともいえるものだ。だがここに世界樹など無く、生気を吸う存在などいないと

皆が知った途端に彼女の能力は消えて無くなったというわけだ。

 

 間を置かずミールを背負ったリヴィアスが、サルトバーン自警団のネグネグが、その他の

トベルーラを使える者たちが周囲に飛んできて、未だ茫然自失のサナを包囲する。

拘束呪文(マニクト)!」

 ネグネグの放った拘束魔法がサナを縛り上げる、これで勝負あった!

 

 

 下に降りて、拘束したサナを取り囲む一同。当のサナはいまだに信じられないといった

表情でブツブツと繰り言を並べている。

(なんで・・・どうして、神様が私に嘘を・・・私は、間違ってなかった・・・なのにナンデ?)

 

「さて、コイツどうする?」

『今回のお手柄はでろりんだ、故に生殺与奪は彼に委ねるべきであろう。』

 リヴィアスの言葉にナタルコンが返す、今や彼女は完全に無力であり、消し去るだけなら

簡単であろう。しかし今の彼女の姿はあまりに哀れを誘うものでもあり、加えて

オグマ達にとっては先日、一度拘束されながらも見逃してもらった借りもある。

 

 ふむ、と少し考えた後、でろりんはサナに問いかける。

「なぁ精霊さんよ、ひとつだけ頼み、っていうか依頼したいことがあんだが。」

 え?と顔を上げるサナに、でろりんはこう続けた。

「魔界を閉じる計画、水脈を操作して地上を落っことすんだよな、それはもう成功してる

って話だったな。」

 こくり、と頷くサナ。既に精霊”落ちのイタ”の手によって天の大地は自動的に沈下を

始めている。あと2年半もすればこの魔界を完全に埋め尽くすはずだ。

「だったらよぉ、俺らの計画を見逃しちゃあくれないかな、もうお前さんたちは仕事を終えた

んだから、今度は俺達のターンを見守ってもらいたいんだ。」

 

 

「そんな事・・・出来る訳が無い!私たちは神の使徒です、魔界の面々の脅しに屈する

訳にはいきません!」

 きっ!とでろりんを睨み返してそう吐き捨てるサナ。さすがに彼女にも神の使徒としての

誇りがある、命惜しさに魔界の者に従う訳にはいかないらしい。

 

「そっか・・・んじゃ、いーよ、帰りな。」

 でろりんの言葉にその場の大多数が「ええーっ?」という顔をし、声を出す。

が、そんな提案に追随するようにミールが、そしてネグネグが続く。

「貴方の能力を把握した以上、もう貴方は脅威ではありません。」

「アンタを始末しても、また別の精霊が邪魔しに来るんだろうし・・・確かに逃がして問題無し。」

 そう言って拘束呪文(マニクト)を解くネグネグ、自由になったサナはふわりと浮き上がり、

きっ!と全員を睨んで捨て台詞を吐く。

「次はこうはいきません!絶対後悔させてあげますから!!」

 

 

 光の尾を引いて消え去ったサナを見送って、オグマが思わずこうこぼす。

「見逃して良かったのか?せめてもう少し情報を聞き出してからでも・・・」

『何だオグマよ、気付いてなかったのか?』

 ナタルコンの返しに頭にハテナマークを浮かべるオグマ、あとリヴィアスときらりん。

他の戦士や工事人たちの約半数も「気付く?何に?」と首を傾げる。

 

「あの精霊は私たちの”柱を建てる行為”を無視できないと言いました・・・つまり、

この計画で天界の”魔界を閉じる”計画を阻止出来る、という事です!」

 

「「あっ!!」」

 

 ミールの言葉に全員が気付く・・・そうだ!我々の行動を無視できないという事は、この計画を

遂行する事により”魔界を閉じる”行為を阻止できるという、何よりの証拠ではないか!!

 

「いよっしゃあぁーっ!」

「さすが魔王様、やっぱ間違ってなかった!」

「こうなりゃあと4本、絶対に建ててやるぜ!」

 

 意気上がる一同。今までは本当にこれで魔界が救えるのか半信半疑だったが、奇しくも

敵である精霊が口を滑らせてくれたおかげで、その効果が立証されたのだから、なんとも

痛快な話ではないか!

 

 

「いやぁ、それにしてもでろりん殿、お手柄であったな。」

「全くだよ、さすが地上の勇者だ!」

『うむ!その腕の声をよくぞ聞いてくれたな!おかげで暗示から抜けることが出来た。』

 強者たちに続いてナタルコンまでがでろりんを絶賛する。よもやこの地に世界樹など

生えていなかったとは、魔界の者なら誰一人想像できなかったであろう。

 

「・・・いや、俺、この左手の声なんか聞いてないぜ。」

 

「「「は???」」」

 

「いやさぁ、確かにこの腕は地面に埋まらなかったけど、この腕の主がその時代に

生きてたとか、世界樹がホントは無かったとか、あれ全部ハッタリだせ?」

 

 

「「「な、なんだってぇーーーーっ!!!???」」」

 

 全員の絶叫が木霊する。じゃあ真実は一体どうなんだ?何が本当で何が嘘なんだ?

 

「アイツの能力を誰か会議で”暗示”って言ってただろ?ならそれを論破してやれば

みんなの暗示を解けるかと思ってな・・・まぁ嘘つくのは慣れてるし。」

 苦笑いしながら頭を掻くでろりん。かつての偽勇者として世を渡り歩いていた時から

嘘八百で場を切り抜けるのは得意だった。そんな彼のズルさが思わず役に立ったわけだ。

「だから逃がしたんだよ、本当にここに世界樹があったんなら、またあんたらが暗示に

かかっちまったらいけないしな。」

 

 せっかく世界樹が無かったと思い込んで暗示が解けたのに、それを覆されたら

また暗示が戻って来て、再び力を奪われた状態にされる危険性もある。ここは逃がして、

天界で真実を知った彼女を悔しがらせてやるのが正解だろう、どうだ俺の冴えは!

 

 だが、周囲の空気が何となく冷たいのに気付いたのは、娘と妻の冷たい声を

聞いた後だった。

「・・・お父さん。」

「・・・あんたねぇ。」

 ジト目で父を睨む二人。周囲の一同も思わず冷たい目ででろりんを見つめる、狡猾にも

ほどがないか?コイツは・・・

「ええーっ!?なんで俺非難されてんの?」

「そんなんだから、”偽”勇者なんて言われるんですっ!もーつ!もぉーっ!!」

「いらん事までバラさなけりゃ尊敬されてたのに・・・アンタってほんとバカ!!」

 

 女二人に追い回されるでろりん、そんな姿を見て思わず爆笑するオグマ達。

天界の策略を逆手に取り、手玉に取った地上の勇者の滑稽なオチに思わず笑顔になる。

 

 さぁ、あと4本!

 

 

     ◇           ◇           ◇    

 

 

 -217年前-

 

「いかがですかバーン様、この地なら大魔宮(バーンパレス)建造に最適かと・・・。」

「ふむ、上は死の大地とか言う不毛の地であったな、確かに境界も薄い、良いぞ。」

 

 大勢の魔族の先頭に立つ大魔王バーンが、腹心であるミストバーンの提案に満足げに

頷いて見せる。

 近い将来の地上侵攻に、自らの居城バーンパレスを建造する計画、宙に浮く材質を用いて

天翔ける要塞を作るためには、目指す地上に近い場所で、なおかつ魔界の材料を調達しやすい所、

さらに巨大な要塞を建造するための広く平らな空間、の3つが必要となる。

 

 そのうち2つの条件を満たすこの場はまさに建造にうってつけだ、残るは平らな空間のみ!

バーンは皆を下がらせると、目の前のあまりにも大きな枯木の前に立ち、亜空間から一本の

鉈を取り出すと、その刃に己の魔法力を惜しみなく注ぎ込む。

 

 周囲の部下たちも思わず息をのむ、あの大魔王様の真の力を目にするなど、そうそうある

ものでは無い!

 

「カラミティ・ウォールッ!!」

 

 バーンが鉈を一振りすると、そこから衝撃波が縦に立ち上がり、そのまま闘気の壁となって

目の前の巨木を奇麗に吹き飛ばしていく。

 

 -ドドドドドドドドドー

 

 遥か向こうまで薙ぎ払ったカラミティウォールが、そこにあった”世界樹の枯木”を

綺麗に切断し、後には直径6kmほどの大きな切り株のみが残されていた。

この広さと平らな空間なら確かにバーンパレス建造にはうってつけであろう。

 

「ご苦労様です。」

 ミストバーンがそう労った直後、バーンの持つ鉈”谷間の焔”が音もなく砕けて砂に還る。

「うむ、だがまた武器を一つ失った。余の技に耐えうる武具は無いものか・・・」

 

 そう嘆くバーン。彼が満足する武器をその手にするのは、それから110年ほど後の事である。

 

 




登場人物解説

・精霊、天の8行”瞬きのサナ”

 ふわりとした羽衣を纏った、見た目8歳くらいの少女の姿。
魔界に混乱を招く混乱の推進(カオス・リード)の能力を持つ。具体的には強力な暗示での心理誘導で
あるものを無いように、無いものをあるように思いこませる事が出来る。
 また結界術に長けており、イタとニカを呼び寄せる召喚結界を作ったのも彼女。
いわゆる魔界での司令塔だが、あれこれ指図するのは古株のシアに任せっきりの
お気楽な性格。結果、魔界での計画の漏洩を全く止められず、オグマ達に地上進出を
許してしまう。
 ”瞬き”は星を意味する。能力が星占い(占術)的なのはそのせい。
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