ダンジョンで人理救済するのは間違っているだろうか?~間違いなく間違っている~ 作:気紛屋 進士
前回モンスターを倒しすぎた俺たちはジャガーノートではなく未だ恐らく誰も到達していない層のモンスターを差し向けられた。
英雄殺しの魔物、ヒュドラである!
さあ、一時も気を抜けぬ戦いが始まった!
ちなみに他の魔物はヒュドラに潰されました。
ダンジョンの助けの意味とは?
まあそれはさておきぐっちゃんパイセンどうなったんだ?
とりあえず聞いてみよう。
「パイセェエエエエン!生きてますかぁあああ!」
「生きてるわよっ!?
なんなのこいつ!?急に現れたんだけど!?
潰されてHP全部持ってかれてガッツ飛ぶし……」
返事があった。いやあたぶんガチートトネリコちゃんがいれば何とかなるだろうけどアタッカーの数は多いに越したことはないし、俺の護衛も必要だ。
だから警告してあげよう。
「危ないっすよ先輩。」
「え?なにが?…ってえええええええええ!?!?!?」
パイセンは後ろを見て既に目前だったヒュドラの噛み付きをギャグマンガのように地面にペタリと張り付いてかわした。
「し、死ぬとこだった……」
「気を抜くからですよパイセン。」
「だって普通
「現れた魔物が待ってくれるわけないじゃないっすか、あほなんですかパイセン。
そんなんで人理修復できるとおもってるんすか?
ここダンジョンっすよ?神様達に天界で笑われても知りませんよ。」
俺の言葉を聞いたパイセンは少し呆けてからハッとして俺に話しかけてきた。
「……なるほどね。なにかおかしい召喚システムにカルデアを知らない後輩。挙句の果てには人理修復。
後輩、ようやっと状況整理出来たわ。
ここ、私のいた世界とは違う、異聞帯ではない汎平行世界の人理修復の終わってない汎人類史の一つってわ…」
「なんかよくわかんないこと言ってる暇はないっすよパイセン!やることやってください!具体的には俺の
よくわかんないことを言い始めたパイセンに俺ははよ働けと促す。
正直ヒュドラのスピードが速くてとりあえずいけそうなタイミングで瞬間強化投げてるんだけど流れ弾来てもというか来たら死ぬから
「ったく、しょうがないわねえ!」
パイセンがようやく行動を始めた。
いやもともとタゲ集中役やってくれてたんですがヒュドラとかいうやべーやつのおかげでその印象がチリのように消え去ったからね、サボりと言われてもしょうがないね。
「坊主!宝具を使うが問題はあるか!?」
「あるよ!ここ狭いからそんなでけえの出せないって!邪魔になる!」
キャスニキがあほなことを述べたから即座に却下した。
「ではマスター、私の宝具なら…」
「それも却下ぁ!せっかくのヒュドラをただの魔力リソースにする気かこの超美人の超天才が!」
「貶してるんですか褒めてるんですか!?混ざっててわかりにくいんですが!」
「おおよそ四割ちょっと抜けててかわいいなって気持ちと残りやっぱりトネリコの気遣いすげえなって気持ちだ!
さっきから地味にこっちに防御魔術仕込んでくれる所とか!
ありがとう、そして好き!」
「だから戦闘中の褒め言葉とかやめてくださいって!褒められたり純粋な親愛を向けられるの慣れてないって言ったじゃないですかぁ!」
「何痴話喧嘩してんだあんたら!」
「「元々アニキ(グリム)が宝具を使うとかいうからこんなことになってるんでしょ!」」
「俺のせいかよ!」
「あなた達ちゃんとやりなさいよ!ってああもう特殊攻撃が来るわよ備えなさい!」
アニキから始まった短く戦闘中にしては長い会話は戦線に加わったばかりで一人戦線を維持してたぐっちゃんパイセンの一声によって終わった。
だって特殊攻撃とか食らうのまずいもんね。
ゲームやってた時はブレイクゲージ持ってる敵くらいしか特殊攻撃のターンまで基本回さなかったけど現実になると普通に回るねやば。
しっかしヒュドラの特殊攻撃はどうせポイズンブレス。
ふ、ならば安心だ、なんてったって立香は毒効かな………あれ?あれってマシュ及びギャラハッドパイセンと契約してないとダメなんだっけ?
………………………
やべぇええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!
なんとなくのんびりしてたけど今すぐ逃げなきゃやべえええええええ!!!!!
え、でもどこに?
ブレス攻撃系って範囲攻撃よ?逃げ場所ある?
「マスター今向かいます!」
トネリコが俺を守るために走り寄ってくるが不幸にも一番遠くというかヒュドラ挟んで反対ににいたのがトネリコだ。
ヒュドラに阻まれて令呪を使っても多分間に合わねえ……、だって多分この令呪カルデア式だし!
となるとこの礼装に賭けるしかねえ!
「力を貸してくれおっさん!」
その礼装の名は死霊魔術。
体力がなくなっても確率でガッツ発動する耐久戦ではそれなりに光る礼装。
運が良ければ絆ヘラクレス並みに耐久出来るぞ!
ヒュドラの禍々しい吐息がついに放たれる、トネリコはやはり間に合わない。少しでも時間を稼ぐために走りながらルームに入り壁際に寄る。
さてギャンブルの始ま……
そこまで考えた時持っていたおっさんの写真、つまり礼装死霊魔術が消えた。
「ふぇ?」
俺はそんな間抜けな声を残して毒の霧に飲み込まれた。
そして意識は神の血をもって一つの空間へと繋がった。というか繫げられた。
「うーんけっこー強引に死なしちゃったけど起きてる?自分のことわかる?」
自分と空間の境目があやふやで今も未来もわからない、そんな状況に陥って俺は死んだのかと思っていたら誰かに話しかけられた、というか魂に直接呼びかけられた感じだ。
なんでそう思うのかって?
はっはっは、それは簡単さ、だって俺は今体があることを知覚できてないからね。
考えることをやめたら自分が消えそうな感じさ。
「うーん元気そうだねよかったよかった、ご明察の通り今私は君の魂に直接話しかけているし、考えることをやめたら君は消失しちゃう。
だから考えることはやめないでね、ただでさえここに保存してあるコピー達に一つでさえ勝ってない君なんか自分の意識が止まった瞬間魂が霧散しちゃうからさ。
ああ何こんなことを言ってしまうと死への恐怖で思考をとめちゃうかもしれないからもう少し話続けさせてね、まあたわいのないことを適当に話してくだけだけど。
私の言葉が認識できているうちは大丈夫だからね。まず何を話そうかなぁ。
君の正体のことか、人理焼却したやつの正体か、君を殺したのは私って事か、トネリコちゃんの来歴とか、君の魔法のこととか、トネリコちゃんについてきた社会ゴミとかいろいろあるんだけど、まず私の自己紹介から行こうか。
私は英霊たちの管理人にして神々から座を守護するというか自己防衛のために座が生み出した名無しの守護者。
名前はないからとりあえずシンリーちゃんとでも呼んでくれたまえ」
アンケ、イベント特異点を決めようを開催します。コラボもありますが異論は認めません
イベント特異点、上位三位を行います。名前は内容大雑把にやってるだけなので悪しからず
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