ダンジョンで人理救済するのは間違っているだろうか?~間違いなく間違っている~ 作:気紛屋 進士
前回、燃えているオラリオでセイバーオルタに会った俺は彼女の現在起きていることについての説明を聞いて愕然した。
「えーっとようやくすると、魔術王ソロモンがなんか人間っていう存在が気に食わないから未来過去全ての人類を新しい料理をするための燃料にしたかった。
そのために人理焼却のために八つの時代の八つの場所で聖杯とか言うやべーやつばらまいてそれやるから人理壊してちょんまげってテキトーにサーヴァントっていう英雄の影を呼んで頼んだと、なるほどなるほど」
FGOじゃねぇか!ロマンいねぇのにFGOってどうすんだよこれ!
「ああそうだ。だが人理というのが厄介でな。人間が滅びれば存在がなくなるため人理焼却という事態にカウンターとして人類が誇る英雄の影であるサーヴァントを呼ぶ。もう5人は倒した、一人は逃したがあれに私が仕留められるとは思えん。
しかし人理というのも無駄な努力をするものだ。
もはや人類など貴様を残して絶滅したというのにな。」
「たしかになー、というか俺一人だけ生き残ってるんだろうなー?」
まさか人理修復しろと?
いや転生前はFGOで人理修復したいなーって思ったがさすがにソロで人理修復したいとは思わないぞ。
ロマンいないから終局詰みだし、そもそも特異点で存在確率できるとおもわないし。
「……諦めが早いな貴様。」
「俺が最後の人間だと言うのなら当然じゃない?」
「親しい友人や家族も居たのだろう? 貴様の頑張り次第では死ななかったことになるのかもしれんのだぞ」
「いやいや、さすがに人類全員使ったバーベキューやろうとするやつに一人で敵うわけないだろ。絶対どこかで心折れるわ、あんたみたいな気楽に話せる相手がいるならともかくな。」
「それはナンパか?俺の
光の御子、クーフーリンか、やっぱりいるんだなぁ。
そりゃ手を組みたいけど……
「探す前にお前に殺されるだろ? お仕事だもんな」
初手ボスの役割だったもんなセイバーオルタ。ボスが仕事放り投げちゃダメでしょ。
「私の仕事は聖杯を付け狙う者、特異点を崩壊させようとする者を殺せということのみだ。お前みたいななにもかも諦めているやつを殺せとは言われておらん」
「つまり見逃してくれるってことか? いいのか、仕事放棄になるんじゃ……」
「構わん構わん、詐欺みたいな契約だから少しくらいサボっても構わんだろう。仕事主の魔術王とやらは天界を潰すのに力を使いすぎて今おねんねの時間だからな、サボるには絶好の機会だと言うことだ」
まじかボスが見逃してくれただと……
「じゃあお言葉に甘えさせてもらってクーフーリン探しにいくよ、それとさアーサー王」
「なんだ?」
「ありがとなセイバー!また会ったら話そうぜ!」
俺はそう言って走り出す。ぶっちゃけ壁にぶつかった時の痛みで泣きそうだけど走る。
セイバーオルタの気持ちが変わらないうちに。
走り去る黒髪の男の背中を見送った。
そしてその姿が消え去るとともにくふふ、と堪えていた笑いが漏れ出た。
「いつか来るだろうとは予感はしていたがまさかサーヴァントを連れずに最初に私の元にやって来るとは、蛮勇というか無謀というかまあ面白いやつだったな。」
私が敵であることはわかっていたはずなのに、延命をしてやるといった瞬間に警戒心を緩め、あまつさえも私をスカウトしようとしたのだ。
「正直言ってあれが世界を救えるとは思えんし、この特異点を切り抜けられるとは思わんが……なぁ光の御子よ、お前はあれが希望だというのか? 別の世界で魔術王を打ち倒したことのある男だと。
そしてこの世界に降り立ったあの魔術王を討つ男であると。」
光の御子は近いうちに人理を救う魔術師が現れるからもしサーヴァントを召喚してなかったら召喚するまで待ってやってくれ、もし召喚の仕方が知らないようだったらこれを読ませてやってくれ、と言って私にこの紙を渡すだけ渡して逃げ去った。
もちろんそんな面倒なことはやりたくないのでその役目はあいつに押し付けるが……
「もしあの小僧が英霊を召喚できるというならいつか召喚されてやるのも悪くないか」
もちろん、それはこの特異点が修復された後の話だ。
「私に勝てるとは一向に思えんがな。」
そんな言動とは別に私は負けたらサーヴァントユニバースにでも行って多少面白い霊基でも手に入れようかなどと考えていた。
ボスに見逃された俺、立香フジマルは今骸骨を殴って進みながらこの町にいると思われるサーヴァント、クーフーリンを探しております。
「お、また落ちた。名前忘れたけど青い玉、これはランサーのか」
もちろん骨を倒した時にたまに落ちるドロップアイテムは回収していきます。
いやぁこんなに弱いんだったらビビる必要なかったですねぇ。
ただ殴ってたり動いてたりして気付いたんだがやっぱり身体能力上がっているっぽいんですよねぇ。
「イコルでも刻まれたかね?」
イコルっていうのは神様の血のことで神様がそれを人間の背中に刻むとステータスっていうのになって、って説明面倒だな。
まあ要約して
人間パワーアップの薬みたいなもんだー!
「だったらステータス稼ぎに被弾とかあえてしていくか」
それに最適なのはやはりボクシングだろう。
あー、座に先に帰っちまった皆すまねぇ。
特にランサー、せっかくセイバーの足止めをしてくれたお前には本当に悪いが、
俺もここまでみたいだ。
ここに来てもう半月は休み無しで持ちこたえて来た俺だがシャドウアサシンとの戦いで少しミスってナイフを一振り受けちまってな。毒が塗っている奴だ。
上手く解毒できたと思ったんだが、やはり俺は魔術がそう得意じゃねえようだ。
幻覚が見えちまってるんだ、それもとびっきり馬鹿げた。
この地に召喚されたときに俺はオーディンから神託みてえなもんうけてやってきたっていったろ?
その内容がこの事態を解決できる奴がいつかここに来るから手助けしてやれって内容だったってことも。
神託受けた時にかるーくその人物の外見とプロフィールを教えてもらったんだがよ。おおざっぱに言えばこんな感じだ。
男だったら黒髪、碧眼、身長170センチちょい。
女だったらオレンジの髪にオレンジの目で身長165くらい。
ステータスは手に入れたてで育ってないからエネミーにも苦戦するはずだと。
今俺の視界に男の方がが入ってんだがそいつがな、あの骸骨どもと殴り合いしてんだよ。しかも一体につきニ、三発で片付けているんだよ。
もう正直意味がわかんねぇ。
こんな幻覚毒でも喰らってねぇと見ねえだろ?な?
二度目の生、かっこよく死にたかったが毒っていう呆気ない幕引きもつまんねぇってほどじゃねえ。
人類最後のマスターってやつには悪いがアーサー王が俺の頼みを聞いてく……「あれ?あんたもしかしてクーフーリン?」
…………………………………
「え!?幻覚じゃないの!?本物!?本物のマスター!?」
「誰がイマジナリーヒューマンだこのやろう!」
その声とともにマスターは俺に蹴りを入れてきた。
いい蹴りだった。
俺は空を舞ながらそう思い、頭を打って少しばかりの睡眠に入った。
こちら立香フジマル、キャスニキを探して見つけたのはいいんだが……
「こいつ本当にクーフーリンなのか? たしかにケルト神話は大体パルゥム関係になっちまってたが……この外見………クーフーリンというよりも………」
俺は俺の眼前で伸びている少年を見やって前世の記憶を振り返り、やはり同じ結論に至る。
「やっぱこいつセタンタだよなぁ」
セイバーオルタにサーヴァントユニバースルートが追加されました。
次回、英霊召喚、異聞からの従者。
イベント特異点、上位三位を行います。名前は内容大雑把にやってるだけなので悪しからず
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