ダンジョンで人理救済するのは間違っているだろうか?~間違いなく間違っている~ 作:気紛屋 進士
正解不正解は個人宛にするから分かりにくいだろうけど
前回描写もせぬ間にシャドウアサシンを屠った俺たちは意気揚々とシャドウランサー討伐へと向かったのであった。
そして俺たちは今……
「焼き尽くせ、木々の巨人。炎の檻となりて
「ガンド!」
「■■■■■■■ッ!」
全力でシャドウランサーことカルナの足止めをしていた。
いやぁFGOだとガンドって必中してたけど普通考えてあたるわけないよねぇ。だからキャスニキの宝具ウィッカーマンに気を取られてる間に打ち込んだわけですが普通に避けやがりました。
この施しの英雄めぇ!いつか仕返ししてやるぅ!
それはそれとしてガンドの礼装はいいとこがあまり無かったことに気づいたキャスニキがマッハで作ってくれました。味方の攻撃力アップとガッツ付与も着いているオシャレなパーカーのやつです。
ガンド 単体火力アップ ガッツ付与 の礼装。
正直使いかってがいいとは思えないんですがないよりマシということで我慢しよう。
これ使えるサーヴァント誰や?アラーシュでブレイクゲージ二個削りとか?
わっかんね。
「■■■■■■ッッ!」
「クソッ!」
あ、カルナがウィッカーマン破壊した。
キャスニキが分かりやすく悪態ついてるわ。
一応ガンドで牽制しときますか。
「ガンd「じゃあもう一体追加と行くか!
ってええ!?即二体目ぶっぱしやがった!?
戦力の逐次投入は下策だって習わなかったのあんたぁ!?
なんで笑ってって、あ、あーあなるほどなるほどこれはなにか策があるんですね、クーフーリンさん。
じゃあそのお手並み拝見と行きますよォ。
「さらにもう一体追加だ!
「あ、はいなんでしょうか?」
「やりてえことあるんだが魔力切れそうだから仮契約頼む!」
魔力きれそうになるまで宝具使ってたんかいアンタぁ!
それはそうとパスは繋げなきゃ、キャスニキにはエミヤの相手をしてもらわなければ行けないから。
キャスニキの所まで俺は走っていき、背中をバンって叩いて右手に浮かぶ炎のような令呪を意識し、キャスニキとのパスを繋げる。
マインド……魔力消費が若干増えた感じがするけどわからないなこれ。
「仮契約出来てますかこれ?」
「バッチリ出来てんよ!魔力結構持ってくけどいいか?」
「令呪使った方がいいですか?」
「んー、今はいらねえな。
っと、いい感じにやられてんじゃねえの俺の宝具。」
キャスニキの言葉にカルナの方を見てみるとそこには見るも無惨に破壊されたウィッカーマンだった木材の山とカルナがいた。
「……アニキなんか作戦あるんすよね?」
「ああ、取っておきがな! 俺の宝具は巨人の擬似召喚だ。北欧神話では世界は死んだ巨人の体で出来ている。
少々強引だが巨人はつまり木々の苗床となる、そこに適当な種とルーンを投げ込んでやりゃ木が成長して……森にでもならぁ!」
キャスニキの言う通り、ウィッカーマンだった木材から急速木々が育っていた。
そしてその成長の速さに、シャドウランサーは巻き込まれた。
しかしそれではランサーは仕留められない
カルナの宝具
だけどそれでも一時程度の足止めにはなる。
「これは私の始まりの槍にして、終わりの槍。
世界が剪定されし時、全てを食らい尽くした我が唯一の宝具。
絶望を喰らえ!
その一時でもあればトネリコの宝具は確実に刺さる。
トネリコの持つ禍々しくも神々しい槍がカルナへと迫る。
カルナは筋力Bの力を持って木々の拘束を抜けるが回避は間に合わない。
カルナの表情にも焦りが見える。
シャドウランサーとなったその身でもトネリコの宝具がやばいと察したようだ。
そして彼は鎧を捨て、一つの宝具をだした。
それは 黄金の鎧と引き換えに与えられた神殺しの槍
『 宝具名
そして二つの宝具、二つの槍がぶつかった。
神殺しの槍と、
トネリコの槍。
その力は目に見えてトネリコの宝具が打ち負けていた。
神殺しの槍とぶつかりながら砕けぬトネリコの宝具の耐久力は素晴らしいの一言だが、火力で完全に打ち負けている。
これで勝てるとは思えない。
なら令呪を……
「トネリコ!令呪を持っt」「問題ありませんよマスター。勝てます。」
トネリコはそう言いきった。
己が勝利を確信していた。
どういうことだろうか?
その理由はすぐに分かることになった。
カルナが持つ神殺しの槍の威力が少しずつ削れていたのだ。
何かにその力を喰らわれるかのように。
そして反対にトネリコの槍の威力は増していた。
まるで喰らった力を己が物にするように。
「まじかよあの槍。相手の力を喰らって自分の力にしてやがる……。
全てを喰らうってまさか……いや考えすぎか、そんなもん人理が受け入れるわけねぇ。
考えすぎか、まああれなら確かに勝て……ってエイワズ!」
キャスニキがそう言ったと同時に、爆発が起こった。
すごい爆発だった。
エミヤの
俺はキャスニキのルーン魔術で守られたが中心にいた二人は無事では済まないはずだ。
パスは繋がってると感じるので死んではないだろうがそれでも致命傷を負っていてもおかしくは無い。
「トネリコ大丈夫か!?」
「おい、まだあぶねえから行かねえ方がい…っておい!」
俺はキャスニキの静止を振り切り、爆発の中心部へと向かい、戦いの終わりを見た。
「これで終わりです。ランサー」
「ああ、……俺の負けだ」
そこにいたのは無傷のトネリコと、全身血だらけ怪我だらけのカルナだった。
傍らにはカルナが通常時使っていた槍が真っ二つになって落ちていた。
カルナの体からは光が上がり始めていた。
「まさか一番強い宝具を自壊させるとは思いませんでしたがそれでもこの私には届きません。
マスター狙いだったのかもしれませんがグリムがいる時点で無駄なことは分かっていたでしょう?」
「ああ、もちろん分かっていた」
カルナが普通に会話していた。その体は泥で出来ていたが思考を泥に侵されてはいなかった。
「ならなぜ勝負を放棄したのですか?」
トネリコはそう問うた。
カルナはそれにさあ何故だろうな、と答えた。
「正直俺にもわからない。ただその槍とぶつかってるうちに怖い、死にたくないと思ってしまった。なんとしても生きたいと。
それで宝具を爆発させ、逃げようとした。
結果は見ての通りだ。
戦場に立った時はもちろんアルジュナと戦った時だってそんなことを思ったことがなかったのにな。
まるで誰かの思いに強く引っ張られるような感じがして実際に引っ張られてしまった。
泥に思考を奪われてなかったらまだ……いやこれは言い訳だな。
俺はお前の気持ちに負けた、これだけで十分だ」
「……そうですか」
トネリコはそれからは何もいわなかった。
カルナはその姿を見たあと、俺に気づいて、話しかけてきた。
「あなたがキャスターの言っていた人物でそこのキャスターのマスターか」
「あ、はい」
「二度も負けた身だが俺の二つの願いを聞いてくれないか?
なに、そこまでたいしたことじゃない、子供にだってできることだ」
「わかりました。」
「そうか、ありがとう。
一つ、俺に殿を任したキャスターに俺はあれで満足してたと伝えてくれ」
「はい。」
「二つ、そこのキャスターと大事にしてやってくれ。
槍をぶつけ合って分かったがかなりの業を背負っているようだからな。」
「はい、そのつもりです。」
「そうかなら安心だ。それと迷惑をかけた代わりと言ってはなんだがもし次に俺と会うことがあれば俺はお前に全力で力を貸そう。」
そう言ってカルナは消滅した。
そして俺はトネリコに向かって笑いかける。
「ありがとうトネリコ、助かったよ」
トネリコはそれを聞いて微笑んだ。
その笑みを見つめながら俺は次の相手、シャドウバーサーカーヘラクレスのことを考えて始めていた。
それとやっぱりトネリコむっちゃかわいいということも。
トネリコの宝具はぶっちゃけやばいやつです。
カルナが逃げようとしてしまったのはトネリコの思いが詰まった宝具に飲み込まれかけたからです。
泥に汚染されてなかったらそんなことにはなりませんでしだが。
イベント特異点、上位三位を行います。名前は内容大雑把にやってるだけなので悪しからず
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