流石にあのままじゃいかんだろってことで、いい加減今回書くに当たり、簡単に動画で確認しましたが、果たしてうまくできてるか・・・
後表現的に段々苦しくなってきたんで、今回からエリア番号載せます
ドスランポスとドスファンゴを分担して仕留めたカグヤ達とヤツマ達が、ベースキャンプに帰還する際に通ってから少しして、西沿岸部――エリア4にて、ナディア達が対峙しているのは、イャンクック。
ただしクリスティアーネ達が相手したイャンクックと違い、体を覆う甲殻は桃色ではなく、うっすら緑がかった青色をしている。『青怪鳥』とも呼ばれるそのイャンクックは、極稀にみられる『亜種』と呼ばれる特殊な個体で、通常の個体に比べ、高い身体能力を誇る。そんな強敵に早くも遭ってしまった4人だが、それでも彼等の闘志は衰えなかった。
「うぉおりゃー!」
雄叫びと共にディードが放った鉄製試作剣斧Iの斬り上げを喉元付近に叩き込まれたイャンクック亜種は、『グォウ!』とむせ返る様に呻きながらよろめき、数歩後退する。そこに間髪入れず追い打ちをかけるべく、イスミがバスターソードIの横薙ぎを右足に放ち、転倒させる。
「っし、コケた!このまま追い込むよ!」
「了解しました!フィオドーラさんも引き続きそのまま援護してください!」
「言われなくても!このまま決めますよ!」
そこに彼女の作ったチャンスを逃さず続くべく、後方に陣取りアイアンランスで防御を固めていたナディアも攻めに転じ、その後方にて彼女に守られる形で援護射撃をしていたフィオドーラも、それまで気を曳いて隙を作る程度に留めていた攻撃の手を、ここぞとばかりに激化させる。しかし1番激しいのは、頭目がけて斧状態の鉄製試作剣斧Iを一心不乱に連続で振り回して攻撃するディードだろう。
「でりゃりゃりゃりゃりゃー!」
「気合十分なのはいいけど、逃げるタイミングも見計らっときな!そのまま下半身だけになったあんたの姿なんざ見せるんじゃないよ!」
「わかってるさ!っと、そろそろいったん失礼しとくか……」
やがて頃合いを見計らったディードが退くとほぼ同時に、未だ痛むのか、斬られた右足を庇うように立ち上がったイャンクック亜種は、クリスティアーネ達と戦っていた個体同様大きく翼を広げ、『ギュワアァ!ゴッファゴッファ!』とその場で跳ねながら吼え、首を大きく振り回しながら火炎液を周囲に撒き散らす。それを回避や防御でしのぐと、羽搏きと共に大きく後退してから突進してきたところに再度攻めに転じ、着々とダメージを与えていき、甲殻や鱗を破壊し、肉を裂いていく。
「さすが亜種、と言ったところでしょうか。まだ逃げて休む様子はないですね」
「ま、逃げないってことは逆に、まだ攻撃のチャンスがある、ってことさ。むしろ逃げる間もなくここで仕留めるくらいのつもりじゃなきゃ、他の連中やモンスターに獲られちまうよ」
「そうだな。何としてもこのまま討伐しないと、合格できんからな」
「そうですよ!さっさとハンターデビューして、プケプケ狩りに行きますよー!」
瀕死の有様でも、なお怒りのまま暴れまわるイャンクック亜種。それに対し4人はそこに抱く思いは各々異なれど、この場で倒す意思を同じくして、なお攻め続ける。やがてイスミのバスターソードIに嘴を砕かれ、フィオドーラのハンターボウⅠの乱射で翼を穴だらけにされ、飛んで逃げることも出来なくなったイャンクック亜種に、ディードの属性解放突きとナディアの突き上げがそれぞれ顔と胸部に刺さり、それがトドメとなり、遂に『クェアー……』と弱々しい咆哮と共に倒れる。
「はっはっは!まさか試験で亜種を仕留めちまうとはな。こりゃ結構な大手柄だろ」
「ま、自慢するにゃ十分だろうね。カグヤ辺りは突っかかってきそうだけど……」
「何はともあれ、早速剥ぎ取りましょう。売るなり装備に使うなりにしても、優秀な素材ですよ」