一足早く立ち去るドスジャグラスを見送った一行は、残ったジャグラス達が食事を終え、
「ここにいるジャグラスが群れの残り全部とは限りませんが、少しでも討っておけば、ドスジャグラスとの戦いに、割り込まれることはないでしょう。引き続きお願いします!」
「任されよ。手早くコイツ等を片付けて、ドスジャグラスを追うぞ」
フルミナントソードを構えたクリスティアーネに続き、早速レインがジャギットファイアを発砲し、アプトノスを貪っていたジャグラスを撃ち抜く。仲間がやられたことに気づいたジャグラス達は、食事を止めて乱入者達を睨むが、ドスジャグラスの庇護がない状態もあってか、迎撃態勢に移りきれぬままクリスティアーネ達にいい様にやられていき、次々とやられてしまう。
「コイツで、最後!」
そしてヤツマが自身目掛けて飛び掛かってきたジャグラスにソニックビードローを振り下ろし、頭を叩き潰したことでその場にいたジャグラスを狩り尽くした一行は、続けて依頼の本命たるドスジャグラスを目指し、川沿いに南下していく。
一行がドスジャグラスと遭遇したのは、エリア1の向かい岸に位置するエリア2と、その北に当たるエリア5の境界に当たる、多少幅の狭まった地点。川が湾曲するこの付近には、両岸の中央に岩山がそびえ、対岸側との間に洞窟ができているが、巨体故部下を連れて通り抜けるには難儀しそうなドスジャグラスなら、こちらを通って移動するだろうと読んで進んでいたが、どうやら読みが当たったらしい。当のドスジャグラスは、対峙する相手からわずかながらに漂う
「う、うわぁ!メッチャ怒ってる!」
「ティガレックスの様な単独生活するモンスターと違って、集団生活するこの手のモンスターは、同胞達を討たれれば、人間の様に憎しみや悲しみを抱き、時には力の差を無視して下出人に挑みかかることもあると聞きます。増してやこの体格差を優位と認識していれば、なおのこと復讐を躊躇する要素はないでしょう……」
思わずヤツマが動揺するドスジャグラスの怒り様に対し、ヤクモは逆に冷静さを維持しながら状況を分析しつつ、ドスジャグラスの巨体に任せた突撃を右側に転がって避ける。
「恨み心頭ってことか。だがこっちも依頼だ、コイツが怒りに任せて近隣の村落を襲う前に、ここで仕留めるぞ!」
「承知しました!」
そしてフルミナントソードでドスジャグラスの突進を受け止めたクリスティアーネは、レインの号令に返しながらかちあげるように払い上げ、改めて対峙する。